伊与原新のレビュー一覧

  • 藍を継ぐ海

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    自然が残る日本のあちこちが舞台。
    こちらも伊与原さんならではの科学のワンポイントが入った短編5編。

    「夢化けの島」
    山口県の月島で、萩焼の土「見島土」を探す。
    「狼犬ダイアリー」
    奈良県の山奥・東吉野村でのオオカミ騒ぎ。
    「祈りの破片」
    長崎県長与町の空き家で、大量のガラクタコレクションを発見。
    「星隕つ駅逓」
    北海道遠軽町で隕石を探す。
    「藍を継ぐ海」
    徳島県阿須町はウミガメの産卵地。アカウミガメを孵そうとする少女。

    火山が作った島とかアイヌの言葉が地名の由来とか、それぞれの土地に想いを馳せつつ読めました。
    どれも実際にもありそうだな…と思わせる内容で、静かな余韻もよかったなぁ。

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    2026年06月14日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    宙わたる教室続編。6年後の東新宿高校定時制が舞台。藤竹先生は理由も行方も分からず去っており、科学部は忘れ去られている。そこに飯星佐那が超名門女子校から転入してくる。佐那は小五で高校生の科学セッションに出た柳田岳人たちに感動して一緒に写真を撮った少女だった。
    ということで、今回は佐那が科学部を立ち上げ、そのエネルギーで回りを動かし、やがて目標を定めていくお話でした。科学部の皆のその後も分かるし、新しいチームや新メンバーそれぞれの抱えているものも寄り添いながら読めるし、科学知識も入るし、本当に面白く、355ページ寝落ちせずに読みました。
    やってることがやっぱり難しいのと、定時制にいく背景などが重い

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    2026年06月13日
  • 翠雨の人

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    女性化学者、猿橋勝子の一生。1980年に女性で初めて日本学術会議会員に選ばれた。
    受賞歴として、エイボン女性大賞、日本地球化学協会から第13回三宅賞。日本海水学会から田中賞(功労賞)。

    最初は物理学を学んだが、帝国女子理学専門学校在学中に気象庁の三宅につけられ、研究を始める。卒業後は気象庁研究所で研究を重ね、微量分析の達人とまで言われるようになり、ビキニ水爆の第五福竜丸の死の灰を分析、アメリカに単身渡り、放射能汚染の調査で相互検定を行い、世界の核実験の禁止に手を貸す。
    国内では猿橋賞を創設し、若い女性科学者の後押しをする。

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    2026年06月13日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    これまた、夢いっぱいの素晴らしき青春。自分は、これを大学時代に味わった。社会的責任がなく、がむしゃら。でも、一途で青臭くって。何もかもが詰まっている時代。それを謳歌したストーリー。いい、実に良い!楽しめたよ!

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    2026年06月15日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    個人的には、このシリーズは最高だと思う。うまくいきすぎている部分も確かにあるかもしれないが、胸熱になるのは、やっぱり大好きだ。

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    2026年06月08日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    また大好きな一冊が増えました。
    前作もよかったけれど、この作品は更によかったです。

    前作から六年後の東新宿高校定時制。伝説となってしまった科学部が復活するまでの出来事、そして新しい課題へチャレンジする日々が綴られていました。

    夢に向かって頑張る生徒達が、夢を与える側にもなっていく様子、それぞれの事情を乗り越えていく様子に引き込まれていきました。

    ひとりひとりにそれぞれ事情があっても、それをどうにかしようと考えてくれる人たちが周囲にいることって、この上ないことだなと思える小説でした。

    1人のコズミック・ガールと仲間達。そして六年前の科学部の人たち。どんどん輪が広がっていって、未来を開いて

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    2026年06月07日
  • 磁極反転の日(新潮文庫)

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    ネタバレ

    <poka>
    結論:反転しても大丈夫です!心配不要です。
    <だいこんまる>
    盛り上げるだけ盛り上げてハッピーエンドって、ハリウッドではよくあるパターンだね

