【感想・ネタバレ】シュークリーム・パニックのレビュー

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コメディ系ミステリ

最後の高校生が映画撮る話や、おっさんたちがダイエットする話が面白かった。
ミステリとしてちゃんとしてて、それぞれ独立した6話、並び方もよい。
ちょっと探偵役の話の重複が多くて、もう少し簡潔なほうが好きだった。

#笑える

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2023年02月04日

Posted by ブクログ

個人的ベストは
「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム」

シュークリーム1個をめぐる華麗な論理、からの爆笑必至の展開。
ミステリーが好きな人ほど笑えると思う。

他の作品も、バラエティに富んでいて面白かった。

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2021年06月05日

Posted by ブクログ

ずっしり厚さがあって存分に堪能できた。
色んなタイプの作品があるのが嬉しい。
「夏の終わりと僕らの影と」が1番好き。
高校生が主人公で、初めて自主制作映画を撮るなんて、ザ・青春な展開がまぶしい。あれ、謎はあるのかな?と思っていたらああいう展開とか、いいなー、いいなー。若いなー。
「通い猫ぐるぐる」も微笑ましかった。タイトルは、翻訳物のあれを意識してるのかな?
探偵南郷九条氏は、他の作品にも登場してるのかなぁ。これは、思わず読み返しちゃう作品だった。最後の絶叫がw

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2021年04月30日

Posted by ブクログ

短編集。どの話も比較的にほのぼのとした感じが多め。特に「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」は一つのシュークリームに五人の男性が振り回されるという喜劇さとシュールさが面白かった。まぁ現実にそういう事が起こるとそうなるわなぁ。「強運の男」はこの話の後が非常に気になるという点で印象深い。一番気に入った話は青春にちょっとしたスパイスとして謎を取り入れた「夏の終わりと僕らの影と」かな。うーん甘酸っぱい話だった。

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2019年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「シュークリーム・パニック」
2冊が1つになった短編集。


「豆腐の角に・・・」に惹かれ読んでみたいと思いつつ、こちらを手に取りました。タイトルとタイトル元になっていると思われる短編のあらすじがなんとも面白そうだったのですが、あとがきによると、タイトルに特に意味は無いようです。元ネタと思われた「限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件」という如何にもな短編も関係ないようです。


また、本書は以前にノベルズ版2冊に分けて刊行されたものを1つに取り纏めしたもの。厚目の本は売り上げが悪いから薄い2冊で販売しようという編集部の意向だったようです。確かに本書は500ページ超ありますから、短編集としては厚目です。因みに、倉知氏はノベルズ版の著者の言葉の中で其々の本を「2つに割ったシュークリームのもう片方」と表現しました。そして、今回の本書は2つが1つになったシュークリーム丸ごと1個ということになります。こっちにはシュークリームの意味があったと。表現が粋だ。


本書に収められているのは6つの短編。共通して言えるのは前置きが長い!ということ。読んでみると「前置きが長いなー」と突っ込みたくなると思います。この前置きの長さがキャラクターを特徴づけています。短編によっては青春モノだったり、ユーモアモノであったりするのですが、どの短編でも生きてます。ちょっと癖になる面白さ。


ユーモアでは「限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件」と「名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状」。青春モノ(羨ましいこの上ない)では、断トツで「夏の終わりと僕らの影と」。ミステリーとしては「現金強奪作戦!(但し現地集合)」と、どれも面白かったです。


★収録作★
■現金強奪作戦!(但し現地集合)
「兄ちゃん。金、欲しいないか?」人生大逆転を狙って、場外馬券売り場で見知らぬおっさんが持ち掛けてきた、1人あたり1億円ゲットの銀行強盗計画。但し、現地集合だけでは終わらない。終わり方も綺麗。
■限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件
体質改善セミナーに参加したメタボな男性四人組。無慈悲なインストラクターによって耐え難い空腹感に苛まれる中、冷蔵庫のシュークリームが消える事件が発生する。メタボ界のシャーロックホームズは、この謎を解けるのか。終わり方も最高。
■強運の男
「ほんの運試しをしませんか?」静かなバーで一人飲んでいた私にある男が話しかけてきた。趣向を凝らしたマトリョーシカを使った運試しだ。一杯のアルコールを掛けて私は挑戦するが、次々と勝っていく。次第に明らかになる男の狙いが脅威的。感覚的には、ホラー。
■通い猫ぐるぐる
真紀の暮らすマンションに通ってくる、おなかの横に渦巻き模様のある猫。いつしか真紀は、猫を部屋に招き入れ、「うずまきちゃん」と名付けて部屋で遊ぶようになった。そんな日常の中、近隣で傷害事件が発生! 所轄署の若手刑事にして真紀の彼氏である満久は、うずまきちゃんに事件にかかわる秘密が隠されているという。その秘密の隠し場所がイケてた。
■名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状
「本日午後9時 貴殿の所有する価値ある色紙「五少女の微笑」を奪いに参上する」怪盗ジャスティス。そんな予告状がオタク作家鈴木・ペンネーム「草まんじゅう」の下に届いた。依頼を受けた名探偵南郷九条は価値ある色紙を守れるのか。犯人が秀逸。ユーモア溢れるミステリー。
■夏の終わりと僕らの影と
高校2年生の夏休み。受験勉強を前に、羽を伸ばしてすごせる最後の夏、「僕」は仲間たちと映画制作を始めた。監督の「僕」は以前から気になっていた同級生、百合川京子を主役に抜擢し、撮影は快調。しかしその最終日、ラストシーンのロケ場所から、彼女の姿が消えた。ちょっとずるい。

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2018年08月18日

Posted by ブクログ

短編集。
それぞれが違った味わいがあって愉しく読める。

お気に入りは、最後の青春物?。
1作目も設定が面白かった。

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2018年02月08日

Posted by ブクログ

『私の特製濃厚プレミアムシュークリームをっ、誰かが盗ったんですよ』

タイトルに惹かれて。
「っ」が多用される文体や、深夜の通販番組よろしく、早口でまくし立てる台詞はまさにパニック。
そうか、倉知さんはこういうキャラでしたね。

6 編の短編が収録されており、大人っぽいビターなものからシュークリームの甘さまで、それぞれ違った味わい。
分厚い割にはさらりと食べられるので、隙間時間の読書に丁度良かった。

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2022年08月04日

Posted by ブクログ

「現金強奪作戦!(但し現地集合)」
「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」
「強運の男」
「通い猫ぐるぐる」
「名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告上」
「夏の終わりと僕らの影と」
シュークリーム事件と名探偵南郷九条のやつがすきだ。あとうずまきちゃんベリーキュート。

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2018年06月20日

Posted by ブクログ

なんか読みたいなぁーとフラリと書店に入って購入。だいぶ前にこの作者さんの別作品(探偵もの)があったのを思い出して。あと帯のカズレーザーの推しもあり(笑)

内容は血みどろミステリーではなく、平和な日常ミステリー。謎要素もそこまで強いものではなかったし、伏線もわかりやすかったけど、確かにあまり気を張らず読むにはいい話ばかりかもしれない。

個人的には血みどろに慣れてしまったためか物足りなさもありましたが、「なにか起こるぞ……」という事件までの入りが読んでいて楽しかったです。
そういえば前に読んだこの作者の探偵ものも、平和目立った気がする……

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2018年02月12日

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