倉知淳のレビュー一覧

  • 片桐大三郎とXYZの悲劇

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    この読後感の明るい作風が倉知淳さんの真骨頂だと思っています。
    推理小説っていうと(特に「本格」とか言われるものは)暗くて、仰々しくて、重厚なものが多いように思います。
    個人的にはそういうものも大好きなんですが、こんなに単純に楽しめる本格推理小説ってなかなかないと思います。
    とくに何か推理小説って小難しそうで、って敬遠しているような方にはぜひ読んでもらいたい。
    ほんとに気楽に、かつ、存分に楽しませてくれる一冊でした。

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    2018年10月14日
  • 壺中の天国 下

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    中盤間延びしていたように思えた日常も最後の謎解きの爽快感が吹き飛ばしてくれました。
    伏線の数々に脱帽です。

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    2017年05月20日
  • 壺中の天国 上

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    平穏な町で起きた連続通り魔殺人。
    まだ、前半だけあって犯人の影も形も見えてこないが、ここからどう展開していくかとても期待している。
    今の時点で純粋に読み物として楽しく読めてます。

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    2017年05月20日
  • 猫丸先輩の空論

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    『水のそとの何か』
    毎朝ベランダの手すりに置かれる水の入ったペットボトル。猫丸先輩の強引な推論。二つの推論。

    『とむらい自動車』
    事故にあった八木沢君。事故現場に花をたむけた大西君と猫丸先輩。「鈴木さん」を求めタクシーの運転手たちの争い。ミドリのおばさんの陰謀。

    『子ねこを救え』
    1匹だけ首輪をしてもらえない子猫。虐待と思い救出作戦。個体識別。

    『な、なつこ』
    憧れの人に会うために吸いかけ割り大会の主宰に力を貸した新井くん。割られたスイカの謎。

    『魚か肉か食い物』
    大食いの早苗が突然ジャンボ・ステーキを前に逃亡。左手に隠された謎。

    『夜の猫丸』
    残業中の八木沢君の会社にかかってくる謎の電話。宴会中の猫丸の推論。

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    2009年10月07日
  • 猫丸先輩の推測

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    『夜届く』夜に届く電報の謎(笑)八木沢君は傲慢だそうだ(笑)
    『桜の森の七分咲きの下』花見の場所とりの社員をどかそうとする人々の謎(笑)
    『失踪当時の肉球は』疾走した猫を探しハードボイルドな探偵(笑)猫探しのポスターが傷つけられる謎(笑)
    『たわしと真夏とスパイ』大型スーパーの進出で危機にたたされた商店街。北の工作員って(笑)祭りの夜に猫丸先輩の推論(笑)
    『カラスの動物園』デザインに行き詰まった葉月が訪れた動物園でのひったくり事件。使い捨てカメラの使い方がわからない猫丸先輩(笑)
    『クリスマスの猫丸』全力疾走するサンタクロースの謎。八木沢君と猫丸先輩のクリスマス(笑)

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    2009年10月07日
  • 猫丸先輩の推測

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    神出鬼没&ほのぼの猫系w

    シニカルにてコミカルw

    猫丸先輩が紡ぎ出す謎に対する推測とは?

    思わず納得してしまう6つの回答を一緒に楽しみましょうww

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    2009年10月04日
  • 猫丸先輩の推測

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    文句なしに星5つ!!パターン化してた推理小説に見切りを付け始めてた私に「なんだまだまだ推理小説面白いじゃん!」と思わせた作品。「真実はいつも一つ!」とか叫ぶメガネ少年に見せてやりたい(笑)トリックや真相の意外性もすごいけれどなんといっても一番は猫丸先輩の魅力だと思う。ほんと素敵だこの人。大好き。

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    2009年10月04日
  • 犯人は現場に首だけ戻る

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    派遣さんシリーズ、新たな視点で面白かった!シリーズ化として読み続けたい。素人が推理するので、犯人逮捕までの描写がないのもあって、最後は少し物足りない感も否めない。

