伊与原新のレビュー一覧

  • 藍を継ぐ海

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    陶芸土、狼犬、原爆遺品、隕石、ウミガメと、あまり取り上げられることのない題材をテーマにした5篇の短編。新鮮な切り口で楽しめた。それぞれ、もう少し続きが読みたいなと思わせる余韻があった。

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    2026年02月16日
  • ブルーネス

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    面白かった。展開も多くダイナミックな作品だった。見知ろうとしたこともない津波や地震のことについて仕組みを知れたし、その文脈にそれぞれキャラクターの想いや過去が折り重なっていて、とにかく満腹になる作品でした。最後、キャラそれぞれが1つに纏まる時の掛け合いや空気感、すごく感動した

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    2026年02月05日
  • 翠雨の人

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    伝記物。猿橋勝子さん、海洋放射線の検出、研究を評価された人…名前には何となく覚えがあったような…でも途中までは伝記とは気付かずに読んでいた。
    勝子は真っ直ぐにただ真っ直ぐに「やるべきこと」を成し遂げた、感じ。伊与原さんの書く人は、いつも「フラット」な気がする。フォルサム博士との「分析対決」がちょっと駆け足過ぎなのと、もう少し勝子の日常を描いていたら…伝記なので仕方ないかな。

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    2026年02月01日
  • 藍を継ぐ海

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    読み終えるたびに心が整う本、まさにそうだと思った。著者はアイヌのことや隕石のこと、ウミガメのことなど、本当によく調べて書かれたのだなぁと思った。それぞれの場所で、懸命に生きる人たちの物語。

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    2026年02月01日
  • 翠雨の人

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    基本、文化系の人間なので、科学の面白さはあまりに理解出来ないのだが、そんなことはぬきにして、主人公の強さに心惹かれる

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    2026年01月29日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    夏の研究旅行を通して得たかけがえのない経験、まさに青春と成長!さわやかな小説でした。宮沢賢治も好きなので、考察パートも楽しかったです。三井寺先輩はとてもよいキャラクター。あれは好きになってしまう。

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    2026年01月26日
  • 翠雨の人

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    “猿橋賞”
    毎年 自然科学分野で優れた業績をあげた女性研究者に贈られる賞。

    ニュースで“猿橋賞”のことを聞くたびに 受賞された女性研究者の方をすごいと思い、女性として誇らしく思っていました。

    しかし 肝心の“猿橋勝子”のことは まったく知りませんでした。

    伊与原新の「翠雨の人」に “猿橋勝子”が描かれていることを知って 手にとりました。

    大正9年生まれの猿橋にとって 理科系の大学に入り、気象研究所で地球化学の研究をすることだけでも その頃の女性にとっては 未知の道を歩む、開拓することだったろう。

    理科系の著者によって 猿橋女史が 日本学術会議の初の女性会員になり “猿橋賞”を設立する

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    2026年01月22日
  • 梟のシエスタ

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    大学を舞台に繰り広げられる権力争い。きっとどこの大学でも多かれ少なかれ似たようなことが起こっているんだろうと思いながらも、一見無関係と思われることが実は結果を導くための伏線であったり、見事な結末に驚くつつもスッキリした。

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    2026年01月22日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    博物館の職員たちのお話です。さらっと読みやすいです。
    自身も大好きな国立科学博物館が一部モデルになっていたので、すぐイメージできました。

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    2026年01月18日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    科学や生物のことが物語に出てくるんですが、私の頭ではピンとこないものもあって、ちょっと読みづらかった。

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    2026年01月17日
  • 翠雨の人

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    女性科学者の先駆け、猿橋勝子の生涯について。

    恥ずかしながら、私は日本の第一線で活躍する女性科学者を表彰する「猿橋賞」すら知りませんでした。

    勝子は大正九年生まれ。当時の女性は家庭を支える事が当たり前で、学問、特に理系の分野では女性の活躍が難しい上、戦前、戦後の日本人の研究者の立場は世界的にも低い。
    そんな中、真摯に科学と向き合い、アメリカの水爆実験による放射能汚染の実態究明に取組む姿に胸を打たれます。

