伊与原新のレビュー一覧

  • オオルリ流星群

    Posted by ブクログ

    想定内と想定外な事実が発覚するお話。今の自分と本当の同世代な男女混合同級生仲間の青春話。私にはこんな風に思い出せる出来事あったかな。…とても大きな出来事が起こるから、このメンバーは絆が強いという一面もあると思う。そして、「地元に残っている」というのも大きいかな。「こんなはずじゃなかった」ばかりな人たちがひと夏久しぶりに何かに打ち込む。いいな。きっと、ここからもこの人たちは普通に自然につながっていくんだろうな。

    0
    2025年12月20日
  • オオルリ流星群

    Posted by ブクログ

    地形、天文学、建築、どれも難しすぎて読み終えるのにとても時間がかかりました。それでもすべては理解できていません。ただただ人間ドラマの展開が気になり、なんとか読み進めることができたという感じです。人間ドラマも流星群のようでした。

    0
    2025年12月20日
  • 翠雨の人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    科学小説が多い伊与原新作品 4冊目
    今回は実在の女性科学者 猿橋勝子(さるはしかつこ)の史実ベースのノンフィクション小説

    まだ女性が「若くして嫁ぐことこそ女の幸せ」と言われていた大正時代。
    マリー・キュリーに憧れて科学を学ぶため 親を説き伏せ、できたばかりの日本初の女性のための理系専門学校に入学する。
    そして 出逢った生涯の師 三宅泰雄
    地球化学分野の先駆者で、中央気象台で大気の電場を研究している科学者だ
    そこで 何も知らない学生の勝子に一から研究の基礎を教え 科学者へと導いていく
    戦時中の科学者の想いとは違う軍との関わり、そして 原爆・・・・
    小さい頃 (雨は何だろう?)と考えた 勝子が放

    0
    2025年12月19日
  • 翠雨の人

    Posted by ブクログ

    最近まで、医学部入試で男女の合格ラインに差を付けていた事を考えれば、猿橋博士の凄さは、想像を絶するものです。

    0
    2025年12月19日
  • ルカの方舟

    Posted by ブクログ

    火星からの隕石に見つかった生命の痕跡。
    “ルカの末裔”からの偽装の告発。
    方舟形に加工された隕石。
    研究室と研究費。

    院卒の著者らしく、
    かなり専門的な部分に深くまで切り込んでいくミステリー。

    それぞれのテーマがどれも興味深い。

    作品としてはどのエピソードの結末もミステリー的で、
    個人的な好みとしてはもう少しエンタメ寄りが好きではある。

    0
    2025年12月12日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    5篇ともストーリーがわりとおもしろかった。
    どこで科学に結びつくのかな?と思ったら、自然な感じで物語に組み込まれていて、生活の中に科学があふれているんだなと感じた。
    表題作の「藍を継ぐ海」の沙月が海ガメを育てたい理由が心に沁みた。
    泣くほどではないけど全部いいお話。

    0
    2025年12月10日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    短編6作共になかなか面白くとても良かった
    この後がどうなるのかと読者が勝手に思いをはせる余韻を持って終わる
    こんな小説も悪くない

    0
    2025年12月09日
  • 翠雨の人

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞第一作との帯、
    表紙の絵とタイトルに惹かれて購入

    表紙、タイトルのイメージとは
    いい意味で全く違う激しいお話だった

    激しいと言っても
    アクション、出来事がではなく
    主人公の内面が


    場面転換が映画みたいで
    ストーリーとしては朝ドラのような…
    いずれにしても
    近いうちに映像化されそう

    0
    2025年12月06日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    短編いくつかで構成されている
    読みやすく、登場人物の心情がうまく表現されている
    どうなるんだろう?というワクワク感もあった

    0
    2025年12月04日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    自分の置かれている状況に理解ができずに苦しんでいたところから、信じられないくらいの成長を遂げる主人公に感動を覚えた。宇宙とは誰もが興味をもつ神秘の世界で、そこに挑む主人公達に期待と羨ましさを覚えた。

    0
    2025年12月03日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ちょっとマニアックな科学の小話的な要素があって、面白かった。火山学者のオジサンが素敵だった。何かを失ったヒトが、誰かと出会って、新しい何かを受け取る短編集。

