マーク・トウェインのレビュー一覧
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1876年に出版されたアメリカの小説。ミシシッピー川のほとりの小さな町に暮らす少年トム・ソーヤーが仲間たちと共に繰り広げる事件や冒険をユーモアたっぷりに描く。今作の続編である『ハックルベリ・フィンの冒険』と併せて、後のアメリカ文学に大きな影響を与えた。
この本を読んだきっかけは、カート・ヴォネガ...続きを読むPosted by ブクログ -
ハックの優しすぎるくらい優しい魂が存分に溢れ出ていて、ジムとか、メアリも優しくて、すごく温かい気持ちになる。ブルーハーツの『1000のバイオリン』の歌詞に、「ハックルベリーに会いに行く」という一節があるけど、その気持ちがよくわかった。俺もハックに会いたいよ。
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ハックルベリーフィンの冒険を読んだ後、読まなければと思っていたこの本をやっと読むことができた。
やはりとても面白かった。
ミシシッピ川河畔の描写も多く、20年前に訪れた、マークトウェインの生家までセントルイスから車でドライブした時のことを思い出した。
ミシシッピ川沿いをずっと北上してたどり着いた。
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なぜ今になってこの本を読みたいと思ったかというと、
①フランダースはベルギー(大陸ヨーロッパ)のお話なのに、作者ウィーダはイギリス人だったという衝撃
②主人公ネロはルーベンスの絵を見て死んだという事実を聞き、美術好きの自分としてはその経緯を見ておきたいと思ったから。
結末はなんとなく知っている...続きを読むPosted by ブクログ -
かつて柴田元幸訳の『ハックルベリー・フィンの冒けん』を読んでいますので、今回は岩波少年文庫の千葉茂樹訳を読んでみました。(コロナ前に浜松まで千葉先生の公演を聞きに行った思い出と共に)
先ず大きく違っていて、なるほどと感激したところは千葉先生の訳へのこだわりです。
ひとつは、マーク・トウェインが冒...続きを読むPosted by ブクログ -
このほんはことどもたちが家出やいたづらをするほんです。 いえでがたのしそうだったし3メートルのさくをとびこえることができるのがほんとうにすごいとおもった。Posted by ブクログ
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アニメ調の綺麗な挿絵がいっぱいついてるし、読みやすくて面白い!
都会のねずみ田舎のねずみみたいにお互いを羨むのではなく、豪華な生活最高!ってなるのがリアル感あって良き!
けど母親を見たら心変わりするのも良き(^-^)Posted by ブクログ -
『とりあえず人間は機械』だということが書いてある。
様々な角度から書いてある。
そしてそれを理解できた時、自分は少し人間になれた気がした。
以下全てメモ。
人間は自らの承認を求めて動く単なる機械。
設計どおり作用する。生まれた環境、外的要因、遺伝、生息地から作られた存在で、あるのは...続きを読むPosted by ブクログ -
「人間は機械である」
人間は自らの心をコントロールすることはできず、全て気質と環境により受けた影響に自動作用で働いているに過ぎない。
他人を助けることはとても美しいことであるが、それも自己満足でしかない。
人間は自らで何かをすることのできない無力な存在である。しかし、無力を自覚した時、人間は他者に...続きを読むPosted by ブクログ -
不幸も幸福も全ては自分の意思で左右するものではなく、もう既に決まっている
不幸を嘆くことはあるかもしれない、しかし未来には幸福が必ずある
すでに運命は決まっていることに疲れてしまうこともあるが、その先にある幸福に向かって今をただ全力で走って行くべきなのかもしれないPosted by ブクログ -
自分の中で噛み砕くのに時間がかかっている。まだ発展途中の段階だが、感想を記しておきたい。
【要約】
・19世紀、『トム・ソーヤの冒険』で知られる著者が、妻と子どもに先立たれ晩年に、匿名で執筆。当時、彼の主張は受け入れられなかった。
・著者の主張とは『人間は機械である』。人間は、気質と教育、環境によ...続きを読むPosted by ブクログ -
新感覚な上に恋愛ものではない感じが面白い。
これからこの一卵性の双子の様な見た目の男の子がどの様にして国を立て直していくのかがとても楽しみな作品だ。 -
黒人差別というものは実際見たわけでもなく、全くわからないものだったが、当時の南部の雰囲気と共にその扱いがわかる。いかにハックが必死であるかも…Posted by ブクログ
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小学校時代に読み漁った名著の読み返し。
「トムソーヤの冒険」が発表されたのが今から140年前、アメリカがまだ南北で対立していた時代。
奴隷制もあり、荒れていた時代にこれほどまでに勇気と希望に溢れた物語を生み出した著者が素晴らしい。
印象的なシーンが、自らの日曜学校の葬式の日に戻ってきた3人を、喜びに...続きを読むPosted by ブクログ