山本周五郎のレビュー一覧
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ネタバレ短編集。
「松風の門」
八郎兵衛はかつて神童と呼ばれていた。だが藩主の息子の遊び相手を勤めていた際に誤って片目を失明させてしまう。以来、才気も見せず忘れられた存在となっていたが、農民たちの一揆が起ころうとしている時、八郎兵衛は単独で首謀者を斬り殺すことで事態を収束し、腹を切った。主君の片目を奪ってしまった償いの機会を待ち続けていた八郎兵衛の忠義とそれを知る人々の心情が胸に迫る。
「鼓くらべ」
大店の娘お留伊は鼓の名手として知られていた。御前での鼓くらべに向けて練習に励んでいたが、ある老人と知り合うことで己の慢心や競うことの愚かさを知る。
「狐」
天守閣に妖怪が出る。乙次郎はその原因を解明す -
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GWの台湾旅行中に読んだ本。
海外旅行行く時には山本周五郎と決めてます。
ウソです、海外旅行初めてだったし。
まぁでも海外にかぎらず旅行のときに周五郎持ってくのは割りと習慣化しています。
周五郎の本は特に順序も決めずに、
中古屋で見つけたものを適当に買って読んでるんだけど、
外れがないですね。
期待通りの面白さ。
もう社会人3年目か、、、とか
また年取るのか、、、とか
今まで何やってて、これから何やってこうかな、、、とか
別に今に限ったことじゃなくいつも考えてはいるんだけど、
周五郎の小説を読むと
人生まだまだなげえな、と慌てる自分を諌める気持ちになったり
もっとまじめにしっかりや -
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ネタバレ友達の薦めで手に取ってみた。
短編集。
先日、
『静として揺るがず、正しく清くしとやかに
凛として美しく、明るく強くすこやかに
これがまことの、女子力だって明治生まれの曾祖母が言ってた』
という書き込みをネットで見かけたのだが
”女子力”という言葉がむやみやたらにおかしな意味合いで
もてはやされている昨今、こうした本当の意味での女子力を
日本の女性として考える必要があるのではと思う。
嫁と姑の関係となると、ちょっと個人的には
心穏やかに読めない部分もあったし
これはやり過ぎなのではと思うエピソードもなきにしもあらずだったが
武士やその家を守る妻としての役目、母としての役目
なにが正しく模範 -
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ネタバレ「柳橋物語」
読み始めて何となく知ってるようなストーリー。。と思ったら、
昔、宝塚歌劇で見た「川霧の橋」の原作だった!
でも幸さんは本当に死んじゃってるのね。。
どこかで生きてるんじゃないか。って最後まで期待したんだけど。。。
切ない。。
「むかしも今も」
最後は鈍くさくてもまっとうに生きた者が幸せになれる。
実際はそうじゃなくても、物語のなかだけでもそうであってくれるとホッとする。
山本一力さんの本のレビューで山本周五郎の作風に似ている。とあったので手を出してみたが、
レビュー通り私好みかも。。
これからも読んでいきたい作家さん1人増えました! -
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山本周五郎さんの本、衝動買いしました
主人公・おせんが、勢いでしてしまった夫婦約束・・・
この後から、数々の災難、苦難がおせんにふりかかるが
周りの助けも受けながら懸命に生きていく様を描いた話でした
おせんは幼くして父母を失い、祖父と慎ましく暮らしていたけれど
年頃になり、幼なじみの庄吉から
「上方へ稼ぎに行くが戻るまで待っていて欲しい」言われ、
待っていることを約束してしまいます
そして待っている間に起きた火事から逃げる際に
拾った赤ちゃんを我が子のように育てることになって
それを上方から戻った庄吉は知ることになる・・・
そしてそれは彼女の不義理ととらえられ・・・
運命のいたずら -
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「おさん」がいちばん有名かもしれないが、表題作がいい。会話が落語のように活き活きとして、暖かないい心持ちになる。特に、冒頭からの一段!ここだけで、おしずが大好きになってしまう。その会話の頓珍漢ぶり、お人好しっぷりは、母親を思い出させる。。
山本周五郎には尽くすタイプがしょっちゅう、呑気なタイプが時々、出てくる。尽くす系は胸に迫るが、正直重たい。呑気物の方が好きだが、運も要領も悪い我が身を思うと嫉妬に似た気持ちになる事も。おたふく姉妹は、そのどちらでもない。
おしずは忍耐の人だが、自己犠牲の陶酔とは無縁だ。のんきそうに暮らしながら幸せを掴むが、決して苦労なしに手に入れたわけではない。共感でき