プラトンのレビュー一覧

  • 饗宴

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    エロスについて、饗宴の参加者が順番に賛美していく、対話とはまた違った面白さ。
    まさかプラトンで涙するとは思わなかった。感銘ってこのことなんだろうな。
    一神教以前の生き方はなんて豊かなんだろう。
    アリストファネスの話にすごく刺激を受けた。
    登場人物が生き生きと描かれていて、読み物としてもすごく面白かった。

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    2015年05月12日
  • パイドロス

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    ソクラテス先生若者と恋と弁論について議論の巻。

    恋についてと弁論について、
    二つのテーマを扱っているように見えるが、
    藤沢令夫先生のあとがきによると、
    哲学という一つのテーマで一貫しているらしい。

    恋は狂気と同じではあるが、
    偉大なものは狂気から生れるとしているが、
    弁論は正しくないことも
    もっともらしく見せるための方法。
    ついでに文章はどんな相手にも
    同じ答えしか言うことの出来ない
    欠陥品とソクラテス先生は手厳しい。

    ソクラテス自身は著作が全く残っていないため、
    本当にそういう考えの持ち主だったんだろうけど、
    プラトンは師の思想を継承して哲学するために
    師が否定した文章という方法を

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    2015年06月06日
  • 饗宴

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    ネタバレ

    なぜ男は女を求め、女は男を求めるのか?愛の神 エロスとは何なのか?悲劇詩人アガトンの優勝を 祝う飲み会に集まったソクラテスほか6人の才人 たちが、即席でエロスを賛美する演説を披瀝しあ う。プラトン哲学の神髄ともいうべきイデア論の 思想が論じられる対話篇の最高傑作。

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    2015年01月08日
  • 饗宴

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    ネタバレ

    説明 原題の「シンポシオン」とは「一緒に飲 む」というほどの意味。一堂に会した人々 がワインの杯を重ねつつ次々にエロス(愛)讃 美の演説を試みる。最後に立ったソクラテ スが、エロスは肉体の美から精神の美、さ らには美そのものへの渇望すなわちフィロ ソフィア(知恵の愛)にまで高まると説く。さ ながら1篇の戯曲を思わせるプラトン対話篇 中の白眉。

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    2015年01月08日
  • メノン

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    ソクラテスは偉大だ。人間の域を凌駕している。彼ですら辿り着けなかった徳に誰がたどり着けるのであろうか。

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    2014年10月25日
  • 饗宴

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    ネタバレ

    ギリシアの哲学者ソクラテスの弟子プラトンによる、愛と知をめぐる対話。学生時代に熱心に読んでいたが、ひさびさに通読。

    少年愛という習慣があったギリシアで、対話のしめくくりは、ソクラテスに横恋慕する弟子の登場でしめくくられる。文学性が高いとされるが、そのあたりはよくわからない。

    ただ、ディオティマとの対話を引き出して、ソクラテスが「エロスとは美や善そのもの」と信奉する若者を論破していく下りは、知の遊びとしておもしろい展開。AはB
    である。しかし、AはBとは反対のCでもある。という矛盾した対立項をおさめるために、親の話に例えるとは。

    愛情とはなにかについて、あらためて考えさせる一冊。もちろん抽

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    2014年10月15日
  • パイドロス

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    副題が「美について」の対話篇。文章は平易なのですが、私には難しい主題に思えました。精進が足りん・・・

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    2014年08月01日
  • ゴルギアス

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    弁論術や政治について、ソクラテスが対話の中で、また、長文の弁舌で明らかにしていくもの。うーん、面白いものですね。

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    2014年06月07日
  • メノン~徳(アレテー)について~

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    とても読みやすい訳でおもしろかった。

    「徳とは教えられるものか」をメノン、ソクラテスとアニュトスとのディアレクティケーにより探究していくもの。

    人間でなかった時から、正しい考えが内在しており、それが質問によって呼び起こされるという「起草」の概念が興味深い。

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    2014年07月21日
  • ゴルギアス

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    『プロタゴラス』がおもしろかったので、さらに本作を読んでみた。こちらの方が議論の内容や対話の相手がバラエティにとんでおり、おもしろいし、わかりやすいかもしれない。

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    2014年05月05日
  • マンガで読む名作 ソクラテスの弁明

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    善く生きることとは
    「無知の知」や「悪法も法なり」で有名なソクラテス。
    彼自身は著作を遺していないのでプラトンによる記録である。

    君がもし、国家で起こりうる不正や違法な行為を止めたいと考えるなら......
    公人ではなく、私人であるべき。

    私にはこの言葉がわからない。
    確かにそうだと思う反面、そうではないという気持ちもある。
    もちろん現代とはまったく異なる政治体系の中、また異なる文化の中、いかに県人であっても古代ギリシアの価値をそのままもってきても上手くはいかない。
    だからこそ考えてしまう。
    今ならば、彼の言葉は異なるのか、あるいは今も変わらないのか。

    初めて「倫理」(担当教員は哲学が専

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    2015年03月18日
  • パイドロス

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    エマニュエル・レヴィナスさんが「これは読んでおくべき」と推奨された3冊の哲学書の一冊である。
    後の二冊はヘーゲルさんの『精神現象学』とハイデッカーさんの『存在と時間』
    恋する者のはなしから始まって、狂気や神的なものの効用、ものの考え方、書くということの優劣、語るべき言葉を持つことの困難さやそのことを目指すことの尊さまで余すことなく見事に書かれた書物なのだろうと思う。
    思うと書いているのはわたしにはまだわからないからで、その大事さを感じることができるといいなぁという期待というか望みというかそんなものをもてるだけだからである。
    いずれまた読み返してみなければと、思っているうちに死んでしまうのかもし

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    2013年09月16日
  • メノン

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    メノン:徳は人に教えることのできるものなのでしょうか?

