伊与原新のレビュー一覧

  • 藍を継ぐ海

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    伊与原先生の短編集。5つの話が載ってますが、勝手に繋がりがあるものと思って読み進めてたら違いましたね。単純に別々のお話です。

    AIさんの書評によれば「人間の生と科学の交差点」だそうで。読んでる時はあまり意識してませんでしたが確かに人生停滞気味の主人公が自然科学に触れて再生するお話でした。

    最初は停滞気味の主人公に少しイライラしながら読み進めるのですが、ラストに向かってぐいぐい読み手を引っ張っていくのは流石の伊与原先生です。

    個人的には狼の話が一番好きでした。

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    2026年04月28日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    やっぱ表題作がいちばんいいね。
    「知ってました?」て連呼するのなんかジワる。
    標識の場所行きたい
    行くよ。

    ・月まで三キロ
    人生いろいろあった(父親と不仲、起業したが失敗。子供できないまま離婚され借金7000万抱えて実家に出戻り。母が急死。そのまま父親が認知症を発症。父親は自分(息子)のこともわからない。下の世話もするしなくてはならない。)40代の男が、自殺の下見に樹海まで行こうとタクシーに乗る。しかし、タクシー運転手に連れて行かれたのは浜松市天竜区月に向かう途中の『月 Tsuki 3km』と書かれた道路の案内標識のところだった。
    月は大昔はもっと地球に近くて、回転も速かった。だから、月のい

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    2026年04月26日
  • オオルリ流星群

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    高3の文化祭に向けて空き缶で巨大タペストリーを作る⋯多くの生徒が受験勉強に向かう中、夏休みを空き缶制作に費やす主人公たち。
    45歳になった彼らが、高3の夏休みや自分の過去を振り返りつつ、新たに人生に向き合っていく第2の青春ストーリー。そして大人になれなかった1人の秘密とは?
    思い描いていた通りの夢を叶えて人生を歩んでいる人もそうでない人も、またそう見えるだけの人も、それぞれ葛藤を抱えつつ新たに生き直していく。
    同年代にこそ刺さる話。

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    2026年04月26日
  • 宙わたる教室

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    登場人物の1人がディスレクシアであることに気が付かず苦しむ姿を見て、自分がなぜ人と同じことができないのか、一人苦しんでいるのか分からないことの辛さが身に染みた。良き指導者に出会うこと、良き仲間に出会うこと、自ら手を動かすことの大切さやありがたみを感じた。

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    2026年04月23日
  • 梟のシエスタ

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    表紙の絵がなんとも立派で手に取ってみた

    大学の権力争い、ミステリー要素、主人公のストレートな発言、どれも面白い絡みが良かった

    伊与原新氏の作品は初めて

    また他の作品も読んでみたい

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    2026年04月23日
  • オオルリ流星群

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    大人の青春

    かつての仲間たちと良い歳の大人になってからた "天文台を作る"という1つの目標に向かっていくのは読んでる方も胸が熱くなった。
    若い時にはない大人ならではの悩みで葛藤したり
    逆に若い時に悩んだことを"天文台作り"を通して解決していったのが過去と今を交差しながら前へ進んでいくような感じがしてとてもよかった。
    最後の天体観測の場面でも過去のわたがまりが解けてその後の夜空や流れ星はとても美しく感じた。

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    2026年04月22日
  • 藍を継ぐ海

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    短編集だった。そのなかで「藍を継ぐ海」がやっぱり一番良いかな。ウミガメの様子を思い浮かべ、自然を感じる物語で、清々しい気持ちになった。

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    2026年04月22日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    とにかくすべてが温かく優しい。
    専門的な内容をちょうどいい読み応えに昇華する丁寧さや、それぞれの登場人物のこれからに少しの明るさを添えるような展開が素敵でした。

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    2026年04月21日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    科学をテーマに据えて自然を現象学的に捉えるアプローチで描かれたヒューマンドラマ短編集!読みやすい!
    最近は涙腺が弱すぎるから表題作を読んで電車で涙を一筋流しちゃった
    どの話も完璧に美しいハッピーエンドを迎えるわけではなく読者に先を委ねるような余白があり、筆致も軽やかで押し付けがましくないのでとても読みやすかった。科学知識が絡められる際にも衒学的な印象を読者に抱かせない文章力が素敵
    ままならない人たちが自然や人との出会いで心を動かされてままならないなりに前を向いて行く姿に励まされる。「星六花」に登場する奥平さんがメロすぎる

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    2026年04月23日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    人との出会いを通して主人公たちが前を向いていく姿が生き生きと描かれていて印象的だった
    天文学って奥深くて面白い!とてつもなく概念的で手に負えないくらい大きなものかと思いきやとても身近なものでもあり魅力的だと感じた

