伊与原新のレビュー一覧

  • リケジョ!

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    ネタバレ

    人見知りで理系大学院研究生女子の主人公と彼女が家庭教師として教えている生徒理緒のコンビが理系にちなむ?日常の謎を解くミステリー連作集。
    謎解きそのものはお手軽ミステリーだが、謎解きに関わる蘊蓄が少々手ごわい理系知識。ガモフが愛読書だったり、シュレディンガーの定理が「基礎」知識だったり、お手軽ミステリーを嗜もうとする文系娯楽小説好きにはハードル高すぎ(笑

    と言っても、その辺は読み流して一切問題無し。ちゃんと人間味も溢れてるし、恋愛要素や人情やらもしっかり楽しめるし、特に最終篇は理系の人が主人公の人情噺です故ご安心を。

    本筋と関係ないのだが、タイトルもうちょっとなんか可愛げあるのにして欲し

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    2021年03月03日
  • コンタミ 科学汚染

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    久しぶりの小説。
    技術科学を信じたくなる気持ちはよく分かる。
    少し?違うけど西洋医学と中医を併用してる私としては

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    2021年02月01日
  • お台場アイランドベイビー

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    ネタバレ

    謎の設定が弱いのだけども、キャラが生き生きしていて序盤は引き込まれるように読んだ。
    が、中盤以降、ちょっと弛んでいる感じで辛い。
    また、ミステリ、謎の要素が少し薄く、知りたいという面では訴求力になっていない。
    2010年の時点で衰退した日本を想定して書いているのだけど、日本が先進国の地位から転落しているにもかかわらず、日本の国籍、パスポートが価値をもっていたり、未来の設定にザラツキを感じた。3等国になったらななったで、もっと徹底的に惨めな日本国を書いて欲しかった。
    ひとりの人間の中にもうひとつの人格を作るというアイデアはSFではよくあるもので、電子技術、バイオ科学などで説明できる設定を作ること

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    2021年01月22日
  • リケジョ!

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    題名と表紙デザインからは予想できませんでしたが、意外にも心温まる良い話でした。カガク的に証明の出来る巡り合わせ…偶然とか運命ではない人為的な心のこもった出会い。素敵な話でした。

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    2020年12月28日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    読書録「博物館のファントム」4

    著者 伊与原新
    出版 集英社文庫

    p54より引用
    “ 現代の自然科学において、「博物学」と
    いう学問分野はもう存在しない。もちろん、
    「博物学科」を設置している大学もない。あ
    らゆる自然物の収集と分類を目指した博物学
    は、自然科学の発展とともに、動物学、植物
    学、地質学などの分野に解体されてしまった。
    学問の細分化は、現在もますます進む方向に
    ある。森羅万象に精通した「博物学者」など、
    今や歴史上の存在でしかない。”

    目次より抜粋引用
    “呪いのルビーと鉱物少年
     ベラドンナの沈黙
     送りオオカミと剥製師
     マラケシュから来た化石売り
     死神に愛された甲虫”

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    2020年12月21日
  • コンタミ 科学汚染

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    ニセ科学に対する、静かな怒りを感じさせる。もちろん、大上段に振りかぶって、正義の怒りをたぎらせたところで、共感は得られないし、そもそも間違っているという、冷静な認識もあるようだ。だからこそ正義の味方どころか、善人とさえ言えない科学者が探偵役なんだろう。とは言え、探偵役はクソ野郎すぎるが。

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    2020年11月23日
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

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    気象が謎の解決のキーになる日常の謎もの
    金欠探偵の右田と気象予報士の蝶子は子供の頃の同級生
    職業は探偵だけど、謎の探偵役は気象予報士の方
    ってか、子供の頃のエピソード要るか?


    不機嫌キャラの気象予報士ってのは面白い
    不本意ながらテレビに出させられているらしい

    そんでもって、風場吹けば桶屋が儲かるかのように一見意味不明な予言をする「蝶子のバタフライ効果」
    リアルにそんな気象予報士がいたら面白そう


    依頼が少ない故に依頼を断らないというか断れない探偵
    依頼者の事情を含めて引き受けるというのもなかなかよい
    だからこそ変な依頼で裏の事情があるんだけどね

    キーホルダーを拾ってくれた人を探して欲

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    2020年04月14日
  • 梟のシエスタ

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    某Y大を思い浮かべた。大学の校舎の雰囲気は、母校。移転のため、もうないけど。国立大なんて似たりよったりかも。ちょっと懐かしい。梟の講義、受けたいな。おもしろそう。

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    2015年10月03日
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

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    タイトルと表紙のイメージほどミステリアスなわけではないですが、日常の謎系の話をうまいこと天気に絡めていて、なかなか楽しめました。

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    2015年08月08日
  • リケジョ!

