プラトンのレビュー一覧

  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    ネタバレ

    悪法もまた法なりという言葉で知っていたソクラテスであり、ギリシャ哲学といえばの人

    ソクラテスがその時代の著名とされる人と対話しその人の矛盾をつきまくった結果悪い噂が流され、不正な死刑を宣告されている状態で友人のクリトンが国法を守って死を迎えるのではなく脱獄しようと提案してくれる

    が、しかし、ここで脱獄してしまえば今までソクラテスやクリトンが大事にして来た国法の威厳が地についてしまうことになるため、自分の命を守ってポリシーを捨てるか、ポリシーを守って命を捨てるかという選択をすることになる。

    というストーリーがソクラテスとクリトンの対話の中で進んでいった。


    無知の知のように、知らないとい

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    2024年04月21日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    ソクラテスという人は正しい人であろうと、真っ直ぐ生きた人のように感じました。
    人にされても自分はしない。。。とても徳の高い方と思いました。

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    2024年02月18日
  • ソクラテスの弁明

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    自分の死(死刑判決)をもって自らの哲学を体現するという哲学者としての生き方がまさに「徳」と感じた。この作品から感じること、考えることを発信することは野暮な気はするが、言葉一つでここまで心を動かせることに感銘を受けた。 同世代の友達はこれを読んで何を思うだろうか。

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    2024年02月09日
  • ゴルギアス

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    著者・プラトンの師匠である哲学者ソクラテスが活躍を綴った、対話型の哲学書です。タイトルになっているゴルギアスは人名で、当時著名だった弁論家です。著作も残っているほどで、弁論術の大家として広く知られ、弟子も多かったようです。また、余談ですが、100歳を超えて天寿を全うしたという説もあるそうです。BC400年前後の古代ギリシャ世界時代って、どんなふうだったのかあまり想像できないのですが、ソクラテスが刑死したのが70歳ですし、プラトンが病死したのが80歳です。なかなか豊かな時代だったのでしょうか?

    さて、本書は弁論術を批判する本です。それも、ソクラテスが屁理屈に近いような論駁を激しく繰り返されなが

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    2023年12月28日
  • ゴルギアス

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    2023/10/23朝日カルチャーセンター横浜の講義終了

    通して「弁論術」そして「ソフィスト」とは何か(『ソフィストとは誰か?』納富.2015.ちくま学芸文庫を併読)の考察が深められたように思う。

    対話相手の3者(ゴルギアスとそれに師事する二人)で、三様の結末と前者を受けての対話が連続する様、様々なテーマが折り重なりながらも「弁論術」の真偽を見極めんとし、政治、哲学、生き方を問いかける様が印象に残った。

    結論的部分では、政治に密接にかかわる弁論術が、哲学的に意義のあるもの(良い弁論術!?)として立ち現れてくる可能性(『ポリテイア』等へ引き継がれるテーマ)が語られいた。
    その場合、弁論術が

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    2023年10月24日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    西洋哲学は彼から始まったと言っても過言ではない、倫理の授業でも最初に学んだソクラテス。
    ソクラテスがどういう人で、何を言って、どう亡くなったのかは知っていたが、原書を当たったことがなかったので今回読んでみた。

    本書はソクラテスが裁判で、自分に求刑するアテナイの人々や告発者に対して弁明(釈明、弁論、反論のようなもの)をする『ソクラテスの弁明』と、
    死刑が決まってから執行までの間に彼を訪ねてきた弟子クリトンとの対話『クリトン』の2編を収録している。

    新仮名遣いに直したり日本語の表現を改めたりはしているものの、1964年改版の本書なのでボキャブラリーや字体がやや難しい。
    とはいえ慣れてしまえば問

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    2023年11月25日
  • 饗宴

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    ネタバレ

    アンドロギュノスの話の原典が気になって購入してみた。
    小難しい哲学書なのかもしれない…と少し身構えていたのだが、平易な文章で非常に読みやすく、登場人物それぞれの語り口も個性的で、文学作品として楽しむことができた。巻末の丁寧な解説のおかげで時代背景や文化の理解もしやすい。