    0
    2025年12月03日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    5つの短編集。どれも、実際の土着の忘れさられた言い伝えから、真実を探そうとする若者の物語。瀬戸内、東北、北海道、山に海に舞台は異なり、登場人物たちの言葉や生活から、その土地の空気感も感じられるような...そこに若者のひたむきな思いがのせられて爽やかな余韻が残る。

    0
    2025年12月03日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    ドラマを観てすごく感動したので、原作も読んでみた。自分にも何か可能性があるんじゃないかと思わせてくれる作品だった。自分が知らないだけで持ってる可能性。決めつけず、まずやってみる(手を動かす)ってことが大事だなと思った。結局は諦めたらなにも始まらないし、考えてるだけじゃなにも起こらない。自分の可能性を引き出すには、自分次第である。それと、自分と違う価値観を持つ人と関わり合うことはすごく意味のあることなんだと思った。岳人と長嶺にしろ、定時制と研究者にしろ今までその人たちが経験してきたことが自分自身の新たな発見になる。自分を守るプライドなんてクソ喰らえだって思った。ただドラマの方が1人1人のストーリ

    0
    2025年11月30日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    伊与原新、短編集。

    就職活動がうまくいかない大学生・堀川。ひとり娘・果穂を育てるシングルマザー。元劇団員の派遣社員・正樹…

    生きることに辛さを抱えた人達。
    ひととのつながりから、考え方を変え、ちょっと前向きになっていく。

    堀川くんなんて、段ボールロボットの話を動画付きで、面接ですればいいのに。グエンの言うように。

    正樹もレモン農家、継ぐんだろうな。

    それぞれの話に繋がりはなく、どの話にも科学の話が違和感なく、盛り込まれている…
    どの科学の話もわかりやすくて、話を邪魔していない…

    短編って、物足りなさを感じるので、苦手だったが、伊与原新の短編はいい。



    0
    2025年11月30日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    史実を元にしたフィクションとのことだが、短編のそれぞれが本当のことと思わせるようなリアリティがあった。特に「祈りの破片」は良かった。

    0
    2025年11月29日
  • 翠雨の人

    Posted by ブクログ

    伊与原さんの新作です



    お恥ずかしい話ですが、本作で初めて猿橋勝子さんのことを知りました


    猿橋さんは日本の女性科学者の草分けで、優れた女性科学者に贈られる「猿橋賞」の創始者として知られています。


    猿橋さんの学生時代から研究の道へと進むところから、戦時中の研究、戦後の放射線汚染の調査を行い核実験の危険性を訴え続ける様が描かれています

    実話を元にしたフィクションとありますが、すごい参考文献の数で、いかに伊与原さんがこの作品と、猿橋さんと向き合ってきたかがわかります。





    女は大学に行くのも許されない時代に、科学者として生きていくことにどれほど苦労があったか、、、
    それでも生涯を

    0
    2025年11月29日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    優しい話の短編集。穏やかな気持ちになった。表題の作品はウミガメ保護の海岸を舞台にしたお話で心を揺さぶられた。都会から離れた海辺の町でたくさんの優しい人たちが周囲にいる、でも置いていかれそうで不安にもなる・・少し切ないけどそれぞれが生きている道が見えるような作品だった。

    0
    2025年11月28日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    宇宙が好きなので、ワクワクしながら読みました。
    学ぶとはを問い直してくれますし、いろいろ考えさせられる事が多いですが、楽しく読めます。
    「火星の人」読んでみよう。
    宇宙がテーマの本ではありません。念の為。

    0
    2025年11月27日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    傷ついた人達の再生の物語でした。
    なかでもエイリアンの食堂が冷たい心に少し日差しが差したような心地よい小説でした。
    エイリアンの食堂は、宇宙の話を通じて、母を失った少女の心に光が差す暖かい話でした。

    0
    2025年11月26日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞作と比べると科学分が少なめですが、その分物語りの良いアクセントになっていて深みを感じられます。
    短編ならではの想像力を喚起して物語りの世界が広がっていく感覚が読後の余韻として味わえて良いですね。
    その中でも秀逸なのは「天王寺ハイエイタス」です。
    エルモア・ジェームスからボトルネック奏法に内田勘太郎で最後はロバート・ジョンソンとは。
    こんなところで、こんな素敵な音楽小説に出会えるとはびっくりです。

    0
    2025年11月26日