伊与原新のレビュー一覧

  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    それぞれの話はよくある設定ではあるが、その中にある科学知識が豊富で楽しい。理系の人にとくにオススメ。

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    2026年10月11日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    続編が出ていることを知らず、手にした時はきゃーと歓喜の声をあげてしまった。内容は期待を上回ったのはいいが、出先で読んでいたら涙が止まらず、マスクをしていたことを幸いに目を瞬かせてなんとか凌いだ。

    藤竹先生が去った後の定時制に、訳あって入った生徒たち。佳澄ちゃんの起立性障害(だっけ)や岳人のような発達障害が原因で定時制に入っている人もいるということは前作で知ったが、外国にルーツを持つ子、持病、色々な事情で全日制に行けない人がいると知り、通信制を含めてオプションが広がっていくといいなあと思うばかり(なのに東京都の教育委員会は!って感じだが)。定時制に進んだかつての中学の同級生は今はどうしているのやら(当時の私の生きていた世界は狭かったなあ)。

    メインキャラのさなちゃんが純真すぎるところは若干リアルさがないが(いや、こういう純真な子こそ中受を乗り切れるのか?)、どの子もそれぞれの長所で貢献できる姿が眩しい。悪い人は出てこないと安心して読んでいられるからこそ、ああきっとこの子も科学部に入ってくれるのねとワクワクしながら読めて嬉しかった。あーすでに続きが読みたい。続きでないかなあ。伊与原さん、3作目もお願いします!!!
    (でも翠雨の人も良かったので、あれ系の伝記ものも読みたいです)

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    2026年10月10日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    宙わたる教室の続編です。

    こちらは前作から5年から6年後くらいのお話です。
    前作に出ていた香澄ちゃんやアンジェラさん、岳人、長嶺さんも出てきます。

    前作はドラマを先に観て、ドラマのキャストも好きな俳優さんだったので、小説も面白かったのですが、ドラマの方が感動的な感じがしていました。

    今作は小説だけ読んでいるので、前作より好きかもと思いました。

    人が死なないのに涙が出る小説はなかなかありませんが、感動して泣ける小説です!

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    2026年10月08日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    すごく好きな短編小説です。

    科学的なことをドラマチックに話と絡めていてうっとりします。
    個人的にはタイトルにもなっている「月まで三キロ」が1番好きです。

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    2026年10月05日
  • 宙わたる教室

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    初めて読んだ伊予原さん
    科学畑が苦手ですが、とてもわかりやすく簡単にイメージできる描写、弱さと戦いながらも新しい羽を手に入れていく蛹のような登場人物は、それぞれ全く違う境遇なのにするりと感情移入できた。それだけ世界に引き込まれたのだと思う。
    清々しく読み終えられた作品だった

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    2026年10月02日
  • ルカの方舟

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    藍を継ぐ海がとても良かったので。二冊読んで分かった、伊与原さんの小説がとても好きです。
    私は根っから文系人間だけど、物凄く楽しめた。流石に専門用語やら理系要素やら全部は分からないし、脳みそに入ってこない部分もあるけど、それでも面白すぎて一気に読める。あと少し賢くなった気がします。知らない知識を知れるので。
    火星隕石から生命の痕跡が見つかった。この一文でなんとまあ浪漫が掻き立てられること!
    生命、宇宙の浪漫とミステリー、研究者として生きる道の過酷さも、この話を構成するすべての要素が興味深く、良い読書体験だったなと思いました。

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    2026年09月29日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    「宙わたる教室」の続編。
    医師になることを疑わずに難関高に進学した主人公は、同じ道を目指してきた友人が自殺をしたことにより自分も不登校になってしまう。生き方を問い直した主人公は高校生らしい生活をおくるために定時制高校に編入した。そこから物語が始まる。
    今回はやんちゃ度は少しおとなしくなっているが、泣けてしまうような胸を熱くする場面は多々あった。
    天文学者であるカール・セーガンの「Somewhere,something incredible is waiting to be known 」という言葉が登場する。
    これはAIによると、「宇宙や科学の神秘、まだ見ぬ真実が私たちに見つかるのをじっと待っているという意味がこもっている」らしいが、僕はそれぞれの人間の中にも、まだまだ探求すべき何かが眠っているというふうに受け取った。そう、僕のなかにもまだなんかあるねん。知らんけど。

