マーク・トウェインのレビュー一覧

  • トウェイン完訳コレクション 人間とは何か

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    人間を機械として描写。人間は創造的な存在ではなく、外からの刺激に反応するだけの機械で、その動力は自己満足に過ぎないと。この見解は一見寂しいものですが、割り切って考えれば、生き方が気楽になるかと。外部の影響に対する反応を受け入れることで、心の負担が軽くなるのです。トウェインの洞察は新たな視点を提供してくれました。刺激的な読書体験。

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    2024年06月29日
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険

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    1876年に出版されたアメリカの小説。ミシシッピー川のほとりの小さな町に暮らす少年トム・ソーヤーが仲間たちと共に繰り広げる事件や冒険をユーモアたっぷりに描く。今作の続編である『ハックルベリ・フィンの冒険』と併せて、後のアメリカ文学に大きな影響を与えた。

    この本を読んだきっかけは、カート・ヴォネガットが最も影響を受けた作家にトウェインを挙げていたからだ。二人の語り口は、とても良く似ている。しかしさらに調べてみるとアメリカの作家が一様にトウェインの名を挙げていた。

    『トム・ソーヤーの冒険』のタイトルは誰でも知っている。児童書で大人が読むものではないように思っていた。しかしこうして読んでみると、大人にこそ読んでほしい。

    今から150年近く前に書かれた小説だが、自分の少年時代と重ね合わせても大いに共感できた。子ども頃の感覚、宝物のように大事にしてた石ころや、友だちと飛び降りた川、学校の授業、子どもにとって何が大事で、退屈とどれだけ戦っていたか、痛いほどよく分かる。さらにトムの周りの大人たちの気持ちも。

    マーク・トウェインの文章の巧みさ、人間社会の本質を捉える観察力、皮肉を交えながらも温かみのあるユーモアのセンス。世界中で公演を行っていたことからも、とにかく話の面白い人だったのだと思う。子どもに向けて平易な文章で書かれているが、人間の心の動きをしっかりと捉えている。35章全てが短編としてもよく出来ていて面白い。名人上手な落語のようだと思った。

    落語と似ている点として引用したいのが、立川談志の言葉「落語とは業の肯定である」。トウェインは決して、偉大な人物になりなさいなどとは言わない。大人たち(もちろん子どもたちも)の狡さをそっと教えてくれて、建前では大義名分を語りながらも、本心は個人の欲求(業)を満たそうとしているのだ。それを「人間らしさ」として優しく肯定してくれる。

    マーク・トウェインが発明したのは、誰でも楽しめる物語なのだと思う。それまでの文学のほとんどは知識や素養がある人が読むものだった。『トム・ソーヤーの冒険』を読むのに知識は必要ない。奴隷制度が残る時代であるため、当時の風俗(人種差別的な表現や、体罰、子どもの飲酒、喫煙など)を理解するためには、歴史を少し学ぶ必要はある。しかし物語の本筋は、人生を素晴らしくするものを、真正面から描いている。冒険とは人生の退屈をまんまと出し抜くことなのだと教えてくれる。

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    2024年05月18日
  • ハックルベリ・フィンの冒険

    購入済み

    ハックの優しすぎるくらい優しい魂が存分に溢れ出ていて、ジムとか、メアリも優しくて、すごく温かい気持ちになる。ブルーハーツの『1000のバイオリン』の歌詞に、「ハックルベリーに会いに行く」という一節があるけど、その気持ちがよくわかった。俺もハックに会いたいよ。

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    2023年11月14日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    ハックルベリーフィンの冒険を読んだ後、読まなければと思っていたこの本をやっと読むことができた。
    やはりとても面白かった。
    ミシシッピ川河畔の描写も多く、20年前に訪れた、マークトウェインの生家までセントルイスから車でドライブした時のことを思い出した。
    ミシシッピ川沿いをずっと北上してたどり着いた。
    道中所々で見えたミシシッピ川は水量が多く堂々としている印象だった。
    マークトウェインはもちろん知っていたが、まだ本は読んでいなかったので、ただ単に訪れたというだけで終わってしまったが、読んでから行けばよかったと今は後悔の気持ちでいっぱいだ。
    できれば再度訪れてみたい。

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    2023年09月18日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 上

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    かつて柴田元幸訳の『ハックルベリー・フィンの冒けん』を読んでいますので、今回は岩波少年文庫の千葉茂樹訳を読んでみました。(コロナ前に浜松まで千葉先生の公演を聞きに行った思い出と共に)

