【感想・ネタバレ】世界の望む静謐のレビュー

あらすじ

あなたのことは、最初から疑っていました──大人気漫画家を殺してしまった週刊漫画誌の担当編集者、悪徳芸能プロモーターを手にかけた歌謡界の“元”スター、裏切った腹心の部下に鉄槌を下した人気タレント文化人、過去を掘り返そうとする同僚の口を封じた美大予備校の講師……。彼らは果たして、いつ、何を間違えてしまったのか。罪を犯した者たちを、死神めいた風貌の乙姫警部がじわりじわりと追い詰めていく。〈猫丸先輩〉シリーズや『星降り山荘の殺人』の倉知淳が挑む、〈刑事コロンボ〉の衣鉢を継ぐ大人気倒叙ミステリシリーズ!/【目次】愚者の選択/一等星かく輝けり/正義のための闘争/世界の望む静謐/解説=千街晶之

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Posted by ブクログ

ネタバレ

うっそりとした死神のような風貌の乙姫警部と、ハンサムな部下・鈴木刑事。倒叙モノの醍醐味はなんと言ってもジリジリと追い詰められる焦燥感。このシリーズは特に、恐ろしい見た目の乙姫警部が主人公なのでその不気味さたるや。
乙姫警部は意外にも博識(というより聴取の前に情報を収集しているのかもしれないが)で、なんとBLのことまで知っている。
読み進めるにつれ、うっそりと佇む乙姫警部がもはや可愛く思えてしまうようになる。
警部を形容する言葉のレパートリーの豊富さがあまりにも面白い。

「この風貌で映画館の席に座っていたら、周りの子供達が泣き出しやしないだろうか」
「大量虐殺した人類の数を頭の中でカウントしている悪魔のごとく」
「一族郎党全員が打ち首獄門に遭った直後みたいな辛気くさい顔つき」
「地獄の獄卒の呪術で蘇った亡霊みたい」
「身内に三ヶ月連続で不幸があったみたいに沈み込んだ陰気な顔つき」
「日本中の怨念と怨嗟と恨みをかき集めて凝縮したみたいな、重々しく陰気な目」
「冥界で蠢く亡者の群れがおしくら饅頭をする際に立てる擦過音みたいな陰気な声」
「煉獄の底を正体不明の不気味な軟体生物が這いずる粘着音みたいな湿っぽい陰気な口調」

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

いわゆる倒叙ミステリ集で、いろいろなロジック及び最初から疑う理由に意外性があり面白かった。
ベストは「一等星かく輝けり」の犯人を絞り込む過程における伏線の素晴らしさとその意味が一言で理解出来る素晴らしさ、ベストです

3122冊
今年21冊目

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

倒叙ミステリー。主に犯人目線で物語が展開するので、ついつい犯人側に感情移入してしまって、乙姫警部がジワジワと犯人を追い詰めていくのにハラハラし、まさに死神に追い詰められていく気分になる。
あと、毎回毎回2人に出会った時の同じ説明のフレーズが出てくるのがちょっとしつこい。

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2025年05月24日

Posted by ブクログ


死神の如き容貌の乙姫刑事と爽やかイケメン
鈴木刑事、対照的な二人がコンビを組んで
複雑に絡んだ事件を解決。

名前とはアンバランスな地獄からの死者を
連想させる不気味な主人公のキャラの魅力が、
鋭い観察力から導かれる謎解きを盛り上げます。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

クセのある刑事が犯人をジワジワと追い詰める短編の倒叙ミステリー。2作目から読んでますが1作目読んでなくても楽しめました。倒叙ミステリーをいろいろ読んでいる人には目新しさは少な目かも。死神めいた刑事とイケメン刑事の素がもうちょっと見え隠れすると良いのになぁ、これからに期待!

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2025年02月18日

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