マーク・トウェインのレビュー一覧

  • ハックルベリー・フィンの冒けん

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    『トム・ソーヤの冒険』に出てくるトムの悪友のハックが主人公。トムよりもハックが好きという人も多いというが、なんとなくその理由もわかった。

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    2025年02月03日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    トムソーヤといういたずら好きな少年の物語。1830年代のアメリカの田舎ってこんな感じなのかなと思わせるような描写が多くて面白かった。トムがハックやジョーと一緒に家出をして海賊ごっこをする時やトムとベッキーが洞窟で迷う時に村総出で探索したりするところは田舎の一体感みたいなのを感じれた。前半のトムが仲間たちと物を交換する時にビー玉とかブリキとかに価値を見出しているのが少年だなって思うしなんか懐かしく感じた。

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    2024年11月08日
  • 人間とは何か

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    ネタバレ

     マーク・トウェインといえば、『トム・ソーヤーの冒険』などの少年文学の巨匠という印象しかなかったのですが、本作のようなパンチの効いた論評本も書かれていたんですね。

     対話形式で書かれた作品で、とても読みやすく面白かったです。

     内容は、「人間とは機械であると主張する老人」vs「人間の良心を信じる若者」の問答集となっています。

     老人が、「人間、それは単なる機械である!なぜなら・・・。」と主張していき、若者が、「いやいや、そうはいうものの人間には良心や愛が・・・。」と反問していくカタチです。

     作品からの例証や実体験をいくつか挙げたりして論じていく老人に、半ば若者はたじたじです(笑)

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    2024年08月21日
  • 不思議な少年

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    視点や考え方の違いを理解せず求める怖さ。

    追加
    選挙結果でこの物語を思い出した。同床異夢、その通りと思いきや違う側面がメインだったなど。

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    2025年09月05日
  • ジム・スマイリーの跳び蛙―マーク・トウェイン傑作選―

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    「トム・ソーヤーの冒険」「ハックル・ベリーの冒険」で有名な著者のエッセイ、コラム等の短編集。短編小説もあるが、もっぱら、著者がどういう人だったかを知ることができる作品だろう。ユーモアと言っても「それがどうした。」と思えるようなのもあり、時代と環境の違いか、読みごたえがあるとは言えない感じ。2024.3.24

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    2024年03月24日
  • トム・ソーヤーの冒険

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    ネタバレ

    読むまでなぜか少年が筏で漂流する話だと思っていた。たぶん十五少年漂流記と混じってる。なんで混じっちゃったんだろ?
    だから読み始めるうちはいつ漂流するんだ?と思ってたけど、中盤に差し掛かってどうやら違うらしいということに気づいた。

    想像してた話とは違ったけど、赤毛のアンシリーズのような子どもが生き生きと自由に遊び回る姿を描いた海外児童文学が大好きなので、読んでよかったなあという感じ。
    児童文学といっても、大人や子どもの人間性や心情について一歩引いた視点で書いているので、それが滑稽さを際立たせているところもあれば、今にも通ずる感性もあったりした。この的確な視点や本人も楽しんで書いたのだろうな、と

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    2024年03月04日
  • トウェイン完訳コレクション 人間とは何か

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    本編も面白いが、訳者あとがきにドキッとさせられた。『反応しない練習』(草薙龍瞬)を思い出しながら読んだ。

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    2023年03月04日
  • 漫画 人間とは何か?

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    人間とはと新たな見方を教えてくれる本でした。
    環境が人間を創る。
    だから、良いものに触れて、良い人間関係の中に見を置く。のが大切だなと改めて思った。
    もっと良いものに触れていこうと思えた本でした。

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    2022年12月03日
  • 不思議な少年

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    『トムソーヤの冒険』と同じ作者の作品とは思えないような暗い作風でした。作者の意外な一面を見れたような気がしました。

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    2022年10月03日
  • 人間とは何か? 自己啓発の劇薬 マーク・トウェインの教え

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    ネタバレ

    人間は、おのれの精神的安らぎを得るためであれば、なんだってする。自己犠牲の誘惑に耐えられるものと耐えられない者がいるだけ。

    外部の環境でどうにでも人間は変化する。理由は、過去の人生のすべてにある。

    人間は機械である。

    マーク・トゥエインの遺言、死ぬ4年前に匿名で出版した。
    人間とは、自己中心的な機械である。
    気質と外部影響で決まる機械。
    気質はなくならないが、外部影響は訓練で変えられる。

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    2022年09月24日
  • ハックルベリー・フィンの冒けん

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    柴田元幸さんによる新訳版。
    ハックとジムのやり取りをはじめとする会話シーンが印象的。
    持っている知識を使って自分なりに物事を理解しようとする様が、会話の中から見えてくるのが面白かったです。勘違いや言い間違いも含めて。

    ハックの一人称の語りを通して、子どもたちが世界をどう捉えているのか、宗教や政治や歴史をどう捉えているのか、とても生き生きと感じられました。

    特に、黒人奴隷のジムに対するハックの葛藤に引き込まれました。
    ジムのことは愛しく思ってるけど、元々誰かの所有物だったため、そこから逃げ出す手助けをしてしまったという「盗みの罪悪感」を常に抱いています。しかし一方で、ジムが家族と離れ離れにな

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    2022年06月16日
  • 漫画 人間とは何か?