    また、戦争の悲惨さや、水爆実験による放射能汚染等、詳しく説明されていて、今の人類の幸福と平和は先人達の功績のおかげなんだと改めて感じさせていただきました。

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    2026年01月17日
  • オオルリ流星群

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    母から勧められた本。伊予原氏の著作を読むのは初めて。本書は高校時代に同じプロジェクトで親しくなった男女6人のグループが、45歳になって改めて地元で天体観測所を作ることにしたというストーリー。それぞれ時を経て、家族や仕事など、自分の人生を振り返る。うつ病から引きこもりになってしまった人や、ミッドライフクライシスを経験している人もいる。青春時代に共有した喜びや痛み、いまだに引きずるわだかまり、自分の経験と照らし合わせ、思春期ならではの気恥ずかしさを思い出した。
    章ごとに視点が変わるという昨今流行りの方式なのはいいのだが、始めの方はキャラクターがあまり立っていないので、誰が誰だか見分けが難しかった。

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    2026年01月08日
  • 翠雨の人

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    伊予原さんの著書はいろいろ勉強になって好きなんだけどその点で言うと今回のはちょっと難しかったし、面白く無かった(じっくり読まない自分の読み方に問題があるんだけど)。自伝メインなのでしょうがないけど前半はそれらの説明がメインで今ひとつ。著者の想いがあまり伝わってこなかった。後半はいつもの伊予原節で面白かった。こういう話を教科書、ドラマ、映画で展開していけばリケジョも増えるのかな?

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    2026年01月08日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    かなり前に読んでたのを読み直したもの。表題作がかなり良い。我が子を自殺で亡くした父親のお話。いつからか、家族の話を読むと、親の立場で読んで、親の気持ちに共感するようになっていた。ずっと子どもでいたいと思っていたし、今でもそう思っているけれど、やっぱりもう私は大人なんだろうなあ。

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    2026年01月07日
  • ルカの方舟

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    ただのミステリではない。
    知的好奇心とロマンをくすぐられる、そんな一冊。

    1通のメールから殺人事件へ、そして火星生物にまで発展してしまうスケールの大きさ。
    生命の起源や火星生物について興味を持つ良いきっかけになった。

    磁場を感知する動物がいることに驚き。

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    2025年12月31日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    どの作品も共通して、少し前向きな気持ちになれるのがいい。それぞれ悩みや辛い過去を抱えてるけど、科学の広い世界からみればそんなのちっぽけに思える。

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    2025年12月27日
  • リケジョ!

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    伊与原さんらしい、科学の知識の入ったミステリ。
    リケジョの律が、科学に興味があって、ハンダゴテを持ち歩く理緒とともに、身近でおきた事件を解決していく。
    最後は、律の子供の時の本にまつわる謎で、家庭教師を始めたことと関わってきて、科学の話も多かったけれど一気に読めました。

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    2025年12月22日
  • オオルリ流星群

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    高校で青春時代を過ごした5人が40代中盤に再会し、天文台を作る話。
    語り手が章ごとに変わるため、それぞれがどんな悩みを抱えているのか、各登場人物に対してどんな想いを持っているのかわかりやすい。
    私自身は30代後半だが、特に久志に対しては共感出来るし、自分の人生に対して期待をしながら生きてきたのに、平凡な毎日を過ごし、だからといって不幸でもないと思うような人にはわかるかもしれない。
    星の輝きが何光年も昔のものであるように、人の想い出や気持ちも、その本当の大切さに気付くには何年、何十年かかるのかもしれない。

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    2025年12月07日
  • ルカの方舟

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    人類史を変える謎。真相の解明は、
    一人の天才科学者に託された。

    この理系
    ミステリがすごい!!

    キーワードは「火星」「隕石」「地球外生命体」
    そして「論文捏造」
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    伊与原さんの作品は何作か読んでいますが、
    これはミステリ+理系偏差値低めの私には
    ちょっと難しい部分もあり(苦笑)、
    それでもゆっくり読め進めました。

    火星隕石に生命の痕跡が見つかった。
    その発表が捏造だという告発メールが記者に届く。
    そして研究室の教授が謎の死を遂げる。

    早い段階で事件が

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    2025年12月07日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    何か悩みを抱えている人がいる。それでも誰かと出会うことで乗り越えられるそんな話だった。科学の話を取り入れているのが珍しく感じられた。そして科学の素晴らしさも感じとられた。

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    2025年11月23日