【感想・ネタバレ】朝顔草紙のレビュー

あらすじ

顔も見知らぬ許婚同士が、十数年の愛情をつらぬきとおし、藩の奸物を討って結ばれるまでを描いた『朝顔草紙』。徳川四天王、本多平八郎と同姓同名の臆病な青年武士が、戦場で名乗りをあげるたびに敵の第一目標とされ、あわてて逃げ出すという滑稽な設定の『違う平八郎』。いずれ劣らぬあわて者同士主従の不思議な心の通いあいを描いた『粗忽評判記』。ほかに『義理なさけ』など全12編。

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Posted by ブクログ

『無類は討たず』男前だなぁ〜って感じました。かっこいい。
それに比べて『違う平八郎』(笑)滑稽ものも結構好きです。本田平八郎と間違われたらそりゃ大変だったろうに。『粗忽評判記』は心が温まりますね。大人気ないケンカ。謝るきっかけをなくして素直になれないこと、誰にでも経験があるはず。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

著者が選じた自身全集に選ばれなかった戦前の作品から
解説者が選んだ選集
おおかたは時代劇で
昭和23(1948)年に同時代を描いた
現代劇の一編『うぐいす』も
舞台背景が異なるだけの
今となっては同じく昔の時代劇であることがよくわかる
時代劇としてもちろん出来不出来あるものの
さすがに選集だけあっていずれも趣き異なる好短編
一方『青べかを買う』『お繁』『秋風の記』の3編は
太宰治作品を思わせるような前期昭和な「時代小説」で
同時代の同じ手になる「時代劇」と「時代小説」の
在り様違いが興味深い

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2018年11月13日

Posted by ブクログ

著者選の全集に含まれない短編集。娯楽大衆小説、風俗小説の類とのことで楽しめる。「粗忽評判記」がおもしろい。13.2.16

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2013年02月16日

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