伊与原新のレビュー一覧

  • 磁極反転の日(新潮文庫)

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    ネタバレ

    <poka>
    結論:反転しても大丈夫です!心配不要です。
    <だいこんまる>
    盛り上げるだけ盛り上げてハッピーエンドって、ハリウッドではよくあるパターンだね

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    2026年06月07日
  • 宙わたる教室

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    若隆景のパレード間に合った、が、凄い人というか規模の予測が下手すぎる オープンカーもバスでエエって。夕方から山車祭り 色んなのあるのね、流町の太鼓打ち最高だった。清風庵に行くと和三盆は前田利家が奨励して始まると 和三盆は徳島県でしか作れない希少なものと いやあこれだけでも勉強になります 100年ですかと言うと そこらじゅうにありますしもっと古いお店あると低姿勢で 尊敬しかない。
    タイトルも読み終えてなるほどだし(山車) 科学を日本語に置き換えるのが素敵だな 曖昧じゃない数値化する日本語 あーやっぱり伊与原新さん凄いって

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    2026年06月06日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    伊与原新の短編6編+1編。
    問題を抱えたり行き詰まったりの主人公たちが、様々な分野に詳しい人と出会って…

    ・天体に詳しいタクシー運転手
    ・雪の結晶を集める気象台の職員
    ・博物館の元館長
    ・温暖化を研究している兄
    ・定食を食べに来る研究者
    ・火山を研究する教員と学生

    科学って、理路整然としたクールなイメージがあるのですが、逆にそこに「心情や境遇に左右されない揺るぎない安心」みたいなものも感じるのかなぁと思ったり…

    どれも「この後いい方向に向かうといいな…」とじんわり感じられるラスト。雰囲気と読後感が好きです。

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    2026年06月06日
  • 宙わたる教室

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    定時制高校に通う人物たちがある教師を中心に織りなす学生生活の短編集。
    学園ものとはいえ、舞台は定時制高校。
    そこに通う人は様々で、心に傷を負ったり、勉学についていけなかったり、時代のせいで学校に通えなかったり。
    それぞれの人が年齢も性別も背景もバラバラながら、全日制の高校生とは違う生き苦しさとやるせなさを抱えながら学校生活を送っていた。
    そんな生徒の前にある理科教師が現れた。
    彼は日中は大学で研究者をやる傍ら、夜は定時制高校で理科と数学を教えていた。
    彼は教科を教える以外にもやりたいことがあった。
    それは定時制高校に科学部を作ること。

    難しい人間関係や周囲との能力差に疲れ果てた人でも、自然が

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    2026年06月05日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    静かな人間ドラマの短編集です。

    物語の奥にある“理系出身の作者ならではのエッセンス”が、じわりと効いてきます。
    これがね、作品全体の透明感と説得力を底から支えていると思います。

    登場人物たちは、特別な能力を持っているわけでもないし、劇的な事件が起こるわけでもない。むしろ、誰もが日常の中で抱えている小さな痛みや、言葉にしづらい後悔、そしてほんのわずかな希望を抱えて生きている。

    伊予原さんは、その“人の心の揺れ”を、丁寧に拾い上げています。

    だから詠み手は、気づけば登場人物の感情の軌道を、まるで自分のことのように追いかけてしまう。

    特に印象的なのは、物語の構造そのものが“理系的な美しさ”

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    2026年06月04日
  • 宙わたる教室

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    ネタバレ

    ドラマ版大好きすぎたから読んだ。
    原作の一部をドラマ化したのだと思ってたら丸々映像化だったうえにオリジナル要素追加されててびつくり。なんならNASAで実験に参加してほしいってオファーされたあと続きあると思ってたからなかったのはちょっと残念だった。でもそのくらいが丁度いいのかもしれない。でも続き読みたい。

    ドラマでも話してたかどうか覚えてないけど終盤も終盤で柳田君が学校辞めないよな?って聞いたのに対して藤竹先生が「人生はいつも窓のない部屋にいるようなもの。そこには常にいくつもの扉があって、その先がどこにつながっているかは開けてみるまでわからない。その繰り返しだ」みたいに返したのが良かった。その

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    2026年06月03日
  • 翠雨の人

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    自分を信じ、自分のやるべき事をやる。
    ましてや1人の女性、科学者として簡単に認められなかった時代にやり通すことの出来る素敵な人。
    簡単な道のりではなかったはず。
    戦争に負け、全てにおいてアメリカに負けていたかもしれない時に単身アメリカに「道場破り」に行き、世界的権威の男性科学者に、1人の女性科学者として挑み勝利する。
    勝つことが目的ではないのかもしれないけど、これもまた自分のやるべき事をやっただけなのだろう。
    なんか凄すぎて皆さんが言われるように、朝ドラや特番で生涯をとりあげてほしい!