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    2026年06月07日
  • 宙わたる教室

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    若隆景のパレード間に合った、が、凄い人というか規模の予測が下手すぎる オープンカーもバスでエエって。夕方から山車祭り 色んなのあるのね、流町の太鼓打ち最高だった。清風庵に行くと和三盆は前田利家が奨励して始まると 和三盆は徳島県でしか作れない希少なものと いやあこれだけでも勉強になります 100年ですかと言うと そこらじゅうにありますしもっと古いお店あると低姿勢で 尊敬しかない。
    タイトルも読み終えてなるほどだし(山車) 科学を日本語に置き換えるのが素敵だな 曖昧じゃない数値化する日本語 あーやっぱり伊与原新さん凄いって

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    2026年06月06日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    伊与原新の短編6編+1編。
    問題を抱えたり行き詰まったりの主人公たちが、様々な分野に詳しい人と出会います。

    ・天体に詳しいタクシー運転手
    ・雪の結晶を集める気象台の職員
    ・博物館の元館長
    ・温暖化を研究している兄
    ・定食を食べに来る研究者
    ・火山を研究する教員と学生

    科学って、理路整然としたクールなイメージがあるのですが、逆にそこに「心情や境遇に左右されない揺るぎない安心」みたいなものも感じるのかなぁと思ったり…

    どれも「この後いい方向に向かうといいな…」とじんわり感じられるラスト。雰囲気と読後感が好きです。

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    2026年06月06日
  • 宙わたる教室

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    定時制高校に通う人物たちがある教師を中心に織りなす学生生活の短編集。
    学園ものとはいえ、舞台は定時制高校。
    そこに通う人は様々で、心に傷を負ったり、勉学についていけなかったり、時代のせいで学校に通えなかったり。
    それぞれの人が年齢も性別も背景もバラバラながら、全日制の高校生とは違う生き苦しさとやるせなさを抱えながら学校生活を送っていた。
    そんな生徒の前にある理科教師が現れた。
    彼は日中は大学で研究者をやる傍ら、夜は定時制高校で理科と数学を教えていた。
    彼は教科を教える以外にもやりたいことがあった。
    それは定時制高校に科学部を作ること。

    難しい人間関係や周囲との能力差に疲れ果てた人でも、自然が

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    2026年06月05日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    CL 2026.6.2-2026.6.5
    宙わたる教室の続編。
    新たな科学部の挑戦。
    超文系のわたしは科学は苦手でやっかみもあったりするが、伊与原新さんの作品を読むと科学っていいなーと思うし、やっぱりその偉大さも感じる。世界を未来に進める力を持っているなと。
    物語の流れは前作と同じとは言え、続編なのにこれだけの完成度に驚く。皆んなで同じ夢を追い求める姿や小児病棟の子どもたちに胸を打たれる。

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    2026年06月05日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    静かな人間ドラマの短編集です。

    物語の奥にある“理系出身の作者ならではのエッセンス”が、じわりと効いてきます。
    これがね、作品全体の透明感と説得力を底から支えていると思います。

    登場人物たちは、特別な能力を持っているわけでもないし、劇的な事件が起こるわけでもない。むしろ、誰もが日常の中で抱えている小さな痛みや、言葉にしづらい後悔、そしてほんのわずかな希望を抱えて生きている。

    伊予原さんは、その“人の心の揺れ”を、丁寧に拾い上げています。

    だから詠み手は、気づけば登場人物の感情の軌道を、まるで自分のことのように追いかけてしまう。

    特に印象的なのは、物語の構造そのものが“理系的な美しさ”

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    2026年06月04日
  • 宙わたる教室

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    ドラマ版大好きすぎたから読んだ。
    原作の一部をドラマ化したのだと思ってたら丸々映像化だったうえにオリジナル要素追加されててびつくり。なんならNASAで実験に参加してほしいってオファーされたあと続きあると思ってたからなかったのはちょっと残念だった。でもそのくらいが丁度いいのかもしれない。でも続き読みたい。

    ドラマでも話してたかどうか覚えてないけど終盤も終盤で柳田君が学校辞めないよな?って聞いたのに対して藤竹先生が「人生はいつも窓のない部屋にいるようなもの。そこには常にいくつもの扉があって、その先がどこにつながっているかは開けてみるまでわからない。その繰り返しだ」みたいに返したのが良かった。その