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    漫画なので読んでみた。
    人間機械論は、現代は更にその一段階、二段階上で、人間とは何かと議論されているものだと思うので少し古いが。

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    2022年03月28日
  • 漫画 人間とは何か?

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    ネタバレ

    漫画だけでなく、所々挟まれている妹尾教授の解説もよかった。

    人間は意思決定に基づき、選択をしていると思いがちだが、実は身体が先で意識が後付けで動いているらしい。
    また、”自由意志”という考え自体が、ある種、作られた概念という話も面白かった。曰く、洋の東西を問わず、宗教は善いことをすれば天国に/悪いことをすれば地獄に行くと教えているが、それは社会秩序を保つ上で都合が良かったから。そして、その教えが成り立つには「人々は自由意志に基づき行動しており、行動の責任は行動した人にある」という前提が必要となる。そうして、ある種自由意志という概念が作られた。ただ、科学によって宗教の教えが弱められたように、自

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    2022年03月20日
  • 漫画 人間とは何か?

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    目から鱗。自分の弱さを認めるって、こんな方法もあったのか。
    でも、どうせ人間は機械だからっていうことで状況に流されて、結果何も考えなくなるってならないのかな。

    つぎは単行本の方を読んでみようと思う。

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    2022年03月11日
  • 漫画 人間とは何か?

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    ネタバレ

    たまたま本屋さんでカッコいい表紙が目に入って購入。幼い頃に読んだ記憶がある「トムソーヤの冒険」や「ハックルベリーフィンの冒険」を書いた方の本(を漫画化したもの)、というところにまんまと惹かれてしまいました。
    内容をまとめると、「人間の行動は全て自己満足が由来」「何をもって満足とするか、は環境等の外的要因によって機械的に決まる」ということになるのかな…
    率直に、この考え方自体には、あまり新しさを感じません。
    私自身は生まれてから今まで、ずっと自己満足を満たすために生きてきた感覚があるし、周りの人間もそうでした。でもこれも、 "環境等の外的要因" になっていたのかもしれないです

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    2022年02月14日
  • 人間とは何か

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    ネタバレ

    読む年代により感想が大きく分かれると思う。
    10代、20代の方がこの本を読んで感じられるのは虚無感だと思う。
    まさに作品中に出てくる青年の心情が投写される気がする。
    ただ、年齢を重ねた方が読めば作品に書かれていることは一種の免罪符になり得る。

    人は形成するものは産まれ持った気質と教育であり自由意志など持たないと言う事実を延々と突きつける形で進んでいく。

    ただ、その事実に対する著者の成否や判断は作品中一切行われず読者に委ねられる。唯一、著者の心情を表してそうなのは最後の一文のみである。

    事実を提示するのみで、論理展開が行われないため単調な進行となり、読む人によってはつまらないと言った感想抱

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    2021年11月04日
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険

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    やんちゃで想像力も行動力も豊かな少年たちによる、退屈な日常を面白く過ごしていくお話。登場人物同士の会話(時にくだらないが、それも少年ぽくて良い)、会話の中で揺れる心の描写のコンビネーションが自然に混ざり合い、すんなり入っていくことができたお話でした。
    さてどんな冒険かというと、勿論巨悪を倒すとかではなく、日常を少し離れたとこに見つけた背伸び体験です。っと片付けるには無理があるほど危ないことをやってますね。3度くらい命が危なかったような?これが若さゆえの無謀か、、、こんなことして大丈夫か?そして懲りないんだな!
    それと19世紀アメリカの日常生活が描かれているのも興味深いですね。当時から教会に通っ

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    2021年07月29日
  • ジム・スマイリーの跳び蛙―マーク・トウェイン傑作選―

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    ばかばかしい話というのは、古今東西底堅い需要があるんだなあ。

    『物語の語り方』のラスト(怪談が、「お前だー」で終わるやつ)は、日本の怪談の伝統芸能かと思っていたら、19世紀の大昔からあるとは。。マークトウェインが元祖かはよく分からないけど。

    『本当の話』は、唯一異色なシリアスもの。黒人奴隷の人生への愛情を感じる。ここから公民権運動まで100年近くかかるなんて意外と言えば意外。

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    2021年06月19日
  • 人間とは何か

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    若い時に読んだこの本は自分の人生に無視できない影響を及ぼしているような気がずっとしていた。人間は機械であり、自分は出来損ないの機械なんだろうという思い。
    読後、約30年。機械だから何だというのだ、むしろ出来損ないの機械ならではのオモロイ社会を笑い飛ばしながら生きてきた。これでいいのだ。

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    2021年06月04日
  • ハックルベリー・フィンの冒けん

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    トムソーヤがおままごと好きならば、ハックは本物の冒険者。危険から逃げていかだに戻りたくてたまらないのに、なぜかいつも冒険に巻き込まれてしまう。少年の機知に富んだ対応や、スパイスのように効いた人種差別の背景が冒険を加速させている。

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    2021年04月30日