倉知淳のレビュー一覧

  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    上司への暴力を理由に左遷された杉下は、広告案件で星園のマネージャーとしてオフシーズンの山荘に向かう。殺人事件は起こり、雪で下山することもできず、警察も来れない。下山するまでの間に殺人事件の解明をしようとする星園。犯人は一体誰なのか。
    面白かったけれど、犯人と被害者との繋がりが、って感じでした。

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    2026年04月29日
  • 恋する殺人者

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    かなりライトに読めるんですけど、読み終わってみると、ウワアアアアあれもあれもあれも伏線じゃん!って頭抱えるタイプのミステリ。
    普段ミステリ読まない人にもオススメしやすいです。装丁かわいいし♡面白かった~!

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    2026年04月18日
  • 新装版 星降り山荘の殺人

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    ネタバレ

    最初から怪しいと思っていた人物が犯人だった。私を騙せていなかったので、☆3。(えらそう)

    とは言いますが、最後の最後まで本当に星園なのか?和夫が犯人だとしたらどんなところがおかしいか、いや、麻子なのでは…
    と推理を撹乱させられた。

    星園がホモだという件、全然別の推理で、最初の被害者の岩岸が話していた相手が星園だったのでは?という違う方向の推理を私が展開していた。読後爆笑した。

    注釈がつく親切設計、意外に自分の推理をかき乱された。
    設計自体は面白かったので、同著者様の作品、また読んでみたいと思う。

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    2026年04月12日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ネタバレ

    売れないミステリー作家の冷泉彰成は作品の執筆をしつつ、弟子の久高享に課題を課す日々を送っていた。そんなある日、殺人を仄めかす怪文書のようなファンレターを受け取る。その後、冷泉にファンレターを出した女性が遺体となって発見され…。

    『恋する殺人者』が面白かったので同じ作者さんの本。タイトルおよび表紙から内容はまったく推測できない。4分の3ぐらい読むと雰囲気が一変。え、え、とついていけないうちに解決篇が始まった…と思いきや…!個人的には斬新だった。ただ最後のシーンの絵面を想像するとなんとも…。
    結局このタイトルはなんだったのかわからず…と思ったら最後に「この作品のタイトルは都筑道夫『猫の舌に釘をうて』にインスパイアされたものです。」と注釈があった。検索したあらすじを見る限り、この作品に結構影響を受けて今回の本は書かれたのかな?そちらもちょっと読んでみたいと思った。

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    2026年04月08日
  • 大雑把かつあやふやな怪盗の予告状 警察庁特殊例外事案専従捜査課事件ファイル

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    〔Ⅰ〕「警察庁特殊例外事案専従捜査課」(通称「特専課」とか「探偵課」)は警察流の地道な捜査では対応できない奇矯な事件(古典的なトリックを使った密室殺人とか怪盗とか見立て殺人など)を、嘱託である民間の探偵たちに解決させる。視点役はそこに配属された新人官僚の木島壮介くん。
    〔Ⅱ〕探偵たちはそれぞれまともじゃなくて凡人の木島くんの手には負えず苦労させられる。
    〔Ⅲ〕中途半端であることは中途半端であるだけの理由がありそれゆえにわかりにくくなっているところが面白さのミソ。

    ■特殊例外事案専従捜査課についての簡単な単語集

    【井賀】千葉県の新浜署の警部補。仏像めいた顔ののどかな雰囲気の人物。相棒は頼りになりそうな三戸部巡査部長。
    【石川五右衛門之助】自称「怪盗」。ローカルな金満家大浜富士太の持つブルーサファイアを盗むという予告状を送りつけてきたが予備日があったり予告時間の幅が五時間もあったりとどこかやる気を感じられない。
    【木島壮介】視点役。警察庁特殊例外事案専従捜査課に配属された新人官僚。なぜ彼が選ばれたかは不明。
    【熊谷】警部。山梨県警? 紅林という若手刑事を特専課に押しつけた。狼っぽいのと黒豹っぽいのと二人の部下もいる。
    【紅林:くればやし】刑事。熊谷にあてがわれた志我と木島の案内役。
    【警察庁特殊例外事案専従捜査課】略称「特専課」。警察が対応しにくい、地道な捜査では対応しにくい突飛な事件を担当する部署。民間の人材、いわゆる「名探偵」を利用する。彼らと警察の間を取り持つ随伴官として木島が選ばれた。当然現場の刑事たちからは嫌われており蔑称として「探偵課」と呼ばれている。
    【作馬/さくま】探偵。役場の事務員の平均像みたいな人物。兼業探偵。本業は不明。淡々として感情の起伏を見せない。定時になると帰ってしまう。
    【志我悟:しが・さとる】探偵。見た目中学生くらいのリスのようにかわいい少年だが、高校生名探偵。二年生。完璧主義者。
    【名和:なわ】警視庁の警部。
    【勒恩寺公親:ろくおんじ・きみちか】名刺には「名探偵」とだけ書かれている。わりと若く、どこかすさんだ雰囲気がある。傍若無人で得手勝手な人物。探偵業だけで糊口をしのいでいる。決まり文句は「俺の論理がそう告げている」。他の探偵の事件であっても謎を解説する役目を最後に持っていく。

