マーク・トウェインのレビュー一覧

  • ハックルベリー・フィンの冒険 上

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    昔のアメリカ社会がよくわかり、昔の人は容赦ない発想が多いと思いました。ハックが物語を進んでくうちに成長するのが伝わります!

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    2025年11月07日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    トムの話術の巧みさで周りを味方にしていくのが面白かった!無人島でハックたちが家に帰りそうなのをよくトムは引き止めたと思うと感心です。最後にハッピーエンドで終わるのが良かった!

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    2025年11月07日
  • トム・ソーヤーの冒険

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     いつ買ったのだか、家にあったので読みました。話をかなり忘れていたので新鮮に楽しむことができました。
     個人的には、中盤ごろまでは当時のアメリカの田舎によくある風景や価値観の描写を、腕白少年の日々を通じて淡々と読み進める印象でした。しかひ後半に進むにつれ、緊張の糸が張っていく感じがして、ラストまでハラハラしながら駆け抜けるように読みました。
     今度ディズニーランドに行ったら、蒸気船に乗りながら、彼らのように海賊ごっこでもしてやろうかと思います。

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    2025年10月20日
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険

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    ウォルトディズニーが少年時代に愛読していたと知り、同じように感じで見たくて完訳を読んでみた。

    1876年に書かれた、更に外国の児童文学を読むなんて初めてで途中で挫折すると思いきや、最後までワクワクしながら読んでしまった。1989年生まれ。

    特に当時の子どもの姿が生き生きしていたのが印象的だった。
    おもちゃや公園がなくても小さな虫を眺めたりいじったり。ゴミのガラクタを物々交換したり。私も子ども時代があり、今子育て中なのだが、子どもは何も与えなくても自ら生み出す力があるんだと再認識させてくれた。


    またトムの女の子に対する態度やベッキーの乙女心も懐かしい様に思う。彼らのように甘酸っぱい、悔し

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    2025年08月25日
  • 世界ショートセレクション4 マーク・トウェイン ショートセレクション 百万ポンド紙幣

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    世界ショートセレクション。マーク・トウェイン。
    ご存知、トムソーヤやハックルベリーで有名な彼ですが、短編も読ませてくれます。黒人の暮らし、貧困など、ちょっと重い時代背景の中にも、ユーモアが効いた物語たち。7つの物語はどれも味わい深く、楽しいものでした。

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    2025年08月17日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    ハンカチを持ってる奴は気に食わないとか、気になる子が近くにいると大きな声でアピールしてしまうとか、国も時代も違うのに共感できるのが名作たる所以なのかな。所々で懐かしい匂いがして、子ども向けの内容でありつつも、大人の私も楽しく読めた。ハックルベリィフィンのほうはもっとメッセージ性があるようなので、そちらもぜひ読みたい。

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    2025年05月10日
  • 漫画 人間とは何か?

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    【自由意志などない。人間とは機械である。それは自分に全て責任がある訳でもなく、この先であなたを大事にする人が待っているということでもある】

    表紙に一目惚れし、ようやく読み切れました。
    まず漫画なのですらすら読める。
    厚さはありますが、絵も字も大きく、作品内では一貫して「人間は機械である」ことの根拠を示していきます。

    しかし、機械である=自由意志などない、全て決まっているからといって、ただ受動的に過ごせということではありませんでした。

    自分が弱いことも,至らなかったことも、全ては自分たちが機械であるがゆえ。
    だからこそそれを片隅において、全てが自己責任ではない、その先で、必ず幸せになれるこ

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    2025年04月25日
  • 漫画 人間とは何か?

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    漫画でわかりやすく、人間とは何かを解説している。トウェインの主張は、一貫した人間機械論である。人間を特別視する人間には、到底受け入れられない思想だと思う。

    これは人間は外的要因や情報をインプットして、あとは決められたアウトプットするだけの器に過ぎず、そこに自由意志などないというある種の過激な思想である。

    僕はAIの仕組みを学ぶたびに、人間もただの機械だと思うことがある。要するに大量のデータを与えれば、AIだろうが人間同様の思考はできる。倫理観も膨大な教師データがあれば、パターン化できる。その中から最も尤もらしい選択をするだけだ。その選択基準は、環境に依存する。

    人間の選択も機械のようなも

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    2025年04月14日
  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    海賊遊びや戦争ごっこに明け暮れる少年、トムはある日墓場で殺人の現場を目撃してしまい、犯人のインジャンジョーとの運命の糸がもつれる。
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    日本人なら誰もが知っていそうな世界的名著の児童文学ですが、これは著者が願った通り、大人向けのお話のように思いました。
    まあ、阿呆を煮詰めて濃縮したようなトムや取り巻きの男の子のキャラクター造形は子どもというよりかつて子どもだった大人たちが顔を赤くして読んで共感を示すものでしょうし、いたずらや冒険そのものも自分が子どもの頃にできなかった奔放な遊びを描いているようで憧憬を感じます。
    一方でところどころに社会を鋭くえぐる文章が入って

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    2025年03月05日
  • 人間とは何か

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    「人間が何かってことは、すべてそのつくりと、そしてまた、遺伝性、生息地、交際関係等々、その上に齎される外的力の結果なんだな。つまり、外的諸力によって動かされ、導かれ、そして強制的に左右されるわけだよー完全にね。自ら創り出すものなんて、なんにもない。」

    本書冒頭にあるタイトルの答えとなる一節で、簡単に言うと、人は自分の意思で物事を決めているのではなくこれまでの経験や環境の集積の結果、機械のように物事に対して反応という形で動いているに過ぎないという事だと思う。

    そう考えると人生に起こる全てが運命で抗いようがない事であって、今までの後悔やこれからの不安が大したことないように思えるし、だからこそあ

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    2025年03月23日
  • トム・ソーヤの冒険 2

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    ネタバレ

    現代にも通じる、わくわくとアツさがあり、少年漫画っぽかった。冒険、友情、ヒロインとの絡み、ピンチ、お宝、正義。100年以上前の作品なのに、アツい展開は現代人といっしょなのすごい。
    一番印象に残ってるのは、好きな子とケンカ中、好きな子を救うとこ。ギリギリまで助ける気なかったのに、急に。こういうのって何度見てもいい。

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    2025年01月19日
  • カラー名作 少年少女世界の文学 トム・ソーヤーの冒険

    ネタバレ 購入済み

    永遠の、わんぱく坊主!

