プラトンのレビュー一覧
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ネタバレこの『弁明』に記されている裁判では、かの世界的に有名な偏屈哲学ジジイを極刑に処すべきか否か、二度にわたって聴衆による投票が行われます。
ソクラテスが罪に問われた背景としては、皆さまもご存じのとおり、「無知の知」という盾を構え、「問答法」という武器を振りかざして、そこら辺にいる知識人にレスバを仕掛けて一方的に論破しまくっていたことも理由ではありますが、それだけではありません。
当時暴政を行っていた偉い人たちの師であったことや、まともに神を信じずに、ダイモニオンとかいうよく分からない存在からの天の声を聞いて、危険な思想を若者たちに吹き込んでいたため、「異端」扱いされていたというのも大きかったよ -
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ソクラテスがパイドロスに、初めに「恋」について、次に「弁論術」について語る。2つのテーマが並存しているようにみえるが、巻末の開設によると、実は「より深いところで「哲学(ピロソピアー)という単一の主題によって貫ぬかれていることを指し示している」。
わたしには恋の部分の方がわかりやすかった。弁論術については、わかった部分とわからない部分が半々くらい。
何といっても面白いのは、p132で、話すということについては十分論議が尽くされたとして、「ものを書く」というテーマに移る箇所だ。ソクラテスは「むかしの人たちから伝わる物語り」として、エジプトのナウクラティス地方の話をする。テウトという神が「この文字と -
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プラトン『国家』よりもこちらをおすすめしたい。ちょっと目線が高くなる最高の作品です。
ショートサマリ
弁論術の是非の議論を通して、「より善い生とは何か」を問うた作品。
ソクラテスの対話相手は、快楽を基準に生きること、そして権力を行使して人々を支配し、災厄から免れることが理想的な生だと主張した。
これに対してソクラテスは、快楽や力を追い求める人生は、魂を不秩序に陥らせるという観点で、醜い上に悪く、際限がないと否定した。
特に、不正に手を染めることは、魂を貶める最大の悪であるとした。
代わりに、人は、節制や勇気などの徳を発揮して、より善く生きることを目指すべきだと説く。たとえその結果として -
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ネタバレ『国家』は、ソクラテスと対話相手との哲学的問答により、『正義とは何か』を主題として論を進める対話篇であり、その過程において理想の国家像とイデア論に基づく認識論が考察される。そして、正義を実現するには、善のイデアを認識した哲人による統治が必要であるとの結論に至る。(哲人が単に優れているからではなく、善のイデアを認識しない限り、そもそも正義を正しく認識すること自体が不可能であるという認識論的前提から導かれる結論である。)
ここでいう哲人とは、有名な洞窟の比喩で表されるように、低い認識(洞窟に映る影を見ている状態)から真の認識(洞窟の外に出てイデアを認識する状態)へと段階的に向上し、最終的に善のイ