あらすじ
ポリー伯母さんに塀塗りを言いつけられたわんぱく小僧のトム・ソーヤー。転んでもタダでは起きぬ彼のこと、いかにも意味ありげに塀を塗ってみせれば皆がぼくにもやらせてとやってきて、林檎も凧もせしめてしまう。ある夜親友のハックと墓場に忍び込んだら……殺人事件を目撃! さて彼らは──。時に社会に皮肉な視線を投げかけつつ、少年時代をいきいきと描く名作を名翻訳家が新訳。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
想像力と冒険心でなんでもできるあの感じ。子供の頃の秘密基地を思い出した。懐かしさもあり、人間味のある話もあり、作品としても面白かった。時代を超えて届く普遍性に感動した。
Posted by ブクログ
大人になって読む児童書。
公文の英語でやったことがあるので何となく思い出した。
墓場のシーンという…
少し怖い描写とかはあれど、終始ワクワクする冒険の話で楽しかった。昔、アニメもしてたし、アニメも見てみようかなと思う。
トムみたいな同級生いたら楽しいだろうな。後書きではっと気づいたけど勝手に10-11歳ぐらいかなと思ってたけど、年齢不詳だったことを忘れていた笑
Posted by ブクログ
トムの話術の巧みさで周りを味方にしていくのが面白かった!無人島でハックたちが家に帰りそうなのをよくトムは引き止めたと思うと感心です。最後にハッピーエンドで終わるのが良かった!
Posted by ブクログ
いつ買ったのだか、家にあったので読みました。話をかなり忘れていたので新鮮に楽しむことができました。
個人的には、中盤ごろまでは当時のアメリカの田舎によくある風景や価値観の描写を、腕白少年の日々を通じて淡々と読み進める印象でした。しかひ後半に進むにつれ、緊張の糸が張っていく感じがして、ラストまでハラハラしながら駆け抜けるように読みました。
今度ディズニーランドに行ったら、蒸気船に乗りながら、彼らのように海賊ごっこでもしてやろうかと思います。
Posted by ブクログ
ハンカチを持ってる奴は気に食わないとか、気になる子が近くにいると大きな声でアピールしてしまうとか、国も時代も違うのに共感できるのが名作たる所以なのかな。所々で懐かしい匂いがして、子ども向けの内容でありつつも、大人の私も楽しく読めた。ハックルベリィフィンのほうはもっとメッセージ性があるようなので、そちらもぜひ読みたい。
Posted by ブクログ
ハックルベリーフィンの冒険を読んだ後、読まなければと思っていたこの本をやっと読むことができた。
やはりとても面白かった。
ミシシッピ川河畔の描写も多く、20年前に訪れた、マークトウェインの生家までセントルイスから車でドライブした時のことを思い出した。
ミシシッピ川沿いをずっと北上してたどり着いた。
道中所々で見えたミシシッピ川は水量が多く堂々としている印象だった。
マークトウェインはもちろん知っていたが、まだ本は読んでいなかったので、ただ単に訪れたというだけで終わってしまったが、読んでから行けばよかったと今は後悔の気持ちでいっぱいだ。
できれば再度訪れてみたい。
Posted by ブクログ
小学校時代に読み漁った名著の読み返し。
「トムソーヤの冒険」が発表されたのが今から140年前、アメリカがまだ南北で対立していた時代。
奴隷制もあり、荒れていた時代にこれほどまでに勇気と希望に溢れた物語を生み出した著者が素晴らしい。
印象的なシーンが、自らの日曜学校の葬式の日に戻ってきた3人を、喜びに満ち溢れて出迎えた人たちに、ハックが帰ってきたことも喜んでくれと、何の気無しにトムが言ったところ。
トムの心の優しさ、寛大さがひしひしと伝わってくるこのシーンに胸を打たれた。
Posted by ブクログ
おそらく子どもの頃に読んだことがあるはずだが、こんなに長い話だという印象はなかったので、子ども向けに縮訳されたバージョンで読んだのだろう。数々のいたずらと冒険、少年らしい想像力と恋、そしてハッピーエンドで、19世紀アメリカらしい瑞々しさ満載のストーリーを柴田元幸訳で楽しめるのだから、文句のつけようがない。『ハックルベリー・フィンの冒険』も読もう。
Posted by ブクログ
幼少期にTVで観たトム・ソーヤの冒険。「悪童」というのがぴったりのトム。ポリーおばさんに叱られ、学校で喧嘩し、日が暮れるまで遊び、女の子にモテたくて意地悪をする、純粋な少年。トムの少年時代は多くの事件が勃発する。海賊になりたくて家出、目の前で起きた殺人、金貨がぎっしり入った宝箱の発見。これらの事件でいつもトムの近くにはハックが常に一緒に行動する。このハックはとても独特な性格で面白い。トムが好きになったベッキーにはとても好感度が高く、少年トムを羨ましく思った。多くの人に小説のトム、ハックと会ってほしいな。
