伊与原新のレビュー一覧

  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    科学という裏付けをベースに、各地の美しい風景が浮かび、地元に住み、守り、大切にしている人の想いが伝わり、あるいはその地域に伝わる想いを大切にしている人の暖かさ。
    読んでいて本当に心暖まる本でした。
    地元、北海道の開拓の歴史を絡めた『星隕つ駅逓』も良かったし、徳島のウミガメの『藍を継ぐ海』もいいし、長崎の原爆の話『祈りの破片』は涙が出そうになりました。
    こういう本をNHKあたりでドラマ、映像で見てみたいなぁと思います。

    0
    2026年02月21日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    理系のバックボーンなのに優しい文体で、面白いけど穏やかな作品集だった。 特にエイリアンの食道は全てが好みの小説だった。分かると分からないをきちんとわけるという言い回しはとても感銘を受けた。

    0
    2026年02月18日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    「オポチュニティの轍」の話が好きすぎる。
    機械からこんなに感銘を受けたのは初めてです。

    重力可変装置を実写版で見てみたくなりました!

    自分に目標がある人、またその目標に向かって邁進する人の輝きが眩しすぎる…。
    自分も、東新宿高校定時制過程の彼らのように、夢を持って生きたい。
    自分にも、衝動的に動かされてしまうような目標が欲しい。とりあえず「自動的には分からない」の精神で、常に好奇心を持って動いてみたいと思いました。

    0
    2026年02月18日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    少子高齢により過疎化が進みつつある日本。その地方にあるさびれて深い自然。それが迫ってくるような気配を感じてしまいました。

    萩焼、狼犬、被爆した資料、隕石、海亀。これらをモチーフにして、様々な人間模様が心の細かい動きを捉えながら語られていく。少し普通ではない?かなりオタク的に何かにのめり込んでいる人を中心にして(何を持って普通なのか?と言う難しそうなことはとりあえずおいといて)。どの短編も、読み終わった時に少し寂しい気分になる。

    よく伊予原さんの作品は科学?というか理系の作品だと言われることがあります。でも、「月まで・・・」や「宙わたる・・・」でも感じたのですが、科学的な説明はあくまでエッセ

    0
    2026年02月11日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    名作NHKドラマの原作「宙わたる教室」の著者の直木賞受賞作品。
    5編の短編からなる。タイトルは5編目。

    テーマは陶器の土、オオカミ、原爆遺品、隕石、そしてウミガメ。
    科学者らしいテーマに着目しながら、
    人間愛も語る。

    やはり秀逸はタイトルの藍を継ぐ海。
    海亀の海遊に、島を飛び出した腹違いの姉を重ねる。
    中学生の自身の未来を重ねる。
    海亀が産卵に上がる島の美しさは、想像できないが、想像したい。

    それ以外の登場人物、それぞれこだわりがある。
    地質に、土に、犬に、長崎の原爆で破壊された浦上天主堂の像に、
    隕石の命名に、、、

    大きな宇宙と小さな人間の思い。
    なんか、大きくて小さくて、いい。

    0
    2026年02月09日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

     伊予原 新さん初めて読みました。

    文章が柔らかくてとても読み易く前へ前へと行かせてくれる感じです。


     気持ちを軽やかにしてくれる作品で他の作品も手にしたいと思いました。

     
     

    0
    2026年02月08日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    様々な問題を抱え、年齢も育った環境も違う定時制高校に通う学生。問題にぶつかりながら先生藤竹の導きで、一人づつ科学の実験に加わり「科学部」が発足され、「火星のクレーター」を再現する実験に、その一人の問題が心に刺さりつつ、理科学の面白さにのめり込める感動の一冊

    0
    2026年02月06日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    ドラマで感動し、原作を読んだが、全く裏切らない最高の作品でした。年齢も背景も違う生徒たちが一つの目標に向かって努力する過程で起こる、様々な出来事。良いこともあれば、悪いこともある。きれいごとだけでは進まないことも分かるが、こんな学校、先生、生徒たちがいてほしい。

    0
    2026年02月04日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ短編集
    一つ一つの物語がほっこりしつつも、登場人物の新しいステージへの扉を開くような、希望に満ち満ちていくような素敵な締めくくりでとても気持ちよく読めました!楽しいひとときをありがとうございました♪

