山本周五郎のレビュー一覧

  • 正雪記(上)

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    由井正雪。通説で言われる人物像を切り崩す。圧倒的な筆致力と深みのある内容。前半は島原の乱までの浪士との触れ合いを描く。周五郎の時代歴史小説はやはり群を抜くな〜。

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    2013年07月20日
  • ならぬ堪忍

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    山本周五郎の戦前の作品を集めた短編集。
    意外と読みやすく一日で読めます。
    世間の風聞などは信を置くに足らぬとする山本周五郎の考えがよくわかる。「樅の木は残った」の源流を見出す作品もあり、また人間の言動というのは、実は深いし、一面を見るだけではわかるものではないと思わされます。
    山本周五郎の作品は深くて本当にいいです。
    鴉片のパイプは、山本周五郎はこんな作品も書くのかと驚きましたが、いや表現が素晴らしい。肉薄し、息のむ感じでした。

    浪人走馬灯の
    「命のない一塊の道具が、人間の運命を狂わせる、それがむやみに腹立たしかったのです。」

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    2013年06月26日
  • 柳橋物語・むかしも今も

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    ひたすら不幸なおせんちゃんが主人公の柳橋物語。
    最後にキリっと強い女になって良かったヽ(;▽;)ノ

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    2013年06月22日
  • ひとごろし

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    周五郎さんの新潮文庫のコンプリートを目指し、折に触れては買い足しています。この本を買ったので、残り一冊になりました。
    ここのところ買い足していた本は初期の作品が多く、久しぶりに読む周五郎さん晩年の短編集です。修身的な匂いはすっかり影を潜め、どこか沈んだ雰囲気の中でも、人間肯定の暖かさがあり、読み応えがあります。
    収録作品は「壺」「暴風雨の中」「雪と泥」「鵜」「女は同じ物語」「しゅるしゅる」「裏の木戸はあいている」「地蔵」「改訂御定法」「ひとごろし」。
    やはり印象に残るのは「裏の木戸はあいている」。徹底して人を信じるという事が見事に描かれます。「女は同じ物語」「しゅるしゅる」「ひとごろし」などの

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    2016年06月19日
  • 栄花物語

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    耐え忍ぶがテーマの根底にあるか。
    通説の中にある悪評高き歴史上の人物に光を当て直し、人間的魅力を強く引き出す事を旨とした周五郎。本作品田沼意次の人間と生活に焦点をあてた筆者渾身の力作。武家生活が困窮を極める中経済政策を推し進めるため旧態依然の反田沼体制に追い詰められていく様を描く。時代を先取りした改革開放路線への強き信念。シビレル生き様♪~(´ε` )

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    2013年06月15日
  • ながい坂(下)

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    周五郎。長編は久しぶり。
    平日はなかなか時間なくて長編に手を伸ばしにくかったのだけど、
    ゴールデンウィークを利用して読みました。

    ストーリーの主軸はお家騒動。
    武家物としてはよくある題材なんだけど、
    さすがに周五郎を代表する長編の一つ。濃厚。

    人生にどう向き合うのか、
    何を考え、どう生きるのか

    というようなことが周五郎小説の大きなテーマだと思うんだけど、
    三浦主水正の半生、「ながい坂」を丁寧に描いているこの作品は本当に傑作。


    就職直前には「天地静大」を読んだ。
    社会に出て、挑戦していく若者たちの群像劇。
    いま就職して4年目。このタイミングでこの本を手にとって良かった。

    このながい坂

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    2013年06月09日
  • 花も刀も

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    表題作。巡り合わせの悪さは自分だけではない。救いは人間関係だ。「古い樫木」も良かった。13.5.28

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    2013年05月28日
  • やぶからし

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    戦中、戦後の短編集。昭和10年代のものに比べて、20年代の作品が読み易くストーリーの組み立ても素晴らしい。13.5.25