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    2026年09月28日
  • 宙わたる教室

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    最近、伊与原氏のことを知り、試しに最近の作をいくつか読んでみたところ、清々しさと暖かさが混ざった文章に魅入られて、今更ながら、ドラマにもなったこの作品を読んでみた。

    舞台は定時制高校だが、定時制だろうとなかろうと、人は皆それぞれに事情を抱えているものだと思う。
    自分も一生懸命生きていたら、人生を投げ出さずに一歩一歩進んでいたら、いつかいいことがあるかなあと思った。

    この人の作品は紆余曲折や艱難がありながらも、必ず希望はある、と思わせてくれるところが良い。
    参考文献に上がっていた本もぜひ読んでみたい。

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    2026年09月28日
  • リケジョ!

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    ネタバレ

    2026.9.26久しぶりにとても面白いミステリーに出会えた。さすが伊予原さんだと思った。とくに402号室のプロスフェールに涙した。律のルーツと理緒のルーツが繋がっていたとは!恵斗の書かれ方も良かった。なんとなく、宙わたる教室の主人公に繋がるような。続きが読みたくなる一冊。

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    2026年09月26日
  • ブルーネス

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    何度も泣く場面がありました。
    私も東北大震災のニュースなどを見ていて、20代後半で看護師を目指し、一年後に看護学校に受かりました。その際に、東北にボランティアに行かせていただき、現地の方のお話しや、一年経過したあとの現地を見たことを思い出しました。
    この本もあの日起こった出来事で、苦悩した人たちの物語です。

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    2026年09月21日
  • 宙わたる教室

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    幾つになっても「好きなこと」に夢中になれるのは、本当に素晴らしいことだと感じました。

    年齢やこれまでの経験、置かれている環境に関係なく、知りたいと思ったことを学び、仲間と一緒に挑戦していく姿がとても印象的でした。

    何かを始めるのに「もう遅い」ということはない。好奇心を持ち続けることや、夢中になれるものを持つことが、人生を豊かにしてくれるのだと思います。

    それぞれに事情や悩みを抱えながらも、自分の「やってみたい」という気持ちを大切にする登場人物たちに、自然と勇気をもらいました。

    読み終えたあと、少しだけ新しいことを始めてみたくなるような、温かく前向きな余韻の残る作品でした。

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    2026年09月20日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    科学用語がでてくるので一見とっつきにくいように思えるが、あくまで物語の一部として自然に挿入されているので、全く違和感なくむしろ物語の面白さを効果的に印象付けているように感じた。

    個人的には『エイリアンの食堂』が推し。
    水素のくだりは、少し極論に思たもののその循環は確かな事実であり、今後起こりうる不幸を悲しみ以外の方法で受け止める一つの捉え方として心に留めておこうと思う。

    そのほかのストーリーも背中を押されるものばかりで、科学には実利的な側面だけでなく捉え方によっては人の心を動かすことができる一面もあることを実感した。

    もし理科の教科書が小説風にまとめられている世界線があり、ややこしい計算方法や考え方が本書のように物語に織り込まれていたのなら僕も物理を好きになれたのかもしれない。。。

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    2026年09月20日
  • オオルリ流星群

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    私は幸せを感じる能力が低い(つまりエンドルフィンの総量が低い)人間なんじゃないか──

    そんな物語の滑り出しから、もうすべてもっていかれた。
    感動を知らない自分が、感動を形作る作業に一歩引いて参加してます的な戸惑いを抱えつつも、あれ?ひょっとしてこれは、例えるなら24時間TVのドミノやってる的な内面スペクタクルもりもりの展開だった。

    はい、冷めてますからねこちら。
    まだやってるわ、ドミノ。飽きないねー視聴者も。
    で、いざ私自身が参加したらきっと号泣鼻水全開隣の人に抱きつく拳突き上げる一人パニックでカメラからフレームアウト。
    ありがとう。涙ハンカチこれじゃ薄くて受け止めきれない。

