伊与原新のレビュー一覧
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定時制高校に通う人物たちがある教師を中心に織りなす学生生活の短編集。
学園ものとはいえ、舞台は定時制高校。
そこに通う人は様々で、心に傷を負ったり、勉学についていけなかったり、時代のせいで学校に通えなかったり。
それぞれの人が年齢も性別も背景もバラバラながら、全日制の高校生とは違う生き苦しさとやるせなさを抱えながら学校生活を送っていた。
そんな生徒の前にある理科教師が現れた。
彼は日中は大学で研究者をやる傍ら、夜は定時制高校で理科と数学を教えていた。
彼は教科を教える以外にもやりたいことがあった。
それは定時制高校に科学部を作ること。
難しい人間関係や周囲との能力差に疲れ果てた人でも、自然が -
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静かな人間ドラマの短編集です。
物語の奥にある“理系出身の作者ならではのエッセンス”が、じわりと効いてきます。
これがね、作品全体の透明感と説得力を底から支えていると思います。
登場人物たちは、特別な能力を持っているわけでもないし、劇的な事件が起こるわけでもない。むしろ、誰もが日常の中で抱えている小さな痛みや、言葉にしづらい後悔、そしてほんのわずかな希望を抱えて生きている。
伊予原さんは、その“人の心の揺れ”を、丁寧に拾い上げています。
だから詠み手は、気づけば登場人物の感情の軌道を、まるで自分のことのように追いかけてしまう。
特に印象的なのは、物語の構造そのものが“理系的な美しさ” -
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ネタバレドラマ版大好きすぎたから読んだ。
原作の一部をドラマ化したのだと思ってたら丸々映像化だったうえにオリジナル要素追加されててびつくり。なんならNASAで実験に参加してほしいってオファーされたあと続きあると思ってたからなかったのはちょっと残念だった。でもそのくらいが丁度いいのかもしれない。でも続き読みたい。
ドラマでも話してたかどうか覚えてないけど終盤も終盤で柳田君が学校辞めないよな?って聞いたのに対して藤竹先生が「人生はいつも窓のない部屋にいるようなもの。そこには常にいくつもの扉があって、その先がどこにつながっているかは開けてみるまでわからない。その繰り返しだ」みたいに返したのが良かった。その -
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地震・津波に屈しない科学者たちの熱い思い
東日本大震災をきっかけに「津波監視システム」の運用の実現するために動き出す物語。
東日本大震災が来る予知ができなかった悔しさ。
その思いが遠ざかる(ある種の諦め)上層部のもどかしさが、物語には滲み出ていた印象があった。
準平が天木にいった「津波から人々を守るために、やれることがある」は非常に刺さった箇所。
地震は予知はできないから諦めるのではなく、「事前に防ぐ」事はできる。
数多ある地震のデータベースは、地層・断層から見えてくること、そして歴史を辿れば周期ごとが見えてくる。
地震は未知であり、地震が引き金とある津波だって未知。そんな未知なるものか -
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この本を見つけたのは偶然東小金井の尾花屋という可愛い古本屋さんでした。お嫁さんと孫2人と買い物の途中立ち寄った先で見つけました。あゝ私に見つけて欲しく一番上にさりげなくおかされていたんだね。宮沢賢治は私の中で一番好きかもな作家であり何回でも再読しては又違う想像しては楽しんでいる。
伊与原新初めて読む作家ですが「青ノ果テ」なんて素敵な言葉!賢治が創る造語はとても綺麗で中でも薤露青は想像力が掻き立てられますね。七夏は絵に描くつもの夜になりかけの空の深い青が中々決まらないと言うと文緒は薤露青ですねとすぐ答える。いったいどんな色なんだろうか?そしてカンパネルラが死なない銀河鉄道の夜を一回読んでみたいも