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Posted by ブクログ
09/08/16★★★☆
短編集。最後の現代小説2作は読まず。
どーも時代小説以外の先生はいけねえや
・暗がりの乙松
珍しい盗人もの。
三次に泥棒に入る前に金の有る無しと事情位調べておけよ、と突っ込みたくなる。
しかし梅田屋の「世の中に「義」のつく泥棒はいねぇ」の啖呵は山本周五郎の人生観が溢れていて良い。
落ちも見事でやっぱ良い話になるんだなー
・山茶花帖
八重が新一郎にもう会わないように桑島に説得される際の
「人間には誰しも自分の好みの生き方がある。〜だが大多数の者は〜出来ずに終わってしまう、それが自然なんだ。〜
人間は独りで生きているのではない。〜支い合い援け合っているのだ。〜」
のセリフは秀逸。自分の大切にしたい価値観がここにある。
二人の思い出の花となる山茶花の描写とそこに添えられる短歌が物語の美しさを増す。
これええ話や 泣
Posted by ブクログ
周五郎って一冊読むと、もう一冊続けて読みたくなりますよね。というわけで、これ。
「喧嘩主従」武家物ですね。そこはかとないユーモア。こういう上司だと仕えがいもあるというものだが……。また、この主であるからこそ従が生きるというもの……ふう。なかなかこうはいきますまい。
「山茶花帖」武家の夫婦を描いた作品も周五郎には多いと記憶している。これがけっこう好きなのであるよ。男はかくの如く剛直でないとね。
「雨の山吹」表題作。この味わいってのはもう少し年をとらねばほんとうのところはわからないのだろうか?悲哀の種類がぼくにはきっと頭でしか判ってないのだね。
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