山本周五郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
周五郎さんの新潮文庫のコンプリートを目指し、折に触れては買い足しています。この本を買ったので、残り一冊になりました。
ここのところ買い足していた本は初期の作品が多く、久しぶりに読む周五郎さん晩年の短編集です。修身的な匂いはすっかり影を潜め、どこか沈んだ雰囲気の中でも、人間肯定の暖かさがあり、読み応えがあります。
収録作品は「壺」「暴風雨の中」「雪と泥」「鵜」「女は同じ物語」「しゅるしゅる」「裏の木戸はあいている」「地蔵」「改訂御定法」「ひとごろし」。
やはり印象に残るのは「裏の木戸はあいている」。徹底して人を信じるという事が見事に描かれます。「女は同じ物語」「しゅるしゅる」「ひとごろし」などの -
Posted by ブクログ
周五郎。長編は久しぶり。
平日はなかなか時間なくて長編に手を伸ばしにくかったのだけど、
ゴールデンウィークを利用して読みました。
ストーリーの主軸はお家騒動。
武家物としてはよくある題材なんだけど、
さすがに周五郎を代表する長編の一つ。濃厚。
人生にどう向き合うのか、
何を考え、どう生きるのか
というようなことが周五郎小説の大きなテーマだと思うんだけど、
三浦主水正の半生、「ながい坂」を丁寧に描いているこの作品は本当に傑作。
就職直前には「天地静大」を読んだ。
社会に出て、挑戦していく若者たちの群像劇。
いま就職して4年目。このタイミングでこの本を手にとって良かった。
このながい坂