伊与原新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夢中で読みました!
ストーリーを読んで共感するところが幾つもありました。登場人物それぞれが、運命の悪戯でどん底に叩き起こされようとも胸に秘めた自分や大切な人のために変わりたい、変えたい一心でたどり着いた定時制という空間の中で、様々な衝突や経験、理解、決心を重ねながら夢を現実として掴み取るために一生懸命に努力を重ねる姿に大きく心を突き動かされました。
自分もまだまだこれからだ、やってやるぞ!という気持ちになりました。
自分も就職してからいろいろな経験をしました。罵倒され、今ではパワハラとなるような発言を浴びせられながら、悔しい気持ちを起爆剤に、いつか見返してやるの負けん気で成長して来ました。
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Posted by ブクログ
「『自動的にはわからない』」(p.17)
「『火星の夕焼けは、青いんですよ』」(p.47)
「長袖Tシャツの袖口がずり落ちて、リストカットの跡がのぞいた。・・・傷跡を『オポチュニティの轍』と見比べる。佳純はやっと、なぜ自分がこの写真に心をとらわれているか、わかった気がした。」(p.114)「左腕に刻まれた傷跡をひと撫でする。この轍は、ここで終了。わたしは、新しく轍を作るのだ。」(p.129)
「もしかしたら、極めて個人的なはずの『その気になる』という現象は、何らかの機序でまわりに伝播するのかもしれない。」(p.275)「『人間はその気にさせられてこそ、遠くまで行ける』」(p.276) -
Posted by ブクログ
★4.6
まず、主要人物である5人の生徒と1人の教師、
どのキャラもそれぞれに個性的かつ魅力的である。
そしてストーリー上、誰一人として欠けてはいけない事が分かる。そこがまた良い。
各章ごとに、登場人物が順にフォーカスされ、
その人物の目線で物語が描かれていく構成であり、その為、年齢性別性格などキャラクター性はバラバラなのに、皆それぞれに感情移入する事が出来る。
そして科学部の仲間たちと夜間の教室で実験や研究作業をする描写に、
学生時代に、文化祭の準備で夜の時間まで教室に残って仲間達と作業した時の、あのどこか高揚感があってエモい、青春の懐かしさを思い出した。
続編の発売も決定しているという -
Posted by ブクログ
ドラマは観ていませんが、定時制高校勤務経験があるので気になっていた小説。
途中何度も泣きそうになりながら読みました。
家で読んでいたら泣いていたと思います。
「いい思い出なんか何ひとつなくても、引きこもってても、学校へ行きたい気持ちはなかなかゼロにはなんねーんだよ」というような一節はかつてうけもっていた生徒を思い出しました。
ぜひ色んな人に勧めたい1冊です。
追記
岳人に絡んでくる三浦と共にいる朴が、一緒になって岳人に絡まずに適度な距離感でいてくれるところが個人的には凄く好き。
あれが2人まとまって絡んでくるのとでは全然違ったんだろうなと思う。朴のファインプレーだと思ってる。