    先ず大きく違っていて、なるほどと感激したところは千葉先生の訳へのこだわりです。

    ひとつは、マーク・トウェインが冒頭の注釈でいく種類もの方言を熟知し使い分けていると書いているそうですが、それらに重きを置くことはしなかった。ハックやジムに「似非東北弁」のような不自然なことばをしゃべらせたくなかった(これは柴田先生も同じようなことを仰っています)ということ。

    もうひとつは、niggerという差別用語の訳し方です。訳注で時代背景を説明した上で、「くろんぼ」と訳すこともできるだろうけれど、それはしなかった。
    「はじめてハックやジムのぼうけんに触れる子どもたちには、差別用語を覚えてほしくなかった。本文中にくり返しでてくれば、そうしたことばが頭に残って、抵抗を感じなくなってしまうだろうことが、どうしても自分にゆるせなかった」
    批判を承知の上、わがままを通したとありました。
    少年文庫として訳しているのですから、このお考えは素晴らしいと思います。
    「黒人」とシンプルに訳されて、読んでいてまったく違和感はありませんでした。

    4年前に読んだ時も本当に面白かったし、文学的だなぁと思っていましたが、
    今回トム・ソーヤーを読んでからでしたので、先ずはトムの性格がよく分かっているのと、なぜハックがそこまでしてダグラス未亡人の家を出て、あんなひどい親父のもとにいても、学校には行かずに済むし悪くないと思ってしまうのか、その背景が理解きるので、より楽しめました。

    結局どうしようもない親父の元から逃げて本物の自由を求めて旅に出るのです。トムを見習って、一大事件として!

    そしてダグラス未亡人の姉のミス・ワトソンの黒人奴隷ジムと出会います。ジムはミス・ワトソンが自分をニューオリンズに売ってしまうのではと恐れて逃げ出したところだったのです。
    教養のなかった黒人奴隷とはいえ、ジムは大人なのです。ハックのひとりぼっちの旅が、2人になったことでどんなに心強かったか。

    詐欺師の王様と伯爵に出逢ってからは奴らに翻弄され散々な目にあいましたが、ジムと2人っきりに戻った時はほんとうにのんびりして幸せそうでした。

    このぼうけんの間、ハックはミス・ワトソンの黒人の逃亡を助けてしまったという罪を恐れているのですが、同時にいつも目の前にいてくれる、昼も夜も筏の上で歌ってわらって、自分のためになんだってしてくれるジム、「たったひとりのともだち」と言ってくれるジムを、ミス・ワトソンに突き出すことなんてできないとある日心に決めます。
    そこからはだんだんと旅は幸運に恵まれていきます。

    最後のほうでトム・ソーヤーが登場して、もうほんっとにお腹抱えて笑ってしまうエピソードばかりになっていきます。
    トムのことをよく分かってから読むのがやっぱり楽しいですねー。それにしても命がけだってこと分かってない男の子たちが本当におかしくて愛おしいです。

    物語の終わり方についてはいろいろと批評されているようですが…。

    千葉先生のあとがきに

    _すべての近代アメリカ文学は一冊の本からはじまった。それは、マーク・トゥエインの『ハックルベリー・フィンの冒険』で、すべてのアメリカ的作品の源だ。この本以前にはひとつもなく、それ以降にも、この本以上のものはない。
    アーネスト・ヘミングウェイ_

    と、ヘミングウェイのことばを引用しているとおり、
    今カポーティの『遠い声、遠い部屋』の村上春樹新訳を読んでいますが、やはりハック・フィンからの影響があるなあとつくづく感じます。

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    2023年08月31日
  • トム・ソーヤの冒険 2

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    このほんはことどもたちが家出やいたづらをするほんです。                 いえでがたのしそうだったし3メートルのさくをとびこえることができるのがほんとうにすごいとおもった。

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    2023年08月06日
  • 人間とは何か

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    ニーチェの悲観主義とは比べ物にならないぐらいの悲観論です。人間は自分を安心させたい、自らが満足感を得たいという衝動しか持ち得ないといいます。例えば人の手助けだって、結局は自分の満足感に過ぎないかあるいは良心に対する苦痛の回避というものでしかなく、ある意味で苦痛の回避を買った結果にすぎないのだと。恐るべき悲観論。1度読めば、神経毒のように体を蝕んでいくような気な感覚を味わいます。こんな感覚はニーチェ以来です。人間は自己是認を得たいという衝動しかない。こんな思想のどこに救いがあるのでしょう

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    2023年01月19日
  • 漫画 人間とは何か?

