プラトンのレビュー一覧

  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    古代ギリシャの哲学者ソクラテスの裁判における弁明が描かれています。弟子のプラトンの記述であり、創作が含まれているとされています。罪状は、神を信じていないこと、若者を堕落させたことです。当時の民主制の為政者に疎まれていた背景はあったので、裁判が有罪になることはソクラテスもある程度覚悟していたのかもしれません。当時の時代背景があるので、現代のような公平な裁判であったのかはわかりませんが、有罪を覆すのは難しかったのでしょうね。現代からしてみれば、裁判制度の不備はあったかもしれませんが、ソクラテスは死刑の判決を受け入れ、逃亡の機会があったにもかかわらず逃亡しませんでした。このような知行合一の振る舞いが

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    2026年01月07日
  • ソクラテスの弁明

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    死についてや、「無知」について考えることができた。
    自分がはっきり「知らない」という自覚を持つ場合にだけ、その知らない対象を「知ろう」とする動きが始まる。
    「知らないこと」を自覚していない状態こそが、最悪の恥ずべきあり方であった。

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    2025年12月09日
  • 饗宴

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     ギリシャ時代、おとこたちは、寝そべって、酒を飲みながら、語り合う。そのスタイルは、優雅だ。
     ソクラテスの以外にエロスについて語るのは、パイドロス、パウサニアス、エリュクシマコス、アリストパネス、アガトン、アルキビアデスの6人である。

     フロイトのエロスは、生命を維持し、統合しようとする本能。これは、性的な欲望や自己保存本能、そして個々の要素を結合させてより大きな全体を形成しようとする「生の本能」全体を指している。そして、エロスの対をなすタナトスを概念化した。タナトスは、フロイトが晩年に提唱した「死の本能」。これは、生命が元あった無機物の状態へと回帰しようとする破壊的な本能である。フロイト

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    2025年09月28日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    ソクラテスの高潔さに畏敬の念を抱く。神からの啓示を得た彼は、ギリシャ世界に正しい秩序をもたらすべく奔走した。エセ知恵者を論理で斬り、多くの人に恨まれる形で。

    時代が悪かった。ペロポネソス戦争での敗北でアテネに不安が満ちていた。青年腐敗の根源とされたソフィストと一緒くたにされ、ソクラテスは国家安定のため生贄にされる。

    散り際は美しい。法治の重要性を説いた張本人が、法の決定に背くことはあり得ない。クリトンの脱獄の提案に優しく丁寧に反論し、極刑を受け容れる。

    良心の呵責に訴えるのではなく、信念に生きた古代ギリシャの哲学者を描き出したプラトンは流石である。生き方が武士のそれに近いのは錯覚だろうか

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    2025年09月28日
  • パイドン 魂の不死について

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    ネタバレ

    刑死の当日、ソクラテスは弟子たちと「魂の不死」を巡る探求に挑む。魂はいかにして肉体の死を超えうるのか。魂のあり方は人間の生き方にいかなる意味をもつのか。

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    2025年09月17日
  • ソクラテスの弁明

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    ソクラテスだよと思ってたらソクラテスについてプラトンが書いたなんと創作物みたいなやつだった!だからこれは実質プラトンかも!!!

    濡れ衣着せられたソクラテスですが結局死刑になっちまったよ〜な話 書いてるのは弟子のプラトンね。ソクラテスを陥れた奴は結局何かを得れたのかな。

    自分はそんなことしてないけど、あれこれ言い訳すんのもアレだし、己を貫き通して死にすら殉じるぜ!みたいなのよくこの界隈で見る気がする。己の矜持や誇りがすごくて、かっこいい生き様ってこういうのを言うんだろうな〜と思ったりした。私もこうなりたい!

    あとびっくりしたんだけどプラトンとソクラテスってめちゃ歳が離れてるんだね。
    プラト

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    2025年09月16日
  • ソクラテスの弁明

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    この本を読んでいるあいだ、私はまるで紀元前のアテナイにいて、法廷の片隅からソクラテスの言葉を傍聴しているような気持ちになった。論理や言葉の力で彼が人々に語りかける姿に引き込まれ、ページをめくる手が止まらなかった。

    解説を読みながらでなければ理解できない部分もあったが、それでも彼の思想の核は強く響いてきた。とくに印象に残ったのは、「知らないことを恐れる必要があるのか?」という問い。人は死を恐れるが、それは“死”を知らないからであって、本当に恐れるべきことなのか? もしかしたら、死は良きものかもしれない――そんな風に、未知を恐れずに、自らの信念に従って生き抜く姿勢に心を揺さぶられた。

    ただの哲

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    2025年07月18日
  • ソクラテスの弁明

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    有名すぎる本作、ようやく手に取って読破。
    無知と不知の違いについては目から鱗だった。日常において、知らないことを知らないと自覚する事は、実は現代人の私たちも大多数が出来ていないように感じる。
    インターネットが普及し簡単に事物を調べられるからこそ、この本の価値が増しているように思う。

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    2025年07月15日
  • 饗宴

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    難解な哲学書なのだろうと勝手に決めつけていたが、ユーモア溢れるエンターテイメント性のある作品で驚いた。
    本書を読んで一番の衝撃は、そこかもしれない。

    偉大なる?ソクラテスたちが飲み会でどんな話をしていたのか…その様子を垣間見ることができるとう何とも興味深い作品。

    エロスを賛美する、そもそもエロスとは何なのか、なぜ賛美に値するのかなどが知識人たちによって議論される。

    こんな高度な知的な飲み会…あるかいな笑
    いや、こんな宴に参加してみいものだ。
    古代ギリシャの文化や風習を知ることもできて、非常に興味深かった。
    少年愛が当たり前の世界…。時代によって、当たり前は全然違う。だから世の中の見え方も