Posted by ブクログ
大人になって読み返して改めて面白さがわかる本がある。失われた時間への惜別の想い、子供たちの未来よりも自分の今とこれからを期待したくなる小説。ストーリーは今さら語るまでもない。19世紀のミシシッピーを舞台にトムやハックやジョーが好奇心で常識を封じ込め、新しい世界に飛び出していく冒険小説である。「へん、ぶたれるのがなんだっていうんだ」明日会社で実践してみよう
Posted by ブクログ
1876年に書かれたアメリカ南北戦争以前の「古き良き」我らが故郷を
少年の冒険を題材に描く作品
素材梗概を子供向けにジュブナイルのように翻案されてもいるが
広く読まれているようにその多くはアメリカ原風景を刺激する国民的作風
日本で言えば吉川英治作品のような
主人公やその周囲は人間的でありながら善と成されているが
だからこそ南北戦争以降の国家として目覚めたアメリカにとっての
得難さを持つ時代小説となっている
Posted by ブクログ
多くの人が子供時代に一度は読んだと思う。私も小学生の頃読みました。大人になって再び読み、トムや仲間の言動に笑ったりハラハラしたりしながら童心に帰ってしまいました。子供だった頃の自分の考えていた事を次々と思い出させてくれる本。時代も場所も背景もトムたちとは全く違うのに、子供の考えることは世界共通。大好きな本です。
Posted by ブクログ
他の人の訳で中学時代に読んだ気がするが、柴田元幸氏の翻訳で読んでみたいと思い、再読。
トムの勇気や機転は本当にすごいんだけど、ガキ大将っぷりは鼻についてしまう。スクールカースト上位だよな、こいつ、とか思ってしまう。私が捻くれているのか。しかし柴田先生もあとがきで同様に「トムは大人になったら地元のお偉いさんになって『私も子供の頃はやんちゃしたもんですよ、ガハハ』って言ってそう」的なことを書いており、激しく同意。
やっぱりトムよりもハックの言葉が心にしみる。「手に入れるのに苦労しないものなんて、持つ気しねえから」。こっちはきっと、お偉いさんになって昔を笑ったりはしない。
Posted by ブクログ
子ども時に読んだ記憶はありますが、ふと手に取り読みました。
今の時代ではコンプラだらけの内容ですが、子供の頃この冒険を読んで胸が躍った記憶が蘇りました。
大人の目線と子供の目線では捉え方が変わる本ですが、どの世代が読んでも楽しめる一冊だと思いました。
Posted by ブクログ
初めて読んだ。軽快でテンポがいい部分と、何この話!?という部分とが入り混じって不思議な読書体験。キャラクターを好きにもなれないし嫌いにもなれないし、距離感が絶妙な話でした
Posted by ブクログ
積読状態にある「ジェイムズ」……。
何となく「ハックルベリイ・フィンの冒険」を読んでから手に取ろうと思っていたが、どうせならトム・ソーヤーも読んでおこう、と。
多分、子供の頃に児童書で触れたような気も……でも、内容はよく覚えていなかったので。
改めて読むと、ポリー伯母さんの髪が真っ白になるのもよくわかる(笑)
牧歌的な時代の、トム・ソーヤーの冒険譚、単なる童話というだけに収まらない。少年の自尊心や畏れ、悪に憧れはあるが、本当の悪には決して染まらず、いい意味でのスラップスティック的要素と、根底にあるキリスト教的信仰、それをも超越するハックの目線。
事件も上手くハメ込まれ、こんな話だったっけ……と、読みながらにして思う。
大人になってしまったからこそ、また童心に戻れ、楽しめたような気もする。
さて、次は「ハック」の物語を読んで、それから「ジェイムズ」へ。
いつになるかは分からないけれど(笑)
Posted by ブクログ
僕が小学生の時代のことなんだけれど、今僕が死んだらみんなどう思うんやろう。町中僕の話で持ちきりになって、地元のヒーローになれるのでは?それをあわよくば俯瞰して反応を見てみたい!海外のリカクション動画を見る感覚で!って思ってた部分ある。でもそれは、小学生という小さなコミュニティ(この物語ではアメリカの1830年台で、日本の戦前のような感覚)で人々の輪が密接に結びついた共同体だから!確かに僕もあの頃は最新の電子機器が3DS!すれ違い通信でポケモンバトルするのが最新の遊び!だった頃から急にプレステの通信対戦になり、スマフォーで見知らぬ人と荒野行動もできるし荒野行動で結婚もする時代。人と人とのつながりが表層的になってしまった今の時代こそ読み返す作品!郷愁的!ノスタルジー!万歳!
