マーク・トウェインのレビュー一覧

  • トム・ソーヤーの冒険

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    物語としては超有名、自由闊達な少年トムの、まさに冒険物語。いたずらや家出、殺人犯との絡みや同級生との恋愛、ハックとの友情、財宝を巡る奔走と気分躍る要素がふんだんに盛り込まれ飽きさせない。真面目で真っ直ぐなポリー伯母さんとの掛け合いがとても楽しく、感情の激しい浮き沈みが少年らしく微笑ましい。大人の洒落ているが難しい表現力で語られるのは少し違和感があり、また無駄に読みにくいと感じた。
    終盤でのハックの無欲な人生観が個性的だがトムに説得され養子となり、ほっとするやら残念やら。

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    2019年04月20日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 下

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    19世紀のアメリカ、人情味にあふれているが、そこには人種差別や犯罪や暴力が当たり前のようにあった。
    そんな古き良き、そして残酷でもあった時代が、ミシシッピ川の豊かな情景と共に少年の目線で生々しく、時に子供らしいユーモアも交えながら描かれている。
    それにしてもハック・フィンはなんてたくましいことか!
    様々な知恵(時に悪知恵)を絞って、何としても生き抜こうとするその生命力の強さは今時の子供達にはないものだろう。
    そんなハックだけれど、切羽詰まった場面だとやはり子供らしさが垣間見えるところがある。
    特に、気まずいところを大人に見られたときに必死で言い訳を考えだして相手を騙そうとするところは、彼の冷や汗がこちらにも伝わってきそうな感じ。こんな無理やりな言い訳、どう見てもすぐバレそうな嘘をついているのに、それでも大人達はコロッとだまされてしまうし(笑)単純な人が多かったのね。。。
    千葉氏の翻訳はとても読みやすい。子供向けなので差別的な用語も抑えられている。ハックの一人称で語られる文章にしては若干お上品な感じかなぁとは思うものの、初めて読む子供達にはちょうどいい感じかもしれない。

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    2019年02月01日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 上

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    【ハックルベリー・フィンの冒険 上・下】
    マーク・トウェイン作、西田実訳、岩波文庫、1977年

    面白かった。

    「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の主人公ホールデンが「20世紀のハックルベリー・フィン」と呼ばれると知って、初めてちゃんと読んでみたが、面白かった。

    作者マーク・トウェインは1835年生まれで、日本で言えば「幕末明治の時代」に生きた人。

    日本で若い志士たちが「黒船襲来」「尊皇攘夷」と立ちまわっていた時代のアメリカで、トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンといった少年たちが見る社会と自然を余すことなく描いた作家。

    本書は浮浪児で自然を愛する主人公ハックフィンは暴力的で怠惰な父親から逃げ、逃亡黒人奴隷のジムと共にミシシッピ川を筏で冒険をする、という話。

    刊行は1855年。6年後に奴隷制度の是非をめぐりのアメリカでは南北戦争が起きる。

    アーネスト・ヘミングウェイが以下のように書いている。
    ーー
    あらゆる現代アメリカ文学は、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィン』と呼ばれる一冊に由来する。……すべてのアメリカの作家が、この作品に由来する。この作品以前に、アメリカ文学とアメリカの作家は存在しなかった。この作品以降に、これに匹敵する作品は存在しない。
    ーー

    読み終えたときに、子どもの時にみた映画「スタンド・バイ・ミー」を思い出したのも、そんなに外れていない気がする。(死体が鍵だったり)

    そして、「翻訳夜話2 サリンジャー戦記」で柴田元幸が、「ハックはまだ下半身が目覚めていない。ホールデンは目覚めかけていてそれをすごく怖がっている。そこの違いは大きいですね。」と語っているのも1776年に独立したアメリカをなにか象徴する気がした。

    2017年の今年は、
    Change! を唱えた初の黒人大統領に代わり
    Make America Great Again! をスローガンにする70歳の実業家が国民により大統領に選ばれた。

    #優読書

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    2019年01月07日
  • ジム・スマイリーの跳び蛙―マーク・トウェイン傑作選―

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    少しお堅い文章で面白~いお話が
    書かれている短編集です(´艸`*)

    2、3作品は少し合わなかったですが
    他の作品は楽しく読みました。
    お気に入りは『スミス対ジョーンズ事件の証拠』
    昔の裁判はこんなに適当だったのか?と
    信じ込んでしまいそうです