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    2026年01月27日
  • 日曜の夜は出たくない

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    正月休みに。猫丸先輩シリーズ。1話目から話を聞いて想像力で推理をしていくところは新しい。最後にしかけもありおもしろい。

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    2025年12月30日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ネタバレ

    4流ミステリ作家の冷泉と、その弟子(という名のアシスタント)久高の周りで連続殺人事件が起こる。はじめは近くのお店で働く女性が階段から転落して死亡し、その後、冷泉にファンレターを送った女性が2人も殺されてしまう。冷泉の元には殺人をほのめかす怪文書が届けられていた。ところが冷泉のPCから自白のような小説が出てきて……!?

    とても楽しく読ませていただきました。しかしオチが投げやりに感じるため、最後はちょっと冷めてしまった。コミカル感を出したかったのは分かるけど、もうちょっとやり方はなかったのかな、と残念。

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    2025年11月20日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    倉知淳のデビュー30周年記念作品。「死体」をテーマにした捻りの効いた奇抜な謎解きが展開される4編からなる短編集。小気味いい不謹慎さと、本格ミステリのロジックがうまく融合していて、面白い。

    「本格・オブ・ザ・リビングデッド」では、夏の山荘でのゾンビパニックと密室殺人が組み合わされる。某ベストセラー作品の設定を借用しながらも、死体を巧みに利用した独自のトリックが展開される。このシチュエーションはやはり面白い。

    「三人の戸惑う犯人候補者たち」は、都庁の片隅に設置された「違法行為等諸問題に関する相談所」を舞台に、それぞれ「人を殺したかもしれない」と訴える三人の男たちが登場する。それぞれの奇妙な体験をなんとかひとまとめに解決する強引さは一周回って見事。

    「それを情死と呼ぶべきか」では、40年前の未解決心中事件の謎を解く物語。このトリックは実現可能なのか、と疑問に思わないでもないが、解決自体は奇抜でなかなか楽しい。

    ベストは表題作「死体で遊ぶな大人たち」。男性の死体の両腕が女性の腕にすげ替えられていたという猟奇的な事件の謎を、バーで偶然居合わせた客たちの会話から、バックパッカーの久我山が安楽椅子探偵として解き明かす。
    これしかない、と思わせる意外な真相が見事。詰将棋のように真相に近づいていくのが気持ちいい。

    本作全体を貫くテーマは「死体の利用」だ。事件の犯人たちは死体を何らかの目的のために積極的に「利用」する。この不謹慎さとユーモアは、「本格ミステリ」というジャンル自体を推進し続けてきた大きな魅力とも言えるだろう。実現不能な無茶苦茶なトリックにも、本格ミステリとしての論理性が宿る。その両立しうる面白さが本作には体現されている。

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    2025年11月02日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    ネタバレ

    1話目がゾンビートリックだったから、他の3話もファンタジーの気持ちで挑んでしまって後悔してる。
    タイトル回収を楽しみにしていたけどそのままの意味だった。

    今回のオチ:
    全話に都合よく探偵役がいるのだが、風貌と通称がコロコロ変わる同一人物だった。

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    2025年10月20日
  • 皇帝と拳銃と

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    倒叙ミステリ四編。運命の銀輪、皇帝と拳銃と、恋人たちの汀、吊られた男と語らぬ女。犯人目線で犯罪を犯すところからスタートし、うまく繕ったはずの偽装が、死神のような刑事に少しずつ暴かれていく。

    犯人が語る、なぜ犯罪を犯さねばならなかったかから読み始めると、それなりに納得の理由につい共感してしまい、刑事が悪役に思えてしまいますね。死神がぴったりです。

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    2025年10月06日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ネタバレ

    「犯人の書いた文章があります」がほぼ全体だったのことにまずびっくりでまじかって感じ。事態が二転三転して結局お前なのかってなる感覚も久しぶりで面白かった。160kgと180kgの男がいる部屋って想像するとなかなかシュールだし、これも類は友を呼ぶってことなのかしら

