伊与原新のレビュー一覧

  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    月まで三キロ著者、伊予原新さんの作品。表題作を含め5篇の短編集。特に良かったのは、玻璃を拾う。
    主人公の瞳子と珪藻アート野中。2人が、不釣り合いな中身を抱えながら、ありのままで生きてほしいとおもう。

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    2026年08月08日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    定時制高校の科学部立ち上げから、ペットボトルロケットの作成とコンクールへの応募の物語
    物理というか科学的な知識がすごくてナサ子の話には自分もついていけなかった
    あまりページは割かれていないけれど、顧問の先生の書かれ方はよくて、最初と最後の違いは気持ちが分かるなーと思って読んでいた
    何かに全力で取り組む姿勢は他の人への刺激になるし、応援してくれる人も出てくるものだと思う
    こういう本を学校の課題図書にして、読書の素晴らしさと物事に全力で取り組むことの大切さを学べるようにしてほしい

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    2026年08月08日
  • 藍を継ぐ海

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    いずれも理学(主に地学)と人間模様が織りなすヒューマンドラマの短編集。どれもハートフルなストーリーで良かった。また、どれも地方の話で、自然の情景が目に浮かぶような筆致だった。個人的にお気に入りは星堕つ駅逓。

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    2026年08月08日
  • オオルリ流星群

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    大人が青春を始めるのは難しい。

    使える時間は限られ、気力体力の衰え、そして人との距離感にも慎重になる。

    現実では特に人間関係がボトルネックとなりそうだが、作中のようにいざ気の置けない仲間が集まると、青春は若者も真っ青な速度で動き始めるのかもしれない。

    金銭面の問題や制約にぶち当たっても、大人なら知識と経験で乗り越えられる。
    課題を一つ一つクリアしていく描写が、あまりにも楽しそうでならなかった。

    本作には過去の青春にまつわる謎もある。
    蓋を開けるとあまりに壮絶な内容で、個人的に受け止め切れない部分もあったが、久志がポジティブに捉えているのは、そういう考え方もあるのかと目から鱗だった。

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    2026年08月06日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    定時制高校生の科学部によるペットボトルロケット、廃材野菜を燃料に使ったハイブリッドロケットの製作打ち上げのワクワク感と友情、そして周りの支え、どこにポイントを置いても面白い。
    一本芯の通った情熱は自分はもちろん周りの人々も巻き込んで大きく成長していくんだと感動した。

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    2026年08月06日
  • リケジョ!

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    伊与原新さんの初期の理系ミステリー。
    物理や化学の知識で、身の回りの課題に取り組むというアイデアがとても良い!

    なんと12年前の作品なんですね。
    ラストのお話がちょっとご都合主義的でしたが、伏線をきっちり回収してくれたのはスッキリ。
    理系好きな中高生はぜひ読んでください!

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    2026年08月05日
  • オオルリ流星群

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    青春時代の思い出を心に抱きながら「普通」の大人になった5人の同級生。40代になった彼らが、天文台づくりを通して各々の人生を取り戻していく。
    2019年に京都大学と国立天文台などの研究グループが比較的安価な小型望遠鏡を用いた観測で、エッジワース・カイパーベルトの極めて小さな天体を発見したという実際の出来事が基になっているようです。
    読んでいて知的好奇心が刺激される、とても好きな作家さんの1人。
    静かに心動かされる感覚が心地よい。
    読み終わったあとにじんわり残る余韻があって、それが長く続く作品でした。

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    2026年08月04日
  • ブルーネス

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    地震に負けた科学者の再挑戦を書いた本。3.11を経験し少なからず影響を受けたことから、どっぷりと本の世界に浸かりながら読んだ。

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    2026年08月04日
  • オオルリ流星群

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    自然や科学を題材にしながら、青春時代の思い出と45歳になった登場人物たちのリアルな現在が丁寧に描かれており、さらにミステリ要素も加わって最後まで一気に読み進めた。

    物語の結末だけで終わるのではなく、その先も続いていくであろう現実との向き合い方まで描かれていたことが特に印象に残った。過去の出来事は変えられないが、その経験をどう受け止め、これからの人生に生かしていくかは自分次第なのだと感じた。どれだけ時間が過ぎても、人とのつながりや青春時代に得たものは決してなくならない。過去を大切にしながらも前を向いて生きることの意味を考えさせられる一冊だった。

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    2026年08月04日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    ドラマ宙わたる教室がすごく良かったので、その続編という事で読み始めました。宙わたる教室に出ていたメンバーのその後が知れてとても良かったです。
    ロケットの事は難しくて良く分からなかったけど、新たな定時制科学部メンバーも皆魅力的でした。
    最後藤竹先生が現れるのかと期待していたけど、叶わなくてそれだけが残念でした。

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    2026年08月01日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    『宙わたる教室』の続編。
    面白かったです。

    前作から時間が空いてしまい、ちょっと内容がうる覚えになってしまいましたが感動しました。今作も凄くいい話でした。前作ほどのインパクトがなかったので⭐︎4としましたが、オススメの一冊です!