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    2026年05月26日
  • 翠雨の人

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    読んでよかった!伊与原さんの新作ということで読んだが、珍しいノンフィクションに近い伝記。お恥ずかしながら猿橋勝子という研究者のことも知らなかったし原水爆実験の裏にこんな日米の戦いがあったということも、女性研究者のために先駆けとなった女性がいたことも知らなかった。

    朝の連ドラにはしてもらえないんだろうが(なぜなら結婚していないし子供を産んでいないから。怒)、もっと広く知られたら素晴らしい若い女性研究者のロールモデルになりそうだなあ。

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    2026年05月23日
  • ブルーネス

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    地震・津波に屈しない科学者たちの熱い思い

    東日本大震災をきっかけに「津波監視システム」の運用の実現するために動き出す物語。

    東日本大震災が来る予知ができなかった悔しさ。
    その思いが遠ざかる(ある種の諦め)上層部のもどかしさが、物語には滲み出ていた印象があった。

    準平が天木にいった「津波から人々を守るために、やれることがある」は非常に刺さった箇所。
    地震は予知はできないから諦めるのではなく、「事前に防ぐ」事はできる。
    数多ある地震のデータベースは、地層・断層から見えてくること、そして歴史を辿れば周期ごとが見えてくる。
    地震は未知であり、地震が引き金とある津波だって未知。そんな未知なるものか

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    2026年05月19日
  • ブルーネス

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    いっちょ、みんなをびびらせてやろう
    の一言にチームがそれまで取り組んだことに対する自信が見て取れて、とても興奮しました。

    サイエンスの世界にも、主義主張がそれぞれあって、予算が取れる、協力を募れるというところはとても人間臭いものなんだと改めて認識しました。

    とても面白かったです

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    2026年05月17日
  • 藍を継ぐ海

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    賞もとられたので勝手に長編と思っていたら短編集でした。ひとつひとつが「地域」に根付く何かを大切にしていてとても良かった。勿論小説だし、事実とは違うけど、日本の色んなところを、都会ではなくてもっと隅々までゆっくりみていきたいなと感じる本だった。
    しかし1つずつ題材になるものが全く違うんだけど、なんか凄いなぁ。知識量が幅広いんだろうなぁ。小説家の方の力を感じる…。

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    2026年05月16日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    1番好きと言っても過言ではない本。たしかに宮沢賢治を知っていないと十分に楽しめない節もあるが、あまり知らずに読んだからこそ今まで触れてこなかった分野に興味が持てた。一夏の青春を存分に感じさせてくれる。定期的に読み返したくなる本。

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    2026年04月07日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    この本を見つけたのは偶然東小金井の尾花屋という可愛い古本屋さんでした。お嫁さんと孫2人と買い物の途中立ち寄った先で見つけました。あゝ私に見つけて欲しく一番上にさりげなくおかされていたんだね。宮沢賢治は私の中で一番好きかもな作家であり何回でも再読しては又違う想像しては楽しんでいる。
    伊与原新初めて読む作家ですが「青ノ果テ」なんて素敵な言葉!賢治が創る造語はとても綺麗で中でも薤露青は想像力が掻き立てられますね。七夏は絵に描くつもの夜になりかけの空の深い青が中々決まらないと言うと文緒は薤露青ですねとすぐ答える。いったいどんな色なんだろうか?そしてカンパネルラが死なない銀河鉄道の夜を一回読んでみたいも

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    2026年03月06日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    高校生のひと夏、宮沢賢治をモチーフにぎゅうぎゅうにいろんなものが詰まっていて、濃い物語を読む幸せを感じ。

    青って一体どんな青。気持ちも込みで色もとらえてるんだろうな。

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    2026年01月27日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    科学の話は難しいけど読むうちにどんどん惹き込まれていく。鯨、鳩、珪藻、凧まだまだ知らないことがたくさんあると伊与原さんの作品を読む度に思い知らされる。最後の話が特にこころに響いた。

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    2026年01月24日
  • 磁極反転の日(新潮文庫)

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    面白かった。磁極反転のことは知っていたが、現代に起こるとしたら、と想像しながら楽しめた。とても勉強になったし、ストーリーものめり込め、あっという間に読んでしまった。伊与原新さんの本、2冊目だったがもっと読んでみたい。

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    2026年01月15日
  • ブルーネス

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    ネタバレ

    とても良かった。一生懸命になれてる気がしない今の自分に刺さる。

    アカデミックの世界だけでなく、日本の企業にしても、今までやってきた分野を惰性で続けてたり、離れる決断ができないでいるケースは多いように感じる。

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    2026年01月13日
  • ルカの方舟

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    ネタバレ

    所謂偏差値的に必要十分な人間、時に実績という名の運機に恵まれる人間だけで上澄みが構成されるように、多分に作為的に足切りされ続け出来上がる狭い世間は、小賢しく人間性の歪んだ我利我利亡者がのさばり、口裏を合わせ、不器用な人間が裏の事情さえ知られずに爪弾きに遭う悪環境の浄化を常とはしない。物語の始まりから終わりまで、国外からの組織的な悪意には触れられない処は多少ナイーブで理想郷的な面もあるのかもしれないけど、日本人社会の生来的な欠陥が描かれてると思いました。百地先生、小日向記者、弥生さん、有里ちゃんに栄光あれ。

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    2026年01月11日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    物語そのものの面白さはもちろん、科学にも興味が出る一冊。
    伊与原さんの作品は初めて読んだけどあったかくてスルスル読めるのにじんわり心に染み入ってくるような、そんな本だった。
    他のシリーズも時間を見つけて読みたいなぁ。

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    2025年12月30日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    序盤はありがちな、高校で部活を作る、のような青春小説のようでなかなか入り込めなかったのですが、地学部の活動が軌道に乗ってきた中盤以降は、自然に引き込まれていきました。
    宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』の舞台にまつわる謎と共に、転校生と仲間たちの隠れた繋がりも明らかになっていく。
    終盤の涙を誘う展開の連続に、読む人は耐えられるでしょうか。

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    2025年12月25日