プラトンのレビュー一覧

  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    ソクラテスとその弟子プラトンについては一般教養レベルの知識しか無かったが、かなり興味深かった。
    “理性”と“正しさ”にこだわる余り罪に問われ、有罪になるとともに、またその二つによって皮肉にも罰を受け入れる。
    弁明も、生を乞うのではなく、理性的な弁明をするあまり審判から反感を買いそうなのも時代背景が見て取れた(そもそも神への不敬罪で捕まってるし)のと、刑が決まった後の描写にはゾクっとした。

    「死がはたしてかくの如きものであるならば、私はこれを一つの利得であるといおう。その時永遠はただの一夜よりも長くは見えまいから。」

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    2026年03月28日
  • ゴルギアス

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    プラトン『国家』よりもこちらをおすすめしたい。ちょっと目線が高くなる最高の作品です。

    ショートサマリ

    弁論術の是非の議論を通して、「より善い生とは何か」を問うた作品。
    ソクラテスの対話相手は、快楽を基準に生きること、そして権力を行使して人々を支配し、災厄から免れることが理想的な生だと主張した。

    これに対してソクラテスは、快楽や力を追い求める人生は、魂を不秩序に陥らせるという観点で、醜い上に悪く、際限がないと否定した。
    特に、不正に手を染めることは、魂を貶める最大の悪であるとした。

    代わりに、人は、節制や勇気などの徳を発揮して、より善く生きることを目指すべきだと説く。たとえその結果として

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    2026年03月27日
  • 国家 下

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    ネタバレ

    『国家』は、ソクラテスと対話相手との哲学的問答により、『正義とは何か』を主題として論を進める対話篇であり、その過程において理想の国家像とイデア論に基づく認識論が考察される。そして、正義を実現するには、善のイデアを認識した哲人による統治が必要であるとの結論に至る。(哲人が単に優れているからではなく、善のイデアを認識しない限り、そもそも正義を正しく認識すること自体が不可能であるという認識論的前提から導かれる結論である。)

    ここでいう哲人とは、有名な洞窟の比喩で表されるように、低い認識(洞窟に映る影を見ている状態)から真の認識(洞窟の外に出てイデアを認識する状態)へと段階的に向上し、最終的に善のイ

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    2026年03月29日
  • 国家 下

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    哲学的問答法というのはわれわれにとって、もろもろの学問の上に、いわば最後の仕上げとなる冠石のように置かれているのであって、もはや他の学問をこれよりも上に置くことは許されず、習得すべき学問についての論究はすでにこれをもって完結したと、こう君には思われないかね?

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    2026年02月16日
  • 国家 上

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    哲学的問答法というのはわれわれにとって、もろもろの学問の上に、いわば最後の仕上げとなる冠石のように置かれているのであって、もはや他の学問をこれよりも上に置くことは許されず、習得すべき学問についての論究はすでにこれをもって完結したと、こう君には思われないかね?

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    2026年02月16日
  • ソクラテスの弁明

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    解説を読んで絶望したり…。もう一度、いつか読み直さねばと思いました。
    またソクラテスに対して同じ気持ちを抱く気がします。
    ソクラテスの弁明を読むと、パイドンが読みたくなります。中断してしまっていますが・・・

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    2026年02月03日
  • パイドン 魂の不死について

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     ソクラテスが死ぬ間際の本ですね。ソクラテスは死とは魂と肉体との分離であり哲学者は魂そのものになること、すなわち死ぬことの練習をしている者とありました。
     いやー深い。そうやって考えれば、死は怖くないんだなと考えさせられました。

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    2026年02月02日
  • 饗宴

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      愛やエロス(智など自分に欠けたものを得たい衝動のこと)についての対話がかかれている。古代ギリシャではお酒を飲みながら学びあう(議論していく)そして、智を深めていたことがわかった。プラトン続けて読むつもりですが、難しいです。

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    2026年02月02日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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     クリトンが訪問したときはもうソクラテスは悟りを(宗教的には違うでしょうが)開いて、死を覚悟していたから、クリトンを説得したのかなと思います。弁明は法律学んで弁護士になりたい方はこれはおすすめですね。そう感じました。

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    2026年02月02日
  • ゴルギアス

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    ネタバレ

    a:不正をするが正しいと思われている人
    b:正しいが不正だと思われている人
    どちらがより善いか、というレスバ

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    2026年01月28日
  • 饗宴

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    エロスについての議論が繰り広げられる。エロスとは善きものを目指そうとするもの、神でも人間でもない中立のものである。というのがおおまかなソクラテスの結論だが、そこに至るまでの議論が面白い。

