伊与原新のレビュー一覧

  • 宙わたる教室

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    何かを学ぶ楽しさ、知識を得る喜び、それは年齢に関係なくいつでも実感できることだ。
    だから、今何かをしたいと思っているなら、その瞬間がスタートだ。一筋縄ではいかないことの方が多いだろう。だが、半歩でも昨日の自分にはなかったものを得られる喜びを知ったのなら、世界がより広がっていくのを感じられるはずだ。

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    2026年05月02日
  • 翠雨の人

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     女性科学者として業績を上げた猿橋勝子の半生を史実に基づき描かれた作品。

     戦中戦後の時代、女性は大学進学さえままならなかった情勢の中、研究に身を捧げている姿は尊敬に値するものだった。
     戦中は、自分の研究が戦争に勝つためのものであることにもどかしさを感じたり、
    戦後も、女性であるということだけで海外の研究者から軽視されたり。
     多くの壁を乗り越えて得た実績は、間違いなく日本のマリー・キュリーと言えるのではないだろうか。

     各章の、
    「翠雨の頃」「霧氷の頃」「飄風の頃」「虹橋の頃」という表題にも心惹かれた。

     「科学者のもっとも尊い職務は今や、人類の幸福と平和に貢献することであり、科学を

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    2026年05月04日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    定時制科学部のメンバーにまた会えた!
    知っている名前が出てくる度に、読者もメンバーの一人のように感じられて、久しぶりの再会に目が熱くなる。

    今回の作品も
    中学受験、不登校 、小児医療、院内学級、中国残留孤児三世 などなど、
    日本の問題点をこれでもかと詰め込んである。未来を担う子どもたちが、夢、希望を持って進んで学び続けてくれる社会であって欲しい、と作者が伝えてくれているように感じた。

    また是非NHKでドラマ化してほしいし、たくさんの人にこの作品に触れて欲しい。

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    2026年05月01日
  • 翠雨の人

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    清々しい。

    かろうじて知ってた「猿橋賞」
    猿橋勝子氏。
    気象台。
    らいてう氏。

    独り、繋ぐコト。

    序章と終章が優しく。
    章のタイトルも、響きます。

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    2026年04月30日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    短篇なので読みやすく、科学的な知識を分かりやすくそれぞれの登場人物の人生に落とし込み、読者に委ねる形で章を終わらせてくれる。ミステリーのような形でタイトルの意味や内容を最後まで引っ張る描き方で読者の関心を離さない。

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    2026年04月29日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    ネタバレ

    前作から数年経っているから、もう会えないと思っていたら再集合してくれた!
    今作はドラマ版に寄せているように感じた、キャラクターもお話の作りなんかもドラマっぽい〜って感じました。

    今作の研究テーマがロケットだったから前より理解しやすいのも嬉しい。
    チームメンバーがほとんど同年代で固められてるからか、寄せ集め感は少ない。

    藤竹先生は登場しませんでしたが、もし続きがあるのなら1と2の登場人物全員でまたなにかやってくれるかもって期待してます。
    兎にも角にもこれのドラマを早くみたい!
    前作と同じ脚本家さんとか制作チームでお願いします!

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    2026年04月29日
  • 藍を継ぐ海

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    伊与原先生の短編集。5つの話が載ってますが、勝手に繋がりがあるものと思って読み進めてたら違いましたね。単純に別々のお話です。

    AIさんの書評によれば「人間の生と科学の交差点」だそうで。読んでる時はあまり意識してませんでしたが確かに人生停滞気味の主人公が自然科学に触れて再生するお話でした。

    最初は停滞気味の主人公に少しイライラしながら読み進めるのですが、ラストに向かってぐいぐい読み手を引っ張っていくのは流石の伊与原先生です。

    個人的には狼の話が一番好きでした。

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    2026年04月28日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    #コズミック・ガール 宙わたる教室
    #伊与原新

    新しいメンバーだけじゃなく、旧メンバーのその後も描かれていて、これこそ待ち望んでいた続編の姿。
    ペットボトルロケットという題材も分かりやすい。前作ほど号泣はしなかったけれど、蒼穹を思わせるこの爽やかな感動は、やっぱり伊与原さんにしか生み出せない。

