マーク・トウェインのレビュー一覧

  • ハックルベリ・フィンの冒険
    ハックの優しすぎるくらい優しい魂が存分に溢れ出ていて、ジムとか、メアリも優しくて、すごく温かい気持ちになる。ブルーハーツの『1000のバイオリン』の歌詞に、「ハックルベリーに会いに行く」という一節があるけど、その気持ちがよくわかった。俺もハックに会いたいよ。
  • トム・ソーヤーの冒険
    ハックルベリーフィンの冒険を読んだ後、読まなければと思っていたこの本をやっと読むことができた。
    やはりとても面白かった。
    ミシシッピ川河畔の描写も多く、20年前に訪れた、マークトウェインの生家までセントルイスから車でドライブした時のことを思い出した。
    ミシシッピ川沿いをずっと北上してたどり着いた。
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  • 小学館ジュニア文庫 世界名作シリーズ フランダースの犬
    なぜ今になってこの本を読みたいと思ったかというと、

    ①フランダースはベルギー(大陸ヨーロッパ)のお話なのに、作者ウィーダはイギリス人だったという衝撃

    ②主人公ネロはルーベンスの絵を見て死んだという事実を聞き、美術好きの自分としてはその経緯を見ておきたいと思ったから。

    結末はなんとなく知っている...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険 上
    かつて柴田元幸訳の『ハックルベリー・フィンの冒けん』を読んでいますので、今回は岩波少年文庫の千葉茂樹訳を読んでみました。(コロナ前に浜松まで千葉先生の公演を聞きに行った思い出と共に)

    先ず大きく違っていて、なるほどと感激したところは千葉先生の訳へのこだわりです。

    ひとつは、マーク・トウェインが冒...続きを読む
  • トム・ソーヤの冒険 2
    このほんはことどもたちが家出やいたづらをするほんです。                 いえでがたのしそうだったし3メートルのさくをとびこえることができるのがほんとうにすごいとおもった。
  • 王子とこじき
    アニメ調の綺麗な挿絵がいっぱいついてるし、読みやすくて面白い!
    都会のねずみ田舎のねずみみたいにお互いを羨むのではなく、豪華な生活最高!ってなるのがリアル感あって良き!
    けど母親を見たら心変わりするのも良き(^-^)
  • 人間とは何か
    ニーチェの悲観主義とは比べ物にならないぐらいの悲観論です。人間は自分を安心させたい、自らが満足感を得たいという衝動しか持ち得ないといいます。例えば人の手助けだって、結局は自分の満足感に過ぎないかあるいは良心に対する苦痛の回避というものでしかなく、ある意味で苦痛の回避を買った結果にすぎないのだと。恐る...続きを読む
  • 漫画 人間とは何か?
    『とりあえず人間は機械』だということが書いてある。
    様々な角度から書いてある。
    そしてそれを理解できた時、自分は少し人間になれた気がした。


    以下全てメモ。







    人間は自らの承認を求めて動く単なる機械。
    設計どおり作用する。生まれた環境、外的要因、遺伝、生息地から作られた存在で、あるのは...続きを読む
  • 漫画 人間とは何か?
    「人間は機械である」

    人間は自らの心をコントロールすることはできず、全て気質と環境により受けた影響に自動作用で働いているに過ぎない。
    他人を助けることはとても美しいことであるが、それも自己満足でしかない。
    人間は自らで何かをすることのできない無力な存在である。しかし、無力を自覚した時、人間は他者に...続きを読む
  • 漫画 人間とは何か?
    不幸も幸福も全ては自分の意思で左右するものではなく、もう既に決まっている
    不幸を嘆くことはあるかもしれない、しかし未来には幸福が必ずある
    すでに運命は決まっていることに疲れてしまうこともあるが、その先にある幸福に向かって今をただ全力で走って行くべきなのかもしれない
  • 人間とは何か
    人間とは外部から与えられる様々な力によってのみ動かされる、機械と変わりない存在だという内容。

    話の運びが巧く、こちらの抱いた疑問が青年の口から次々と飛び出すので最後まで関心を持って読めた。
    終盤に出てきた不幸になる人と幸福になる人の話からは著者の人生に対する諦観のようなものを感じた。

    この本の内...続きを読む
  • 漫画 人間とは何か?
    自分の中で噛み砕くのに時間がかかっている。まだ発展途中の段階だが、感想を記しておきたい。

    【要約】
    ・19世紀、『トム・ソーヤの冒険』で知られる著者が、妻と子どもに先立たれ晩年に、匿名で執筆。当時、彼の主張は受け入れられなかった。
    ・著者の主張とは『人間は機械である』。人間は、気質と教育、環境によ...続きを読む
  • 漫画 人間とは何か?
    最後が一番心に響きました。
    読み始めは疑問に感じるかもしれませんが、最後まで読んでみて欲しい一冊です。
  • 王子とこじき
    楽しくて、学校で何度も家で何度も読み返しました。絵が綺麗。                      王子とトムがそっくりなんですよね〜         大好きです❤️
  • 転生したら名作の中でしたシリーズ 王子とこじき【単話版】 2
  • 転生したら名作の中でしたシリーズ 王子とこじき【単話版】 7

    転生で入れ替わり

    新感覚な上に恋愛ものではない感じが面白い。
    これからこの一卵性の双子の様な見た目の男の子がどの様にして国を立て直していくのかがとても楽しみな作品だ。
  • トウェイン完訳コレクション ハックルベリ・フィンの冒険
    黒人差別というものは実際見たわけでもなく、全くわからないものだったが、当時の南部の雰囲気と共にその扱いがわかる。いかにハックが必死であるかも…
  • トム・ソーヤーの冒険
    小学校時代に読み漁った名著の読み返し。
    「トムソーヤの冒険」が発表されたのが今から140年前、アメリカがまだ南北で対立していた時代。
    奴隷制もあり、荒れていた時代にこれほどまでに勇気と希望に溢れた物語を生み出した著者が素晴らしい。
    印象的なシーンが、自らの日曜学校の葬式の日に戻ってきた3人を、喜びに...続きを読む
  • 人間とは何か
    私たちの思考や言葉は、外的な力によってもたらされた結果でしかない。自己は形成されるものである。
    利己も利他も形状が違うだけで中身は一緒。
    人間の共通目標は主衝動に基づき、自己満足、自己陶酔することだけ。
    教育は、欲望のベクトルを正しい方向に向ける。
    著者のこのペシミズムは、さっぱりとした考え方で気質...続きを読む
  • トム・ソーヤーの冒険
    おそらく子どもの頃に読んだことがあるはずだが、こんなに長い話だという印象はなかったので、子ども向けに縮訳されたバージョンで読んだのだろう。数々のいたずらと冒険、少年らしい想像力と恋、そしてハッピーエンドで、19世紀アメリカらしい瑞々しさ満載のストーリーを柴田元幸訳で楽しめるのだから、文句のつけようが...続きを読む