倉知淳のレビュー一覧

  • 死体で遊ぶな大人たち

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    1話目がゾンビートリックだったから、他の3話もファンタジーの気持ちで挑んでしまって後悔してる。
    タイトル回収を楽しみにしていたけどそのままの意味だった。

    今回のオチ:
    全話に都合よく探偵役がいるのだが、風貌と通称がコロコロ変わる同一人物だった。

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    2025年10月20日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    作者が仕掛けた叙述トリック作品、どんでん返しがあるというフレコミを知った上で読み始め頭の中でどうなったら驚くか想像しながら読みすすめる、アンフェアでないとしたら主人公は犯人ではない。探偵役も犯人ではない。ただここが伏線だなとは割かし気付くのではないかとも思う。結果それ程驚きはなかった。星園が冤罪を晴らそうとした事件がどこかで絡んでくるかと思っていたので肩透かしだったのも残念。ただ全体としては暗くならず読みやすいので楽しめる作品だと思う。

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    2025年10月18日
  • 皇帝と拳銃と

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    倒叙ミステリ四編。運命の銀輪、皇帝と拳銃と、恋人たちの汀、吊られた男と語らぬ女。犯人目線で犯罪を犯すところからスタートし、うまく繕ったはずの偽装が、死神のような刑事に少しずつ暴かれていく。

    犯人が語る、なぜ犯罪を犯さねばならなかったかから読み始めると、それなりに納得の理由につい共感してしまい、刑事が悪役に思えてしまいますね。死神がぴったりです。

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    2025年10月06日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    「犯人の書いた文章があります」がほぼ全体だったのことにまずびっくりでまじかって感じ。事態が二転三転して結局お前なのかってなる感覚も久しぶりで面白かった。160kgと180kgの男がいる部屋って想像するとなかなかシュールだし、これも類は友を呼ぶってことなのかしら

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    2025年10月04日
  • 恋する殺人者

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    明らかにミスリードとおぼしき犯人の独白から早い段階で「恋する殺人者」が誰であるかはわかってしまうと、序盤から個人情報保護の文脈でストーカーに対する言及が度々あり、非常に丁寧に伏線が貼られているのがわかる。
    そして、犯人の状況把握手段が盗聴であるとわかり、そこに声が出せない証言者との筆談による情報収集シーンがとなればここに犯人特定の決め手が仕込まれているのだろうと想像はついたけれど、それが性別誤認という叙述トリックだったとは読みきれなかった。
    しかしラストはフェイクとみせかけた恋がちゃっかり成就してなんかいい話風にまとまったようにもみえるれけど、結局犯人がいくら異常者だとはいえ、自らの二重尾行説

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    2025年09月29日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ミステリー×小説家

    この本には「犯人の文章」が登場します。それは本当に作中で起きる連続殺人事件の犯人が記した文章です。でも、それは「ある事実」を隠すために重要な部分、話の根本となる部分が嘘で塗り固められています。
    あなたはこの謎を見破れますか?

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    2025年09月27日
  • 恋する殺人者

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    ポップなタイトルと表紙、ページ数の少なさに、箸休め程度にと思って購入。
    「ラブコメミステリと思いきや、本格ミステリ」という帯の謳い文句があったため、ラブコメ風を楽しみつつ、それなりに疑いながら読み進めてしまった。
    この帯のおかげで(せいで?)序盤に「殺人者」の秘密に勘付いた状態で読み進めた。
    それでも殺人者視点のパートや、2人の探偵活動の進捗など、最後まで楽しく読み進められた。「本格ミステリ」ということを知らずに読んだ方が楽しめたかもしれない。

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    2025年09月07日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    わりと評価が良かったりするのをSNSとかで見てたりしてたので期待していましたが、私はそこまでハマらなかったかな。
    語り手の杉下さんが卑屈というか穿った見方をしているため、ずっと人を見下した感じの文が続くのであまり気分が良くないからかな。あと最後どんでん返しというかそれもあるけど、ん〜…。

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    2025年09月04日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    『豆腐の角に~』がそこそこ面白かったので続けて読んでみたら、また短編集。短編はサクッと読めるけどやっぱり物足りない。

    ゾンビの話は正直スカスカ。パンチもオチも弱くて、この設定で本当にいくの?という感じ。逆に心中の話のトリックはめちゃくちゃ良かった。あれは本当に光ってたし、あの仕掛けで長編を書いてくれたら絶対面白いはず。

    結局、この人の本領は長編にあるんじゃないかと思わせる一冊。そろそろ本格的な長編を読みたい。

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    2025年08月29日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    タイトルの猫に惹かれて手に。二転、三転の結末とユーモアのある描写は面白かったが、既視感あるのと行替えのない説明調の文章がダラダラ続き、途中ちょっと苦痛だった。

