倉知淳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この表紙に一瞬引きませんか?人前で読むことに躊躇しちゃう表紙だったので、カバーをつけて読みました。4編の短編が収められていますが、「死体」を…というのは共通してました。
「本格・オブ・ザ・リビングデッド」
大学生のサークル旅行にお供した梅本と種子島は、サークルメンバーがゾンビに襲われ次々と命を落とす姿を目の当たりにし、他のサークルメンバーとともにセミナーハウスに閉じ込められてしまう展開に…。
「三人の戸惑う犯人候補者たち」
都庁裏手にある、違法行為等諸問題に関する相談所…。当番相談員、出向していた宮田と修行僧の万念のもとを訪れた3人の相談者。相談者たちは口々に、自分は人を殺してしまったかもしれない…と打ち分ける。
「それを情死と呼ぶべきか」
元新聞記者の片瀬が、過去の未解決事件の情報収集のために、井出口捜査チャンネルという動画配信を制作している井出口を頼る…。ゲストは、ミュージシャンのタクトとアイドルのあやぴょん…片瀬が事件の概要を語ると、タクトが事件の真相がわかったと…。
「死体で遊ぶな大人たち」
ふと立ち寄ったバーで、会社員風の小木と、海外放浪から帰国したばかりの久我山が、ある事件に関しての雑談をしている。その事件に刑事として関わっている北見は思わず、その会話に引き付けられる…。
ほぉ~そう、きましたか!!って感じです。ただ、あまり現実的ではないかな…。それぞれが、独立していると思いきや、ラスト…えっ(゚д゚)!って!!まぁ…これ以上はネタバレになるので、しないことにします。 -
Posted by ブクログ
新卒で警察庁に入った『木島壮介』は、『警察庁特殊例外事案専従捜査課』に配属される。民間人の探偵にまるで推理小説のような特殊な事件を解決してもらうべく、調査に随伴するのが彼の仕事だった。
希望とは程遠い物騒な部署に戸惑う木島の前に現れたのは、変わり者の探偵の面々だった。
糸を使った密室トリック(だが未使用)や怪盗からの(あやふやでなんとも締まりのない)予告状、手間がかかる(成立してない)見立て殺人などなど、確かに警察向きではない事件。それを言ったらおしまいなんだけど、無駄な労力だなぁ…。
連載ものを続けて読むせいだろうけど、ちょっと説明的部分がくどく感じてしまう。キャラを楽しむものなんだろうけど、ちょっとハマらなかったかな。 -
Posted by ブクログ
倉知淳さんのデビュー作。7つの短編集。
全て名探偵猫丸先輩が推理する物語。
猫丸先輩の特徴
・小柄で子猫のような丸い目で童顔
・奇人変人
・好奇心旺盛で何にでも首を突っ込みたくなる
これどんな人なんだろう?
私の脳内で猫丸先輩は、うちの猫が洋服を着ている設定にした。表紙のウサギのように。
うちの猫も何でも首を突っ込んで来るのでピッタリ(=^・^=)
どれも肩の力を抜いて楽しめる軽いミステリー。疲れた時に読むとちょうど良い感じ。
中でも1番面白かった『日曜の夜は出たくない』は、自分の付き合っている彼氏が連続切り裂き魔ではないか?と疑い出す話。
どんどん怪しく思えてきて、ページをめくる手が止まらなかった。
1作目だからなのか、猫丸先輩が想像していたよりはキャラクターが立っていなかった。
ネコ好きとしてはもっと猫感が欲しい。
2作目以降に期待。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2017刊行 4つの話
犯人側の視点から
犯行の首尾を語り
その後捜査担当警部が
事件の真相を暴く倒叙形式のミステリー
①小説家の四季杜忍のカタワレ
②大学の主任教授 あだ名が皇帝
③劇団の脚本家 間宮〜恋人が美凪
④写真家の伽也 が犯人
①は「なぎなた」で読んだ小説
②は殺された人が自分的には
共感しない人だったのであまり同情しなかった
犯人は嫌いな感じの人だったので
警部に犯行が暴かれて気持ち良かった
③は恋人を守るため殺人をし
犯行も自白してしまったので
少し可哀想に思った
④は犯人が自虐的すぎて..