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    意外と謎解き要素が強く科学的な目線でアプローチしていくのが面白かったです。
    不思議な現象を神様の仕業と言ってしまうのもロマンチックですが疑問を持ち突き詰めて見えた世界はさぞ輝いて見えるのでしょうね。

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    2015年07月01日
  • 名探偵だって恋をする

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    宮内さん目当てで購入し、やっぱり「空蜘蛛」が一番好みだったし、この短さの中で、物語と人物描写のみならず細かな部分(音楽や服装等々)も「抜かりなし」で満足。
    影響されて、しばらくパッサカリアばかり聴いてしまった。

    アンソロジーゆえ、他4人の、今まで読んだことがないラノベ系作家さんの作品に触れられたことも良かった。失礼ながら、どなたも存じ上げなかったし、好みはあるものの、購入して損はなかった。(アンソロジー集は、半分以上の作品を気に入らないと、失敗したと思う)

    他作品では、椹野さんの軽めの探偵ものが特に気に入った。舞台がイギリスなのも好み。貴族探偵エドワードシリーズを読みたくなった。

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    2014年06月28日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    どの作品も共通して、少し前向きな気持ちになれるのがいい。それぞれ悩みや辛い過去を抱えてるけど、科学の広い世界からみればそんなのちっぽけに思える。

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    2025年12月27日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    はじめて伊与原新の作品を読んだ
    理系の知識が活かされているのと、それを絡めた物語の展開がよかった
    「アンモナイトの探し方」と「エイリアンの食堂」が特にすき
    SFじゃないけど宇宙や科学が関わっていて面白かった

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    2025年12月26日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    好きな話
    アンモナイトの探し方
    天王寺ハイエイタス

    読んでいくうちに引き寄せられた
    空と宇宙と地質学
    理科系の知識をベースに様々な人の夢が語られていく
    文体が読みやすくて夢中で読んじゃった

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    2025年12月22日
  • リケジョ!

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    伊与原さんらしい、科学の知識の入ったミステリ。
    リケジョの律が、科学に興味があって、ハンダゴテを持ち歩く理緒とともに、身近でおきた事件を解決していく。
    最後は、律の子供の時の本にまつわる謎で、家庭教師を始めたことと関わってきて、科学の話も多かったけれど一気に読めました。

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    2025年12月22日
  • 藍を継ぐ海

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    全体的に説明描写が多かった印象。自分には内容が難しかった。前回読んだ「月まで三キロ」は人物の気持ちと説明、それぞれの描写が半々くらいの割合で読みやすく、響いた言葉がいろいろあったけど、今作は難解でした( ・-・̥ )
    でも、難しい科学の話を小説としてここまで緻密に盛り込み、描くことができる伊予原さんの表現力には驚かされるばかり!また他の作品も読んでみよう。

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    2025年12月20日
  • オオルリ流星群

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    高校で青春時代を過ごした5人が40代中盤に再会し、天文台を作る話。
    語り手が章ごとに変わるため、それぞれがどんな悩みを抱えているのか、各登場人物に対してどんな想いを持っているのかわかりやすい。
    私自身は30代後半だが、特に久志に対しては共感出来るし、自分の人生に対して期待をしながら生きてきたのに、平凡な毎日を過ごし、だからといって不幸でもないと思うような人にはわかるかもしれない。
    星の輝きが何光年も昔のものであるように、人の想い出や気持ちも、その本当の大切さに気付くには何年、何十年かかるのかもしれない。

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    2025年12月07日
  • ルカの方舟

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    人類史を変える謎。真相の解明は、
    一人の天才科学者に託された。

    この理系
    ミステリがすごい!!

    キーワードは「火星」「隕石」「地球外生命体」
    そして「論文捏造」
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    伊与原さんの作品は何作か読んでいますが、
    これはミステリ+理系偏差値低めの私には
    ちょっと難しい部分もあり(苦笑)、
    それでもゆっくり読め進めました。

    火星隕石に生命の痕跡が見つかった。
    その発表が捏造だという告発メールが記者に届く。
    そして研究室の教授が謎の死を遂げる。

    早い段階で事件が

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    2025年12月07日
  • 藍を継ぐ海

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    直木賞受賞作、の帯を見て読んでみました。
    私にはあまり刺さらなかったです。でも美しい作品。
    5編の短編集で、いずれも地方の海・山・田舎が舞台で、悩みを抱えた若者が主人公。
    「夢化けの島」は焼き物、「狼犬ダイアリー」はニホンオオカミ、「祈りの破片」は長崎の原爆、「星隕つ駅逓」は隕石とアイヌ、「藍を継ぐ海」はウミガメの産卵がテーマ。日本の古くからの自然や歴史についての描写が細かく、各分野にちょっとだけ見識が深まったような気持ちになったりもします笑。「星隕つ駅逓」が年齢的に一番感情移入したかな。

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    2025年12月02日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    短編集の本作
    すべて読み終え、表題作の「月まで三キロ」を再読。
    タクシー運転手の困ったような表情と、淡々とした語りの行く末に、初読の時も、再読したこの瞬間も胸にずしんと沈み込み、深く目を閉じる時間が必要でした。
    運転手と同じように、答えを聞くことができないと分かっていても、繰り返し問いかけてしまいます。


    文庫の最後に、逢坂剛さんとの対談が掲載されていて、逢坂さんが「月まで三キロ」の中で、とくに気に入った作品があると話しています。
    私も同じ作品をいいなと思っていたので、共感できて嬉しかったです。

    「エイリアンの食堂」 「山を刻む」 良かったです!

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    2025年11月29日