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    2026年10月10日
  • 犯人は現場に首だけ戻る

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    簡潔で親しみやすい文章ながら、なぜ死体がバラバラにされていたのかを論理的に解き明かしていて感服。
    主人公たち2人のライターが自然と名探偵と助手のような分担に収まっていくのがおもしろい。
    民間人が捜査に参加できることになっているという架空の制度がいい働きをしている。また民間人であるため情報が完全には与えられない中で推理することから、安楽椅子探偵のような要素もある。

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    2026年10月10日
  • 犯人は現場に首だけ戻る

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    グロテスクな内容だけど全然感じ無かった。
    死体を切り刻んだ理由がこんなにあるとは思わなかった。
    ブラックユーモアですね。
    面白かったです。

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    2026年10月02日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    Xでおすすめされているのを見かけ、手に取った一冊。
    「どんでん返しがある」という前情報自体がある種のネタバレにも思えたため、特定の人物を早々に怪しいと決めつけることはせず、登場人物全員に等しく疑いの目を向けながら読み進めた。
    そのせいか、他の読者が語るほどの驚愕までは得られなかったものの、それ以上に印象に残ったのは、本作が1996年に刊行されているという事実。自分が生まれる以前に、これほど趣向を凝らした構成の作品がすでに世に出ていたのかと思うと、その発想と完成度にむしろ感嘆させられた。

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    2026年10月01日
  • 占い師はお昼寝中~改訂完全版~

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    読みやすい短編が7編

    時代小説のご隠居さんが解決してくれるような
    そんな街の小さな問題を少し胡散臭い占い師が解決してくれる

    実際に占い師の多くは心理学と謎解きに長けているのだろう

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    2026年09月21日
  • 犯人は現場に首だけ戻る

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    なぜ死体が切断されているのか…? ベテラン本格ミステリー作家の真骨頂、骨太すぎる謎解きにびっくり!

    ■あらすじ
    フリーライターの折本と久世は、実際に起きた事件を捜査体験するという派遣捜査員に採用された。しかしどの事件も奇妙な事件ばかりで、首や腕など、遺体の一部を切断されているのだ。刑事と共に捜査状況や事件関係者への聞き取りを進める二人、果たして謎めいた事件を解決できるのか…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろいっ! さすがはベテラン先生、まさに本格ミステリーの真骨頂。その魅力を余すところなく堪能できますね。連作短編集になっており、全部で4つの本格謎解きを楽しめます。

    なんといっても本作はタイトルが珍妙で、装画のイラストもグロ可愛いというヘンテコぶり。発生する事件も、登場人物もクセ強なものばっかりで、もうニヤニヤが止まらないのよ!

    まずキャラクターもチャーミングで素敵。探偵役の二人は変なコンビ、会話を聞いてるだけでも楽しくて、なんだか気楽でいいなーって思っちゃう。でも久世は常識外れの典型で、洞察力は桁外れの天才肌という。彼から吐き出される真相に何度も目ん玉飛び出ましたね。

    謎解きは本格を極めていて、真相が明かされるとなるほどっと膝を打つものばかり。しかも目から鱗レベル。

    で、本作一番の特徴は、必ず遺体が切断されているという点。首、腕、足、バラバラ死体。もちろん切断するにはロジカルな理由があるんだけど、この発想力にはヤラれましたね。どれもちょっと思いつかない。

    イチオシなのは二作目の「腕」の切断。ちゃんと情報は出されてはいるものの、これを見抜くには人並みならぬ想像力と構築力が必要ですね。やっぱり理由が凄くて、愉快犯だったり何かを隠すためとか、そんな単純じゃないんすよ。自信のある方はぜひ謎解きにチャレンジしてほしい。

    なお最終話の「バラバラ」死体の謎も興味深かったなー。あり得なさに驚愕ではあるものの、実は状況としてはシンプルなんすよ。これも素晴らしい謎解きでしたね。こういう良作は読んでると楽しくって仕方ない、ミステリーファンは読み逃せませんよ。

    ■ぜっさん推しポイント
    本作どれも死体が切断されているという、とっても刺激的な謎ですよね。ただ正直、たとえ文章といえども、それなりに精神にくるものがあります。

    そのどうしても重くなっちゃう部分を、コミカルさやバカバカしさで上手にマイルドにしてると思うんすよ。いつもこのバランス感覚に驚かされる作家先生です。

    気に入った方は『大雑把かつあやふやな怪盗の予告状』『星降り山荘の殺人』がおすすめです!

