短編集。全10話。
『寝ぼけ署長』そう呼ばれている彼は、しょちゅう居眠りをしている。そんな署長だが、実は語学堪能、目を瞠る読書力。そして、彼が赴任する先ではなぜか犯罪が少ない。彼の赴任先の町で起こる事件を署長は見事に解決していく・・・。
探偵小説という惹句だが、実はそれ以上に深〜い要素が隠されてます。時には遠山の金さんのように人情味溢れた解決をしてみたり、かと思いきや、感情に流されずに冷静な目で事実を暴き出し、正当な判断をしたり。
探偵ものであり、文学的な要素もあって。文学とミステリーの融合ってとこかしら?