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    2018年11月29日
  • 人間とは何か

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    難しい。難しいけど面白かった。最近なぜか古典を読みたくなって前から名言などでよく名前を見かけて気になっていたマークトウェインの本を読んだ。全般に渡ってペシミズム(悲観主義)で全面的に賛同するというわけではないが、完全に否定することは出来ないなという感じ。確かに自分も何も考えようとしなくても勝手に何か考えついていつのまにかその考えが頭を支配している。ただでも100%そうかと言われると…ンンンとなってしまう。この辺りはまた時間を置いて改めて読んでみたときの為にとっておきたい。とにかく今は読み終えて面白かった。というのとマークトウェインってどんな顔してるんやろということとハックルベリーフィンの冒険も読んでみようということ。100年前に書かれたとは思えないほど現代的な文章、訳し方によるのかもやけど。

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    2018年09月07日
  • ハックルベリー・フィンの冒けん

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    訳も自然で読みやすいし、解説も分かりやすいし、イラストも当時のままを載せているとのことで、すごく良かったです!ハックっていい子だね。

    ジムが娘のエリザベスを誤解から叩いてしまってひどく後悔している逸話が印象的だった。150年くらい前の話だけど、人間ってそう変わるもんじゃないんだね。

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    2018年08月14日
  • ハックルベリー・フィンの冒けん

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    浮浪者ハックの冒けん物語です。

    『トム・ソーヤの冒険』で、トムとハックはカネもちになり、ダグラス未ぼう人がハックを息子として引き取ることになります。ハックは“はじめは学校がイヤだったけど、そのうちにガマンできるように”なり、“未ぼう人のやりかたにもすこしずつなれてきて”、“あたらしいくらしもすこしは好きになって”(p34)きます。

    私はハックの自由な生活に憧れていたので、これを読んで、ハックも普通の生活に馴染んでいってしまうのかと、悲しくなりました。けれど、その後色々とあり、ハックはジムと一緒にいかだの旅に出ることになります。ハックは何か事件があってもなんとかいかだに戻ってきて、“いかだの上は、すごく自由で、気ラクで、いごこちがいいのだ。(p211)”と感じます。私の憧れていた、自由なハックが戻ってきて嬉しかったです。

    物語の後半で、都合よくトムも登場してきます。トムは、ジムを救うため、“いろんなこんなん、ぜんぶこっちがつくらなきゃなんないんだから。(p432)”と言い、簡単なことをわざわざ難しくしています。それは、“冒けんしたかったから(p522)”でした。

    解説で、ヘミングウェイのようにこの茶番劇は読まなくていいという意見まであると書かれています。けれど、私はこの茶番劇が大好きです。トムはどんなことを考えてどんなことをするのだろう、とわくわくしながらおもしろく読みました。トムのような考え方をしていれば、色んなことが楽しくなりそうです。

    ハックは浮浪者で、ジムは黒人で、身分としては高くないのかもしれません。でも、二人とも物語全体を通して人柄の良さが表れていて、大好きになりました。

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    2018年04月12日
  • 不思議な少年

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    知り合いに勧められて
    当初聞いていたより、相当おもしろいお話で
    ある意味荘子的なところもあり、最後は唯識的でもあり、美少年も出てくるし、すごく深いわけではないけど、楽しみながら一気に読めた

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    2017年10月24日
  • 人間とは何か

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    『トム・ソーヤーの冒険』などの作品で知られるアメリカの作家、マーク・トウェイン。
    少年時代にこの方の小説世界に触れて、ミシシッピー川という川の名前を知った、という記憶があります。

    そのマーク・トウェインが、『人間とは何か』という題名で、人間の本質について書いた文章を残していると知り、書店で探して読んでみることにしました。

    老人と青年が対話する形で、書かれています。
    その老人が教え諭す話というのが、人間とはどのような存在なのか、ということ。

    自分なりの理解を、以下に要約します。
    ・人間は自分自身の安心感を求めて行動する
    ・人間の考え、行動は、それまでに得た情報、経験により左右される
    ・上記のような理由で、人間は他の動物たちと比べて大きな差はない

    そのような老人の主張に対して若者が反論しますが、老人によりことごとく論破されてしまう、という内容になっています。

    訳者による”あとがき”によると、本書はマーク・トウェインが60歳前後に書いた、作品のようです。
    人生の終盤をむかえ悲しい出来事が続いたことにより、悲観的な人生観を持つようになった、という背景があるとのこと。

    ただこの作品で書かれていることは、人間の本質を理解する上で、重要な視点だなあと、感じました。
    このような考え方があると知っていることによって、逆に、他人の行動、振る舞いに対する怒りを抑えられるかもしれないなと、感じました。

    著者のイメージが変わるという意味で刺激は強い作品ですが、人間とは何か、自分はどのような行動原理で生きているか、考えさせてもらえた一冊でした。
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    2018年08月06日
  • トウェイン完訳コレクション 人間とは何か