    というようなオチを安易と想像させてくれる、本音のところドミノもうやめたらいいのに、とか嘲笑っていた自分がはるか遠くなる素敵作品だった。

    はぁー。

    明日からどうやって生きるの。

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    2026年09月19日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    「宙わたる教室」の続編。
    前作から6年後の設定で、藤竹先生もいないということなので、まるっきり別物のお話?と思って読み始めましたが、結果、前作のメンバーがみんな登場してきましたねー。これは前作からのファンにはたまらないところ。
    前作では様々な世代や国籍の人達のお話でしたが、今作ではどちらかというと、色々な考えを持った高校生達が敢えて定時制高校を選んで通っているというイメージ。
    そこに、様々な事情を抱えた生徒達を巻き込んで科学部を再生していくというお話。
    今作では、定時制高校が閉校して少なくなっている現実が描かれていました。その分、今は通信制高校などが多くなってきたのだとは思いますが、選択肢は多い方がいいと思います。
    次作でも(続編があると大きく期待!)たくましく生き残っている東新宿高校定時制科学部の活動を読ませてもらいたいです(≧∇≦)
    初期メンバーのその後や藤竹先生、さらにはMr.EXPL……知りたいことがますます増えてしまったラスト。続編、早くお願いします(ㅅ´ ˘ `)

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    2026年09月18日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    宙わたる教室の続編。よかった!!
    伝説のOBOGたちもそれぞれの道を進んでいて、あの時の科学部から今にしっかり繋がっていた。
    ロケットの構造とかのあたりは難しくてわからなくても、佐那の周りを巻き込んで前に進んでいく様子や部員たちが少しずつ変わっていく様子がとてもよかった。
    またドラマでも見たいな~

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    2026年09月16日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    宙わたる教室を読んだらこちらも是非読んで欲しいな…あのメンバーに再び会えます…つーか私の高校って定時制なくなってたのか…

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    2026年09月15日
  • 宙わたる教室

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    各章でそれぞれ違う生徒や人物が主人公を務める連作短編っぽい作り。学園青春モノにアレルギーがあるのでじっくり根気よく取り組もうと思っていたのだが、定時制で年代も育った環境も違う登場人物達は、思いのほか背景がしっかり人格に反映していて魅力的だった。
    主要人物は大人ばかりだが、雰囲気はYAなので、読みやすいと思う。
    要素だけ見ると、青春モノらしい雑然とした会話や展開がありそうなものだが、良い意味で裏切られた。ストーリー、会話、科学のバランスが良く、全体的に無駄な表現がない作品という印象。

    この本は、傷を舐め合ったり、薄っぺらい友情を見せつけてきたり、「ほらほら可哀想でしょ?」「共感できるでしょ?」と馴れ馴れしく話しかけてきたりはしない。ページを進むうちに、どこか理系らしい素っ気なさと、見た目ではわからない整頓された構成が浮き彫りになってきて、内面を知るたびに好きになる。そういう作品だ。

    一話目から教室内の人々の背中や顔が見えるので、どんな人なのか知りたい、という欲求がわくのも良かった。
    不良の子から話が始まるので、テンションがやや落ちたが、数ページで「こいつ頭悪くないやんけ!」となって、楽しく読めた。
    ちょっとしたことで躓いて、やる前から色んなことを諦めるようになっちゃうの、あるよなあ……。大人がきちんと見てあげられればいいんだけど。

    生徒達は皆何かを抱えていて、一見バラバラに見えるが、「学校に通いたい」という意思は同じ。登場人物達は現実の苦さも知りつつ、かなり前向きなので、安心して読んでいい。
    それにしても……、モデルにした学校があるとなると、現実っていうのも案外捨てたもんじゃないなと思わされる。
    誰かが一途に光に向かって走っていると、その背中に光を見てしまうなあ。なるほど、課題図書になるわけだ……。なんとも清々しく、手元に残しておきたい本の一冊。

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    2026年09月15日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    「一生懸命頑張る若者を、応援したい人はいつの世にもいるものです」。本当だね!。TV版が大好きだった方は必読です。

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    2026年09月14日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    「宙わたる教室」の続編。6年後の科学部が舞台。
    今回も個性豊かな生徒達が活躍します。そしてOBOGが登場したのは嬉しかったな〜。
    科学部の活動には大がかりな道具が必要になるけど、思わぬ所から支援の手が。前作よりも協力してくれる人の輪がより広がっているように感じました。感動!
    多くの人の夢を乗せてロケットが飛ぶ。素敵なお話でした^ ^

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    2026年09月14日
  • 翠雨の人

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    評伝ではなく小説、と唱えながら読む。表紙の絵素敵。奈良岡とその孫の女性の構成はよい額縁。米沢評伝がもう15年以上前の本だと気が付いたのは収穫。けっこう覚えているもの。女性であることの気概のようなものがわりと背景に引いている書き方なのは時代か。

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    2026年09月13日