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    『とりあえず人間は機械』だということが書いてある。
    様々な角度から書いてある。
    そしてそれを理解できた時、自分は少し人間になれた気がした。


    以下全てメモ。







    人間は自らの承認を求めて動く単なる機械。
    設計どおり作用する。生まれた環境、外的要因、遺伝、生息地から作られた存在で、あるのは質の違いだけ。行動や思考は集積によって生み出された自動作用。

    事実として脳波は意志よりも先んじる。意志よりも先に脳。よって後付けの錯覚。外部からの刺激→意志でなく脳。機械と同じ。

    心理学的決定論。
    人間は環境に変化するカメレオン。
    自分で自分を変えることはできない、あくまで外的要因で。ただ気質を教育で抹消することはできない。

    人間は自己満足のためだけに行動する。

    人間は自らの心もコントロールできない、独立した機関。
    人間は経験したイメージを勝手に結合する機械、それがひらめきであり、発見である。よって人間が発明したものなどない。

    いまAIにできず、人間にできることとは?
    意識とは結局のところ情報の統合、生命の本質は情報。
    本能とは、昔は考えて行動してたことが遺伝的に受け継がれ習慣化し考えなくても体が動くもの。いわゆる石化した思考。

    動物や蟻も観察や推理もできる。人間は彼らより少し複雑な機械というだけ。

    金も宝石も悪評も地位も名声も、誰かが価値があると思っているから価値がある。誰も見向きもしなくなったら一文の価値もなくなる。

    人間は「わたし」が全てを支配している王のような存在だと思っている。しかし知性と感情は独立して動くし、心が悲しければ勝手に涙を流す。「わたし」とは至極あいまい。これを自動作用という。教育や環境から「知的プログラム」「道徳的プログラム」を設計している。「わたし」はその集合体。

    機械とは「設計どおり作用するもの」つまり人間は機械。
    良心は自己満足。反対に苦しむことも全て自分が悪いと背負い込むことも人間の驕り。

    そして無力だと感じれば他者に自分にも寛容になれる。
    気質。

    人類は数多の人間の影響や偶然の発見を機械的に取り込み自動で繋ぎ合わせ、この世界を創り上げてきた。
    心理学的決定論は弱者の救い。
    成功者も犯罪者も自由意志でなく、環境からの刺激を受け起こした行動の帰結の享受者でしかない。

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    2022年06月09日
  • 漫画 人間とは何か?

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    「人間は機械である」

    人間は自らの心をコントロールすることはできず、全て気質と環境により受けた影響に自動作用で働いているに過ぎない。
    他人を助けることはとても美しいことであるが、それも自己満足でしかない。
    人間は自らで何かをすることのできない無力な存在である。しかし、無力を自覚した時、人間は他者にも自分にも寛容になれる。

    現代においては、先人たちの発見により様々なものがより便利に変化している。そのため、環境も目まぐるしく変化していき、自動作用で生きづらさを感じるようになっている人も多くいると感じる。
    しかし、どうしようもない絶望であってもそれは環境からくる自動作用である。死にたくなったとしても、そのことを自覚していればまた違った選択ができるかもしれない。

    自己満足であったとしても自分の人生をより良くすることを大切にしていきたい。そう思える本であった。

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    2022年04月29日
  • 漫画 人間とは何か?

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    不幸も幸福も全ては自分の意思で左右するものではなく、もう既に決まっている
    不幸を嘆くことはあるかもしれない、しかし未来には幸福が必ずある
    すでに運命は決まっていることに疲れてしまうこともあるが、その先にある幸福に向かって今をただ全力で走って行くべきなのかもしれない

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    2022年04月22日
  • 人間とは何か

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    人間とは外部から与えられる様々な力によってのみ動かされる、機械と変わりない存在だという内容。

    話の運びが巧く、こちらの抱いた疑問が青年の口から次々と飛び出すので最後まで関心を持って読めた。
    終盤に出てきた不幸になる人と幸福になる人の話からは著者の人生に対する諦観のようなものを感じた。

    この本の内容を楽観的に受け取るか悲観的に受け取るかは読者自身に委ねられていて、その受け取り方こそが幸せになる素質の有無なのだと思った。

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    2022年04月08日
  • 漫画 人間とは何か?

