倉知淳のレビュー一覧

  • 死体で遊ぶな大人たち

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    4つの事件の短編物です。
    それぞれ面白く読ませていただきました。
    皆さんの感想にあるように最後のオチでそうきたかーとなりました。

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    2025年04月13日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    そうね、どうかな。

    なんというかミステリーの風を装ったお笑いという新ジャンルか。

    ジャケ買いなんだけども、なんで装丁の猫ちゃんが見ているのは(そもそも見てないかもww)、キノコビトなのか。しかも腰に紐が結わえられていてかやつらはなんのメタファーなのか。こっちの方が読後大いに気になる。

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    2025年04月06日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    雪に閉ざされた山荘、殺人事件が起これば犯人は集まった人達の中しかない。ストーリーの進行とともに解説のようなものを書いていくというのは作者の意図ということだったが、これがスピード感を削いでいたとも思えるし、これで読者を惑わそうとした試みはあまり面白くなかった。この注釈に騙されるなという帯のメッセージもどうなんだろう。不朽の名作ミステリーというフレ回しに騙された自分がちょっと残念。ある程度エンディングの想像はできてしまったが、最後まで読み切ったから、全くダメという評価をすることもないかという星三つ。

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    2025年04月05日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    ネタバレ

    わかりやすく、読みやすくされてる本だなぁと感じた。各章の初めに注釈があるし、事件現場の図も多く乗せられていた。
    この本の面白いところは読者を騙すための注釈が仕掛けられていたところだと思う。だけど本の帯に「親切で挑戦的なこの注釈に騙されるな!」とあったので、探偵役は星園の別にいて、星園が犯人なのかなぁって予想が立ってしまった。読んでいくと実際そうだったので帯を見なければもっと楽しめたなぁって感じ。

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    2025年04月02日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    王様のブランチで紹介されていて面白そうだったので倉知淳作品を初読み。

    ページをめくると“この小説には〈犯人の書いた文書〉が登場する”と挑戦的な文章から始まる。その挑戦を受けて立とうじゃないの!と、ひとりで気合を入れて読み始める。笑

    基本的には売れないミステリー作家の冷泉彰成と弟子の久高享との会話劇で話が展開していく。そんな中で殺人事件が起こり、ひょんなことから巻き込まれていくのだが…

    淡々と話が進んでいき、個人的には物足りなさを感じたけど、〈犯人の書いた文書〉の真実を知ったときにはちゃんと驚かされた。笑

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    2025年03月22日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    会話中心で読みやすい作品だな〜と思いつつ読み進めた。
    帯のどんでん返しを匂わせる一文は余計だったかな……でも面白かった

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    2025年03月17日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    売れないミステリー作家の冷泉彰成と弟子の久高享との会話が主となる。
    この2人のやりとりを注意しながら読み進めていくうちに女性からのファンレターともう一通届いた謎の不気味な怪文書から事件が起きる。
    突然の刑事の来訪は、殺人事件を捜査しているとのことで、被害者が冷泉にファンレターを送っていた女性とのこと。
    覆面作家として顔を出していない冷泉は、被害女性と会ったこともないと…。
    さらに新たな犠牲者が…。
    そして、またも冷泉のファンであり、怪文書も…。

    冷泉と久高、この文書はどちらが書いたのか…
    最後まで読まないと終わらない。
    ミステリー作家だからこそ考えられたのかも。


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    2025年03月13日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ネタバレ

    売れないミステリ作家冷泉とその弟子のもとに刑事がやってくる。どうやら、冷泉にファンレターを送ったファンが殺害され、その直前に冷泉に会うことを周囲に漏らしていたとのことであった。身に覚えのない冷泉のもとには、その殺害を予告するような怪しい手紙も届いていた。
    さらにもう1通怪しい手紙が届き、第2の殺人事件が発生、冷泉と弟子は真相を推理し始めるが…
    冒頭の著者からのメッセージと、2度話をひっくり返すところはアイデアだと思いますが、全体的なトーンと結末は好みではないですね。

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    2025年03月12日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    ネタバレ

    いやー、まさかの展開すぎて「へ!?」ってなってしまった。ミスリードもミスリード。完全に麻子さんが犯人かと思ったね。
    ただ推理部分が膨大だっただけに、犯人の動機が弱い感じ。あの過去話は嘘なのか本当なのかも不明。バックボーンが曖昧だっただけにバランスがとれていないと思った。突然のキレ芸も謎。
    そして嵯峨島は一体何者だったのかも不明。

    しかし雪山&コテージ&クローズドサークルとミステリーの王道展開で、ワクワク要素たっぷりだったし読みやすかった。

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    2025年03月12日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    登場人物が少ない分、文章力が問われる内容だと思いました。猫の耳のようにコロコロと変化する展開なので最後の最後まで気が抜けませんでした。

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    2025年03月11日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「本格・オブ・ザ・リビングデッド」
    「三人の戸惑う犯人候補者たち」
    「それを情死と呼ぶべきか」
    「死体で遊ぶな大人たち」

