山本周五郎のレビュー一覧
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「だだら団兵衛槍術年代記」「本所霙河岸」「金作行状記」「憎いあん畜生」「城を守る者」「五月雨日記」「宵闇の義賊」「艶書」「可笑記」「花咲かぬリラ」
「可笑記」は周五郎作品には珍しい随筆調の作品。「花咲かぬリラ」現代ものの恋愛小説。残り9編が時代小説です。
それらの時代小説も昭和29年発表の表題作「艶書」を除いて、ほぼ全て初期(戦前)の短編集です。と、いうわけでどれも修身的だったりして読み応えのある作品は少ないのです。
それを半ば承知でこの本を買いました。実は私の本棚には、新潮文庫の周五郎さんの本がずらり。でも、あと何冊か足りないのです。残り4ー5冊ですから、今年中にはコンプリートしましょう。 -
Posted by ブクログ
就職してじっくり小説読む暇もなくなってから、
すっかり周五郎の短編ばっかり読んでます。
古本屋で順番も気にせず適当に買ってきてるんだけどどれ読んでも面白い。
今回読んだ中では「妹の縁談」が良かった。
前に読んだ「おたふく」と同じ話で男性から女性に視点を変えたお話。
冷静と情熱のあいだみたいな。あれは青しか読んでないけど。
好きな話だったから別視点の話が読めたのは嬉しかった。
武家もの、町人ものいろいろ入っててバランス良くまとまってました。
ただ、やっぱ周五郎の現代物はあんまりハマらない。
歴史ものの中で浮いてるからだとは思うんだけど何でかなー。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ11篇からなる短編集。
「おもかげ抄」
周囲から甘次郎と呼ばれるほどに女房に甘い鎌田孫次郎は、腕も確かで武士を助けたことで仕官の道が開ける。しかし孫次郎の妻は、本当は既に亡くなっていて…。
「三年目」
大工の友吉は博打から足を洗うために、許婚のお菊を信頼できる友、角太郎に預けて上方に旅立った。しかし戻ってみるとふたりは夫婦となっており、怒りに駆られた友吉はふたりの住処を捜し当て…。誤解が解けてよかった!
「風流化物屋敷」
おおらかな性格の武士、御座平之助が化物屋敷と名高い屋敷に越してくる。日々、物音がしたり化物が脅かしてくるが平之助は平気の平左、ちっとも動じない。賭場として使いたいがため