プラトンのレビュー一覧

  • プロタゴラス~あるソフィストとの対話~

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    ジョンCボーグル「人生のダイヤモンドは足元に埋まっている」にて引用。
    命題、徳は教えられるのか?
    「プロタゴラスとの対話」
    若きソクラテスが、プロタゴラスを質問攻めにするが、ソクラテスお前は何が言いたいのだ?
    真実に迫れているのか?それで、満足するのか?
    「詩を論ず」
    ソクラテス、良いこと言うね。ギリシャ人たちの言葉遣いの厳密さが光る。
    「プロタゴラスとの対話」
    知識は、快楽をはじめ、なにものをも支配する。
    第7章は再読したい。

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    2024年11月03日
  • 饗宴

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    所詮私は私でしかなく、子は私とは別のものでしかない、というのはしごく簡単な疑問である。しかし、この疑問を解決するのは実に 簡単で、我々がそもそも我々自身と思っている物ですら、子供から老年までに構成要素から外見まですっかり変わってしまっているのであり、 それをして同一であるとみなしているのである。また、これは心の状態(欲求、快楽、苦痛)にも同じことが言える。そして、 我々は(動物も含めて)上記と同様に、神のように永遠に同一性を保つというやり方ではなく、老いて消え去りながら、自分にに似た別の新しいものを 残していくというやり方で永遠の自身を確立させるているのである。これについては、ヒュームが極めて

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    2024年07月27日
  • プロタゴラス~あるソフィストとの対話~

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    人間としてのよさ(アレテー)は教えることができるのか? アレテーとは何なのか?
    最高の頭脳を持つソクラテスとプロタゴラスが論戦を行うが、最終的に答えは出ない。
    勝手なイメージで、こういった古典作品は作者の主張を明確に読者に伝えるものだと思っていたがそれを裏切られる作品だった。
    読後、頭はモヤモヤしたままだが、それを考え続けることが哲学なのだというプラトンからのメッセージなのだろう。

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    2024年06月02日
  • パイドロス

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    パイドロスは教養として読んでみたかったので、その目的は達したが、面白いとか思索に繋がるかというと、それ程でもなかった。寧ろ、プラトンの生きた紀元前の社会を想像する好奇心が満たされる楽しさ勝る。その時代の価値観である。

    つまり、これは解説で触れられる事だが、言論の自由と法のもとにおける平等をたてまえとする民主制下のアテナイでは、人は国民全体の集会である国民議会や陪審法廷の世論を動かすことによって国政を支配し、あるいは身の保全と立身をはかることができたという。そのために言論技術が重要であった。弁論術とは、まさに時代の要請であった。

    そこでその弁論術。ソクラテスと恋人のパイドロスの対話形式で、愛

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    2024年04月13日
  • メノン~徳(アレテー)について~

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    意外と面白かった哲学の本。哲学は自分にとって難しいが、これは比較的読みやすい方だと思う。自分は、ソクラテスの考えにはメノンのように「その通りです」とか簡単に頷けなくて、それは違くない?と思ってしまう部分もあった。だが、哲学の考え方を教養として学べて良かった。
    自分の友人がソクラテスを「屁理屈おじさん」と呼んでいたのが面白かった。

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    2024年01月31日
  • テアイテトス

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    ネタバレ

    素直な青年テアイテトスを相手に「知識とは何か」を問答する対話篇。この問いにテアイテトスとソクラテスは「知識とは知覚である」「知識とは真の考えである」「知識とは真の考えに説明規定が加わったものである」と3つの仮定を立てて検討するが、結局どれも否定されて終わるという久々にソクラテスらしい結末である。独自の親切丁寧な見出しに100ページ超の解説がついているが、それでも難解だった。テアイテトスくんが素直で前向きに議論についていく分、展開はスムーズなんだけど。特に最後の方の字母がどうとか、全体と全部の違いとかの辺りが解説を読んでも理解が怪しい。「ソフィスト」とテーマ的に繋がっているようなので、そちらも読

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    2024年01月19日
  • パイドロス

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    ネタバレ

    「自分を恋するものより恋していない人に身を任せる方が良い」という一見常識に反するリュシアスの言説を聴くことを発端に、恋することについて、そして弁論術批判についてソクラテスがミュートス(神話)を交えながら滔々と語るという内容。魂がかつて見た美のイデアへの欲求(エロース)の芽生えとしての恋を語り、弁論術に本当に必要なのは哲学により物事の真の姿を問答することであると語ることでどちらの主題も哲学礼賛へとつながるようになっている。
    一読した感じだと最後の方の弁論術批判の辺りがよくわからず、うーん?となってしまった。しかし解説はさすがのさすがで過不足なく要点と解釈がまとまっており、そうだったのか、なるほど