Posted by ブクログ
腕白少年トムと他の子供たちの勇気とスリリングさ、ドラマ性を持った、マーク・トウェインの代表作。冒険の中でも、リアリスティックを実現しているため、登場人物の心情に自分を重ねやすい。少年時代に戻りたいときに読むのがいいかもしれない。
Posted by ブクログ
面白かった。
トムとハックの最初の「お前なんかやっつけてやる」に笑わさせられた。2人の子供らしさも好きだった。
トムのやんちゃぶりに手を焼いたポリーおばさんの愛情深さも良かった。
Posted by ブクログ
この話を読んで、自分が友情モノに弱いんだと改めて気付かされた!当時の時代背景も感じられた。読むのが楽しかった。訳者のあとがきも必須。
「ハックルベリィフィンの冒険」も映画で観たが、それも良かった。
Posted by ブクログ
言わずと知れたマーク・トウェインの代表的作品でありアメリカ文学の古典的超名作である。今更ながら読む。
ポリー伯母さんやドビンズ先生はいまなら幼児虐待全開なのだが、米国版カツオであるトムのあの手この手の破天荒な冒険活劇が面白い。かと思えば第4章冒頭のような詩的で美しい描写もあれば第33章の鍾乳石から滴る滴の荘厳な描写やほか妙に真理めいた文章も散りばめられ物語としてだけではなく文学作品としても秀でている。インジャン・ジョーが登場してから以降の展開はハラハラドキドキのまさにディズニーやハリウッド級の面白さだ。
アニメ版も作られたため児童向けのイメージが強い作品だが、おませなトムとベッキーの恋物語やインジャン・ジョーの残酷な死に様はPTA「非」推薦の児童向け良書かもしれない。兎にも角にもチビッ子がトムと同じことをすると確実に親のカミナリが落ちるだろう。
あとがきを読むと『ハックルベリー・フィンの冒険』の冒険もほうの評価も高いということで、今度はこちらも読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
トム・ソーヤーの日常は冒険だ。遊び方がワイルドでたくましい。やんちゃなイメージはあったけど、予想以上に目立ちたがり屋で、女の子に対して積極的な肉食男子で笑ってしまった。何歳の設定か分からないけど、ませてるな~。でもちゃんと良心は備えているし、ひねくれたところがないので好感がもてる。
友達のジョーもやんちゃだが、ハックは全然違うタイプ。特に終盤のハックの台詞で、彼がトムとは違う価値観を持っているのが分かる。単純に恵まれない浮浪児という感じではなく、作中の「浪漫的浮浪者」というのがしっくりくる。このトムとハックが仲良しというのが微笑ましい。「ハックルベリー・フィンの冒険」も読みたい。
Posted by ブクログ
物語としては超有名、自由闊達な少年トムの、まさに冒険物語。いたずらや家出、殺人犯との絡みや同級生との恋愛、ハックとの友情、財宝を巡る奔走と気分躍る要素がふんだんに盛り込まれ飽きさせない。真面目で真っ直ぐなポリー伯母さんとの掛け合いがとても楽しく、感情の激しい浮き沈みが少年らしく微笑ましい。大人の洒落ているが難しい表現力で語られるのは少し違和感があり、また無駄に読みにくいと感じた。
終盤でのハックの無欲な人生観が個性的だがトムに説得され養子となり、ほっとするやら残念やら。
Posted by ブクログ
1876年に刊行されてから読み続けられている『トム・ソーヤ―の冒険』。子ども向けとはいえ、大人が読んでもとてもおもしろい作品でした。
『トム・ソーヤ―の冒険』を読んでいると、大人と子どもの間には数多の誤解が立ち並んでいることがわかる。大人は子どもを、子どもは大人を、思い込みで決めつけているところがあり、それらはこの時代だけではなく現代にも通じる普遍性がある。きっと、多くの人たちがこの作品を楽しむことで、大人と子どもの間で相互理解や和解が生まれるでしょう。ただ人間の業というべきか、そういった理解や和解をさらに利己的に使う者もでてきますから。せっかく理解してくれるようになったのに、今度はその理解を使って相手(子どもは大人を、大人は子どもを)欺く材料にしてしまうものだったりする。しかし、どうして大人は自分だって子どもだったくせに、子どものことがわからなくなるのだろう。思春期っていう強烈な体験をするからだろうか。