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    2026年04月20日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    死に場所を求めている男と息子と家族を失ったタクシードライバーの不思議な邂逅ほか、何かを失い人生の指標に迷った人を巡る救済と寛解の群像劇。心温まる解決が待っているわけではない、喪失を抱えながらも新たな人生に向かって前向きに進み出すための処方箋がそれとはなく与えられる。

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    2026年04月19日
  • 翠雨の人

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    私、単行本というものが好きでして。
    持ちやすさ読みやすさでいけば断然文庫本なんだけど、この本にかける熱意のようなものを感じられる単行本が非常に好ましくて。

    よく見ると銀の部分がほんの少し凹になっていて。
    そこにできる影がとても素敵なの。
    そしてスピンが表紙にピッタリな水色。
    そうくると見開きも水色かなって思うじゃない。
    それが違うんだなぁ。
    ハッとするような綺麗な黄色…クリーム色?レモンイエロー?
    もうここまでで完璧ですね。
    読まなくても分かります。
    これは面白い。

    期待を込めて読み始めましたとも。
    そして期待を裏切らない面白さ。
    いやぁ良かったです。

    しかし恥ずかしながら私猿橋勝子さん

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    2026年04月19日
  • 翠雨の人

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    猿橋賞という女性科学者対象の表彰があるとのこと。科学者の作者が心からのリスペクトで書かれていた勇気をもらった。

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    2026年04月17日
  • ブルーネス

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    東日本大震災の記憶もあるし、南海トラフには自分も漠然とした不安があるからこそ、フィクションとは思えなかった。グッとくるところが何回かあって少しだけ泣いた。

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    2026年04月16日
  • 磁極反転の日(新潮文庫)

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    磁極反転というめったに起こらない地球科学現象を題材にした作品。世界中がパニックになる壮大な話かと予想していたが、不安を利用してカルトがはびこるという小さめの話だった。

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    2026年04月15日
  • 翠雨の人

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    ◼️ 伊与原新「翠雨の人」

    海洋放射能汚染、その検出で名を上げた科学者「勝ち気の勝子」猿橋勝子の人生ドラマ。やばい感動した。

    宇宙と青春ものは相性が良い?先日ひさびさの月9「サバ缶、宇宙へ行く」初回を見た。若狭湾に面した土地にある水産高校を舞台にしたお話。ドラマスタート直前に先のようなタイトルの記事があった。「この夏の星を見る」「宙わたる教室」「いつか、無重力の空で」といった、原作を読みドラマ・映画を観た作品が並んでいた。

    経験的には化学と青春、生物学と青春、もありそうな気がする。

    雨が好きで、空を飽かず眺めていた少女・勝子の憧れはマリー・キュリー。高等女学校の頃には縁談の話も出始める

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    2026年04月15日
  • 藍を継ぐ海

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    短編が5つ。科学と日本各地の歴史、風土を織り交ぜた興味深い話がたっぷり。長編だけでなく、短編も最高でした。

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    2026年04月12日
  • 藍を継ぐ海

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    ネタバレ

    東大大学院で地球惑星科学を専攻していたという著者の紹介で納得。読み始めた時に作者は理系だろうなと思った。研究へのリスペクトを感じる。
    昔ヘンな研究っていう「そんなこと研究してるの?」って人のこと書いた本読んだんだけど、そうやって大義名分がなかったり、大衆的に必要性が明確でないことも含めて、色んな観点で追求する誰かがいることで人間社会は発展してきたんだろうと思うし、研究者や探究者へのリスペクトが強い私は、原爆の証跡を集めてた人の話が刺さった。

    夢化けの島
    見島の実地調査を地道に続ける助教の女性と、先祖に受け継がれてきた萩焼を再現しようとする男の話
    石の名前など専門用語が多くて、ちょっとだけ難し

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    2026年04月12日
  • 藍を継ぐ海

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    現在と、その地に生きた過去の人々を繋ぐ五つの物語。
    表題作の「藍を継ぐ海」はウミガメの卵を孵化させて育てようとする中学生の女の子。何十年もかかって生まれた砂浜に帰ってくるかもしれないウミガメに、自分の人生を重ねているのかもしれない。
    どの物語を読んでも、先人達の努力や知恵が活かされて今があるのでは、としみじみと思った。
    萩焼の話、ニホンオオカミの話など引き込まれてしまった。

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    2026年04月12日
  • 翠雨の人

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    2026.4.2
    猿渡勝子さんという実在した人物をもとにしたお話。
    現代は男女平等の世の中になってきたけど、この方の功績もあるのだなと。

    戦前、戦後にかけて猿渡さんの実験のお陰でアメリカがイギリス、ソ連と部分的核実験禁止条約を結んだ!

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    2026年04月02日