山本周五郎のレビュー一覧

  • ながい坂(上)

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    時は江戸時代、7万8千石の小藩の下級武士の子阿部小三郎8歳が、
    屈辱をバネに一生懸命勉強して、城代家老にいたるまでを描いた作品。
    予想以上に面白かった。あっという間に読んだ。

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    2009年10月04日
  • 寝ぼけ署長

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    「罪を憎んで、人を憎まぬ」、寝てんだか起きてんだかわからん警察署長のお話。
    一応探偵もの?

    この署長、社会的な弱者の味方、て感じ。
    普段はのっそりしているが頭はきれる。
    しかも弱者が虐げられるような理不尽なことに対しては中学生みたいに感情的になる。

    話中の物事のほとんどは
    「事件」として加害者・被害者という
    単純な構造にまとめられてしまうことが少なかった。

    そんなところが寝ぼけ署長のユニークさだと思う。

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    2009年10月04日
  • 寝ぼけ署長

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    k_52:山本 周五郎さん唯一の探偵ものなのだとか。人情味溢れる一冊。好きです。「美山荘」で読み終えました。 

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    2009年10月04日
  • 雨の山吹

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    この時代もあの時代も人間は変わらないなぁと思った。せつなさもあさましさもうれしさもつらさといった感情は時代が変わっても何も変わらない。

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    2009年10月04日
  • 五瓣の椿

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    NHKドラマで観てすぐに本を買った。初めて読んだ山本周五郎作品。これを読んでから時代物がとても好きになった。気づかれるか気づかれないかのギリギリラインでの犯罪がとても面白かった。

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    2009年10月04日
  • 松風の門

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    2007.10 幼い頃、剣術の仕合で謝って幼君の右目を失明させてしまった俊英な家臣がたどる、峻烈な生き様を見事に描いた"武道もの”の典型「松風の門」、しがない行商暮らしではあるけれども、心底から愛する女房のために、裕福な実家への帰参を拒絶する男の心意気をしみじみと描く"下町もの”の傑作「釣忍」、他13編。−短編集。この人のはいつも温かい感じで終わるものが多くて好きだけど、今回はそれだけじゃないもっと複雑な気持ちになる話が多かった。でもやっぱ武士ものだとこの人が一番いいなー

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    2009年10月04日
  • やぶからし

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    戦中,戦後の作品を集めた短編集。戦中,という時代のせいか,忠義とか大義名分を重んじるものが目立ち,少し読み進めるのに気が重かった。

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    2009年10月04日
  • 虚空遍歴(下)

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    冲也ぶしを結局完成させないまま人生を終えるなんて虚空遍歴,とはよく考えたタイトルだ。言い訳がましくて共感できない部分が多かった。大好きな周五郎に初めて不満を持った。読み方が浅いのかなぁ。

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    2009年10月04日
  • 寝ぼけ署長

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    短編集。全10話。

    『寝ぼけ署長』そう呼ばれている彼は、しょちゅう居眠りをしている。そんな署長だが、実は語学堪能、目を瞠る読書力。そして、彼が赴任する先ではなぜか犯罪が少ない。彼の赴任先の町で起こる事件を署長は見事に解決していく・・・。

    探偵小説という惹句だが、実はそれ以上に深〜い要素が隠されてます。時には遠山の金さんのように人情味溢れた解決をしてみたり、かと思いきや、感情に流されずに冷静な目で事実を暴き出し、正当な判断をしたり。

    探偵ものであり、文学的な要素もあって。文学とミステリーの融合ってとこかしら?

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    2009年10月04日
  • 一人ならじ

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    自分の信念を貫き、誰の目も気にせず黙々と生き、誇り高く死んでいく。そうした名も知られない武士を描く短編集。

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    2009年10月04日
  • あんちゃん

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    女であるにもかかわらず男だと偽って育てられた武家のお姫様が主人公と云う、ちょっとベルばらちっくな(笑)『菊千代抄』が目当てで読みましたが、他の作品も面白かったです。知らず知らずのうちに引き込まれて読んでいました。

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    2009年10月04日
  • つゆのひぬま

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    「おしゃべり物語」は痛快。小姓に上がった主人公が、殿様の部屋の隣で仲間にたわいもない議論を吹っかける。最初は立腹した殿様も、主人公の率直で本音の語り口に好感を持つ・・・。

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    2009年10月04日
  • あとのない仮名

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    「桑の木物語」は、武士を捨てた悠二郎と若殿・正篤の主従の愛情を描く名作。長年の悠二郎と正篤のわだかまりが解けた最後の表現がすばらしい。『正篤は摘み溜めた実を口へ入れ、すばやく指で眼を拭いた』

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    2009年10月04日
  • 山本周五郎中短篇秀作選集 4 結ぶ

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    なんだかんだと行事が重なり、読むのに2週間もかかってしまいました。
    第1週「待つ」第2集「惑う」と比べると、
    個人的には、ちょっと感動が少ない感じ。

    「かあちゃん」は、落語の人情話みたいで、
    なかなかぐっと来るものがありました。
    「4日のあやめ」「ひとごろし」も悪くはないけど・・・

    勇気を持って星三つと辛い採点にしてみました。

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    2009年10月04日
  • おごそかな渇き

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    短編集ですがあまり心に残るものがないです。現代文は基本的に読まないのでおごそかな渇き、飛ばしました(笑)

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    2009年10月04日
  • 柳橋物語・むかしも今も

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    滝田さんが長屋に住む浪人・松村信兵衛役で出演したTVドラマ「柳橋慕情」の原作本。しっとりとした良いドラマでした。

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    2009年10月04日
  • 人情裏長屋

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    滝田さんが長屋に住む浪人・松村信兵衛役で出演したTVドラマ「柳橋慕情」の原作本。しっとりとした良いドラマでした。

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    2009年10月04日
  • 寝ぼけ署長

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    山本周五郎というと時代ものというイメージが強い気がしますが、私は山本作品の中で一番好き。署長さんの生き方が、自分の中でかっこよさというものの基準の一つになった気がします。

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    2009年10月04日
  • 決定版 山本周五郎全集

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    プラウザを嫌う理由

    ファイルはEPUBなのにプラウザを嫌う理由がわからない。
    プラウザで読めるなら買ってます。
    お好みで。

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    2025年01月12日