倉知淳のレビュー一覧

  • 占い師はお昼寝中

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    ネタバレ

    いんちき霊感占いをしているおじさんが、怪異の裏の真実を暴きだす。

    短編らしいすっきりした内容で、連作もののおもしろさもあります。

    ただ、主人公の美衣子ちゃんが、いまひとつなんだよね~。
    辰寅おじさんは好きなんだけど。

    キャラから入るタイプなので、今いち感情移入ができず、読むのに時間がかかりました。

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    2012年01月13日
  • 壺中の天国 下

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    この作品、嫌いじゃない。作品全体から倉知先生の持ち味が出ててそういった所は大好き。が、主人公母子の日常生活のシーンが描かれすぎて、ミステリの話がどう展開するの?とドキドキしながら読んでる読者としてはじれったく冗長な印象が残ってしまったのが残念。(先生が書きたかったのは、この『日常』だったんじゃないか?と思っちゃうほど、そちらのウェイトがでかい)
    電波系の表現や、母子の日常を描ききった筆力は素晴らしい。正太郎のキャラも良かった。
    間に入ってくるフィギア制作のマニア(オタク)な描写が、解決編でこう効いてくるのか、とか、他にもちりばめられた伏線など、種明かしの段階では感心できるところがあったのに、そ

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    2012年01月31日
  • 猫丸先輩の推測

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    ネタバレ

    旅行用に文庫本を。夜勤で読んでんだけど。猫丸先輩の短編集。特に印象には残らないな。日もたったし、何も覚えてない・・・

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    2011年06月29日
  • 猫丸先輩の推測

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    猫丸先輩の奇人っぷりと、八木沢の憐れさは健在です。
    日常を側面からみたような謎と解決は笑えて楽しいものばかりでした。
    古典名作をもじっているのであろう各編のタイトルもおもしろいです。

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    2011年05月10日
  • 猫丸先輩の推測

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     猫丸先輩シリーズ。
     子供の頃によんだときは猫丸先輩かっこいいとおもったのだけれど、大人になって読んでみれば、なんかすごいえたいが知れない人だった。すごいなぁ。

     猫丸先輩がほんわかしてるけど、話の内容自体は癒し系という訳ではない。

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    2010年05月19日
  • 猫丸先輩の空論

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    いつも同じ作家さんのばかり読んでいるので、新たな視野を広げようかと購入してみた一冊。
    殺人の起こらないミステリというから、北村薫さんみたいな感じの話を想像していた。
    確かに面白いとは思うけれど、もう少しパンチの効いた話を期待してしまっていた。

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    2011年01月01日
  • 猫丸先輩の空論

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    猫丸先輩、日本一かわいい探偵じゃないか?

    相変わらずののらりくらりぶりが好きです。
    ただ先輩の答えが正解かどうか、の証明がされず投げっぱなしなところはときどき不安になる。いやそういうスタイルなのはわかるんだけど。

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    2009年10月04日
  • 猫丸先輩の空論

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    年齢・職業ともに不詳の童顔探偵猫丸先輩が、日常を本格推理する!
    イラストレーターの家のベランダに毎朝決まって置かれるペットボトル、交通事故現場に集結させられた無線タクシー、密室状態のテントの中で割れ、散乱していた7個のスイカ……などなど不可解で理不尽な謎がすらりと解かれる推理の極み6編。

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    2010年05月24日
  • 猫丸先輩の空論

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    年齢不詳の猫に似た顔を持つ猫丸先輩。
    こんな知り合いいたらちょっと…と思うのに、何だか憎めない。
    そんな猫丸先輩が、ちょっとした謎を推理していきます。
    短編集になっているのですが、推理する猫丸先輩は
    思わぬ所から登場してみたりして面白いです。

    題名通り『空論』なので、本当の所は分かりません。
    猫丸先輩が現状を見て、こうじゃないか、という推理をしてくれるだけ。
    けれどその内容は、言われれば納得できる内容になっています。

    人も死なない、犯人もいない、行動推理でしょうか?
    人間観察が得意な人にはいいかもしれません。

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    2009年10月07日
  • 占い師はお昼寝中

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    渋谷のおんぼろビルにある「霊感占い所」には今日も怪異な現象に悩むお客様がやってくる。

    彼らの相談に応えて占い師の口から飛び出す言葉は、三度狐に水溶霊など珍奇な妖怪の名前ばかり。

    それもその筈、全ては彼の口から出た戯言・・・。

    しかし彼の「御神託」はいつも怪異の裏に隠された真実をついていたのだ。

    霊感は無いが推理は鋭い辰寅おじさんの昼寝と謎解きの日常を描いた、心優しき安楽椅子探偵連作集。


    氏の描く探偵像を見ると親近感が沸きます。

    何故か?

    きっと氏は大の猫好きに違いない( ̄∀ ̄*) 

    他人の事はお構いなし、自分の興味にはまっしぐら。

    猫の動を地で行く猫丸先輩。

    そしてこの作

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    2009年10月04日
  • 猫丸先輩の推測

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    なんともうらやましい限りの性格をしている人ですね。先輩というだけあって、なぜか後輩多いみたいだし。振り回すから迷惑がられているけど、憎まれてはいないみたいだし、だからといって誰も逃げない。(逃げられない)でも、題名の通り全て推測。なんだかこれでいいようなすっきりしないような。もう一つの方を読んでみてから決めようと思う。

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    2011年07月25日
  • 猫丸先輩の推測

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    色んな意味で予測不能、キテレツ猫丸先輩は絶好調の全6編。
    この作家の、このロジックの世界は独特。とても丁寧で、ミステリ好きが伝わってくる。

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    2009年10月04日
  • 占い師はお昼寝中

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    渋谷のど真ん中のビルに「霊感占い所」なるあやしげな事務所を構える辰寅叔父さんと、姪っ子兼助手が織りなす物語。
    残忍な犯行や密室殺人とは無縁だけれど、それでも日常はこんなにもミステリに溢れているのですね。
    「霊のしわざですよ!」とおっかなびっくり訪れる依頼者たち。
    その口から語られる怪奇現象の裏に見えるささいな手がかりから、偶然の重なりを見事に導き出す観察眼。
    なんていうか、北村先生の日常ミステリに通じるものがありますね。
    宮部先生の江戸モノなんかも同じ系列になるんでしょう。

    主人公に据えられている叔父さんが魅力的。いかにも駄猫な描写が微笑ましくさえあります。倉知先生、猫がお好きなんでしょうか

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    2009年10月04日
  • 占い師はお昼寝中

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    「年取った駄猫のように」寝てばかりの占い師(霊媒師?)が相談者の奇妙な悩みを推理し、解決する様子をアルバイト巫女の姪の目を通して語る安楽椅子探偵的短編集。
    軽く読めるからいいです。印象に残るというほどではないけど。

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    2009年10月04日
  • 占い師はお昼寝中

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    辰寅「霊感案内所」シリーズ短編集。
    収録作品:三度狐、水溶霊、写りたがりの幽霊、ゆきだるまロンド
    、占い師は外出中、壁抜け大入道

    倉知色満点の一冊。
    日常のほのぼのとした空気の中、飄々としかし的確な推理を繰り広げる辰寅おじさんが魅力。

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    2009年10月04日