    0
    2026年02月01日
  • 翠雨の人

    Posted by ブクログ

    久しぶりに小説を読んだ。
    読んでて怖くなった。
    戦前から戦後へと
    原爆、水爆実験という現実に
    果敢に、地道に、けれどぶれることなく
    挑む科学者の姿勢に心から尊敬の念を持った。
    そして彼らを取り巻く戦前の社会情勢は
    まさに、今と同じなのである。

    ただ単に素晴らしい女性科学者賛辞では
    終わってはいけないと思った。

    私たちに
    科学とは
    歴史とは
    何を学んで行動するべきか教えてくれた。

    0
    2026年01月31日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    定時制高校の科学部が学会で発表するなんて、あり得ないのでは?と思ったら、実際にあったことを元に作られた話だった。

    作者自身が理系の人というだけあって、研究内容がリアルでおもしろかった。
    なんといっても、いろいろな環境にいる人が通ってくる定時制高校で、「やりたい」意思を持って集まったわけではない科学部の設定がいい。
    部員は、金髪で文字が読めない発達障害を持つ岳人、家族でフィリピン料理の店を切り盛りするアンジェラ、起立性調節障害の病をきっかけに不登校になり定時制高校の保健室で過ごしていた佳純、経営していた町工場を廃業し念願の高校に通う長峰。
    4人は、大学で研究をしながら定時制の高校で教師をしてい

    0
    2026年01月29日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    高校生のひと夏、宮沢賢治をモチーフにぎゅうぎゅうにいろんなものが詰まっていて、濃い物語を読む幸せを感じ。

    青って一体どんな青。気持ちも込みで色もとらえてるんだろうな。

    0
    2026年01月27日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    過去から継がれた物語を読み解き未来へつなぐ科学

    地学、遺伝子科学、原爆による被害調査は物理学、宇宙、そして生物学…科学が継ぐ未来
    科学は身近なところにたくさんある
    とってもファンタジー

    0
    2026年01月27日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    すごく面白かった。
    年齢も、抱えている事情も違う登場人物達。通常の高校であったなら出会うことのなかったメンバーだけどこの高校なら対等のクラスメートだし、部活の仲間にもなれる。
    誰と出会えたか、って大切。だけどそれだけではなくて自分自身を見捨てないこと、自分を大切にすることを辞めたらいけない。ストーリーの中で改めて教えてもらった。

    0
    2026年01月25日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    科学の話は難しいけど読むうちにどんどん惹き込まれていく。鯨、鳩、珪藻、凧まだまだ知らないことがたくさんあると伊与原さんの作品を読む度に思い知らされる。最後の話が特にこころに響いた。

    0
    2026年01月24日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    素敵な物語が詰まった一冊 心が整います
    自然と受け継いでいくことを心に決める展開は
    無理なく読み進めることが出来ます
    また、さらりと科学の知識が入ってても
    違和感を感じないのは
    文章が上手いのだとつくづく感じました

    0
    2026年01月24日
  • 翠雨の人

    Posted by ブクログ

    戦前から化学研究に情熱を注ぎ、世界に名を知られてからも、女性科学者たちのために、道を切り拓き続け、猿渡賞を創設された猿渡勝子さんの生涯を初めて知った。
    女性というだけで蔑視される時代に、さらに日本人という蔑みを受けつつも、ただやるべきことを丁寧に決して手を抜くことなくやり続けて、日本の科学の力を示し、認めさせた猿橋勝子さんの生き方は、多くの後進科学者に勇気を与えてきたのだ。長い時間をかけての地道な研究の先に、偉大な成果が生まれる。でも知られないままの偉人がたくさんいるのだろうと思わずにはいられない作品だった。
    紫陽花の表紙が美しい。

    0
    2026年01月22日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    よかった。
    久しぶりによかった。
    最初から最後までよかった。
    誰かに「読んでほしい」と言いたくなる本だった。

    0
    2026年01月21日
  • 磁極反転の日(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かった。磁極反転のことは知っていたが、現代に起こるとしたら、と想像しながら楽しめた。とても勉強になったし、ストーリーものめり込め、あっという間に読んでしまった。伊与原新さんの本、2冊目だったがもっと読んでみたい。

    0
    2026年01月15日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    天王寺ハイエイタス、エイリアンの食堂
    がすき。でも、自分と重ねるなら
    山を刻む
    山を刻む、の言葉が心地よい

    0
    2026年01月14日