倉知淳のレビュー一覧

  • シュークリーム・パニック

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    気軽にテンポよく読めて楽しかったー!
    声に出して笑ってしまうところとチラホラ。
    『現金強奪作戦!(但し現地集合)』のメロンパンのくだりで、まずやられた 笑
    『名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状』は、素直に「うわ~そうだよね!すっかり存在忘れてたよ」と不意打ちのやられた感が良かった。(まぁアンフェアといえばそう感じる人もいそうだけど)

    他の作品もただただ楽しい。

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    2024年12月19日
  • 過ぎ行く風はみどり色

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     まんまと騙された。祖父が部屋で撲殺され、その後降霊会で第二の殺人が起きていく…というストーリーで密室や一人二役のアリバイトリック、先入観を利用した誤認トリックといった本格ミステリーにどんでん返しが加わって最後まで読んで満足した気分になった。猫丸先輩も前作同様変人ぶりかつ名探偵ぶりを見せつけて「役者だなぁ。」と感心した。

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    2024年05月06日
  • 大雑把かつあやふやな怪盗の予告状 警察庁特殊例外事案専従捜査課事件ファイル

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    読みやすく、最初と最後の事件の結末が上手く結びついている。色んなタイプの探偵がでてくるが事件を解決せずに帰っちゃったりするから、最初はその方々が犯人かと思った。
    真ん中の事件の動機に驚き。

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    2023年08月23日
  • 過ぎ行く風はみどり色

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    鮮やか!

    猫丸先輩出て来てからの、展開がとても鮮やかだった。サイ研究の描写も、その解釈も納得できるものだった。後味が切なく、爽やかだった。先輩結構人情派なんですね…?笑

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    2023年08月08日
  • 月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言

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    ネタバレ

    初恋の探偵猫丸先輩

    ねこちゃんパズル
    可能性として有り得るのはねこちゃんに覚えさせるのだとは思ったけどそこまで行くとそれはアリなのか?
    (覚えない子は里親に出す、とか)
    ルールとしては他の案に劣らずスマートじゃない気も。

    恐怖の一枚
    なるほどな、全然分からなかったけど分かるとこわい。壮大すぎる気もするけど雰囲気は一番好き。
    悪露癖が伏線として回収されるのもよかった。

    ついているきみへ
    柿原くんが新聞紙にたどり着くまでが少しじれったかった。
    見てみたいジンゴちゃん……。何がそんなに人気なのか。その謎を解明して欲しい。

    海の勇者
    ちょっと無理やりかなとは思った。
    オーナーの安全管理の方が気になっちゃったぜ。

    月下美人の待つ庭で
    いちばん好きかも。猫丸先輩めちゃくちゃ不審者で笑ってしまう。
    月下美人見てみたいなぁ。
    真相が少しあっさりしてたけど雰囲気はいちばん好き。

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    2023年07月02日
  • 大雑把かつあやふやな怪盗の予告状 警察庁特殊例外事案専従捜査課事件ファイル

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    ★5 密室、予告状、見立て殺人。しかしどれも微妙すぎる現場で… #大雑把かつあやふやな怪盗の予告状

    人を小馬鹿にしたような、一風変わった条件が提示される本格ミステリー短編集。
    しかしポップな装画や冗談のようなタイトルだと思って舐めていると、丁寧で重厚な論理にびっくりさせられる作品です。

    まずテーマひとつひとつが魅力的すぎる。
    密室、予告状、見立て殺人… しかし内容を読んでみると、どれも中途半端というか、未完成なんです。なんでなの…?

    もちろんそこには理由があるんですが、雑っぽいところをフックに楽しく読ませてくれる。推理はすべての可能性をあげた上で、ありえない事象は排除していくという、めっちゃ丁寧でロジカルな解法。
    全てが明らかになったときは、なるほど、そういうことかと膝を打つこと請け合いです。

    そして倉知先生お得意の人を食ったようなキャラクターも最高。
    なにより面白いのは、主人公も名探偵も、どこか中途半端なところ。成長するみたいな前向きな姿勢を全く持ち合わせておらず、いい意味でまるで人情味や熱さがない。でも謎解きに関してだけは、ど真ん中ストレートなんですよ。

    往年の名作ミステリーを思い出させてくれる、素晴らしい本格ミステリーでした。

    ■古典的にして中途半端な密室
    密室トリックが施されている現場であり、かつ微妙に密室ではない殺人事件。

    普通は完全犯罪でも、ひとつくらい穴があってそこから推理を展開していくんですが、見えているもの全てが穴だらけ。なんじゃこれっ
    謎解きは論理性はもちろん、想像力も必要で、なかなかどうして痺れました。