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    2026年06月03日
  • 宙わたる教室

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    伊与原さんの小説には地学の分野が登場する。いろいろな人生の悩みや事情を抱えた登場人物達が、自然科学の真理に触れることによって、日頃の悩みから解放され、生きるヒントを得る展開である。今回もきっと、科学のパワーで人生が変わる奇跡のストーリーなのだろうと期待し、手に取った。特に今回は都心の繁華街にある定時制高校が舞台であり、さぞかし多種多様な登場人物による、波乱万丈な人生が交錯して化学反応が生まれるのだろうと期待が高まった。
    地学の知識が必要なハードルの高さは無く、頭の良い悪い関係無しに、純粋に興味をそそられるものばかり。身近に存在する自然現象だから、興味さえ持てば誰であれ門戸を開いてくれる身近な学

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    2026年06月01日
  • 宙わたる教室

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    祝文庫化の青春小説。金八先生より熱いかも。定時制高校という舞台で、生徒たちの境遇を読むだけで涙が止まらず、ベクトルを合わせて前進する姿には、小生自身が科学部だったことを忘れていたくらい没頭した。

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    2026年05月31日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    宙わたる教室の続編として描かれた本作は、宇宙わたる教室を読んでいなくても十分に楽しめ、感動する内容となっている。が、さまざまな伏線回収もあるため、先にこちらを読んでからでも前作を読むことを薦めたい。
    前作と同様、様々な取材に裏打ちされた本作は、物語をリアルなものにするだけでなく、読者の中にある科学への興味も刺激する。(例え、科学に苦手があったとしても)そして、物語に織り込まれる群像たちの人生、そして感情とその言葉が、適度に、効果的に挿入され、素晴らしい物語として構築されている。
    以前ラジオで著者である伊与原新氏が、「藤竹がいない中で、どうやって科学部を復活させ、研究をするのか。実験したかった」

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    2026年05月31日
  • 宙わたる教室

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    1番大好きなタイプの青春小説。こういう先生になりたいと思った。出てくる人たちの「うまくいかなさ」をなんとかすくい上げて、そのまま受け止めてるのがよかった。

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    2026年05月30日
  • 宙わたる教室

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    夜八時の青空教室/雲と火山のレシピ/オポチュニティの轍(わだち)/金の卵の衝突実験/コンピュータ室の火星/恐竜少年の仮説/教室は宇宙をわたる
    対談 辻村深月✕伊与原新
        好きを楽しむ大人でいたい

    様々な事情で定時制高校に通う生徒たち
    ちょっと変わった教師に誘われ
    ブツブツ言いながら科学部の活動を始める

    ぶつかったり仲直りしたりしながら
    実験にのめり込むのは昼間の高校生と似てる
    共に学ぶ学校という空間に
    共通するものが有るのかもしれない
    久しぶりの一気読み 対談も嬉しかった

    夜間中学は?……調べてみようか……

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    2026年05月29日
  • 宙わたる教室

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    ドラマを先に見ていたのですが、小説も素晴らしくワクワクした作品でした!そして随所で泣きまくった。解説でも触れられていた、藤竹がこの実験の目的を語った時に言った佳澄の言葉がとても良かったです。こんな夢みたいな話ある!?なんですが、実話ベースのフィクションだと言うからすごい。続編も出てるみたいなので楽しみです。

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    2026年05月27日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    科学と青春は夢と希望が詰まってる

    シリーズ2作目。続きが読めるとは思ってもみなかった…!(歓喜)

    数年後の東新宿高校定時制を舞台に、転入前にいた学校で苦い経験した佐那が、「わたしがなりたかった普通の高校生」と思いを胸に抱き、科学部を復活させた物語。

    佐那を筆頭に、みちるや翔太、理(おさむ)に中国人の宇辰(ユーチェン)と佐那のひたむきな科学愛に、もちろんOGやOB、先生たちもバックアップしていく。

    水でとばすペットボトルロケットからサステナブルなロケットへと進化。
    お金が限られた中で、コストを抑えながらもっとクオリティの高いものを作り上げるのか。
    限られた材料の中で燃料を作るのに、試行錯

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    2026年05月27日