伊与原新のレビュー一覧
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宙わたる教室の続編。
主人公は今の東新宿高校定時制科学部だけど、前作の定時制メンバーたちが出てきてエモい。 藤竹先生が全く出てこなくて、その辺のなぜ?は終盤で回収されるんだけど、今回も徐々に仲間が集まっていき、みんなで1つの目標に向かってまとまっていく感じ、各々のキャラがしっかり立っている感じは前作のいいところがそのまま残ってる。
ただ、実験シーンは文章だけでは理解しきれないところもあり(ガウス加速器とかわからなくて調べて動画見た)、今回は全日本サイエンスコンテストでの発表や結果がメインではない分、実験の完成からコンテスト結果までが最後の第八章に詰め込まれた分、最後の駆け足感が強かった。まあ総じておもしろかった。 -
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ゆーき本さんの
『コズミック・ガール 宙わたる教室』のレビューが良過ぎて、直ぐにメルカリでポチり。
ゆーきさんのレビューは鬼ですな*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
私のレビューより、ゆーきさんのレビューを読んでくださいませm(_ _)m
前作の「火星のクレーター再現実験」から定時制の科学部は伝説となった、、、
その6年後、顧問の藤竹先生が去り、廃部となってしまった東新宿高校定時制の「科学部」が舞台です。
とある事情で進学校から定時制へと転入してきた少女・飯星佐那(いいほしさな)が、科学部を復興させようと奮闘し、新たなメンバーと共に今度はロケット作りに挑戦します。
この前作のレビューで、うちの息子がディスレクシアと書きました。その話を息子と娘の前でしたんです。
そしたら娘が、
『母ちゃん!ディスレクシアは私の方だよ。
◯◯(弟)は本一冊読めるじゃん?
私は本を読めたこと一度もないよ。2行目を読もうとすると、どこ読んでいたかわからなくなるんだもん。漫画だって読めたことないじゃん?』
はっΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
確かに、、、
漫画を買って欲しいとねだられたこともなかった。。。
息子はワンピース読んでいたのに、娘はそれすら読めないと言っていたっけ。。。
弟は私が『世界から猫が消えたなら』を中学校用の朝読書の本に持たせたら、この本だけをぐるぐるぐるぐる何回も読んで、ストーリーどころか台詞も殆ど覚えてしまったことがありました。今の所その本だけですが。
娘に読めそうな本を持たせたことがありましたが、確かに彼女から本読み終わったって聞いたことがありませんでした( ̄▽ ̄;)
真のディスレクシアは娘だったのかっ!!
今は患者さんと会話することで仕事になっているのでモーマンタイです( ̄^ ̄)ゞ
良い仕事を見つけたなっ( ̄▽ ̄)
私的には一作目の方が好みでした*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
二作目もじぃーんと来ましたが、私はきっと藤竹先生がめっちゃ好きだったんですね。゚(゚´ω`゚)゚。
先生には最初っから最後までいて欲しかったなぁ(*´꒳`*)
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表紙の綺麗さに目が留まり、前情報なしで衝動買いした本。
科学とヒューマンドラマが融合した短編集。
文系の自分でも興味深く読める科学ネタと、それに自然と溶け込む様々な人生模様が魅力的。
どの作品も続きが気になるような終わり方。
その後がどうなったのか知りたい気持ちもあるけど、全てを語らないことで蛇足にならず、余韻に浸ったり想像を巡らせたりできるので逆に良いのかもしれない。
人々の人生のターニングポイントを垣間見せてもらえたことで、自分の人生の選択にあたってのヒントを得られたような感じがする。
どの話もそれぞれ良かったけど、特に表題作でもある「月まで三キロ」、そして「天王寺ハイエイタス」「山を刻む」が好き。 -
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オオルリのお話が結構気に入って本作を手に取った
久しぶりに新鮮な読後感を味わえる作家さんに出会った感じがする。どれも色合いがとっても異なる短編集。どこに向かうの?ってなワクワク感が最後まで続いて、温かいオチへと向かう。この感じ伊坂幸太郎作品に似ている気がする(だから好きなのかな)。
神戸大理学部卒というキャリア(しかも惑星だって!)を存分に生かした感じの物語構成が私にはとっても心地よい。
表題作「月」は文章で悲しさが表現されないぶん、とても深く悲しみが浸透するし、最後の「山」は新田次郎を彷彿させる山物語だな。「星」も「アンモナト」も「天王寺」も「エイリアン」もカキーンと響くほどではないものの、後味が良い素敵な作品だ。どんどん他の作品を手に取ろう。 -
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「宙わたる教室」の続編。
先が気になって一気に読んだ。
東新宿高校定時制に編入した佐那、以前、この高校にあった科学部を再開したくて色々模索する。
その中で、同じクラスのみちると知り合い、1年生の翔太を勧誘し、休学していた理も加えて科学部を再開する。そしてペットボトルロケットを飛ばすことになる。
今回も色々な背景の生徒が集まり、OB、OGも登場する。
以前、科学部を作った藤竹先生は出てこない、いや、正体を現していないだけで、佐那達をしっかりサポートしている。
卒業生の柳田岳人が気になっいたが、大学生になっていて、大学院にまで行くことになっていて、何だかとっても嬉しくなった。彼の努力が報われていることがとっても嬉しかった。
どんな環境でも、人間努力次第だ。
大人の、社会の嫌な面もちょっと垣間見えた。
しかし勇気と希望をもらえる話だった。
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ネタバレ猿橋勝子さんの伝記を元に書かれたフィクション。
女性科学者の先駆けとして有名だが、実はこれを読むまで業績を知らず、物理学なのかと思っていた。女学校を卒業して一度は就職したが、4年後の昭和16年に出来たばかりの帝国女子専門学校に入り、雨が好きだった事から気象研究の実習に行かされ、そこで生涯の師と仰ぐ三宅泰雄と出会う。
この学者の名前も知らなかったのだが、まだまだ女性の地位が低かったこの時代にまったく女性差別をしない平等主義の三宅先生と出会えて、勝子は運が良かった。
勝子は真面目で努力家だった、というエピソードが満載の小説だが、敗戦に米ソの対立など大変な時代に生きていた。平塚らいてうが同時代に生きていて、期待されていたとかすごい。
原爆や水爆実験による放射能の影響を調べるため分析方法を考えるところからスタートする。化学をやる人は地道なんだなぁと感心してしまった。また、科学者というのは、ずっと先のことを想像?予測できなければいけないと思った。それを伝える努力も。
勝子は、忙しい中、後進のために道を作る努力もした。その一端が猿橋賞という事。
それにしても、水爆実験が世界の環境に対してどれほど危険か理解した後、実験禁止にしたアメリカの行動は立派だったと思う。
この作者が小説にしなければ猿橋勝子の存在も知らなかった若い人にぜひ読んでもらいたい。
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Posted by ブクログ
初めて読む著者さんです。
統一されたテーマはあるもののそれぞれの短編に繋がりはないので、好きな順番で読むことが出来ます。
『祈りの破片』が圧倒的に一番良かったです。
被曝資料を収集し続けた男と、生き残った神父の話。
著者さんのあとがきで、広島平和記念資料館の初代館長の活動に着想を得たお話だと知りました。
他のお話は、個人的に主人公にあまり感情移入出来ない・好きになれない部分もちらほらありました。
でも、「何かを継ぐ・繋ぐ」というテーマで展開される優しい話は、自然と涙が出ることもあり心に響きました。
また違う著作も読んでみたいと思います。