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    2026年07月31日
  • 宙わたる教室

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    定時制高校に通う、年齢やバックグラウンドが違う様々な登場人物が、力を合わせて実験に取り組む青春小説。定時制高校に集まる人々は現代社会の様々な問題を描き出していつつ、爽やかな青春小説である。青春小説、といいつつも、面白さは若者にはわからないかもしれない。

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    2026年07月31日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    ロケット作りに燃える定時制高校の生徒達を描く。「宙わたる教室」の続編。実験の説明は、検索してもよくわからなかったが、理系の人々のひらめきとか観察力とかは尊敬するし、地道なトライ&エラーの末に大きな成果に繋がっていく所も素晴らしいと思う。生徒達が家族や差別や病気などの困難を乗り越えて進んでいく所も良かった。

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    2026年07月28日
  • 宙わたる教室

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    夜間の定時制高校というだけで色々な事情を抱えている生徒が登場するという展開は予想できたけれど、少し前にドラマをやっていて見逃してしまったので気になっていた。初めは皆人生の希望を見失っていたけれど、実験に夢中になっていくうちに希望や友情が生まれてきて、生き生きとしていくのが嬉しかった。いい学校や先生に出会えることは幸せだと思う。

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    2026年07月28日
  • 翠雨の人

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    最近なぜか幕末から昭和にかけて、貿易や維新、研究など人生をかけた女性の物語を読むことが多く、やっぱり厳しい環境下にあって腹が据わっているのは、原始の太陽である女性qなんだと感じ入ります。あくまでも権力になびかない立場を貫いた結果としてですが。権力を保持するために方向性の違う人たちと組んで支持を下げている方とは違うんですね。歴史が証明してます(か)笑

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    2026年07月27日
  • 翠雨の人

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    猿橋勝子さん、カッコよすぎます。特に渡米して実験をする展開では手に汗握って勝負の行方を見守ってしまいました。

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    2026年07月25日
  • 宙わたる教室

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    小説はフィクションだけど、モデルがあったことをあとがきで知って驚いた。
    最初はなかなか入り込めなかったが、途中から面白くなってきた。
    実験の様子が詳細に書かれているが、カチカチ文系脳の私にはありありとは思い浮かばない。ドラマを見ていれば、もっと具体的にわかったんだろうな。
    でも面白かったし、ちょっと胸が熱くなった。
    心に残ったのは、『第三章 オポチュニティの轍』。養護教諭の佐久間の言葉が重かった。
    『星を継ぐもの』、『火星の人』も読みたくなった。

    そういえば、小学生の時一年間だけ、科学クラブに在籍していた。
    カエルとイカの解剖。(なぜイカw)豆腐作り。葉から葉脈を取り出したことなどは覚えてい

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    2026年07月22日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    秘めた思いをゆっくり解きほぐしながら、ふんわりとした気持ちにさせてくれる珠玉の6編。(個人差あり)
    今年のベスト5には入りそうです。

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    2026年07月20日
  • オオルリ流星群

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    ネタバレ

    40代のままならない現実

    少しミステリアスで成績優秀だった同級生が天文台を作るために故郷に帰ってきた。継いだ家業がイマイチな久志、それなりの現実を送っている千佳の二人をメインに限られた予算の中、DIYで天文台を作ることになる。

    高校時代の空き缶タペストリー制作とシンクロして、それぞれが過去の自分と向き合うことにもなり、いまひとつ煌めいていない現実と折り合いをつけようともがいている。

    やっぱり若いときになにかやっておくというのは大切だなぁと伊与原先生と同年代の私も思います、向き不向きはありますが。多少がんばっていたことはあったけど、多少不登校気味でもあったので人と力を合わせてなにかを成し遂

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    2026年07月18日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    宙わたる教室から続いて伊与原新さんの本。
    今回のは短編集。
    どの話にも理科の知識が入っているけれど、万年文系人間の自分でも読めた。
    その知識が軸となったりエッセンスになったりして、とても読みやすかった。

    文系の自分からすると、理系の知識というのはある種揺るぎのないものだと思っていて。
    それでも、どの話も、劇的に解決したりゆるぎないハッピーエンドではないのが、物足りなくも感じたし逆に希望を感じもした。

    それにしても、エイリアンの食堂にも出たけど、研究員の扱いというか技術者の扱いの酷さよ…泣けてくる…

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    2026年07月16日