いろいろな出来事が起こって、悪ガキのトム・ソーヤーたちがおもしろいことやハラハラさせることをどんどんやっていくので、読み手である僕はこの作品の中へあっという間に巻き込まれていった。トム・ソーヤーはいたってシンプルに、自分が生きやすく幸せに、金持ちになることを第一に生きている。そこには社会のルールなんてまだ眼中にはありません。でも、教会に通ったりさせられているし、学校でも勉強をしていて、社会から逸脱しきっているわけではない。逸脱しきっているのはハックルベリィ・フィンのほうです。そして、彼らは唯一無二の仲間。このハックルベリィ・フィンのしゃべる言葉がおもしろい。彼の考え方、感じ方、生き方がそのまま出てくる言葉で、生活の規則正しさに囚われている一般の人からすると、目の覚めるような叡智のようにも感じられるところがある。人間性っていったいなんだろう? と考えさせられる人もいらっしゃると思います。
あと、ツッコミどころもあります。洞窟はほんとうに真っ暗だろうに、ろうそくも尽きてからよく歩き回ってるなあ、だとか。
では、「ここは!」と気になったところを引用しながら。
__________
「伯母さん、悪かったよ――考えてなかったんだ」
「お前はなんにも考えてないんだよ。いつだってなんにも、自分勝手なことしか考えてないんだよ。夜中にジャクソン島からわざわざここまで来て他人が苦しんでいるのを笑ってやろうってことは考えるし、夢がどうこうと嘘ついてあたしを騙くらかそうってことも考えるけど、他人を不憫に思うとか、他人の悲しみを和らげてやろうなんてことはこれっぽっちも考えないんだ」
「伯母さん、ひどい真似したってこと、いまは分かるよ。でもそんなつもりはなかったんだ。ほんとだよ。それにあの晩は、伯母さんたちを笑いにきたんじゃないんだよ」
(p223)
__________
→トム・ソーヤーと仲間たち三人が家出をして、村で大騒ぎになっているときにトムはこっそり家に戻って隠れながら家族の様子を盗み見ていたときのことを振り返っての会話です。伯母さんはトムを誤解しているのだけど、それはこれまで何度もトムに裏切られてきたから。でも、トムも少しずつ成長していくものだし、人としての感傷もちゃんとあるので、人でなしみたいな行為ばかりするわけではありません。そこはまあしょうがないのだけど、それがお互いの理解の妨げになっていて、信頼関係が築かれなくなるのですが、この引用のあとの部分でその誤解が溶けるという物語としてのカタルシスがあります。さきほど書いた、「大人と子どもの間には数多の誤解が立ち並んでいることがわかる」というのは、こういったところなどに感じられたことでした。
__________
こうして二人はまた動きだした――あてもなく――まったく当てずっぽうに――とにかくできるのは動き回ること、動きつづけることだった。少しのあいだ、希望が蘇ったように思えた。それを支える根拠はなかったけれど、希望とはそういうものだ。人が歳をとり、挫折に慣れっこになってしまってその弾力が潰えてしまわぬかぎり、希望はいずれまた息を吹きかえす。(p339)
__________
→トムとガールフレンドのベッキーが洞窟の内部に取り残され迷子なってしまうシーンから。停滞すると絶望にやられてしまうんです。これはメタファーとして読んでも意味がある箇所でしょう。
この引用に通じるのですが、トム・ソーヤーの冒険に出てくる悪役、インジャン・ジョーが洞窟に閉じ込められた最期のとき、なにか仕事をすることで(ナイフで出入口の扉の下枠を削っていた)心を保っていた様子がわかるのだけれど、辛いときでもなにか仕事をしてエネルギーが切れたり壊れたりすることを防ぐというのはありますよね。