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    2025年05月30日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    ネタバレ

    言葉遣いが古い(昭和感)が、それは訳の問題。
    プラトンの筆致には古さを感じない(これは訳のおかげといえるか)。

    日本語の言葉遣いのせいで多少読みにくいところもあるが、そんなに問題はない。
    内容そのものは思っていたより平易で、2000年以上も前の人たちとの考え方と現代人の考え方は意外にも似通っているんだなと感じた。
    ソクラテス、死刑になるほど悪いやつではないけど、そりゃ嫌われるよなと思った。

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    2025年05月14日
  • 国家 下

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    下巻の見所は、第7巻(洞窟の比喩)と第10巻(エルの神話)だ。哲学的象徴性と倫理的・宗教的深みの両方が味わえる部分であり、プラトンの思想の核心を理解する手がかりになる。

    第7巻の「洞窟の比喩」は、本家プラトンよりも分かりやすく解説した本が世に出回っているので目新しさがないが、プラトンのイデア論の核心部で、人間の認識とは何かという問いに迫る部分。洞窟に捕らえられて影絵を見る囚人の喩えは、その語ろうとする認知論の本質以上に詩的な状況であり、何故だか私はうっとりしてしまう。

    第10巻の(エルの神話)が私にとっては新鮮だ。

    そのむかし、エルは戦争で最期をとげた。一〇日ののち、数々の屍体が埋薬のた

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    2025年04月21日
  • ソクラテスの弁明

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    別の書籍で取り上げられており、以前から読みたかった本。少し背伸びして読みましたが、解説も丁寧になされているので、思っていたよりは読みやすい。知を追求することの本質が書かれていて、もう少し理解を深めたいと感じた。

    プラトンの別作品も読んでみようと思っています。

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    2025年04月17日
  • 国家 上

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    定番中の定番なので、少し違った読み方で感想を書いてみる。ソクラテスとの対話で序盤に登場するトラシュマコスのウザ絡みの意義についてだ。論破王ソクラテスの人に言わせて否定する弁論術を卑怯だと、相当な勢いで突っ込んでくる。今風に言えば成田悠輔やひろゆき相手に挑戦するみたいな感じだろう。

    で、このトラシュマコスだが真正面から突っ込んで早々と本書から退場させてしまう。そのせいで議論の場が安全な空間に変質してしまい、そこからソクラテスの独壇場が始まる。

    黙らされたことで「正義って、議論で勝ったほうの定義になるのか」という不信感が強まる。ソクラテスの論法はいわゆる勝ち負けを決する議論の進め方であり、必殺

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    2025年04月14日
  • ソクラテスの弁明

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    ソクラテスが口語っていうのもあるし、注と解説が潤沢だから疑問をすぐに解決できる
    本の話をすると、ソクラテスがただ負け惜しみ言ってるだけなのかなーって思ったらサラッと大切な考え方言ってきたり、その考えが今でも通用することがすごいと思った

    結局は知ったかぶりをするなということなんだと思う
    死に対する恐れにせよ、それが「人間的な知恵」に反するものとして論駁するところとかは感動した

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    2025年02月22日
  • ゴルギアス

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    哲学者プラトンの著書ですが、大変読みやすいですね。登場人物のキャラが引き立つイキイキとした対話のやりとりが素晴らしいです。

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    2025年02月15日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    ネタバレ

    ●議論
    ソクラテスが何をどのように考えていたか知りたく。
    考え方というよりも、生き生きとしたソクラテスの弁明が印象的であった。
    孔子もそうだか、有名な人物は決してその時は幸せに生きていたわけではないと思った。

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    2025年01月27日
  • 饗宴

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    『ソクラテスの弁明』に引き続いてプラトンを読んだ。「哲学」と聞いて思い浮かぶようなお堅い文章とは対極にあるような平易で読みやすい文章だった。
    「饗宴」とは酒を共に飲むいわば「飲み会」で、その名の通り非劇作家アガトンの開催する飲み会が舞台となる。饗宴の場に集まったパイドロス、パウサニアス、エリュクシマコス、アリストファネス、アガトンが順番に恋愛の神エロスの賛美を述べ、その後ソクラテスがアガトンとの対話やディオティマとの会話を語る形式でエロスについて述べる。このソクラテスの言葉で展開されるのがかの有名なイデア論である。
    個人的には、少年愛についての諸々が気になった。古代ギリシア・ローマ世界で一般的

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    2025年01月05日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    哲学入門書と言われているが、通常の文章体の本ではなく、会話形式で進む本なので読みづらく感じる人も多いだろう。
    ただ、内容としては学びの多い本です。巷のSNSで意識高い系の思想などが流れてきますが、こちらはそれらに惑わされないための本質となるのでデジタルデトックスのしたい人には最適な本だと思う。
    相手の主張を比喩を交えながら論理的に説き、現代を生きる上でも多くの気づきをもらえます。
    無知の知と無知の無知。徳を志すソクラテスとプラトンの会話も印象に残っています。

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    2024年12月09日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    ソクラテスの審問裁判における弁舌を当時の息づかいと共に伝える。ソクラテスの人格を凝縮した本書は、彼の人格性を感じ取るのに最適の書だと言えるだろう。

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    2024年11月29日
  • ソクラテスの弁明

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    自分はインドのOSHO(ラジニーシ)が語るように、哲学とは思考の中をぐるぐる回るだけで真理に到達することはないようなスタンスでいたのですが、この本を読んで感銘を受けました。ブッダの生き様や教えに出会って受けた刺激のように、ソクラテスも超クールでかっこいいですし、彼は哲学という範疇では語れないほどの人物なのではないでしょうか。

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    2024年11月28日