    ソクラテス:その前に、そもそも徳とは何かを考えてみよう。

    メノン:はい、わかりました!で、結局のところ、徳は教えられうるのでしょうか?

    ソクラテス:(唖然)

    ・プラトンの遊び心が感じられる小品。それはともかくとして、ソクラテスは、結局メノンの天然ぶりに押されてしまい、徳とは何かを定義することなく、徳は教えられうるかについて検討する羽目になる。

    ・仮に徳が知識だとしたら、徳は教えられうるものであるし、徳の教師だっているはずだ。しかし、実際には徳の教師など存在しない。したがって、徳は教えられうるものでもなければ知識でもない。徳は、教

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    2013年07月14日
  • 饗宴

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    再読。愛=エロスの本質を求めて男達が語り合い、愛の絶頂即ちイデアを求めて昇り詰めていく対話のエクスタシー。エロス、それは賢者と愚者の狭間であり神と人間の中間にいる神霊(ダイモーン)的存在。善きものの永久の所有を欲求するそれは肉体的不死/生殖へ向かい、それを心霊的生産へと向けることで徳へと至る精神を形成する。初読時には同性愛讃歌と思っていたが完全な誤読。とはいえ相変わらず恋愛体質で愛されボーイなソクラテスの口説き文句は絶好調。「こんなにオシャレをしたのは、美しい人の所へは美しくなって行こうと思ったからだよ」

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    2013年05月30日
  • ソクラテスの弁明 ほか

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    「自然の正義が燦然と輝きでるのは、このときだ。」カリクレス
    ソクラテスの弁明というよりも、ソクラテスの強弁。
    ただし、「クリトン」時の説得力は素晴らしい。
    また、「ゴルギアス」でのカリクレスとの対話も面白い。
    特にカリクレスの主張が、ソクラテスも言うように大胆で素直なものである。

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    2013年04月08日
  • 饗宴

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    良いこと書いてあるんだけど、なんだかんだで、少年愛がらみの記述に目がいってしまう、ついつい。普遍的な価値について語ろうとするギリシア人たちが、こと「その話題」のときだけは、特殊な文化的背景にもとづく性癖を擁護しまくりというのがね。それが、苦笑をとおりこして、可愛くみえてきた。

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    2013年04月03日
  • 饗宴

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    平易で楽しい哲学書。ただの読み物としても面白い。
    内容は酒をのみながらみんなでエロスの素晴らしさを語るものだ。性の問題で悩む若者、BL好き、セックスレスカップルはまずこれを読め!

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    2013年02月23日
  • 饗宴

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    『いけない、いけない、あの人は放っておいた方がいい、それがあの人の癖なんだから。所かまわずどこかへ、人通りを避けて立ち続けることがよくあるのだ。が、いずれまもなく来るだろうと思う。だから邪魔をせずに、放っておいてくれたまえ。』(アリストデモス)

    『実際人は次のようなことを熟思するべきである。明らさまに愛するのはひそかに愛するものよりも美しく、しかももっとも高貴にもっとも優秀なものを―たとい彼が他のものよりは面貌が醜いにせよ―愛するのは特に美しいといわれていることを、さらにまた、万人が恋する者に与うる異常なる―しかも何か醜悪な行いのあった者にはけっして与えられぬごとき―鼓舞を、かつ恋愛における

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    2013年01月01日
  • メノン

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    徳は教えられるものなのか、徳はそもそもなんなのかを論理的に追及した作品。対話式のため読みやすい。
    最近法律の勉強をしていると「そもそも善とは何か。悪って何?」と根本な問題をしっかりと定義できておらず思考が空転していた。
    本作で扱うのは「徳」の定義であり善悪の定義ではないのだが、通ずる箇所もあり参考になった。
    「徳」について本作でしっかりとした答えが出たわけではないので、ほかの著作も読み答えを見つけたい。

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    2012年11月11日
  • 国家 下

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    久々に読むのに骨が折れた。

    正義とは何か、正しい国家の姿とはどのようなものなのかを根源的に問い詰めたプラトンの著書。ある種の理想の姿なのかもしれないが、この理想を目指して失敗したのがナチス・ドイツだったりレーニンのソヴィエト連邦だったりポルポトだったりするのだろう。家族を否定し、心を揺さぶる娯楽的なものを排除し、理想的な人間の完成をひたすらに目指す。宗教の原理主義もこんな感じなのかもしれない。

    だが、だからと言って本書を悪書とは思わない。元来哲学とか思想とかは、斯様に根源的であり、社会にとって劇薬―薄めると薬にもなり、原液だと毒にもなる―であるべきだから。

    とは言え、私はプラトンよりもホ

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    2012年10月08日