伊与原新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
個人的に今まで読んだ本で最高の一冊。
宮沢賢治の作品に出る“イーハトーブ”がどこか。
それを高校生達が旅で辿る話。「銀河鉄道の夜」の内容が頻出するので、銀河鉄道の夜を読んだばかりだったのが、作品を理解するのにはかなりのアドバンテージでした。
そして、地元岩手が作品の舞台のため、出てくる地名も分かるし、後半のクライマックスシーンの登山の場面も登ったことのある山だし。
土地勘は無くてもいいだろうけど、「銀河鉄道の夜」は読んでからが一番いいですね。
銀河鉄道の夜を読み、その中で「あれってどういうこと?」と言う疑問を感じていた人には、その解釈の一つが書かれていて、最高に楽しめた一冊でした。
伊与原 -
Posted by ブクログ
猿橋賞(優れた女性科学者に与えられる賞)の猿橋勝子博士(1920〜2007)の半生を描いた物語。
女性である、日本人であるというハンディにもめげず、地道な研究を重ねて、日本で、そして世界で、科学者としての信頼を勝ち得ていった猿橋。ただただ尊敬する。
1954年の第五福竜丸が被爆した際の研究に続き、原水爆実験による放射能汚染について研究。「核兵器とそれのもたらす災害について、科学者には全人類に伝える義務がある。科学者の職務は、科学を人間の殺戮と文明の破壊に使わせないこと」オッペンハイマーの孫弟子の東大の先生も出てくる。
戦争について、「これからの世界に必要なものは、社会を形づくる共通の言語 -
Posted by ブクログ
青春の一コマ
誰もが持っている思い出
それは大きなことばかりでなく
ほんの些細なことかもしれない
主人公たちの心の中に燻っているものが
また、動き出す物語
45歳という、なんとも中途半端な年齢
生活に疲れ、すべてがうまくいかない
ただ惰性で流されているのかもしれない日々
あるきっかけから何かが変化した
やり残したことがあった
聞きたいことがあった
今なら、今だからできることがある
一念発起というほどのことでもなく
なんとなくできることをしてみる
気持ちがスッキリと晴れやかになる
そんな、素敵な、心が軽くなる
読書体験となった
「45歳になった今の自分たちは『星食』のときを生きているような