マーク・トウェインのレビュー一覧

  • 漫画 人間とは何か?
    人間とはと新たな見方を教えてくれる本でした。
    環境が人間を創る。
    だから、良いものに触れて、良い人間関係の中に見を置く。のが大切だなと改めて思った。
    もっと良いものに触れていこうと思えた本でした。
  • 不思議な少年
    『トムソーヤの冒険』と同じ作者の作品とは思えないような暗い作風でした。作者の意外な一面を見れたような気がしました。
  • 人間とは何か? 自己啓発の劇薬 マーク・トウェインの教え
    人間は、おのれの精神的安らぎを得るためであれば、なんだってする。自己犠牲の誘惑に耐えられるものと耐えられない者がいるだけ。

    外部の環境でどうにでも人間は変化する。理由は、過去の人生のすべてにある。

    人間は機械である。

    マーク・トゥエインの遺言、死ぬ4年前に匿名で出版した。
    人間とは、自己中心的...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒けん
    柴田元幸さんによる新訳版。
    ハックとジムのやり取りをはじめとする会話シーンが印象的。
    持っている知識を使って自分なりに物事を理解しようとする様が、会話の中から見えてくるのが面白かったです。勘違いや言い間違いも含めて。

    ハックの一人称の語りを通して、子どもたちが世界をどう捉えているのか、宗教や政治や...続きを読む
  • 漫画 人間とは何か?
    漫画なので読んでみた。
    人間機械論は、現代は更にその一段階、二段階上で、人間とは何かと議論されているものだと思うので少し古いが。
  • 漫画 人間とは何か?
    漫画だけでなく、所々挟まれている妹尾教授の解説もよかった。

    人間は意思決定に基づき、選択をしていると思いがちだが、実は身体が先で意識が後付けで動いているらしい。
    また、”自由意志”という考え自体が、ある種、作られた概念という話も面白かった。曰く、洋の東西を問わず、宗教は善いことをすれば天国に/悪い...続きを読む
  • 漫画 人間とは何か?
    目から鱗。自分の弱さを認めるって、こんな方法もあったのか。
    でも、どうせ人間は機械だからっていうことで状況に流されて、結果何も考えなくなるってならないのかな。

    つぎは単行本の方を読んでみようと思う。
  • 漫画 人間とは何か?
    たまたま本屋さんでカッコいい表紙が目に入って購入。幼い頃に読んだ記憶がある「トムソーヤの冒険」や「ハックルベリーフィンの冒険」を書いた方の本(を漫画化したもの)、というところにまんまと惹かれてしまいました。
    内容をまとめると、「人間の行動は全て自己満足が由来」「何をもって満足とするか、は環境等の外的...続きを読む
  • 人間とは何か
    読む年代により感想が大きく分かれると思う。
    10代、20代の方がこの本を読んで感じられるのは虚無感だと思う。
    まさに作品中に出てくる青年の心情が投写される気がする。
    ただ、年齢を重ねた方が読めば作品に書かれていることは一種の免罪符になり得る。

    人は形成するものは産まれ持った気質と教育であり自由意志...続きを読む
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険
    やんちゃで想像力も行動力も豊かな少年たちによる、退屈な日常を面白く過ごしていくお話。登場人物同士の会話(時にくだらないが、それも少年ぽくて良い)、会話の中で揺れる心の描写のコンビネーションが自然に混ざり合い、すんなり入っていくことができたお話でした。
    さてどんな冒険かというと、勿論巨悪を倒すとかでは...続きを読む
  • ジム・スマイリーの跳び蛙―マーク・トウェイン傑作選―
    ばかばかしい話というのは、古今東西底堅い需要があるんだなあ。

    『物語の語り方』のラスト(怪談が、「お前だー」で終わるやつ)は、日本の怪談の伝統芸能かと思っていたら、19世紀の大昔からあるとは。。マークトウェインが元祖かはよく分からないけど。

    『本当の話』は、唯一異色なシリアスもの。黒人奴隷の人生...続きを読む
  • 人間とは何か
    若い時に読んだこの本は自分の人生に無視できない影響を及ぼしているような気がずっとしていた。人間は機械であり、自分は出来損ないの機械なんだろうという思い。
    読後、約30年。機械だから何だというのだ、むしろ出来損ないの機械ならではのオモロイ社会を笑い飛ばしながら生きてきた。これでいいのだ。
  • ハックルベリー・フィンの冒けん
    トムソーヤがおままごと好きならば、ハックは本物の冒険者。危険から逃げていかだに戻りたくてたまらないのに、なぜかいつも冒険に巻き込まれてしまう。少年の機知に富んだ対応や、スパイスのように効いた人種差別の背景が冒険を加速させている。
  • トム・ソーヤーの冒険
    トム・ソーヤの冒険ってよく聞くけど実際こんな話やったんや…
    もっと色んなところに冒険しにいくような話やと思ってた
  • 人間とは何か
    マークトウェイン 「 人間とは何か 」

    対話形式による人間論の本。「人間は 自己中心の欲望で動く機械にすぎない」とする 人間機械論 をテーマとしている。

    機械に 自己意識や欲望があるわけないので、しっくりこなかったため「人間は 自己満足と周囲の影響がプログラムされた機械にすぎない」と読み替えた。...続きを読む
  • 人間とは何か
    人間が何かってことは、すべてそのつくりと、遺伝性、生息地、交際関係など、その上にもたらされる外敵力の結果。みずから創り出すものなんでなんにもない。
    心を支配する力は人間にはない。
    義務はなにも義務だからやるってものではない。それを怠ることが、その人間を不安にさせるからやるに過ぎない。人間の行動は唯一...続きを読む
  • トム・ソーヤーの冒険
    主人公トムはいたずらっ子でポリー伯母さんに怒られてばかりですが、本を破ってしまったベッキーを庇うために自分が破ったと嘘をついたり、無実の罪で捕まったポッターに差し入れをしに行ったりと、優しいところがあり、どうしても憎めません。そんなトムや、浮浪者ハックルベリーといった、少年たちの物語です。

    彼らは...続きを読む
  • 不思議な少年
    不思議な少年サタンくんに例によって「知った風な口を!」と思いながら読んだのだが、これはキリスト教圏ならではの発言なのかもしれないと感じた。

    ゾウがアリを気にするだろうか?みたいなセリフは、米粒の一粒一粒にも神が宿るという日本的考え方では共感しづらい。『気にすることもありえる』と考えてしまう。

    ...続きを読む
  • 人間とは何か
    トム・ソーヤの冒険等でお馴染みの作者が、人間の自由意志を否定し人間とは外的要因によってのみ動く機械的なものだと説いたもの。老人(=マークトゥエイン)と青年の対話形式で話は進む。岩波文庫の赤かぁ・・・と敬遠することなかれ。そこまで分厚くないし、和訳ものにありがちな難しい言葉もないのですらすら読めると思...続きを読む
  • トム・ソーヤーの冒険
    むかーし、アニメでやってたなあくらいの印象で読み始めましたが、なかなか読破には時間がかかりました。前半の古き良きアメリカな展開が退屈で退屈で…
    序盤の感想は「アメリカ版カツオ」の一言に尽きるかと。ペンキ塗りのくだりはもはや古典ですね。
    後半にいくにつれ、ようやく冒険らしい冒険が始まります。無人島に殺...続きを読む