マーク・トウェインのレビュー一覧

  • 人間とは何か
    ・人間を悲観的にみる老人と、それに反発する若者の、人間感に関する考え方のやり合い。
    ・人間機械論。気質と教育により外部からの影響により人は動いたり考える。
    ・人間は自由意思はなく自由選択。
    ・物質的価値と精神的価値の境界線はない。物質的価値などなく、全ては精神的価値。
    例えば自分が欲しいと思ってた帽...続きを読む
  • トウェイン完訳コレクション アーサー王宮廷のヤンキー
    19世紀のコネチカット出身の男が6世紀のアーサー王の時代にタイムスリップして、もっている知識で王の側近にまでなっちゃう話。

    題名が「ヤンキー」なので、どんな話だとビビってたが、いわゆる「ヤンキー」は出てこない。アメリカのヤンキーのことだった… 雰囲気は「吾輩は猫である」に似てる。笑いどころもあるし...続きを読む
  • 小学館ジュニア文庫 世界名作シリーズ 小公女セーラ
    小学生ぶりに読みました。登場人物の描写であるセリフや仕草が細かく設定されており、引き込まれる大好きな作品です。

    財産がなくなったとたんに態度を変えるミンチン先生はどんなことを考えているのか考えながら読みました。
    大学生になってから小学生時代に読んだ本を読み返すととても面白いです。
  • 人間とは何か
    暴論的な部分もあるが面白い。一つの考え方として完成している。この考え方をしたら憂鬱になるかと言われたらそうではなくて、気が楽になる。現代における1つの処方箋になると思う。
  • トウェイン完訳コレクション アーサー王宮廷のヤンキー
    6世紀ブリテン島に転移した19世紀の兵器製造工場主は、遍歴の騎士に「魔法使いだ」と捕らえられアーサー王宮廷に引っ張っていかれた。火刑になる寸前、予言した日蝕が起こって運命逆転、宮廷付き大魔術師となったが…/密かに火薬を作り銃を作り、教会以外で読み書きと科学知識を与える軍人学校も…電信電話網も/アリサ...続きを読む
  • トム・ソーヤの冒険 2
    この手の今時の絵にはどうも食指が動かないが、古本屋で安くなっていたので。
    完訳ではないが、本好きの子が年中~小1くらいで読むのには丁度良いと思う。これが全てと思わず、いつかは是非ハードカバーの完訳版を読んで欲しい。
    時代を感じるが、先生がトムのお尻(下着を下ろした状態の)を鞭でピシピシと叩くところで...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒けん
    数年前に同翻訳者のトムソーヤを読んで世界観に引き込まれ、かなり楽しかった思い出があった。ハックの話も読みたいと思いつつ、単行本でやや高めの値段設定なので躊躇していた。しかし夏はやっぱり少年の話が読みたくなるよなーと思い満を持して購入!内容は期待を裏切らず、楽しめた。ハックもジムも現代に生きる私からす...続きを読む
  • 不思議な少年
    サタンの目から見た人間のやることと言ったら、確かにそう、その通り。でもサタンが変えてくれる運命も厳しい。少年たちが見る現実としては大変厳しい物語だった。大人の自分が読んで思うのは、自分以外の人が幸せか不幸かは、その人の一時、ただそれを見ただけでは判断ができないということ。幸せか不幸かは本人しかわから...続きを読む
  • トム・ソーヤーの冒険
    言わずと知れたマーク・トウェインの代表的作品でありアメリカ文学の古典的超名作である。今更ながら読む。

    ポリー伯母さんやドビンズ先生はいまなら幼児虐待全開なのだが、米国版カツオであるトムのあの手この手の破天荒な冒険活劇が面白い。かと思えば第4章冒頭のような詩的で美しい描写もあれば第33章の鍾乳石から...続きを読む
  • トム・ソーヤーの冒険
    トム・ソーヤーの日常は冒険だ。遊び方がワイルドでたくましい。やんちゃなイメージはあったけど、予想以上に目立ちたがり屋で、女の子に対して積極的な肉食男子で笑ってしまった。何歳の設定か分からないけど、ませてるな~。でもちゃんと良心は備えているし、ひねくれたところがないので好感がもてる。
    友達のジョーもや...続きを読む
  • 人間とは何か
    この本に登場する人物は2人。1人の青年と1人の老人。物語は、人間について老人が自身の考えを語り、それに対して青年が疑問をぶつけていく形式で進行していく。
    著者マーク・トウェインの死後、本書を読んだ彼の妻がひどく泣いたというエピソードからも理解できるように、本書の内容はそう簡単に受け入れられるものでは...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒けん
    はったり少年のトムとは違った生まれ育った素養・環境ゆえか大人を見透かしているようで、でも嘘をつくのはうまくない正直者の姿。無頼漢のようだけど、まだ子供なのでそこまで頼りになるような存在ではない。その辺りのバランスの子供の姿を通して描かれるアメリカの時代や風景のみずみずしさが情景として目に浮かぶ。
  • 不思議な少年
    マーク・トウェインとは思えないほど、重苦しいはなし。
    でも、これからの生き方を変えようと思うほど、考えさせられるものだった。
  • 不思議な少年
    トムソーヤーの冒険書いた人とは思えないほどの暗さ。
    バタフライエフェクト的なくだりもありつつ、ひたすらに悲観に満ちた死生観がストーリーを取り巻いている感じ。
    思春期に読んだら人間不信になりそう。
    ただ、文章は重くなく読んでてストレスは一切なく流れるように読めた。
  • ジム・スマイリーの跳び蛙―マーク・トウェイン傑作選―
    旅行にいく時、電車に乗るとき、この本を鞄に忍ばせていきます。何度読んでも面白い。マークトゥエイン節炸裂です。翻訳もいい。
  • トム・ソーヤーの冒険
    物語としては超有名、自由闊達な少年トムの、まさに冒険物語。いたずらや家出、殺人犯との絡みや同級生との恋愛、ハックとの友情、財宝を巡る奔走と気分躍る要素がふんだんに盛り込まれ飽きさせない。真面目で真っ直ぐなポリー伯母さんとの掛け合いがとても楽しく、感情の激しい浮き沈みが少年らしく微笑ましい。大人の洒落...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険 下
    19世紀のアメリカ、人情味にあふれているが、そこには人種差別や犯罪や暴力が当たり前のようにあった。
    そんな古き良き、そして残酷でもあった時代が、ミシシッピ川の豊かな情景と共に少年の目線で生々しく、時に子供らしいユーモアも交えながら描かれている。
    それにしてもハック・フィンはなんてたくましいことか!
    ...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険 上
    【ハックルベリー・フィンの冒険 上・下】
    マーク・トウェイン作、西田実訳、岩波文庫、1977年

    面白かった。

    「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の主人公ホールデンが「20世紀のハックルベリー・フィン」と呼ばれると知って、初めてちゃんと読んでみたが、面白かった。

    作者マーク・トウェインは1835年...続きを読む
  • ジム・スマイリーの跳び蛙―マーク・トウェイン傑作選―
    少しお堅い文章で面白~いお話が
    書かれている短編集です(´艸`*)

    2、3作品は少し合わなかったですが
    他の作品は楽しく読みました。
    お気に入りは『スミス対ジョーンズ事件の証拠』
    昔の裁判はこんなに適当だったのか?と
    信じ込んでしまいそうです
  • 不思議な少年
    人間でいることが罪のように思えてくる。やたらと人間非難する少年。これを書いた時期の作者の気持ちが入り過ぎているであろうと思われる。
    人間不信に陥っているからこそ書けた作品。
    少年がとても魅力的。