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    2026年09月10日
  • 犯人は現場に首だけ戻る

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    なかなか良かった
    切断された死体縛りの連作ミステリでしたが、全部違う部分を切りながら意外な理由をつけるのはさすが

    3325冊
    今年224冊目

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    2026年09月06日
  • 日曜の夜は出たくない

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    久しぶりに本の表紙に引かれて買いました。倉地淳さんのデビュー作と知りこれは読むしかないと思いましたが、読んで正解でした。

    正解という言葉を使うのは不適切でしょうが、短編でありながら後半の衝撃の展開には唖然としました。

    本当に世の中には様々な小説があるかと思いました。

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    2026年08月27日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    クローズドサークルで発生する殺人事件。王道の状況ですが最後まで犯人わからず面白かったです。色々推理したくなる書き方です。

    最後の登場人物たちの印象の変わり方が好きでした。

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    2026年08月20日
  • 犯人は現場に首だけ戻る

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    個人的に『首を切る者』は少しヒットしなかったが、他の3話はキャラクターにも慣れたのか楽しく読むことが出来た。
    心酔や崇拝しすぎると想像を超えることを考えるのもなんとなくわかるし。

    次回作ができたら、探偵社を開いていると良いなと思った笑
    でも、きっと久世さんがのらりくらりとかわして派遣さんのままかなとも思う笑
    次回作あると良いな〜

    『切断するのは理由がある!』

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    2026年08月17日
  • 犯人は現場に首だけ戻る

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    ネタバレ

    「犯人は現場に(首だけ)戻る〜首ヲ切ル者〜」
    「かゆいところに手が(もう一本分)届く〜腕ヲ切ル者〜」
    「悪事千里を(片方の足で)走る〜足ヲ切ル者〜」
    「幽明境を(首も手足も)異にする〜ばらばらニ切ル者〜」

    フリーライターの折本は友人の久世と共に“派遣さん”と呼ばれる「非正規雇用捜査官」に採用される。現職の刑事に案内され事件の概要を聞きレポートを提出するだけの仕事だが。体験を終えた久世はあっさりと事件の謎を解き明かす。

    別の本に『死体で遊ぶな大人たち』ってあったけど、今回も死体を使って色々と…。ちょっとグロい感じもあるけど、雰囲気も良く楽しく読めた。

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    2026年07月30日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ネタバレ

    売れないミステリ作家・冷泉は弟子の久高に創作テクニックを仕込みながら執筆を続ける日々。冷泉の元に2通のファンレターが届くが1通は女性ファンからの物で、もう1通は冷泉の思想に共鳴したと言う怪文書。数日後、2人の刑事が冷泉の元を訪れ、殺人事件の被害者の女性が冷泉にファンレターを送り、当日も冷泉と会う予定だったと告げられた。更に新たな殺人も…。

    読み飛ばし厳禁って事で色々緊張しながら読んだ。やっぱり倉知淳は面白くて良いな。

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    2026年07月29日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    らしいちきにあふれたミステリ集で、最初はゾンビクローズドサークルからの殺人という某作オマージュからのこの作品中に国産ゾンビゲーム言及あるからヘリコプターの場面は読者にラストまかせるのかって感じましたし、他作品もヘンテコなシチュエーションからのロジックは感心。
    ラストでの違うところからのどんでん返しも素敵

    3287冊
    今年186冊目

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    2026年07月27日