伊与原新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ科学小説が多い伊与原新作品 4冊目
今回は実在の女性科学者 猿橋勝子(さるはしかつこ)の史実ベースのノンフィクション小説
まだ女性が「若くして嫁ぐことこそ女の幸せ」と言われていた大正時代。
マリー・キュリーに憧れて科学を学ぶため 親を説き伏せ、できたばかりの日本初の女性のための理系専門学校に入学する。
そして 出逢った生涯の師 三宅泰雄
地球化学分野の先駆者で、中央気象台で大気の電場を研究している科学者だ
そこで 何も知らない学生の勝子に一から研究の基礎を教え 科学者へと導いていく
戦時中の科学者の想いとは違う軍との関わり、そして 原爆・・・・
小さい頃 (雨は何だろう?)と考えた 勝子が放 -
Posted by ブクログ
ドラマを観てすごく感動したので、原作も読んでみた。自分にも何か可能性があるんじゃないかと思わせてくれる作品だった。自分が知らないだけで持ってる可能性。決めつけず、まずやってみる(手を動かす)ってことが大事だなと思った。結局は諦めたらなにも始まらないし、考えてるだけじゃなにも起こらない。自分の可能性を引き出すには、自分次第である。それと、自分と違う価値観を持つ人と関わり合うことはすごく意味のあることなんだと思った。岳人と長嶺にしろ、定時制と研究者にしろ今までその人たちが経験してきたことが自分自身の新たな発見になる。自分を守るプライドなんてクソ喰らえだって思った。ただドラマの方が1人1人のストーリ
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Posted by ブクログ
伊与原新、短編集。
就職活動がうまくいかない大学生・堀川。ひとり娘・果穂を育てるシングルマザー。元劇団員の派遣社員・正樹…
生きることに辛さを抱えた人達。
ひととのつながりから、考え方を変え、ちょっと前向きになっていく。
堀川くんなんて、段ボールロボットの話を動画付きで、面接ですればいいのに。グエンの言うように。
正樹もレモン農家、継ぐんだろうな。
それぞれの話に繋がりはなく、どの話にも科学の話が違和感なく、盛り込まれている…
どの科学の話もわかりやすくて、話を邪魔していない…
短編って、物足りなさを感じるので、苦手だったが、伊与原新の短編はいい。
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Posted by ブクログ
伊与原さんの新作です
お恥ずかしい話ですが、本作で初めて猿橋勝子さんのことを知りました
猿橋さんは日本の女性科学者の草分けで、優れた女性科学者に贈られる「猿橋賞」の創始者として知られています。
猿橋さんの学生時代から研究の道へと進むところから、戦時中の研究、戦後の放射線汚染の調査を行い核実験の危険性を訴え続ける様が描かれています
実話を元にしたフィクションとありますが、すごい参考文献の数で、いかに伊与原さんがこの作品と、猿橋さんと向き合ってきたかがわかります。
女は大学に行くのも許されない時代に、科学者として生きていくことにどれほど苦労があったか、、、
それでも生涯を