    ■大雑把かつあやふやな怪盗の予告状
    怪盗ルパンよろしく宝石略奪の予告状が届くが、日時指定がやたら曖昧な内容で…

    ストーリーが良くできてるな~
    そして予告状自体が引きが強すぎ、理由がさっぱりわからん。

    読んでいると真相はこういうことなんじゃないかな…と何となく予想はできるけど、おそらくは気が付かない。ひっかけが上手い、とだけ書いておきましょう。

    ■手間暇かかった判りやすい見立て殺人
    足が切り落とされるという伝説になぞられた、やたら白々しい見立て殺人。

    なぜこういう状態になっているか?
    この事件の全体像、骨格が見えてきたとき、おもわずのけ反ってしまいました…そういうことか。まさに本格ミステリーの面白さがつまった作品です。

    例によって素晴らしい緻密な推理ですが、特に唸ったのはスーツケースのくだり。単身赴任先と自宅を行き来していた私は、大変よく理解できる。

    本格ミステリーを読んでると、頭痛くなってくるんだよね~という方に、是非おすすめしたい。単にロジックが詰め込まれているだけではない魅力がわかる作品です。

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    2023年04月23日
  • ほうかご探偵隊

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    二転三転する展開が面白い!推理小説初心者にもおすすめな、理解しやすい物語。小学校が舞台だが、中学生にもおすすめできる。

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    2023年04月06日
  • 月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言

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    猫丸先輩シリーズ、最新作。
    短編集であるが、私が特に好きなのは「ねこちゃんパズル」、「ついているきみへ」。
    収録作のなかでもパズラー要素、謎解き要素が高いかなと。
    猫丸先輩と、八木沢くんと、アルバイトのみゆきちゃんの掛け合いがとても好き。猫丸先輩の、分かるような分からないような例えも健在だったし、相変わらず落語のような喋りもたのしんだ。

    シリーズ作品は長編の『日曜の夜は出たくない』と『過ぎ行く風はみどり色』(どちらも超傑作)しか読んでいないことを思い出し、長年積んでいる『夜届く』『とむらい自転車』『幻獣遁走曲』も順々に読んでいこうと思う。(順番は思い出した順なので悪しからず)

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    2023年04月04日
  • 大雑把かつあやふやな怪盗の予告状 警察庁特殊例外事案専従捜査課事件ファイル

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     今年2月に刊行された、倉知淳さんの最新刊である。昨年10月、今年2月、そして今年6月にも新刊が予定されており、なかなかのハイペースではないか。何だか長ったらしいタイトル。探偵役も、乙姫警部とは違う意味で癖が強い。

     難関の試験を通過して警察庁に入庁した、本作の語り部・木島。入庁早々に、彼は「警察庁特殊例外事案専従捜査課」の「随伴官」に任ぜられる。要するに、本格ミステリのように名探偵に登場願う事件で、名探偵に付き添えという。警察庁の看板で円滑に進むように。というのが短い「file 0」で、さっさと本題に入る。

     file 1、「古典的にして中途半端な密室」。古い邸宅内の書斎で、主人が殺害されていた。発見時、ドアはすんなり開いたが、密室トリックの仕掛けが使われないまま残されていた…。こんな古典的仕掛けをネタにしつつ、密室トリックの新たな可能性が提示された! というのは言いすぎか? 決してお世辞ではなく、唸らされた。

     file 2、表題作「大雑把かつあやふやな怪盗の予告状」。地元有力者の自宅に届いた、何だか曖昧な予告状。県警はいたずらと見なしたが、地元署が警備体制を敷くことに。そこに探偵と木島も呼ばれたが…。なるほど、あれやこれやは伏線だったのだ。事件の風景が変わる予想外の真相に、決してお世辞ではなく、唸らされた。

     file 3、「手間暇かかった判りやすい見立て殺人」。被害者は脛から下を切断された状態で発見され、脛から下は湖畔に並べられていた。これは見立て殺人か? 被害者の別荘の構造はさて置き、file 2と同様に、事件の風景が大きく変わるのが読みどころ。予想外ではないのが予想外。決してお世辞ではなく、唸らされた。

     構成の妙が光る全3編だが、探偵役の勒恩寺は、本格ミステリのような犯罪を見てみたいという変わり者。そんな犯罪、あるはずもなく…って、この本だって本格ミステリなのだけど。探偵のキャラクターはともかく、随伴官の木島がいる意味はあるのか? 空気のような語り部が気の毒。そもそもこんな部署を希望していない。

     是非続編を読みたいシリーズだが、異動希望が叶わなかった木島を、せめてもう少し活躍させてはどうか。活躍するほど彼の異動は遠のきそうだが…。

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    2023年03月22日
  • 作家の人たち

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    作家という神様たちに感謝する気持ちになるための本!作家や編集者になった気持ちを味わえます。悪魔にも会えます。あとがきまで楽しい。「星降り山荘の殺人」購入のきっかけになった本。