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    2025年10月04日
  • 恋する殺人者

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    ネタバレ

    明らかにミスリードとおぼしき犯人の独白から早い段階で「恋する殺人者」が誰であるかはわかってしまうと、序盤から個人情報保護の文脈でストーカーに対する言及が度々あり、非常に丁寧に伏線が貼られているのがわかる。
    そして、犯人の状況把握手段が盗聴であるとわかり、そこに声が出せない証言者との筆談による情報収集シーンがとなればここに犯人特定の決め手が仕込まれているのだろうと想像はついたけれど、それが性別誤認という叙述トリックだったとは読みきれなかった。
    しかしラストはフェイクとみせかけた恋がちゃっかり成就してなんかいい話風にまとまったようにもみえるれけど、結局犯人がいくら異常者だとはいえ、自らの二重尾行説が2つの殺人を呼び寄せてしまった従姉の友人であったり、そもそも自身の捜査活動がその元凶であるのだから主人公のことも考えるととても心穏やかには過ごせないと思うのだけれども…
    とはいえ200ページ足らずの読み味の軽さながら仕掛けはホンモノで面白かった

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    2025年09月29日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ミステリー×小説家

    この本には「犯人の文章」が登場します。それは本当に作中で起きる連続殺人事件の犯人が記した文章です。でも、それは「ある事実」を隠すために重要な部分、話の根本となる部分が嘘で塗り固められています。
    あなたはこの謎を見破れますか?

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    2025年09月27日
  • 恋する殺人者

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    ネタバレ

    ポップなタイトルと表紙、ページ数の少なさに、箸休め程度にと思って購入。
    「ラブコメミステリと思いきや、本格ミステリ」という帯の謳い文句があったため、ラブコメ風を楽しみつつ、それなりに疑いながら読み進めてしまった。
    この帯のおかげで(せいで?)序盤に「殺人者」の秘密に勘付いた状態で読み進めた。
    それでも殺人者視点のパートや、2人の探偵活動の進捗など、最後まで楽しく読み進められた。「本格ミステリ」ということを知らずに読んだ方が楽しめたかもしれない。

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    2025年09月07日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    『豆腐の角に~』がそこそこ面白かったので続けて読んでみたら、また短編集。短編はサクッと読めるけどやっぱり物足りない。

    ゾンビの話は正直スカスカ。パンチもオチも弱くて、この設定で本当にいくの?という感じ。逆に心中の話のトリックはめちゃくちゃ良かった。あれは本当に光ってたし、あの仕掛けで長編を書いてくれたら絶対面白いはず。

    結局、この人の本領は長編にあるんじゃないかと思わせる一冊。そろそろ本格的な長編を読みたい。

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    2025年08月29日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    タイトルの猫に惹かれて手に。二転、三転の結末とユーモアのある描写は面白かったが、既視感あるのと行替えのない説明調の文章がダラダラ続き、途中ちょっと苦痛だった。

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    2025年08月28日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    “その企みに、三度驚く”帯のキャッチコピーがハードル上げまくり。序文で“この小説には犯人の書いた文章が登場するが内容が真実であるとは限らない”との注意書き!
    内容は語れないがユーモアミステリでサクッと読めて、猫も猫丸先輩も登場しませんけど楽しめました(笑)

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    2025年08月23日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    ネタバレ

    どんでん返しで面白いと聞いて読んだ。
    犯人の書いた文章がある、という最初の警告が面白かった。確かに二転三転して楽しかったけど、犯人はなんとなく最初から怪しい人だった。
    2人とも特異体質だったのにびっくり。脳内イメージと違ったから、、笑

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    2025年08月23日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    なるほど、最初の話はデジャブ感がすごかったけど面白かった。とりあえずゾンビ設定がずっと続いてたら面白かったかも?

    トンデモ設定を華麗に解決する「種子島」さん良き。

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    2025年08月11日
  • 猫の耳に甘い唄を

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    何かの本の後ろに載っていた紹介を見かけて、タイトルが気になって読んでみた作品。初読みの作家さん。

    ちょっと変わったミステリー。
    猫出てこなかった〜。

    最初のページで書かれた警告みたいのが鍵なんだろうと思いつつ、普通に読んでいたら、ん、これ何だ?おかしい?となり、後半戦へ。
    さすがにラストパートの前は、ページが残っているので、いやまだ何かあるよね、と思えたけれど。

    なんとまぁ、ややこしい構造!そして、隠された真実の突飛なこと!
    最後のシーンは、想像するとなかなか笑える。

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    2025年07月27日