心理学の醜形恐怖症いうのが根本原因
心理学の話はお腹いっぱいで
あまり好きではない
プロポーズされた時
普通に結婚していれば
起きなかった事件
〜症て(本当にあるのかわからないけれど)
めんどくさいものだと思った
事件の現場や死体を見て
その周りにある証拠(結果)から
色々な可能性を(考察)して
事件の経緯や犯人を見つける
て歴史の読み解きみたいで面白かった
井沢さんの「逆説の日本史」(凄く好きな本)
思い出した
この形の小説を又読もうと思った
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Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】file 0/file 1 古典的にして中途半端な密室/file 2 大雑把かつあやふやな怪盗の予告状/file 3 手間暇かかった判りやすい見立て殺人/file E
ミステリ小説っぽい事件がリアルに起きた時になんとかするため、警察組織に出来た特殊例外事案専従捜査課(通称探偵課)。そこへ警察庁に入庁したばかりの新人・木島壮介が随伴官として配属される。随伴官とは、探偵として臨時雇用の民間人と現場との橋渡し役。何もわからず、不本意なまま、呼び出しに応じて臨場する木島だが、そこに現れるマイペースな探偵たちに手こずる。
「ミステリ小説っぽい事件」という通り、肩すかしな現実で、面白さは微妙。 -
Posted by ブクログ
奇想天外な6篇の短編ミステリー。
とんでもなく気になる変わったタイトル。内容も負けず劣らずでした。
「変奏曲・ABCの殺人」
無関係の2件の殺人事件を利用し、弟を殺そうともくろむ男。ABC殺人にする為Cの殺人を犯すが、Dの殺人が次々と起り…
まったく身勝手な男の身勝手な計画。だが世の中には多数の身勝手な人間がいるようで、自分が狙われる側に回ってしまうおち。同情はできないけどね。
「社内偏愛」
無駄をなくすために新しく開発された人事管理システム。合理的になりすぎないように人間的な『揺らぎ』を持たせた画期的なプログラムだったのだが、稀に発生する極端な偏より見せるバグで、露骨にえこひいきを受ける社員の悲喜劇。
「薬味と甘味の殺人現場」
若い女性が殺害されたマンションの一室。ベテラン刑事の目にはありふれた事件に映った。ただ、ある一点を除いては。死体の枕元に並べられたケーキ、そして被害者の口に突き立てらた一本のネギ。
異様な殺害現場に仕立てた犯人の意図とは?イカれた奴の考えることなんか分かるはずがない。私もネギ嫌いなので、死んでも死にきれないかも。
「夜を見る猫」
休暇を取り、祖母の住む田舎へ遊びに来た『由利枝』。老猫の『ミーコ』を相手にひたすらのんびりと過ごしていたのだが、深夜に不思議そうに一点を見つめるミーコの様子が気になり…
まあ、動物が気が付くと言えば死体でしょうね。ただ、猫と戯れる描写が長い。
「豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ事件」
敗戦の影が忍び寄る日本。怪しげな軍事施設で、秘密裏に行われている実験に集められた新兵の1人が頭をぶつけて死んでいた。そこには凶器になりそうなものはなく、周りには豆腐が散乱していた。
とんでも事件に見せかけて実は裏では…的な。真相は藪の中。博士はとんでもだけど。
「猫丸先輩の出張」
衣料品メーカー勤務の『浜岡』は、産業スパイが狙う情報を取りに行った研究所で妙な気ぐるにを着た先輩と出会う。帰りがけ所内を案内してくれていた室長が怪しい人物を目撃し襲われてしまう。
一番まともな推理ものだが、猫丸先輩が全て持って行ってしまう。