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    ネタバレ

    若者 それなら明らかに、人間というものはすべて、善人にしろ悪人にしろ、どちらも、その身を捧げるのは自分の良心を満足させるためなのですね?
    老人 そうだ。それが一番ふさわしい名前だろうな、それを呼ぶのには。「良心」――あの自主独立した「主権者」、あの傲慢なる絶対の「君主」。人間の内部にあって、人間の「主人」なるものだ。良心にも、ありとあらゆる種類のものがあるからだ。暗殺者の良心だって場合によっては満足させられるし、博愛主義者の良心だって、守銭奴の良心だって、押し込み強盗の良心だって、やはり満足させることができる。一つの指針ないしは動機として、それが厳然と規定されたどんな道徳や品行(ただし鍛錬は別だが)にたいしても役立つかと考えた場合、人間の良心などというものはまったく価値のないものなのだ。

    老人 だが、彼らを鍛錬するんだ。そして戦闘を一つや二つやらせてみるのだ。そうすれば、彼らだって兵隊になるはずだ。そう、兵隊だ。兵隊としての誇り、兵隊としての自尊心、兵隊としての理想をもったものにな。そうなれば、彼らは兵隊としての精神を満足させなければならなくなるはずだ。事務員としての精神でもなく、整備工としての精神でもないのだ。その精神を満足させるのに、兵隊としての義務を避けていたのではとてもできることではない。そうだろう?

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    2020年07月14日
  • 人間とは何か

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    人間とは何かという仰々しいタイトルに反して対話形式でとても読み易く、それでいて人間の本質を突いている。
    老人の主張は一貫している。
    「人は自分の良心を安定させるためにのみ行動する」また「人の良心は、生来の気質と後天的な教育、訓練から得た知識や印象、感情の断片の集合体であり、人はこの主に従う出力機でしかない」というもの。
    これは僕自身も常々感じていたことだ。青年は終始それでは人間の価値が下がってしまう、救いがないということを言うが、全くナンセンスだ。価値が下がると感じるのは、ホモサピエンスという少しばかり賢い猿を実際より過大に評価していたにすぎない。著者はまた、偉大な人間、誇り高い人間は嘘の衣装を自慢しているだけだと貶める。つまり銅人間も炭素人間も金人間も、己の生得の原石を磨こうと理想をもち、訓練なり努力なりをしている限りにおいては、人はみな等価値である。そう主張しているのではないか。
    この老人は人間を貶める、冷たく、嫌な人間では決してない。長年の観察と検証から発見した事実を言っているのだ。その事実は、確かにある面では残酷で、批判的かもしれない。だがまたある面ではとても公平であり、人を勇気づける代物なのだ。
    本書は、少なくとも僕にとっては希望の書であり、ある種の救いとなった。
    ありがとうトウェイン。

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    2017年08月08日
  • 人間とは何か

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     一見ようわからぬ問答集かと思いきや、深淵なる人間機械論のダイジェスト版とも取れる、哲学書であった。老人のような境地に至れば、ある意味楽になるだろう。一方で青年のような青臭い思考も維持したい。結局ようわからんというところで。渋い訳もまた妙なるものがあった。

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    2017年06月05日
  • 人間とは何か

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    マークトウェインが考える人間の本質をストレートに表現したこの作品。
    衝撃的な内容!ではなくなったのは時代のせいでだろうか。最近ではこの手の本はよく見かけるし、”嫌われる勇気”もシンプルに本質的なことをストレートに伝え、それを青年と老人が議論していくという表現の仕方は非常に似ていたな(いわゆるソクラテス式問答)と読みながら思った。

    とても理解しやすかったし、思い当たる反論もないので、素直に受け入れるべき内容なのかなと思ってしまった。
    特に人間の欲=精神欲を満たすために行動しているという点で、今の時代、これまでの物質面重視から精神面重視に移り変わろうとしているけど、結局は精神欲を満たそうとしているだけなんだなと。

    人間の欲を満たすため、精神面に重きを置いてそれを楽しむ人生もあり、またお金や物への物質的欲を満たしながら精神欲を満たす人生もあり。決してどちらがどうこうという問題ではない。その点は理解しておいたほうがよさそうだ。社会の中では、欲の満たし方が違うグループ同士は、お互いにあまり尊敬はしてなさそうだけど、やっていることは一緒という点。この理解はみんな持っておくべきかなと思う。

    また人間の本質はシンプルかもしれないが、人間それ自身や、人間が住む社会はもう少し複雑だ。シンプルな本質を理解したからといって、シンプルに行動するのは大変危険。こういったシンプルな考えが人間の行動の根幹にある(可能性がある)というは知識として持っておき、その上で複雑な社会の中で自分らしく生きていくことが大切なんだろうと思う。