    「子孫を残すこと(体に宿す子を産む)・知恵や思想を遺すこと(心に宿す子を生む)、これらは不死性への欲求であり、エロスとは美しいものを永遠のものにしようとする欲求である。」という主張は、クリエイターである自分にとってかなり腑に落ちる考え方だ。

    私は美のイデアに触れることができるのだろうか。私は美しいものを永遠に残すことができ

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    2023年08月30日
  • ゴルギアス

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    この本が2000年以上前に書かれた書籍であるにも関わらず、その内容が示しているところは今の時代でも全く変わらず、むしろSNSの登場のせいでより増幅させてしまっているのではないかと思うほどである。
    プラトンが現実の政治に対してある種の諦念や距離を置く姿勢を見せながらも、実際にどう生きるべきかということを3人の相手(ゴルギアス、ポロス、カリクレス)との対話を通して鮮明になっていく様が大変印象的だった。また思った以上に読みやすいのでオススメの一冊

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    2023年08月27日
  • 国家 上

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    プラトンの本に対する書評などおこがましいので、書評ではなく純粋な読書感想を思いつくままに述べたいと思います。本書は1000年後も読み継がれている名著だと思います。

    *日本語訳が読みやすいです。難しく、かつ微妙なニュアンスの表現をうまく日本語にされていて、本当に読みやすかったです。また巻末の解説が極めて有用でした。あの解説がなかったら理解度はかなり低くなっていたと思います。

    *本書は「国家」という題名ですが、まず正義とは何かという命題からはいります。そしてそれを深掘りする過程において、理想の国家像を描き始めるということですが、テーマはかなり広く感じられます。ただ読み終わって改めて思い返すと、

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    2023年04月26日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    本が薄く対話形式で書かれていて、哲学初心者の私にとっても読みやすかった。同じく哲学の入門書として同列に勝たられる「方法序説」より何倍も。

    1人の知者と他集の素人のどちらに従うのが良いか
    についての話のオチが何度読んでも良く分からなかった。1人の知者に従うのが従前という文書は具体的に何を指し示しめしてるの?国家と法?それともクリトンへの皮肉?

    とにかくソクラテスの生き方や考え方はかっこよく、こんな大人になりたいと思った。哲学マスターになれたらもう一度挑戦したい作品です。

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    2023年01月28日
  • ゴルギアス

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    声のうるさくなったこの現在が煩わしくて、時にことばにすることが億劫でもう説明することが心底どうでもよいと思うことがある。
    そんな中にあって、もう遠く離れた場所の時間も違う人間だというのに、おなじような感覚に出会うと、一周回って、あぁ、人間の歩みはこうも遅く進んでいくものなんだと思えてくる。ほんとうに生まれたての子どものように、少しずつ試し、失敗して反省しながら滅びまでの道を歩いていくことしかできない。それはどこか悲しく、どうにもならならい痛みを抱えて生きていくことだけど、この命の明滅を繰り返してひとつの線になっていくのだと思うと、それはそれで自分の魂の不滅というものが実感できる。自分の居場所が

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    2022年12月11日
  • ゴルギアス

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    説得を真髄とする古代ギリシャの技術である弁論術について、それを実践し広めるゴルギアス一派とソクラテスによる論駁の一冊。
    ある分野において専門家よりも大衆を信用させることのできる弁論術が何事にも優って善であるとされる点から、彼らの熾烈な討論が始まります。
    相手を信じ込ませるその技術に対して、それが持つ善の力を信じているゴルギアス一派と使用する人間によって異なると疑っているソクラテスは最初から対立しています。
    今まさに目の前で言い合っているような彼らの息遣いが感じられる訳と筆致によって、夢中になって読み進めることができました。
    弁論術の心得があると私生活でも仕事でも間違いなく役に立ちますが、他者へ

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    2022年07月02日
  • メノン~徳(アレテー)について~

