倉知淳のレビュー一覧
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前作『〜推測』の解説(怪説)で加納朋子に、短編タイトルに文字りネタ縛りを課していくことの苦しさを冗談まじりに指摘されていたが、本作ではその本人の作品『ななつのこ』を元ネタにしてきたことにニヤリとさせられる。
内容も良い意味で安定しているが、いささか先が読めるものもあり、驚きは少ない。もっとも、“ルリ子さん”など登場した瞬間にオチが想像できてしまうが、これはそういう狙いなのかもしれないし、先が読めたからと言って別につまらないわけではない。むしろ安心して読める分、心が多少荒んでいるときなどに読むと、思いがけず平静をもたらすかもしれない。ああ、なんだ、作中のスイカ割りと同じ効能だ。
ところ -
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もともと本格調の密室殺人でデビューした猫丸先輩、いつのまにか路線変更して血なまぐさくないのどかな作品のみに登場するようになってしまったというのは作者の弁である。血なまぐさくないのは結構であるが、提出される謎はのどかではないものが多い。そこがこの作者の一連の作品の魅力であろう。ちなみに今回のお気に入りはあらすじの二番目のタクシーの問題である。事故現場に次々とタクシーが迎えにやってくる。その場所に居合わせた人間は呼んでいないのに。誰が何の為にというお話である。なるほどと膝を打つ解答に感心したのだが、犯人はわからずともモデルになった場所はわかった。杉並区の○○坂であろう。犯人以外の指摘ができたのは
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ネタバレ冒頭に死体を転がし、人物の紹介もそこそこに。
さくさく事件に入り、解決編では探偵が一気に話し出して犯人指名まで。推理が終わったら即解散。
ブラボー、まさに出来の良い1時間ドラマを観ているようでした。
・出来損ないの密室
・盗み気のない怪盗
・見かけ倒しの見立て殺人
いずれも、楽しく読めました。
良質な暇つぶしになったと思います。
また文章も極めて読みやすく、文字量多いのにすいすい読めて楽しかったです。
突き抜けるほどの何かと出会ったわけではないですが、絶対ヒットを打ってくれる打者のような安心感が読んでてありました。
個人的には、登場人物の探偵らしさ助手らしさを醸し出すのは控えめにして -
Posted by ブクログ
ネタバレ迷いましたが、俺はこちらを2026上半期ベストの一冊に挙げさせていただきます。とにかく一話目の本格オブザリビングデッドが良すぎる。あまりに良い。マイケルベイ監督のリンキンパーク主題歌で満を持して実写化したい。間違ってもタッカーとデイルのようなB級スプラッターコメディにならないよう、責任をもって俺が慎重にド派手にマイケルベイしたい。なんだこの宝物みたいな話。子供の頃大切にしていた数々の汚れた小さいガラクタを思い出しました。返し忘れたハチマキ、錆びたキーホルダー、ごねて手に入れた勾玉、落として鳴らないオルゴール。ねぇ、そういうお話ですね(ちがいますよ
この先生さ、星降り山荘で俺は結構ひどいこと言っ