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    2023年01月06日
  • 紙魚の手帖Vol.05

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    22/7/6 世界の望む静謐
    犯人に感情移入すると辛い
    22/7/7 我輩は犯人である
    犯人がとてもかわいかった
    22/7/7 悪魔の橋
    23/10/27ナルマーン年代記 小瓶の魔族
    初廣島玲子さん読みやすい文体
    アラビアンナイトみたい

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    2022年11月18日
  • 紙魚の手帖Vol.02

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    ネタバレ

    22/1/20 コラム
    22/4/12 沈黙のねうち
    言葉を失うってどういう気持ちなんだろう
    22/4/12 コラム
    22/10/13 羅馬ジェラート
    小市民シリーズを読み終え、やっと読めた
    小山内さんまたまた美味しく食べられず

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    2022年11月18日
  • 紙魚の手帖Vol.05

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    倒叙ミステリ特集。どれも面白かったけど、石持浅海さんの『五線紙上の殺意』が得に好み。
    『吾輩は犯人である』も他では見ないタイプ!猫かわいいし、短編として上手くできてるし面白かった。

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    2022年11月13日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

    購入済み

    面白い!

    派手さはないけど良質なミステリーでした。
    最後まで読んでほしい。どんでん返しにやられた!

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    2022年02月05日
  • 皇帝と拳銃と

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    倒叙ミステリー2本目。
    面白い!

    死神みたいな乙姫警部。

    犯人が事情聴取を受けている時によく喋っている描写があって、「いや、実際こんなに喋らないのでは、、、」と思ったりしたのだが(まぁ小説だからある程度仕方ないのかも)最後のお話がその真逆をいっていて、全体的にバランスが良く読みやすかった。

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    2021年12月10日
  • 作家の人たち

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    「作家の人たち 倉知淳 幻冬社文庫 2021年」何かの書評で読んで面白そうだったので購入。このミステリー作家は全く知らなかったが、斜陽産業の出版業界の内幕を暴露していそうな内容がシビアでどんどん読めた。本の悪魔の話と印税の話が面白かった。著者のTwitterも面白かった。

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    2021年09月14日
  • 片桐大三郎とXYZの悲劇

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    さっすが倉知淳。
    クイーンの不朽の名作「悲劇四部作」への見事なオマージュでありながら、相変わらずの"倉知節"も健在。愉快なキャラクターたちが織りなすコミカルな物語でありながらもその中に見事なロジック、衝撃の結末が封入されている。

    まずはXへのオマージュである「ぎゅうぎゅう詰めの殺意」。
    満員電車ないで注射を射たれたら、コート、ワイシャツ、背中と一直線にはならないという矛盾を突いた見事な推理。

    次はYへのオマージュである「極めて陽気で呑気な凶器」。
    なぜウクレレを凶器に選んだか?
    →ウクレレを持っていたから。そして周りに他に凶器になりそうなものがなかったから。
    というあまりにも単純な論理。他の三つよりやや見劣りする感じはするが、悪くはない。

    三つ目はZへのオマージュなのかはよく分からないが「途切れ途切れの誘拐」。
    狂気的な凶器。"主"と"従"が反転する構図も面白いし、「田中田中」と選挙カーに連呼され、自分の名を名乗ってるように感じられて電話を中断したというのも笑ってしまうが、あまりにも凶器が...

    そして"最後"の季節。
    目次を見たときに時系列ずらしのトリックは気づいていたのだが、三つの短編を読んでいるうちに完全に忘れていた。
    「オマージュの元ネタを知っているとより騙されやすい」という仕掛けが憎い。

    読後感も良い。「良いものを読んだ」という感じがする。

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    2021年09月07日
  • 日曜の夜は出たくない

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    猫丸先輩登場。
    一作ずつ雰囲気が違うこととか、ん??と思うことはあったものの、からくりには気付けず。
    最後の最後まで余すところなくたのしい。これぞミステリ。

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    2021年01月09日
  • 日曜の夜は出たくない

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    ネタバレ

    猫丸先輩が出てくる安心感。どんな複雑なトリックも彼の手にかかかれば、簡単に暴かれてしまう。一見関係性のない連作集だが、まさかの展開に、度肝をぬかれてしまった。何度も読み返してみたくなる作品。

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    2020年02月24日
  • 過ぎ行く風はみどり色

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    2019年26冊目。読みたかったけれど、絶版状態だったので新版発売はありがたい。表紙のテイストにはしっくりきていないけど。富豪の家に怪しい霊能力者や研究者、降霊会に密室殺人、不可能殺人と設定盛り盛り。トリックそのものは少し突飛なところがあるが、仕掛けは盲点を突いていて巧い。型破りな猫丸先輩が意外とまともなことを言っていたり、解決シーンで見せる思慮深さのギャップが面白い。

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    2019年06月09日