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    2025年08月28日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    割とおすすめされていたような気がするので読んでみた。良くあるクローズドサークルものなんだけれども、本編に入るまでだいぶ時間がかかるので読んでてちょっと退屈になってしまった。結構古い作品だからか、キャラたちの設定もどこか古くさいし、真犯人が吐く暴言も、同性愛を悪く言うのも良い気分じゃなかった。豹変するのは悪くないんだけど…。良くも悪くも良くあるミステリ、って感じで、最後のどんでん返しがなければ特に言うこともないって感じ。

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    2025年08月27日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    “その企みに、三度驚く”帯のキャッチコピーがハードル上げまくり。序文で“この小説には犯人の書いた文章が登場するが内容が真実であるとは限らない”との注意書き!
    内容は語れないがユーモアミステリでサクッと読めて、猫も猫丸先輩も登場しませんけど楽しめました(笑)

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    2025年08月23日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ネタバレ

    どんでん返しで面白いと聞いて読んだ。
    犯人の書いた文章がある、という最初の警告が面白かった。確かに二転三転して楽しかったけど、犯人はなんとなく最初から怪しい人だった。
    2人とも特異体質だったのにびっくり。脳内イメージと違ったから、、笑

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    2025年08月23日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    なるほど、最初の話はデジャブ感がすごかったけど面白かった。とりあえずゾンビ設定がずっと続いてたら面白かったかも?

    トンデモ設定を華麗に解決する「種子島」さん良き。

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    2025年08月11日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    星降り山荘の殺人 倉知淳 読み終わりました。

    1996出版29年経つのですね。
    読みやすい作品でした。
    2人しか殺人が行われなかっのが、拍子抜けな感じを受けました。
    内容的には主人公とヒロインの恋愛感情あたりが、うまいと思いました。

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    2025年08月05日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    ネタバレ

    期待して読んだ分、少し期待外れだったかも...
    叙述トリック的な箇所は新鮮で面白かったけど、動機が最後まで曖昧で、トリックもなんだかなぁと言う感じが否めない。

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    2025年08月01日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    何かの本の後ろに載っていた紹介を見かけて、タイトルが気になって読んでみた作品。初読みの作家さん。

    ちょっと変わったミステリー。
    猫出てこなかった〜。

    最初のページで書かれた警告みたいのが鍵なんだろうと思いつつ、普通に読んでいたら、ん、これ何だ?おかしい?となり、後半戦へ。
    さすがにラストパートの前は、ページが残っているので、いやまだ何かあるよね、と思えたけれど。

    なんとまぁ、ややこしい構造!そして、隠された真実の突飛なこと!
    最後のシーンは、想像するとなかなか笑える。

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    2025年07月27日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    下見のために訪れたキャンプ場で殺人が起こってしまう。しかし大雪のため下山不可能になり閉じ込められてしまうという言ってしまえばありきたりな設定。
    ただ、この本の他と違う点は区切りごとに筆者から情報が明かされていくというところ。〇〇は犯人ではない、この章には重要な伏線が張られている、という感じで読者にはヒントが与えられる。
    これなら犯人なんて余裕で分かるわ!最初はそう思ってた。
    なのに完全に騙された。
    読み終わってみると完全に作者の手のひらの上で転がされてた。これがフェアとはよく言ったものだ。
    面白かった。

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    2025年07月25日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    「の殺人」とつくタイトルには、つい手が伸びてしまう。
    大学時代、田舎の古本屋で偶然出会った『時計館の殺人』から、わたしの読書生活は始まりました。
    本格ミステリの面白さを再び感じたくて手に取った、倉知淳さんの『星降り山荘の殺人』。
    “密室”という名の遊園地で、わたしはまた、謎に夢中になっていまし

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    2025年07月15日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    ずっと前から気になっていた作品。至高の叙述トリックを期待していたのですが…思っていたより普通の王道ミステリーだった…。

    1番のキーポイントはやはり「探偵役が登場する。(中略)事件の犯人では有り得ない。」という作者からのメッセージ。ここが星園さんのことではなく麻子さんのことだった!
    というトリックなんだけど、、、
    アホな私は後半この部分をすっかり忘れてて、杉下が星園の部屋のピッケルを触ろうとして止められたところで怪しい!星園犯人説あるぞ!ってなっちゃって
    犯人が分かってもやっぱりね…。で終わってしまったのが非常に残念。笑
    読み終わった直後なんてどこが叙述トリックだったの???状態でした。

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    2025年07月12日