倉知淳のレビュー一覧

  • 新装版 星降り山荘の殺人

    購入済み

    だいたい予想がついてしまったけど面白かった
    数十年前の作品で携帯電話とか色々と古いけど、そういう時代設定のものとして読めて今でも楽しめると思います

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    2021年05月03日
  • シュークリーム・パニック

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    ずっしり厚さがあって存分に堪能できた。
    色んなタイプの作品があるのが嬉しい。
    「夏の終わりと僕らの影と」が1番好き。
    高校生が主人公で、初めて自主制作映画を撮るなんて、ザ・青春な展開がまぶしい。あれ、謎はあるのかな?と思っていたらああいう展開とか、いいなー、いいなー。若いなー。
    「通い猫ぐるぐる」も微笑ましかった。タイトルは、翻訳物のあれを意識してるのかな?
    探偵南郷九条氏は、他の作品にも登場してるのかなぁ。これは、思わず読み返しちゃう作品だった。最後の絶叫がw

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    2021年04月30日
  • 片桐大三郎とXYZの悲劇

    購入済み

    日本のドルリー・レーン

    国民的大スターで、片桐プロモーションの「座長」こと社長、片桐大三郎。耳が聴こえなくなった為、一線は退いたが「社長業」は精力的にこなす。耳がわりとなってノートパソコンで文字通訳する「のの子」こと野々瀬乃枝を助手に、特技の推理力で警察を助ける。4短編集。タイトルからもわかるが、クイーンのドルリー・レーン4部作をを下敷きに物語が構築されている。最終話がベストか?

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    2020年08月23日
  • 皇帝と拳銃と

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    前から気になっていた本
    装丁画がよく見かける絵の方で
    これがなんとも素敵

    帯のアオリは
    「教えてくれないか。いつから私は疑われていたのだね?」

    「犯人が最初に分かった上で、探偵が推理を進めていく」
    "倒叙ミステリー"と呼ばれるジャンルをよく現している。

    「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」
    「福家警部」などが好きで、たまに無性に読みたくなる。

    探偵となるのは
    「死神」と呼ばれる黒いスーツで葬儀屋のような陰鬱な雰囲気、痩けた頬、眼窩が暗い
    という強面ながら苗字が「乙姫」
    というアンバランスな警部
    (遠藤憲一さんをイメージ)

    と部下のモデル並みにスタイルが良く、イケメンな

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    2020年08月01日
  • ほうかご探偵隊

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    ネタバレ

    小学五年生がここまでの謎解きができるとは思えないけどぐいぐい引き込まれてしまって面白かった。龍之介くんのおじさんとは猫丸先輩かもしれないね。

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    2020年06月23日
  • 皇帝と拳銃と

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    その風貌と喪服のような黒尽くめの姿から死神と思われてしまう乙姫警部とイケメン刑事の鈴木のコンビが活躍する倒叙もの四編。個性的な人物たちと乙姫警部の対決。淡々と捜査し淡々と語る。犯人からは死神が鎌を構えているように見えてしまう。倒叙推理の面白さをしっかりと味わえるし謎解きはもちろん、犯人が追い詰められていくさまも読み応えがある。シリーズ化になってほしい。

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    2020年02月25日
  • シュークリーム・パニック

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    短編集。どの話も比較的にほのぼのとした感じが多め。特に「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」は一つのシュークリームに五人の男性が振り回されるという喜劇さとシュールさが面白かった。まぁ現実にそういう事が起こるとそうなるわなぁ。「強運の男」はこの話の後が非常に気になるという点で印象深い。一番気に入った話は青春にちょっとしたスパイスとして謎を取り入れた「夏の終わりと僕らの影と」かな。うーん甘酸っぱい話だった。

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    2019年12月13日
  • ほうかご探偵隊

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    小学5年生の4人が追いかける謎。教室に貼り出された絵が一枚だけ無くなる、ニワトリがいなくなる、バカでかいハリボテの貯金箱、縦笛の長い部分だけ無くなる。この4つの謎だけでワクワクする。小学生の調査、推理。頭を悩ませつつどこか楽しんでいる様子がいい。謎が解かれればそんなことか、なんで気づかなかったんだというようなもので大きなトリックが使われていないのも嬉しい。目を輝かせながら子供の好奇心が謎を追い真相を見つける。ミステリーの面白さが詰まった楽しい一冊。

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    2019年05月13日
  • ほうかご探偵隊

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    安定の倉知さん。小学生のナゾ解きくらいにしか思ってなかったが、やはり、まさかの大どんでん返しがあった。学校での不可思議な出来事…放課後…何かが起こりそうな予感。考えただけでワクワクする。それを、見事に解明していくさまが、大人顔負けである。

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    2019年03月15日
  • 日曜の夜は出たくない

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    面白かった!
    帯の『最後には驚愕が待ち受けています。』って
    本当はやめてほしい
    何も知らずに驚きたいんだ!
    実際その手の帯に乗せられて購入することもしばしばなので言えた義理じゃないのですが。。
    とまれ自分がいかに頭を使わずに小説を読んでいるかを痛感いたしました