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    2013年08月22日
  • つゆのひぬま

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    戦後から、昭和30年をすぎた頃の作品。この頃の作品はおもしろく、良くできている。「武家草鞋」「凍てのあと」「つゆのひぬま」が良かった。13.5.9

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    2013年05月10日
  • ちいさこべえ 1

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    円軌道の外さんよりきっかけいただきました。
    ありがとうございます♪

    原作の内容はなんとなく知ってるんだけど、
    それを現代版に置きかえて、原作の世界観も保ちつつ、
    進んでる感じ。
    次巻へ続く。

    個人的に絵のタッチが好きな作品。

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    2014年12月21日
  • 山本周五郎 愛妻日記

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    ネタバレ

    山本周五郎の1930年から1941年に至る十一年間の日記 はじめて全文を読む機会が得られたとき、もっとも印象的だったのは、若い二人のみずみじしい恋の情景だった 彼の仕事のえなるギー源は妻だったのではないか 

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    2013年04月20日
  • ちいさこべえ 1

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    デザイン的、記号的な絵だが間が絶妙によく、少ない線量なのに密度を感じさせる。
    動きが少ない画面なのに、やけに生々しく感じる。
    絵のことばかり書いたが内容も満足している。原作未読。

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    2013年04月11日
  • ちいさこべえ 1

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    望月先生、やっぱり好きです☆主人公の本心をまだはっきりとは書かないものの、根底にある優しさが垣間見れるのがいい。今後の展開にとても期待。

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    2013年04月09日
  • 人情武士道

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    読みやすい短編集。日本史が苦手すぎてよくわからん部分もあったけど、ショートでいい話ってのはストレスなくていいね。

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    2013年03月04日
  • 春いくたび

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    少年少女が主人公の時代小説短編集。
    幕末前後の話しが多かったけど、義経の娘の話しなども。
    叙情豊かで、描写がにおいたつよう。
    電子書籍でiPhoneにいれたので、何度も見返して勉強したい。

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    2013年02月28日
  • ながい坂(下)

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    山本周五郎の晩年の作。そのせいか深みがあり、単純ないい話以上のものを感じる。善悪で事象を判断せず、人間のやることに大差はない、とするあたりや、単なる個人の成長物語とせず、年を経るごとに考え方が変遷していくあたりが、重厚感につながっていると思う。

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    2013年02月18日
  • 五辯の椿

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    真面目で働き者の父親と道楽好きな母親を持つ一人娘の復讐劇。父親の最期も見届けずに男と遊び歩いている母親とその周りの男達に復讐していく。

    1/3程読んでパターンが決まってきちゃったな〜と思っていると色々絡みを入れてきたりで楽しめた。

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    2013年01月09日
  • 美少女一番乗り

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    山本周五郎「美少女一番乗り」は全十編いずれも主人公が少年少女の短編時代小説だ。少年少女向けの雑誌に発表されたというから、どの話も冒険活劇的天晴れな話だ。山本周五郎という素晴らしい作家の入門書としても読んで欲しい。いずれ子供たちにも勧めたい一冊。

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    2013年01月05日
  • 花匂う

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    秀作でした。全部おもしろかった。
    最後の現代物2篇は読んでないけど。

    なんで周五郎の短編って、最後の1篇2篇に現代物を混ぜるんだろう。
    時代物を何編も続けて読んだあとに急に出てくるからびっくりする、
    時代物だけまとめてくれたら良いのに。

    今作品は雰囲気の似た良い作品がずっと続いてたから
    なおさら現代物との雰囲気の違いについていけずに読めなかった。

    今年はけっこう周五郎読んだなぁ。
    まだ読んでないのたっぷりあるし、来年も引き続き楽しみます。

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    2012年12月31日
  • 青べか物語

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    解説ではノンフィクション風フィクションだとあったが、昔の日本はこういう感じだったのではないかと感じる程、人間臭いお話で面白かった。

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    2018年11月25日