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    ネタバレ

    自分の中で噛み砕くのに時間がかかっている。まだ発展途中の段階だが、感想を記しておきたい。

    【要約】
    ・19世紀、『トム・ソーヤの冒険』で知られる著者が、妻と子どもに先立たれ晩年に、匿名で執筆。当時、彼の主張は受け入れられなかった。
    ・著者の主張とは『人間は機械である』。人間は、気質と教育、環境による影響の蓄積からなる集合体で、本人の欲求を満たすために自動で動く。そこに自由意志は存在しない。
    ・近年、著者の主張を裏付ける科学的な証明がされている。

    【感想】
    自己欲求を満たすために、人は他者を愛し、憎しみ、時には犠牲になる、は納得できる。興味深いのは、人間は意志が脳に命令して行動するのではなく、書籍や会話など何十年と積み重ねてきたものが欲求をつくり、それを満たすために身体が自動で動く、実は意志は介在していない、という主張だ。
    だから、他人と比較したり、心無い言動に怒りを感じる必要はないのだと、私の心を軽くしてくれた。

    本書の編集が、読者の理解をかなり助けてくれる。
    最後に、編集側からの投げかけで『何も希望を抱かずに、努力せずに、流され続ければいいのか?』『答えは否だ。』とある。
    私もそう思う。書籍や会話を沢山することを通じて、自分の望ましい方向を知り、そこへ進むための蓄積を自らしていきたい。

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    2022年03月27日
  • 漫画 人間とは何か?

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    最後が一番心に響きました。
    読み始めは疑問に感じるかもしれませんが、最後まで読んでみて欲しい一冊です。

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    2022年02月24日
  • 王子とこじき

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    楽しくて、学校で何度も家で何度も読み返しました。絵が綺麗。                      王子とトムがそっくりなんですよね〜         大好きです❤️

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    2022年02月05日
  • 転生したら名作の中でしたシリーズ 王子とこじき【単話版】 2

    無料版購入済み

    面白い

    今後の展開が気になります。

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    2021年08月16日
  • 転生したら名作の中でしたシリーズ 王子とこじき【単話版】 7

    購入済み

    転生で入れ替わり

    新感覚な上に恋愛ものではない感じが面白い。
    これからこの一卵性の双子の様な見た目の男の子がどの様にして国を立て直していくのかがとても楽しみな作品だ。

    #ドキドキハラハラ #アガる #アツい

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    2021年07月26日
  • トウェイン完訳コレクション ハックルベリ・フィンの冒険

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    黒人差別というものは実際見たわけでもなく、全くわからないものだったが、当時の南部の雰囲気と共にその扱いがわかる。いかにハックが必死であるかも…

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    2021年06月26日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    小学校時代に読み漁った名著の読み返し。
    「トムソーヤの冒険」が発表されたのが今から140年前、アメリカがまだ南北で対立していた時代。
    奴隷制もあり、荒れていた時代にこれほどまでに勇気と希望に溢れた物語を生み出した著者が素晴らしい。
    印象的なシーンが、自らの日曜学校の葬式の日に戻ってきた3人を、喜びに満ち溢れて出迎えた人たちに、ハックが帰ってきたことも喜んでくれと、何の気無しにトムが言ったところ。
    トムの心の優しさ、寛大さがひしひしと伝わってくるこのシーンに胸を打たれた。

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    2021年05月05日
  • 人間とは何か

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    ネタバレ

    私たちの思考や言葉は、外的な力によってもたらされた結果でしかない。自己は形成されるものである。
    利己も利他も形状が違うだけで中身は一緒。
    人間の共通目標は主衝動に基づき、自己満足、自己陶酔することだけ。
    教育は、欲望のベクトルを正しい方向に向ける。
    著者のこのペシミズムは、さっぱりとした考え方で気質的なものなのかもしれない。

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    2021年03月15日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    おそらく子どもの頃に読んだことがあるはずだが、こんなに長い話だという印象はなかったので、子ども向けに縮訳されたバージョンで読んだのだろう。数々のいたずらと冒険、少年らしい想像力と恋、そしてハッピーエンドで、19世紀アメリカらしい瑞々しさ満載のストーリーを柴田元幸訳で楽しめるのだから、文句のつけようがない。『ハックルベリー・フィンの冒険』も読もう。

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    2022年05月03日