プラトンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上巻を読み終えてからしばらくたちました、ようやく読み終えたプラトンの『国家』。イデア論を中心に、ソクラテスとグラウコン、アディマントス兄弟の答弁は続きます。知ること、知識こそが真理を見出す唯一の道といい、感情がいかに芸術を求めようともそれを切って捨てることが正義。ホメロス批判が響きます。上巻で取り上げられた『ギュゲスの指輪』に対する答えも一応答えられています。結局は本心の問題。死後の世界が巻末に広がりますが、当時の価値観としては意味がある答弁だったのでしょう。黄泉の有無よりも、そういった恐怖信仰以前の人間の本性としての正義を追及した点で哲学のすばらしさを感じます。今より2500年ほど昔に、このような道徳の語らいがあったのは驚きです。ソクラテス、プラトン、やはりすばらしい。
09/5/8 -
Posted by ブクログ
ネタバレ時代背景も何も知らないのだけれど、なんて高尚なレスバなんだ...と思った笑(初学者なんで許して欲しい)確かに誰かを納得させたい、って感じの問いかけ方ではないよね、これ。あくまで対話を望んでいる感じ。
自分は何も知らないし、知っているとも思わない。ただし唯一持ち得る人間的知恵が人より少し豊富なソクラテス。神の教えを説く人が神を信じてないわけなくない?(意訳)というシーンが印象的。その通り過ぎて。それに対して裁判官たちはどう言い返したのかも気になった。
ゼウスからの声に忠実に生きるところを見るに、信仰との関わりは哲学においてとても重要そう。となると、日本の哲学は他国とは結構異なっていたりするんだろうか。
自分が最良と信じたものは危険を冒してでも固守すべきで、固守できなかった時の恥辱と比べれば死やその他の事象は気にならない。哲学は悟りなのかな?かっこいいしそうありたいよな、と思った。
「死を脱れることは困難ではない、むしろ悪を脱れることこそ困難なのである。」