富野由悠季のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ骨太の戦記物ガンダム作品で、ガルマ死後の北米が舞台なんだけど、この巻で実に興味深い設定があって、「あ……それは考えたことなかった」と感心することしきり。
後々明らかになるはずだけど、今はその理由や経緯が全く不明な黒いガンダムをなぜかジオン軍が運用いていて(しかもジオンが北米を支配しているこんな初期に!)、読者のみならず当然作中の連邦側も会敵した瞬間「え?ガンダム」「なんでやねん!」とかなるはずなんだけど、この作品ではならない。
なぜなら、こんな場末の戦場の下っ端軍人は話に聞いたことはあれ、実物のガンダム見たことないから。ガンダム見て連邦兵士が「ジオンのなんかめっちゃ強い変な新型がヤバい!」みた -
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレタイトル回収巻。おそらくあと1〜2巻で完結すると思われる。ザビ家の復讐装置ミナレットを仕組んだヒュー・マルキン・ケルビン大佐の遺志が難解。
普通に考えれば「人類の未来を導こうとした者たち(=ザビ家)を見捨てた宇宙を許さない」なんだけど、ケルビンはキシリアの腹心で、そのキシリアはギレンとは(さらに言うとドズルとも)思想が異なりザビ家で一括りにしていいのか?キシリアの復讐装置ならわかるが……という問題。そして、真に人類を導こうとしていたのはザビ家ではなくジオン・ダイクンのはずでは?引いてはこの場にいる人物ではシャアが最も近しいということになる。
まあ、ケルビンの真意は次巻で明らかになるはず。
もう -
ネタバレ 無料版購入済み
なるほど
基地内へと侵攻するスパルタンの戦力、教祖とサイコ・ザクを逃がすまで命を捨てて防戦の 南洋同盟。トラスト隊の仲間と分断されながらもガンダムの性能で突き進むイオと、装甲も 付いていない試作のサイコ・ザクでそれでも敵を斬り裂いていくダリル、またしても二人が 対峙する時が……。 戦士たちの覚悟と殺意が熱くも切ない、基地の熾烈な攻防戦を描く13巻。
-
ネタバレ 無料版購入済み
まじか
割と長かった南洋同盟編もクライマックスで、次回で完結のようだ。サンダーボルト宙域編でもあった、戦い前の束の間のコメディシーンが切ない。予想通り戦闘が始まると敵味方容赦ない犠牲が出る。戦闘シーンも安定の作画で魅せてくれる。さりげなくMSVのマイナーMSも活躍させている。今回も引き分けで、次編もアナハイム編で完結になるだろうけど、無理だろうがグリプス戦役編も見てみたい。
-
ネタバレ 無料版購入済み
続きが気になる
前回からか宗教色が強くなってきたガンダムサンダーボルト.宗教を客観的に見れる人以外はちょっとアレルギーが出てもおかしくはないと思われます.
ただ,この作品を見てガンダムと宗教はそれほど藪から棒な組み合わせではないと私は思いました. -
ネタバレ 無料版購入済み
まじか
南洋同盟がいじめられるスッキリしない話が続いていたが、物語が大きく展開しそうな雰囲気。ガンダムと言えばやはりニュータイプ思想。未来に希望が見いだせるのかが今後の肝ですね。
-
ネタバレ 無料版購入済み
次巻が楽しみ
南洋同盟に渡ったサイコ・デバイスの情報を求め争奪戦を繰り広げる連邦とジオン。
この8巻はジオンのダリル側のターン。傷痍軍人が姿を消す、という噂の水上都市リグに潜入したダリル小隊。諜報部のエージェントと合流、サイコ・ザクにつながる手がかりを求めて町に入るが…。
圧倒的な画力で描かれる水上都市の暮らしぶりと、ダリルたちの非情な諜報活動。その先で出会ったのはまさかの…!! ダリルの覚悟が問われるシーンがあった後のこの展開、彼がジオンを捨てるとは思えないのですけど、この邂逅は戦いの流れを大きく変えそうな予感も。
そして緊迫の場面に追い討ちをかける連邦・スパルタンの接近。次巻も楽しみすぎるのです -
ネタバレ 無料版購入済み
引き込まれる
本家本元アニメ機動戦士ガンダムでは結構適当に描かれたモビルスーツ戦や 連邦VSジオンの戦いなんかについて、 「本当にモビルスーツが宇宙で戦うとしたらどうなるか?兵装はどうあるべきか?」などを独自アレンジした上、 「ニュータイプについての独自解釈と展開」にて、 これまた「ジョニー・ライデンの帰還」「ガンダムUC」「逆襲のシャア」なんかとは別の 「宇宙を転覆させるかも知れない何か」を生み出して、 かなり骨太に展開していく物語に惹かれます。
-
ネタバレ 無料版購入済み
大人向けガンダム
個人的に感じるガンダムサンダーボルトの魅力は以下のようなものです。
(1)マンガを描く前にCADでモビルスーツを組むことによって生まれる太田垣デザインのMSが持つリアリティ
(2)アメコミと日本の劇画手法をミックスしたような強弱の効いたラインで描くMSとキャラクターの躍動感
(3)ガンダムユニバースの中で、傷病兵問題・宗教対立・移民問題などの現代社会問題を取り込む斬新さ -
ネタバレ 無料版購入済み
良かった
一年戦争後も続く戦いを、熱く渋く描く5巻。変わらず戦場のリアルな描写がすばらしい。
最後の勤めに出るジオン兵とか、ちょっとした会話が楽しくも哀しい。今回はダリルの水中戦がメイン。イオの新型ガンダム「アトラス」もその力をちょっとだけお披露目。