    あとは、その上で”せっせと自らの理想を向上するように努める”だけかなと。

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    2017年01月30日
  • ジム・スマイリーの跳び蛙―マーク・トウェイン傑作選―

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    ウイットに富み、皮肉が効いていて、とても面白かった。
    柴田さんの訳もよかったが、原文を読みたくなった。

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    2016年02月22日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 下

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    ネタバレ

    ネタバレありです。

     つまるところ、トム・ソーヤというキャラクターが好きかどうかで、この巻の好き嫌いは分かれるのではないでしょうか。ジムとハックのロードムービーからうって変わって2巻中盤からはトム・ソーヤ劇場です。決して面白くなくはないんですが、悪のりがすごいんです。まあ王様と公爵もひどかったので、言ってみれば2冊あわせて大半を悪のりが占めているとも言えなくもないわけですが、なんでしょう、トムは基本的にもっと安全なところにいてサバイバルではないので鼻につくのでしょうか。その、周囲の人間も読者をも唖然とさせるような悪のりこそがトム・ソーヤの持ち味なわけなので、良い悪いではなくて本当に好き嫌いの問題なんですが、僕は真面目なハックが好きです。

     小4息子の感想「冒険いっぱいだった!」。小6娘の感想「 でもトムや公爵や考えること・やることがおかしすぎてついていけない部分もあった」。トムや公爵には子供たちも「なにやってんだよ!(*゜Q゜*) 」って感じで笑いながら呆れてました。

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    2015年05月16日
  • 不思議な少年

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    ネタバレ

    The Mysterious Stranger, A Romance (1916)

    サタンがみせる人間の愚かさや醜さは凄まじい。語り手のテオドールはサタンに対して怖れと尊敬を抱いているようだ。人の死に対して私たちは、悲しみを抱くがサタンはそうでない。例えば、若くして死ぬことによってその後に待っていた苦しみを免れたのだという。私は、機械的運命論に基づいたこの思想には賛成できない。仮に、生まれた瞬間から自身の運命が既に決まっていたとしても、生きている瞬間のうちに感じる様々な感情とそれに基づく自身の行動を大事にしたい。一度は、サタンを説得しようとした主人公テオドールのように。

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    2015年01月10日
  • トウェイン完訳コレクション ハックルベリ・フィンの冒険

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    前から読みたいと思っていた名作を読む。

    長かったけど面白かった。
    やんちゃ坊主の冒険譚。
    次々とテンポよく巻き起こる騒動とハックの機転のよさと古き良きアメリカとでもいうようなのどかさが読んでいて気持ちがいい。

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    2014年10月21日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 上

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    『トムソーヤ~』とともに有名な作品。
    だが、この2作品で絶対的に違うのは、主人公の立ち位置。
    トムはいたずら好きだが“子供の範疇”から決して越えず、また、あれこれ文句をいったりもするが当時のアメリカ南部での一般的な考え方(黒人≒奴隷とか)からも外れずに、あくまでも世間という手のひらの上で行動している。
    ハックは設定も浮浪者…自由人というべきか…で、考え方もまた、世間一般のしがらみのない考え方だ。
    逃亡奴隷を通報するべきか、ハックは必死に考える。当時の常識ならば、悩むところではないのだ。言わなきゃいけない。ハックが躊躇しているのは、言えばジムは逃亡奴隷として処罰されるが、そんなことを幇助するのは人間としてどうなのか、という、
    常識>倫理の図式に迎合できず、悩む。

    このテーマの深さがハックルベリフィンの魅力の一つだと思う。

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    2014年08月03日
  • 不思議な少年

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    再読。一番最初は小学6年だったのを衝撃とともに覚えている。トム・ソーヤーの人がッ?みたいな。その頃ラブクラフトにハマりまくっていた私にはツボすぎて、何度読んだかしれないが、ここ数年手に取っていなかったので、ダラダラしながら読む。嗚呼。この1冊でマーク・トゥエインが大好きになった。

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    2014年06月08日
  • トム・ソーヤーの冒険 上

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    トム・ソーヤーの比べ読み中。

    ほかには福音館、青い鳥(抄訳)しか読んでないけど、
    いまのところのベスト。

    なんといっても訳が良い。
    良い文。
    字組も余白を効果的に入れていて(だから上下巻になっちゃったんだろうけど)
    読みやすさに気を配っている。
    子どもに渡す完訳ならこれだと思う。

    表紙は自分の好みだけど、
    中の挿絵はちょっと古めかしくて(私はキライじゃないが)
    子どもウケは悪いかも。

    著者のムダじゃないけど、ムダな(笑)饒舌が読み通せない原因なら、
    抄訳を読むのを検討するのもありだと思う。

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    2014年04月01日