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    「徳は教えられるか」、それ以前に「徳とはそもそも何か」という問いに導かれて、
    それらの問いに答えることはできるのか、そのような問いにどうすれば多少なりとも答えられるか、という方法の問題にも話題がおよぶ。

    想起説、仮設の方法、行動における正しい思わく、など、色々な話題が出て来て面白かった。

    また、岩波版の先行訳と比べると、ソクラテスのモノローグとして対話篇を読むのではなく、ソクラテスが相手に合わせて話題や議論の進行に彩をつけている部分にまで注意をはらう近年の研究成果をふまえて、解説や訳文が作られている。
    そのため、先行訳とは読んだ時の印象が思った以上に変わったことに驚いた。

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    2022年06月16日
  • ゴルギアス

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    人と人とをつなげる方法として、文書や資本などの技法が発展していない時代、
    顔の見える範囲で言葉をかわすことは、今とは比べ物にならないほど大きな役割を果たしていた。

    その言葉をうまく使って人々を説得し、自分が望むように人々を動かす力である弁論術が、
    劇中のソクラテスたちの会話の素材として取り上げられる。

    弁論術は説得によって何を目的として求めるのか。
    その目的を選ばせる価値観はどのようなものか。
    その価値観をいだくような人の生き方はどのようなものか。

    弁論術から始まり政治や人の生き方にまで話が及ぶ本書は、プラトンの中編著作の中では手頃なものだと思う。
    (ただし、劇中のソクラテスの議論や主張

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    2022年05月17日
  • 饗宴

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    エロスについて、ソクラテスらが語る饗宴(飲み会)。
    この饗宴で主題となるエロス(愛)とは、基本的には少年愛のことですが、語るにつれて男女の愛さらには愛智(フィロソフィア、哲学)に及んでいきます。

    エロスについて演説するのは、ファイドロス、パゥサニヤス、エリュキシマコス、アリストファネス、アガトン、そしてソクラテスの6人です。

    始めの5人は、言ってしまえばソクラテスの前座なのですが、それでも興味深いものがあります。
    中でも特筆すべきなのは、アリストファネスの人間球体説でしょう。
    その昔、人間は男女の合一した存在でした。背中合わせの2つの顔、4本の手と4本の脚。しかし、神々を冒涜したために、ゼ

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    2022年01月23日
  • パイドロス

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    後半に打ちのめされた。「饗宴の続編とも言うべき」なんてとんでもないじゃないか。

    「読むこと」によって知ろうとすることは無知ゆえに危険だろうし、愚かなことかもしれない。しかしソクラテスのような人と議論できる訳でもない場合、本以外にどんな手段が望めるというのだ。せめてプラトンが対話式で書いてくれていることが希望の救い。よくよく考えてみなければ。

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    2021年07月24日
  • 国家 上

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    なぜ今まで読まなかったんだろう。
    タイミングなのか。

    とても分かりやすく書いてある。とはいえ、対話についていくことができるということで、それを「知った」とは言えないだろうけども。

    この訳は現代的に思える(苦労しない日本語)けども、1979年が初版なんて、驚いた。

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    2021年07月12日
  • 国家 下

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    現代にも通用する政治思想のエッセンスに加え、価値の原理のルーツともいえる「善のイデア」に関して解説した壮大なる古典。これが2400年前に書かれたという驚愕の名著。

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    2021年01月06日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    分量も少ないし、事前に知識も仕入れていたからかなり読みやすかった。特に『クリトン』は対話形式というのもあり、小説を読んでる感覚。

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    2024年11月06日
  • パイドン~魂について~

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    「このようなことを呪い歌のように自分自身に謳い聞かせる必要があり、それゆえに、私はもう長いこと物語(ミュートス)を語ってきたのである。」p.114

    「人間の言葉(ロゴス)は十全な真理に達するほど信頼できるものではありえない以上、哲学の探求は自己反省を加えながら、生ある限り続けられなければならない」p.313

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    2020年10月09日