    変な死体×本格ミステリ全4編を収録。
    「本格・オブ・ザ・リビングデッド」 既視感のある設定は作者の断りつき。ゾンビが出てくるが、ミステリである。
    「三人の戸惑う犯人候補たち」 微妙に異なった三人の体験。〈違法行為等諸問題に関する相談所〉というふざけた役所に持ち込まれた三つの相談の真相は。
    「それを情死と呼ぶべきか」 過去に密室状態の小屋で起きた心中事件の再検討。死亡推定時刻によると、先に絞殺された男が生き返って女を殺したように見えるのだが。
    「死体で遊ぶな大

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    2025年03月10日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    推理小説用語でいう「フェア」であることを追求した作品。ところどころ読者に向けた解説が入っているので(「証拠はすべて提示された…」的な)、謎解き感覚で読むと面白いかも。自分で考えずすごいトリックにビックリしたい派なので★3。

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    2025年03月02日
  • 世界の望む静謐

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    クセのある刑事が犯人をジワジワと追い詰める短編の倒叙ミステリー。2作目から読んでますが1作目読んでなくても楽しめました。倒叙ミステリーをいろいろ読んでいる人には目新しさは少な目かも。死神めいた刑事とイケメン刑事の素がもうちょっと見え隠れすると良いのになぁ、これからに期待!

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    2025年02月18日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    面白くはあったが、少し描写が丁寧すぎるくらいだった。最初は退屈。
    あと裏表紙の解説に「連続密室殺人」と記載があるのだが、クローズドサークルに違いはないと思うが、密室であるかどうかは議論が分かれると思う。

    最初、200ページぐらい状況が動かないため、読み進めていくスピードが上がらない。
    そのために序盤が長いと感じてしまうが、最後まで読み通すと、伏線を巧妙に隠したりミスリードを誘うための仕掛けを丁寧に書き込んでいるため、序盤が長いのだと思い至る。

    最後の怒涛の伏線回収とどんでん返しは秀逸。
    古き良き”閉ざされた雪山の山荘”を堪能できた。

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    2025年02月18日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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     この表紙に一瞬引きませんか?人前で読むことに躊躇しちゃう表紙だったので、カバーをつけて読みました。4編の短編が収められていますが、「死体」を…というのは共通してました。

    「本格・オブ・ザ・リビングデッド」
    大学生のサークル旅行にお供した梅本と種子島は、サークルメンバーがゾンビに襲われ次々と命を落とす姿を目の当たりにし、他のサークルメンバーとともにセミナーハウスに閉じ込められてしまう展開に…。
    「三人の戸惑う犯人候補者たち」
    都庁裏手にある、違法行為等諸問題に関する相談所…。当番相談員、出向していた宮田と修行僧の万念のもとを訪れた3人の相談者。相談者たちは口々に、自分は人を殺してしまったかも

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    2025年02月07日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ネタバレ

    冒頭に、この小説には犯人の書いた文書が登場するから惑わされることなく注意深く読むようにという注意喚起がされている。
    冷泉彰成(れいぜんあきなり)売れない四流ミステリー覆面作家。弟子の久高亨(くだかとおる)。冷泉が久高にミステリー小説の書き方や心得なんかを話す。2人の出会いから、弟子になったいきさつ、などから物語はすすんでいく。

    物語はほとんどが冷泉の仕事場で、冷泉と久高の会話劇みたい。登場人物もこの2人と、編集者の渡来紗央莉(わたらいさおり)、
    あとは2人の刑事のみ。
    あ、文庫担当の編集者と先輩作家が1度ずつ来訪。
    犯人は冷泉か久高か渡来しかいないじゃん、ていうか、どう考えても普通に久高だよ

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    2025年01月20日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    おどろしい表紙、でも中は読みやすい。

    1.本格・オブ・ザ・リビングデッド
    どこか既視感のある内容に、
    あれ?もしかして読んだことある?
    と悩みながら

    2.三人の戸惑う犯人候補者たち
    知能犯というかアイデア抜群の犯人に脱帽

    3.それを情死と呼ぶべきか
    グッドアイデア

    4.死体で遊ぶな大人たち
    なるほど。そう繋がるか!

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    2025年01月18日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    タイトルのテーマに沿った中篇のオムニバス。そう、最初はオムニバスとは思えないほど、各話の設定というか世界観が違っててそれが面白かった。ただ、謎解きシーンが全部台詞で長々と説明されるのでダルい。

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    2024年12月18日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    B級感ムンムンとするインパクト大なタイトルと表紙。
    (これを読んでる間、産後ケア入院してたのですが助産師さんやらの訪問の度に本を布団で隠してました。
    やべー奴だとバレたくないですからね)

    なんちゅうタイトルだと思ったら嘘偽りなく死体で大人が遊んでました。
    でも、誰がこんなトリック思いつく?!?!
    奇想天外でとてもおもしろかったです。

    各物語の探偵の特徴でラストは予想できたけどね。

    シリーズ化してほしい!

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    2024年11月18日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    様々な死体が出てくるミステリー。
    最終話まで読んで連作だと分かった。
    そうか、この人はあの人たちなんだ、と気づいた箇所が一番面白かった。

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    2024年11月02日