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    2019年02月21日
  • 片桐大三郎とXYZの悲劇

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    エラリー・クイーンの古典的名作「レーン四部作」のパロディですが、元ネタを知っていると、思わずニヤリとしてしまう伏線が散りばめられていて、どれも面白かったです。

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    2018年11月22日
  • シュークリーム・パニック

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    ネタバレ

    「シュークリーム・パニック」
    2冊が1つになった短編集。


    「豆腐の角に・・・」に惹かれ読んでみたいと思いつつ、こちらを手に取りました。タイトルとタイトル元になっていると思われる短編のあらすじがなんとも面白そうだったのですが、あとがきによると、タイトルに特に意味は無いようです。元ネタと思われた「限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件」という如何にもな短編も関係ないようです。


    また、本書は以前にノベルズ版2冊に分けて刊行されたものを1つに取り纏めしたもの。厚目の本は売り上げが悪いから薄い2冊で販売しようという編集部の意向だったようです。確かに本書は500ページ超ありますから、短編集と

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    2018年08月18日
  • ほうかご探偵隊

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    いわゆる「ジュブナイル」という奴だが、作者が
    「大人が読むに耐えるよう書いた」と言う通り、
    なかなか楽しく読めました(^ ^

    とある田舎の小学校で起きた「不可解な連続事件」を
    小学生の主人公達が解き明かしていく話ですが...
    謎解きが二重三重にひねくってあって、
    最後はどんでん返しの連続(^ ^

    まぁ、元々の事件がそれほど大事でもないし、
    「スケール感」は無いが、謎解き要素は楽しめる。
    空回りしてばかりの委員長とか、徘徊する保健の先生とか
    登場人物もなかなかに魅力的(^ ^

    ...私がなぜこれを買ったのか、がよく分かりませんが(^ ^;
    楽しゅうございました(^ ^

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    2018年05月31日
  • ほうかご探偵隊

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    なかなか良くできたミステリーだった。ニワトリ小屋の鍵が物語の鍵なのはすぐにわかるけど、あのオチは読めなかった。ちゃんと伏線は張られてるのに。

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    2018年02月11日
  • シュークリーム・パニック

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    短編集。
    それぞれが違った味わいがあって愉しく読める。

    お気に入りは、最後の青春物?。
    1作目も設定が面白かった。

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    2018年02月08日
  • ほうかご探偵隊

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    ネタバレ

    2017/11/21 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。
    2024/3/29〜3/30

    3年半ぶりの倉知作品。
    新本格の火付け役、宇山さんが企画したミステリーランドの中の1冊。
    小学校で起こる不可思議な4件の連続事件を自分たちで解決しようとするジュブナイル。とはいえ、そこは倉知さん、しっかりした謎と背景があり、また連発するどんでん返しは爽快であった。

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    2024年04月01日
  • ほうかご探偵隊

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    倉知淳さんを初めて読んだけど、文章もわかりやすく謎解きも明快で読後も爽快感!何より子どもたちの描写が生き生きしていて、スゴくいい。青い鳥文庫やフォア文庫みたいな、懐かしいジュブナイル的雰囲気が凄く良かったなー!もっと読みたくなった。

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    2017年07月14日
  • ほうかご探偵隊

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    小学生が探偵するジュブナイルな本格ミステリ。
    大人が読んでも当然楽しめる。
    探偵役の小学生にあなたは勝てるかな?

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    2017年07月04日
  • 猫丸先輩の推測

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    タイトル通り「推理」ではなく「推測」なので解決には至りませんが、猫丸先輩の解答が良い感じにぶっ飛んでいて楽しめました。
    ベストは【失踪当時の肉球は】。逆説的解決が鮮やかですし、コテコテのハードボイルド探偵がちくわを持って猫捜しするというギャップがツボにハマりました。
    その他【桜の森の七分咲きの下】は序盤の余談が最後に繋がってくるところが、【たわしと真夏とスパイ】は細かい伏線を回収しながら論理的な解決がなされているところが良く出来ていると思いました。

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    2015年02月25日
  • 占い師はお昼寝中

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    これから、失礼なことを書きますが(^ ^;

    一読後の正直な感想は、
    「なるほど、これが天野頌子さんの『陰陽屋』シリーズの
     『元ネタ』なのだな」と(^ ^;

    いや、本当のところは分かりませんが、それほど
     ・ぐうたらでインチキな占い師
     ・真面目で「巻き込まれ型」の助手
     ・するどい観察眼で事件は解決する
    という基本設定が全く同じで(^ ^;

    こちらの方が...って同じ土俵で比べるのも何ですが、
    妖狐などは出てこないので「ファンタジー色」はなく、
    登場人物も大人が中心で問題も生臭い(^ ^;

    からりとした文体は読みやすく、
    そこここに散りばめられたギャグのセンスも良い(^ ^
    言葉選び

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    2014年06月19日