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    2026年01月11日
  • メノン

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    2026.1.5
    徳とは何か
    物事の探究の仕方とか質問の仕方とか、いろんな点で参考になった
    わかりやすいしおもしろい

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    2026年01月05日
  • ソクラテスの弁明

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    読みやすいとは、岩波よりかは読みやすかった。

    解説も丁寧だった。

    プラトンの本いろいろ読みたいと思う

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    2026年01月02日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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    真理を追究して魂に磨きをかけることこそが生きるということだ、というメッセージを受け取った「善く」生きるために、確かな自分の軸を持って、知らないことに対しては恥じずに学び考え続けようとする姿勢は大切だと思う。

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    2025年12月30日
  • ソクラテスの弁明 クリトン

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     長年、積読状態であったが、ようやく読んだ。古い版なので、文字が小さく、難しい漢字も多く、多少読みづらかったが、薄い本なので扱いやすい。倫理や正義を語るには目を通しておかなければいけない必読の書。

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    2025年12月25日
  • パイドン 魂の不死について

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     本書は初めて読んだが、今回の岩波の改版は読みやすい。手元に旧改版の『弁明』があるが、古い版においては、ページが少なく扱いやすいが、活字も小さく、さらに活版印刷なので、今の印刷(オフセット印刷?)と比べると、刷数が上がってくるを活字がやや不鮮明になる。電子書籍を購入すれば良いと思われるが、新しい解説以外はあまり変わってなさそうなので、経済的に躊躇してしまう。
     中身は思想的なものなので、理解し受け止める以外は控えたい。

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    2025年12月12日
  • メノン~徳(アレテー)について~

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     プラトン対話篇の中でまず最初に読んだら良いのは迷わず『ソクラテスの弁明』である。しかし、「プラトンとの対話」を、あるいは「プラトンの対話」を味わいたい読者に勧めたいのはメノン、それも渡辺邦夫訳のメノンである。本書は他書には見られない、プラトンに初めて出会う読者にとってあらゆる障壁を取り除く工夫がなされ、生き生きとした対話の様子を再現していることから、まず勧めたいと思う本なのである。
     メノンは奴隷の少年が幾何学を習っていないにもかかわらず平方根を用いて問題を解くに至る様子を克明に記録した対話篇である。これは対話を通して少年が自らの内に宿している真理を見出していく様子を描き、真理が一人ひとりの

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    2025年12月08日
  • ソクラテスの弁明

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     プラトンの『ソクラテスの弁明』にはいくつもの翻訳がある。評者が最初に読んだのは中公クラシックス版の田中美知太郎訳であったが、クリトンとゴルギアスとともに強烈な印象を残したのを覚えている。ただ、いま読み返してみると手放しに誰にでも勧めることができるわけではないなと思う部分が多少ある。すでに他の著作で哲学に対する関心が呼び起こされた読者にとってはどうしても読みたくなる本であろうから、その心配は杞憂であるかもしれない。しかし、光文社古典新訳文庫の納富信留訳の『ソクラテスの弁明』は哲学入門として誰にでも勧めたくなる一冊である。
     哲学の始まりは『ソクラテスの弁明』にあるといわれる。哲学という営みを決

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    2025年12月08日
  • ティマイオス

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     中世哲学研究でよく語られるデミウルゴスによる創造神話を、あるいは納富信留氏の『プラトン 理想国の現在』を読んでポリテイアに匹敵する壮大な哲学論を期待してティマイオスを読もうとする読者は、ひょっとしたら肩透かしを食らってしまうかもしれない。むしろそこで語られるのはポリテイアで語られたような壮大な哲学理論ではなく、プラトンやアリストテレスが共通して持っていたであろう目的論的世界観に基づく人間論であるからである。それもいま私たちが人間論という言葉で受け留めるものではなく、人間という存在が如何なる特色を持っているのかという探求を通した、いわば生理学に近いそれであるからである。
     とはいえ本書の解説で

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    2025年12月08日
  • ゴルギアス

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     古典は様々に訳される。たとえ同じ作品の翻訳だとしても、全く違った印象を抱くということさえあるのではないだろうか。プラトンのゴルギアスはまさにそのような著作の一つである。最初に読んだ藤沢令夫訳では、完膚(かんぷ)なきまでに論破されしどろもどろになるポロスとカリクレスの姿が、次に読んだ加来彰俊訳では、実にアイロニカルに問い詰めるちょっと嫌味な感じのするソクラテスの姿が印象に残る。そして今回の三嶋輝夫訳では、それぞれの登場人物が対等な立場から一つひとつの言葉の内実を確かめていく様子が印象に残った。
     自堕落という言葉がある。従来、「放埒」と訳されてきたアコラシアを新版アリストテレス全集のニコマコス

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    2025年12月08日