伊与原新のレビュー一覧
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ネタバレ女性の人生に選択肢が少なかった時代に、信念を持って自分の好きなものを突き詰めて生き抜きた人生に心動かされた。また、三宅先生をはじめとして素晴らしい方々に恵まれていたのも、彼女自身の科学に対するひたむきな姿勢が他の研究者たちを惹きつけていた証拠なのだと思う。
ビキニ水爆実験の放射能汚染に向き合う姿は、科学者としての使命感と、これ以上被害者を出してはならないという1人の人間としての強い意思を感じた。核兵器を作るのは科学者だが、その脅威から人類を守るのも科学者である、ということを体現しているようだった。
相互検定の結果がフォルサムのチームを上回っていたシーンは、勝子が今まで取り組んできたハードワーク -
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定時制高校を舞台に、さまざまな事情を抱えた人たちが化学を通して少しずつ変わっていく姿に引き込まれました。先生の「その気になれば何でもできる」という言葉が一番心に残っています。人は一人では変われなくても、誰かとの出会いや関わりの中で変わっていけること、そして可能性は年齢や環境では決まらないことを感じました。化学のことはわからなくても、実験に夢中になり、時間を忘れて取り組む姿がとても楽しそうで、「夢中になれるものがあるっていいな」と少しうらやましくなりました。読み終えたあと、「何歳からでも挑戦できる」という前向きな気持ちをもらえた一冊でした。
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大学院で博士課程に籍を置いている律は、デンマークへの留学が決まったものの、滞在費用を工面するために、お金持ちの家の令嬢である小学校4年生である理緒の家庭教師をすることになる。(律は地味な女子学生)
この理緒。常にカバンにハンダコテを入れている、リケジョでちょっと変わった女の子。律のことを「教授」と呼び、理緒や律の周りで起こった不思議な出来事を科学的に解明していく科学ミステリー小説。
最初は小学生相手の、近所で起こる噂話の解明などの話だったが、読み進めるうちに、あらゆる現場に赴く2人+運転手の恵人(けいと)の3人。
理緒の家には両親はおらず、律の過去も垣間見え、なんとなく「ん?」と思いながら -
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岩手県花巻市の花巻農芸高校(花巻農業高校をモデルにした架空の高校)に東京から転校生、深澤がやってきた。壮多は幼馴染みの七夏(なのか)が深澤と親しくなっていくことに不安と危機感を抱え、怪我により伝統芸能の鹿踊りができなくなったことから、新たに発足した地学部の活動にしばらく身を置くことにする。
でも、七夏の様子がおかしくなり、忽然と花巻の街から消えてしまう。
花巻といえば、宮沢賢治。
地学といえば、宮沢賢治。
青春時代の貴重な夏休みに、宮沢賢治が過ごした岩手県内を周り、鉱物や天文に触れながら過ごす様子が、宮沢賢治ファンにはたまらないだろう。
地図もついてるので、彼らが今どの辺りを移動しているの -
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ネタバレ6つの短編が入っていた。
なかでも「アンモナイトの探し方」が少年時代の記憶を掘り起こしてくれた。
主人公は頭のいい小学6年生。元館長は無愛想なお爺さんだけど、化石の掘り方を教えてくれる。
元館長の言葉は、経験に基づいた力強い言葉だった。悩みを解決する糸口になる予感がする。期待してしまう。
「わかった気になるというのは、危険なことだ」
「わかるは、わけるだ」
「わかるとわからないを、きちんとわけるんだ」
わかっているつもりだから、判断を間違ってしまうんだと気づいた。わかっていることでも、わかる部分とわからない部分が混じっている。 -
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著者の名前は見たことあるな〜と思ったら、以前別の本を読んで京大の科学者!(実際は東大、間違えて覚えてた)と驚いた人。
でも本の内容はいつものごとく知らないまま読み出しました。
日本の女性科学者の先駆けという猿橋勝子さんの生涯が書かれていた。
大正生まれの女性が理系の専門学校(今で言う大学)しかも新設校に進むというのは異例を通り越して異様だったのではと思う。
許した親もすごい。
戦後、核実験の海水への影響の分析方法をめぐり、単身渡米してアメリカと実験対決。
詳細はもちろんフィクションだが、史実らしい。
後年は女性科学者を対象とした「猿橋賞」を創設したり様々な要職に就いたが、女性の地位向上の