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    2023年12月21日
  • 国家 下

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    ネタバレ

    下巻は洞窟の比喩、善のイデアの役割、様々な政治形態の国家とその国民の性格の解説、詩人追放論、あといつもの巻末魂の不滅神話など。国家の様々な政治形態のくだりの、形態から別の形態への移り変わりの部分はプラトンの洞察力のすごさを感じた。
    下巻まで読むと、正義の議論で始まり正義の議論で閉じるきれいな構造もあって見通しが良く感じるし、イデア論・四徳・洞窟の比喩・魂の不滅など有名な理論がそろい踏みするので壮観でもある。ただそれらは国家論の下敷きであって、その上に立った壮大な国家論こそがプラトンの思想の結晶というべき存在なのだろう。解説にもあったが、ソクラテスの徳や正義の問答、魂を磨き続けるという目標と自ら

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    2023年12月15日
  • 国家 上

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    ネタバレ

    訳が藤沢令夫氏で非常に読みやすい。1979年の訳とは思えない。
    最初の正義問答は面白かったけど、すぐにソクラテスの独り舞台となってしまう…というか、「パイドン」といい、プラトンが自分の思想を開陳する時にそうなっているんじゃないかということに気づいた。アカデメイアの講義もこんな感じで、ひたすらよいしょされながら話を続けていたのだろうか。

    正義とは何か→国家における正義とは何か→個人における正義とは何かという感じで探究する中でプラトン理想の国家について語るのが上巻の主な内容。有名な「知恵・気概・節制・正義」や哲人政治などの要素も出てくる。
    私有財産や貧富の差が国家を堕落させる、というところから始

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    2023年12月09日
  • パイドン~魂について~

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    ネタバレ

    いよいよ処刑当日のソクラテスは、特に哲学者は死を恐れる必要はないのだと魂の不滅と輪廻転生を説く。その中で想起説やイデア論が本格的に論じられる。
    先に読んだ「饗宴」とは打って変わって、正直すごく退屈に感じてしまった。話のほとんどがソクラテスの一方的な演説と弟子の「そのとおりです」という肯定だけの相槌で進んでいくのと、「反対」という謎概念がずっと幅を利かせているので話がなかなか頭に入ってこない。注と解説に助けられてなんとかついていける感じだけど、やっぱり議論が有効だとはあんまり思えなかった。研究者間でも否定的な意見が多いらしいけども。
    魂の不滅という概念が現代にそぐわないという意見は私自身はどうで

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    2023年12月02日
  • メノン~徳(アレテー)について~

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    今作のソクラテスは、美少年を前にしていつになく優しい。「徳は教えられるものなのか」というメノンの質問から始まって、「徳とは何なのか」という大本の定義の問いと行き来しながら、対話を続けていく。最初はメノンのいい加減な定義をいちいち正していたが、メノンの逆切れから「想起説」のお披露目へとつながっていくなど新しい展開もある。あと、解説が懇切丁寧で安心した。
    徳とは何か、徳は教えられるか、という話は「プロタゴラス」でもあったが、やはりメノンの若さなのか、プロタゴラスの方が切り返しはうまかったし、論点によっては議論をより進められているように思う。ただ常にソクラテス主導で進む分、「メノン」のほうが話はすっ

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    2023年11月18日
  • ゴルギアス

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    「プラトン怒りの対話篇」などと帯のあおりがついていたが、確かにきびしく論破していくという姿勢が目立つ対話篇。けど前に読んだプロタゴラスよりもはっきり潔く論破に振り切った今作のほうが、かえって読んでいて嫌味に感じなかった。
    言論が非常に力を持った古代ギリシアで生まれた「弁論術」なるものはいったいなんなのか、そして人間の生において善と悪とはなんなのかを巡ってゴルギアスやその弟子たちと対峙するソクラテス。三人目の政治家カリクレスは特にホップズの言うような「自然状態」が善で、力を持つものがすべてを支配し欲望のままに生きるのが当然だと開き直って論破されまいとするのだが、快楽と善との違いを指摘することから

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    2023年11月03日
  • プロタゴラス~あるソフィストとの対話~

