伊与原新のレビュー一覧
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破天荒な気象予報士菜村蝶子と幼馴染の冴えない探偵右田夏生がひも解くミステリー。蝶子の人物造形が無茶苦茶面白い。大学院を出て、民間の気象予報会社に勤める蝶子は、いやいやながらテレビ放送のお天気お姉さんになる。ところが、ぶっきらぼうで歯に衣を着せない喋りぶりや、最後のバタフライ効果張りのとんでもない御神託などで、視聴者の人気が大爆発。そのままのつんけんした乗りで夏生に言いたい放題。夏生が持ち込む5つの謎を二人で解いていくのだが、気象のことが謎を解く手掛かりになるのだ。最後の「標本木の恋人」はなかなか感動的だ。いいねえ。ソメイヨシノは、コマツオトメとオオシマザクラの交配によって生まれたという可能性が
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「宙わたる教室」の続編。
先が気になって一気に読んだ。
東新宿高校定時制に編入した佐那、以前、この高校にあった科学部を再開したくて色々模索する。
その中で、同じクラスのみちると知り合い、1年生の翔太を勧誘し、休学していた理も加えて科学部を再開する。そしてペットボトルロケットを飛ばすことになる。
今回も色々な背景の生徒が集まり、OB、OGも登場する。
以前、科学部を作った藤竹先生は出てこない、いや、正体を現していないだけで、佐那達をしっかりサポートしている。
卒業生の柳田岳人が気になっいたが、大学生になっていて、大学院にまで行くことになっていて、何だかとっても嬉しくなった。彼の努力が報われている -
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ネタバレ猿橋勝子さんの伝記を元に書かれたフィクション。
女性科学者の先駆けとして有名だが、実はこれを読むまで業績を知らず、物理学なのかと思っていた。女学校を卒業して一度は就職したが、4年後の昭和16年に出来たばかりの帝国女子専門学校に入り、雨が好きだった事から気象研究の実習に行かされ、そこで生涯の師と仰ぐ三宅泰雄と出会う。
この学者の名前も知らなかったのだが、まだまだ女性の地位が低かったこの時代にまったく女性差別をしない平等主義の三宅先生と出会えて、勝子は運が良かった。
勝子は真面目で努力家だった、というエピソードが満載の小説だが、敗戦に米ソの対立など大変な時代に生きていた。平塚らいてうが同時代に生き -
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初めて読む著者さんです。
統一されたテーマはあるもののそれぞれの短編に繋がりはないので、好きな順番で読むことが出来ます。
『祈りの破片』が圧倒的に一番良かったです。
被曝資料を収集し続けた男と、生き残った神父の話。
著者さんのあとがきで、広島平和記念資料館の初代館長の活動に着想を得たお話だと知りました。
他のお話は、個人的に主人公にあまり感情移入出来ない・好きになれない部分もちらほらありました。
でも、「何かを継ぐ・繋ぐ」というテーマで展開される優しい話は、自然と涙が出ることもあり心に響きました。
また違う著作も読んでみたいと思います。 -
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【偶然が導いた、1ミリのチリが放つ輝きと
「幸せの青い鳥」】
先日、ペルセウス座流星群の夜に偶然見上げた一筋の流れ星。✨
その光が私を『オオルリ流星群』という素敵な物語へと導いてくれました。✨
流星群を観たあと、「この星の本体はどこにいるのだろう」と好奇心で調べた天文学の事実。
冥王星の付近にある本体が残した、わずか1mmほどの塵が、地球から100kmの近さで一瞬だけ激しく光り輝いていること。✨
その仕組みを知ってワクワクしながら本を開いたら、まさにその事実がそのまま描かれていて、ゾクゾクと鳥肌が立ちました。
流星が残した過去の光が現代で輝くように、17歳の夏の一瞬の光が、45歳になった