    いたずら好きの、わんぱく坊主だけど、憎めない男の子。正義感も、勇気と、実行力も有り、女の子にも、優しい。今は、海賊や、山賊に憧れているけれど、さて、どんな大人に、なるのだろう。子供の頃に戻って、楽しく読ませてもらった。

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    2024年12月20日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 下

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    児童書?とんでもない、黒人奴隷問題の出発点となる本だ。
    黒人奴隷を自由にする手助けの噂が広まると、恥じて生きられないような時代背景の冒険。
    黒人は産んだ子とも、妻とも離れる。

    仲間の為なら勇気を持って地獄に落ちれる勇敢さが響く。
    「やつは奴隷なんかじゃない。この地上を歩いてるどの生き物とも同じで自由なんだ!」

    考察したいので、再読の必要あり。

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    2024年07月03日
  • トウェイン完訳コレクション 人間とは何か

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    人間を機械として描写。人間は創造的な存在ではなく、外からの刺激に反応するだけの機械で、その動力は自己満足に過ぎないと。この見解は一見寂しいものですが、割り切って考えれば、生き方が気楽になるかと。外部の影響に対する反応を受け入れることで、心の負担が軽くなるのです。トウェインの洞察は新たな視点を提供してくれました。刺激的な読書体験。

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    2024年06月29日
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険

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    1876年に出版されたアメリカの小説。ミシシッピー川のほとりの小さな町に暮らす少年トム・ソーヤーが仲間たちと共に繰り広げる事件や冒険をユーモアたっぷりに描く。今作の続編である『ハックルベリ・フィンの冒険』と併せて、後のアメリカ文学に大きな影響を与えた。

    この本を読んだきっかけは、カート・ヴォネガットが最も影響を受けた作家にトウェインを挙げていたからだ。二人の語り口は、とても良く似ている。しかしさらに調べてみるとアメリカの作家が一様にトウェインの名を挙げていた。

    『トム・ソーヤーの冒険』のタイトルは誰でも知っている。児童書で大人が読むものではないように思っていた。しかしこうして読んでみる

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    2024年05月18日
  • ハックルベリ・フィンの冒険

    購入済み

    ハックの優しすぎるくらい優しい魂が存分に溢れ出ていて、ジムとか、メアリも優しくて、すごく温かい気持ちになる。ブルーハーツの『1000のバイオリン』の歌詞に、「ハックルベリーに会いに行く」という一節があるけど、その気持ちがよくわかった。俺もハックに会いたいよ。

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    2023年11月14日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    ハックルベリーフィンの冒険を読んだ後、読まなければと思っていたこの本をやっと読むことができた。
    やはりとても面白かった。
    ミシシッピ川河畔の描写も多く、20年前に訪れた、マークトウェインの生家までセントルイスから車でドライブした時のことを思い出した。
    ミシシッピ川沿いをずっと北上してたどり着いた。
    道中所々で見えたミシシッピ川は水量が多く堂々としている印象だった。
    マークトウェインはもちろん知っていたが、まだ本は読んでいなかったので、ただ単に訪れたというだけで終わってしまったが、読んでから行けばよかったと今は後悔の気持ちでいっぱいだ。
    できれば再度訪れてみたい。

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    2023年09月18日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 上

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    かつて柴田元幸訳の『ハックルベリー・フィンの冒けん』を読んでいますので、今回は岩波少年文庫の千葉茂樹訳を読んでみました。(コロナ前に浜松まで千葉先生の公演を聞きに行った思い出と共に)

    先ず大きく違っていて、なるほどと感激したところは千葉先生の訳へのこだわりです。

    ひとつは、マーク・トウェインが冒頭の注釈でいく種類もの方言を熟知し使い分けていると書いているそうですが、それらに重きを置くことはしなかった。ハックやジムに「似非東北弁」のような不自然なことばをしゃべらせたくなかった(これは柴田先生も同じようなことを仰っています)ということ。

    もうひとつは、niggerという差別用語の訳し方です。

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    2023年08月31日
  • トム・ソーヤの冒険 2

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    このほんはことどもたちが家出やいたづらをするほんです。                 いえでがたのしそうだったし3メートルのさくをとびこえることができるのがほんとうにすごいとおもった。

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    2023年08月06日
  • 人間とは何か

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    ニーチェの悲観主義とは比べ物にならないぐらいの悲観論です。人間は自分を安心させたい、自らが満足感を得たいという衝動しか持ち得ないといいます。例えば人の手助けだって、結局は自分の満足感に過ぎないかあるいは良心に対する苦痛の回避というものでしかなく、ある意味で苦痛の回避を買った結果にすぎないのだと。恐るべき悲観論。1度読めば、神経毒のように体を蝕んでいくような気な感覚を味わいます。こんな感覚はニーチェ以来です。人間は自己是認を得たいという衝動しかない。こんな思想のどこに救いがあるのでしょう

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    2023年01月19日