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    ソフィストのプロタゴラスと対話する若きソクラテスという設定で、「徳は教えられるのか」「正義や節度・敬虔や勇気などは一つの徳(アレテー)なのか、それとも一つの徳の一部分なのか」という二つの話題が中心になっている対話篇。

    プラトンは「ソクラテスの弁明」しかまだ読んだことがないから分からないけど、若いソクラテスという設定ゆえなのか?ソクラテスが優位に対話を進めるという感じではない。
    前半ではプロタゴラスの方が周りの支持も得ているし、説得力を感じる。ソクラテスは長い話は苦手だと言って話を逸らすが、そのあと詩の解釈でさらに長い話を自分でするのはどうなんだ(笑)。後半もソクラテスのやり方は揚げ足取りのよ

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    2023年10月26日
  • 饗宴

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    エロスについて語る饗宴。ソクラテスの登場まで、美辞麗句、レトリックに満ちたエロス賛美が続き、ちょい退屈だが、演劇と思えばありか。

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    2023年05月24日
  • プロタゴラス~あるソフィストとの対話~

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    やや毛色の違うプラトン対話篇。
    他の対話篇とあわせて読むことで面白さが増すと思う。


    大抵のプラトン対話篇では、劇中のソクラテスの言葉が執筆時のプラトンの思考に近いものとして受け取って読まれる。
    だが、この『プロタゴラス』でもそうだとは単純には言えない。

    「快は、その帰結などを考慮しなければ、それ自体としては善いものである」
    「善い快と悪い快の区別はない」
    「快苦の大小を現時点からの遠近などで惑わされず(いわば幾何学的に)計算する技術としての知識」
    他の対話篇での記述と整合させるには一手間かけないといけないような、これらの記述があるからだ。

    しかも、これらは「大衆が同意してくれるか」とい

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    2022年06月12日
  • テアイテトス

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    トピックとしては興味深く読んだけど、後半からついていけなくなった。二回目チャレンジして、前半はよりすんなり入ってくるように思ったけど、やはり似たようなところから苦戦。
    解説すらついていけなかった…涙

    ほかのプラトンの作品を読んでから、また戻って来たい…!

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    2022年01月23日
  • プロタゴラス~あるソフィストとの対話~

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    三十代のソクラテスと六十代のソフィスト、プロタゴラスの言葉によるタイマン。
    後半はソクラテスの追及に胃が痛くなりそうに笑
    議論自体は最初の議題から外れてしまい、自分はいつのまにか迷子に。後半の論理展開もついていけなかった。
    詭弁めいたテクニックも使ってプロタゴラスに迫るソクラテスに、若さを感じる。
    少し置いてからまた読み直して頭を整理したい。

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    2022年01月01日
  • マンガで読む名作 ソクラテスの弁明

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    プラトンはソクラテスの弟子
    死刑になっていくまでを弟子がまとめた。それの漫画版。

    弁論しようぜ
    →相手が答えられないところまで質問する
    →私は何も知らないことを知っているだから、私のほうが知っているね
    という無知の知を盾にしたいちゃもん戦法w

    以下メモ・・・・・

    人を殺すことによって非難を封じるよりも
    魂を良くすることを考えなさい
    その方がずっと立派で
    簡単な方法ですよ

    どうして世間の評判を早期にするのかね
    むしろ気遣わなければいけないのは
    立派で優秀な人たち
    →真実を真実として受け取ってくれるだろう

    ただ生きることではない
    善く生きること

    国家で起こりうる不正や違法な行為を止めた

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    2021年12月29日
  • アルキビアデス クレイトポン

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    昔、所属していたモデル事務所にとてもお世話になった1つ年上の先輩がいた。その頃のモデルはほとんどがお金持ちの子女が暇潰しにやっているような感じで、またそういう人間特有のガッつかないギラギラしてない雰囲気がないと売れない、という業界の不文律のようなものもあったように思う。でもその先輩は逆に仕事にもお金にも苦労して売れたタイプで、そのせいか後輩にもとてもやさしかった。先輩の恋人の彼女にもたくさんお世話になった。今もとても感謝している。

    ある時、そんな先輩にお店を持ちたいと相談されたことがあった。しかしファッションモデルという仕事は、仕事のある日が不規則なうえ拘束時間も長いので、副業やアルバイト的

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    2022年01月05日
  • テアイテトス

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    今までになく難解と言うかあちこち分散してしまって、とりあえず注釈を置いといて読み進めることでどうにか見失わずについていけたか。
    口調が他のものと違ったのでそれもちょっと原因かも。

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    2021年08月15日