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Posted by ブクログ 2013年06月26日
下まで読んでしまったのですが、この主人公原田甲斐の生き方に深い感動を覚えずにはいられないです。最後の感想は下に書くとして、感動を受けた文を書いて終わり。
主人公原田甲斐に仕える丹三郎が、
「『自分の死は御役に立つであろう』と云った。主人のために身命を惜しまないのは、侍の本分ではあるが、だれにで...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月06日
仙台藩の分割を目論む一ノ関側と、それを阻止しようという原田甲斐側との息詰まる頭脳戦が続く。
原田甲斐は一ノ関の懐に入り、内側からその計画を破却しようというのが当初の計画だったはずが、盟友と袂を分かち、妻とも離縁し、たとえ結果がうまく行くにしても、失うものが大き過ぎるような気もして来た。
陰気な描写が...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月27日
中盤は、本筋と絡みながら、登場する婦女それぞれの業を俯瞰した描写も印象深い。この辺りも山本周五郎のひとつの真骨頂か。 “人は壮烈であろうとするよりも、弱さを恥じないときのほうが強いものだ” “いちど思いきめて、少しも迷わずに、それをやりとげることのできる人間は、仕合せだ。” 留めて置きたい語録を胸に...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月28日
中巻では主人公の原田甲斐のキャラクターがより明らかになってくる。
くびじろ(大鹿)との対峙の場面では、孤独に身を置きながら(それゆえ)、強い信念を持ち続ける甲斐の心情をよく表しているともいえる。
最終巻(下巻)に向けてサスペンス的に物語は進行していく。
以下引用~
・「人間は壮烈であろうとするよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月31日
読んだきっかけ:古本屋で安かった(3冊280円)。
かかった時間:2/25-2/27(3日くらい)
内容:中巻は、宿老茂庭周防の辞任から、若殿の袴着の祝いまで。
またしてもあらすじを、wikiより転載しましょう。
(wiki「伊達騒動」よりあらすじ抜粋・ネタバレあり)
(ここから...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月17日
中巻は冒頭が熱く濃厚なマタギ小説になっていたり、甲斐と宇乃の心の交流が若干オカルト気味に感じられたので多少面食らったりもしましたが、伊達騒動を軸としたそれぞれの人物の野望、野心、宿願などがコントラスト鮮やかに描かれているので、夢中になって読み進めることができました。物語の中心から少し離れた位置にいる...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月14日
あっという間に読み終えた感のある中巻。登場人物たちが生命を吹き込まれたというか、知り合いになったという感じでしょうか。未だに、主人公原田甲斐が何をどう見通して行動し、言葉を発しているのかまではわかりません。でも、その目的は理解しているつもり。 今回つくづく思うのは、作家というは普通の頭脳ではないと...続きを読む
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