大変な環境に居ながらも仕事をして、傍目から「よくがんばるな」と感心されもする人は、なにも仕事熱心であるとは限らない。自分を保つためにやっている。反対に、仕事をよく頑張っているのだから、本人は自分の境遇が大変だは言うけれども実際はそうでもないのだろう、と周囲に思われるケースもあると思いますが、それは誤解であって、無理をしてでも仕事をして自分を保っていたりする。
こういうのは僕でもある。僕の場合、不安定な家庭環境で仕事と思って原稿を書く。原稿を書くというのは大文字での言い方で、そのなかには読書をして知識をつけたり技術を見知ったり考えかたを養ったりなどがあるのだけど、傍からは「読書は仕事じゃないね」と一蹴され遊んでる扱いを受けたりする。
でもこれは自分を保つための仕事としての意味合いがあるわけで、そういった意味では仕事なのでした。だから、そんなの仕事じゃないねと誰かに否定されてもこっちの気持ちとしてはピントのずれたことを言われたなと感じるところがあり、それでも続けていくことになるのです。それは心を保つため。
ということで、なんだかんだと子ども向きと思われた『トム・ソーヤ―の冒険』でも気づきや学びがいろいろと得られるのでした。アメリカの研究者でも子どもの頃に一度読んだらもう読まない類いの名作だと言われているそうです。かたや、『ハックルベリィ・フィンの冒険』のほうは何度も読むそう。それでもトムには生活の中での小さな核のような見抜きが書かれてる。普遍的なものが描かれています。
Posted by ブクログ
原書は1876年刊行と150年前
子どもの遊びの様変わりに驚きつつ、「禁止されるとやりたくなるのに、禁止されなくなると見向きもしない」といった心理や、作文を偽善的に書かせるような学校の雰囲気は、今もあまり変わらない気がする
有名なペンキ塗りのエピソードのように要領よく立ち回るトムも魅力的だけど、周りと違うことを気にせず、簡単に手に入るものには執着しないハックの生き方には憧れを感じた
Posted by ブクログ
時代的に黒人への差別や偏見がところどころで暗い影を落とすが、トムを通して少年たちにしか分かち合えない世界が伸びやかに描かれていた。日曜名作劇場のイメージが強いので読んでいる間脳内ではアニメのトム達が駆け回っていた。
Posted by ブクログ
トムソーヤといういたずら好きな少年の物語。1830年代のアメリカの田舎ってこんな感じなのかなと思わせるような描写が多くて面白かった。トムがハックやジョーと一緒に家出をして海賊ごっこをする時やトムとベッキーが洞窟で迷う時に村総出で探索したりするところは田舎の一体感みたいなのを感じれた。前半のトムが仲間たちと物を交換する時にビー玉とかブリキとかに価値を見出しているのが少年だなって思うしなんか懐かしく感じた。
Posted by ブクログ
読むまでなぜか少年が筏で漂流する話だと思っていた。たぶん十五少年漂流記と混じってる。なんで混じっちゃったんだろ?
だから読み始めるうちはいつ漂流するんだ?と思ってたけど、中盤に差し掛かってどうやら違うらしいということに気づいた。
想像してた話とは違ったけど、赤毛のアンシリーズのような子どもが生き生きと自由に遊び回る姿を描いた海外児童文学が大好きなので、読んでよかったなあという感じ。
児童文学といっても、大人や子どもの人間性や心情について一歩引いた視点で書いているので、それが滑稽さを際立たせているところもあれば、今にも通ずる感性もあったりした。この的確な視点や本人も楽しんで書いたのだろうな、という文章が、作者が描こうとしていることへの信頼感にもつながった。
やっぱり名作は面白いなー
わたしが読んだのは旧訳版だったけど、翻訳も内容も読みやすく、全く古さを感じなかった。