皇帝と拳銃と

皇帝と拳銃と

950円 (税込)

4pt

私の誇りを傷つけるなど、万死に値する愚挙である。絶対に許してはいけない。学内で“皇帝”と称される稲見主任教授は、来年に副学長選挙を控え、恐喝者の排除を決意し実行に移す。犯行計画は完璧なはずだった。稲見はそう確信していた。あの男が現れるまでは(表題作)。劇団を主宰する間宮想悟は、借金の即時返済の代わりに恋人の看板女優を差し出せと実の叔父に強要され、その場で彼を殺害するが――(「恋人たちの汀」)。倉知淳初の倒叙ミステリ・シリーズ、全四編を収録。〈刑事コロンボ〉の衣鉢を継ぐ警察官探偵が、またひとり誕生する。/解説=香山二三郎

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皇帝と拳銃と のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    倒叙ミステリー2本目。
    面白い!

    死神みたいな乙姫警部。

    犯人が事情聴取を受けている時によく喋っている描写があって、「いや、実際こんなに喋らないのでは、、、」と思ったりしたのだが(まぁ小説だからある程度仕方ないのかも)最後のお話がその真逆をいっていて、全体的にバランスが良く読みやすかった。

    0
    2021年12月10日

    Posted by ブクログ

    短編小説で普通に読みやすくて面白かった。
    癖ありの刑事たちをフォーカスしていたので、もう少しなにか驚きがあると思ったが別になかった笑 
    犯人が追い詰められていく感じがハラハラしながらもそうだよなぁって思った。

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい。好みは第四話。
    乙姫警部の容姿に文字数使いすぎ(内容や表現にバリエーションがあまり無いので退屈)なのと、「うっそり」という言葉が頻出なのがちょっと好みではなかった。

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

    古畑任三郎、コロンボは人気のある倒叙ミステリーだけど、小説では作品数が少ない。
    この作品は倒叙ミステリー4作品の短編集で、倒叙ファンの自分には貴重な1冊。
    死神のような風貌の乙姫警部とイケメン刑事のコンビ。

    最初は「絶対にバレるはずがない」と余裕ぶっている犯人が、段々と焦ってくる様子が小気味いい。

    0
    2024年06月02日

    Posted by ブクログ

    倒叙ものの短中編を続けてしっかり読むのは初めてかもしれない。ドラマでもコロンボも古畑も未視聴で、あまり手を出してこなかったジャンル。
    同じ展開にならないよう一冊の中で工夫がこらされていて、倒叙ものの楽しみ方がすこし分かった気がする。4編、飽きることなく楽しめた。

    0
    2022年04月17日

    Posted by ブクログ

    前から気になっていた本
    装丁画がよく見かける絵の方で
    これがなんとも素敵

    帯のアオリは
    「教えてくれないか。いつから私は疑われていたのだね?」

    「犯人が最初に分かった上で、探偵が推理を進めていく」
    "倒叙ミステリー"と呼ばれるジャンルをよく現している。

    「刑事コロンボ」や「

    0
    2020年08月01日

    Posted by ブクログ

    その風貌と喪服のような黒尽くめの姿から死神と思われてしまう乙姫警部とイケメン刑事の鈴木のコンビが活躍する倒叙もの四編。個性的な人物たちと乙姫警部の対決。淡々と捜査し淡々と語る。犯人からは死神が鎌を構えているように見えてしまう。倒叙推理の面白さをしっかりと味わえるし謎解きはもちろん、犯人が追い詰められ

    0
    2020年02月25日

    Posted by ブクログ

    倒叙ミステリ四編。運命の銀輪、皇帝と拳銃と、恋人たちの汀、吊られた男と語らぬ女。犯人目線で犯罪を犯すところからスタートし、うまく繕ったはずの偽装が、死神のような刑事に少しずつ暴かれていく。

    犯人が語る、なぜ犯罪を犯さねばならなかったかから読み始めると、それなりに納得の理由につい共感してしまい、刑事

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

    犯罪がきちんと論理的に解決されるのは気持ちが良い。
    解決の道筋が伏線で張られているところは上手いなあ。

    0
    2020年05月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文句なしに面白かった!!!
    犯人視点で乙姫警部がどのような推理で犯人の嘘を暴いていくのか、矛盾を暴いていくのか、とても楽しかった。
    個人的に一番好きなのは皇帝と拳銃と。
    自分を犯人から外すためにしたことが巡り巡って自分の首を絞める決定打になる、犯人視点だけどなぜ、どうやって、を楽しめた。
    終始不遜な

    0
    2025年03月03日

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