猫の耳に甘い唄を

猫の耳に甘い唄を

1,870円 (税込)

9pt

その企みに、三度驚く。
隠匿された重大な事実とは――
読み飛ばし厳禁の本格ミステリー!

売れないミステリー作家の冷泉彰成は、弟子の久高享に創作テクニックを仕込みながら、執筆を続ける日々を送っていた。
そんな折、冷泉の元に二通の手紙が届く。一通は女性からのファンレター、もう一通はファンレターのようではあるものの、「殺人と云う名の粛清を献上する」と書かれた怪文書だった。
不気味ながらも悪趣味な悪戯だろうと捨て置くが数日後、今度は殺人事件捜査中の刑事が訪ねてきた。被害者の女性は半年前に冷泉にファンレターを送っており、殺害当日は冷泉と会う予定だと周囲に語っていたという。
まったく身に覚えのない冷泉は潔白を訴え、一旦は事なきを得た。だが、再び殺人事件が発生。被害者はまたもや冷泉のファンだった。そして冷泉宛てにまたしても不気味なファンレターが――。

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猫の耳に甘い唄を のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作者からの挑戦状のような始まりかただったが、見事に騙された。いや、ちょこちょこ当たったところもあったのだけど。
    作家の原稿に対する編集者の「密室殺人事件を発見したからといって現場保存を蔑ろにして皆ではしゃぎ回るのは常識を疑う。事件が起きる度に刑事がすぐに探偵に連絡するのは警察としてのプライドはないの

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    『この小説には〈犯人の書いた文書〉が登場する』が、『犯人はある重大な事実を隠匿しつつ その文章を書いている』

     意味ありげな挑戦状めいたものが冒頭に添えられて、物語は幕を開けます。
     
     新人賞の佳作に引っ掛かって以来、十五年ほどミステリー作家として活動している売れない覆面作家の冷泉彰成は、ひょん

    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    新しいミステリの描き方だなと思いました!
    もう一回読んでそのトリックを解きたくなるなと思わせるような描き方が新しくて読んでいて面白かったです。

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

     売れないミステリー作家・冷泉彰成にファンレターを送った女性が殺される事件が発生し、同時期に送られた怪文書が怪しいと見られるも解決の糸口が掴めず第2の事件が起きてしまう、「『犯人の書いた文書』が真実であるとは限らない」という帯の紹介文、もとい挑戦状がミステリー好きを擽る要素になっていて、作中に施され

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

     この表紙は!!私の大好きなヒグチユウコさんっ!!ということで、絶対に読みたいと思っていた作品です。タイトルも「猫の耳に甘い唄を」どういう意味?興味津々で手にしました。

     主人公はミステリー作家の冷泉彰成、売れないにも関わらず久高享という弟子がいます。ある日冷泉宛に、女性からのファンレターと、怪文

    0
    2025年02月08日

    Posted by ブクログ

    犯人が二転三転して面白かったけど、最終的には想像してた通りの犯人で、ずっと気持ち悪い感じがあって怖かった。

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    TVでおすすめされていた本だったし、タイトルもなんだかミステリアスだったので、読んでみた。
    ファンレターをくれた人が連続で殺されて作家が疑われるという話。確かに、初めて見た手法に、ん?ん?ん?となりながら、後半は一気読みだったけれど…被害者が女性で理由も女性軽視的な感じがして気分が悪かった。犯人の見

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    元気で楽しいコミカルなミステリー?! 売れない覆面作家が変な事件に巻き込まれ #猫の耳に甘い唄を

    ■きっと読みたくなるレビュー
    キター!開始一行目からガツンと一発かまされます。やってくれますねー、さすがは倉知先生。うむうむ、どんなミステリーなのかと期待しちゃう。

    本作は売れないミステリー作家の

    0
    2025年01月16日

    Posted by ブクログ

    なんだか、消化不良かなぁ。
    冒頭の「注意書き」からして、いかにも仕掛けがありそうで、この「注意書き」こそが仕掛けの肝なのではとわくわく。
    しかも、冒頭の、売れないミステリ作家と弟子のミステリ談義。いいねぇ、こういうの。
    しかも、その作家のファンが連続殺人の被害者に?!
    でも、正直、犯人は想像がついち

    0
    2025年01月04日

    Posted by ブクログ

    売れないミステリー作家・冷泉のファンが、立て続けに不審死した。その殺人犯も、冷泉の狂信的なファンだという。犯人の思惑に騙されず、真実まで辿り着けるか? ミステリー好きのためのミステリー小説。

    「あ!」と思ったときにはもう作者の手のひらの上。名探偵気取りだった自分は、少しずつ近づいていく真実を前に、

    0
    2025年01月04日

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