    #読書好きな人と繋がりたい

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    2026年04月28日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    やっぱ表題作がいちばんいいね。
    「知ってました?」て連呼するのなんかジワる。
    標識の場所行きたい
    行くよ。

    ・月まで三キロ
    人生いろいろあった(父親と不仲、起業したが失敗。子供できないまま離婚され借金7000万抱えて実家に出戻り。母が急死。そのまま父親が認知症を発症。父親は自分(息子)のこともわからない。下の世話もするしなくてはならない。)40代の男が、自殺の下見に樹海まで行こうとタクシーに乗る。しかし、タクシー運転手に連れて行かれたのは浜松市天竜区月に向かう途中の『月 Tsuki 3km』と書かれた道路の案内標識のところだった。
    月は大昔はもっと地球に近くて、回転も速かった。だから、月のい

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    2026年04月26日
  • オオルリ流星群

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    高3の文化祭に向けて空き缶で巨大タペストリーを作る⋯多くの生徒が受験勉強に向かう中、夏休みを空き缶制作に費やす主人公たち。
    45歳になった彼らが、高3の夏休みや自分の過去を振り返りつつ、新たに人生に向き合っていく第2の青春ストーリー。そして大人になれなかった1人の秘密とは?
    思い描いていた通りの夢を叶えて人生を歩んでいる人もそうでない人も、またそう見えるだけの人も、それぞれ葛藤を抱えつつ新たに生き直していく。
    同年代にこそ刺さる話。

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    2026年04月26日
  • 宙わたる教室

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    登場人物の1人がディスレクシアであることに気が付かず苦しむ姿を見て、自分がなぜ人と同じことができないのか、一人苦しんでいるのか分からないことの辛さが身に染みた。良き指導者に出会うこと、良き仲間に出会うこと、自ら手を動かすことの大切さやありがたみを感じた。

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    2026年04月23日
  • 梟のシエスタ

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    表紙の絵がなんとも立派で手に取ってみた

    大学の権力争い、ミステリー要素、主人公のストレートな発言、どれも面白い絡みが良かった

    伊与原新氏の作品は初めて

    また他の作品も読んでみたい

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    2026年04月23日
  • オオルリ流星群

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    大人の青春

    かつての仲間たちと良い歳の大人になってからた "天文台を作る"という1つの目標に向かっていくのは読んでる方も胸が熱くなった。
    若い時にはない大人ならではの悩みで葛藤したり
    逆に若い時に悩んだことを"天文台作り"を通して解決していったのが過去と今を交差しながら前へ進んでいくような感じがしてとてもよかった。
    最後の天体観測の場面でも過去のわたがまりが解けてその後の夜空や流れ星はとても美しく感じた。

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    2026年04月22日
  • 藍を継ぐ海

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    短編集だった。そのなかで「藍を継ぐ海」がやっぱり一番良いかな。ウミガメの様子を思い浮かべ、自然を感じる物語で、清々しい気持ちになった。

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    2026年04月22日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    とにかくすべてが温かく優しい。
    専門的な内容をちょうどいい読み応えに昇華する丁寧さや、それぞれの登場人物のこれからに少しの明るさを添えるような展開が素敵でした。

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    2026年04月21日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    科学をテーマに据えて自然を現象学的に捉えるアプローチで描かれたヒューマンドラマ短編集!読みやすい!
    最近は涙腺が弱すぎるから表題作を読んで電車で涙を一筋流しちゃった
    どの話も完璧に美しいハッピーエンドを迎えるわけではなく読者に先を委ねるような余白があり、筆致も軽やかで押し付けがましくないのでとても読みやすかった。科学知識が絡められる際にも衒学的な印象を読者に抱かせない文章力が素敵
    ままならない人たちが自然や人との出会いで心を動かされてままならないなりに前を向いて行く姿に励まされる。「星六花」に登場する奥平さんがメロすぎる

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    2026年04月23日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    人との出会いを通して主人公たちが前を向いていく姿が生き生きと描かれていて印象的だった
    天文学って奥深くて面白い!とてつもなく概念的で手に負えないくらい大きなものかと思いきやとても身近なものでもあり魅力的だと感じた

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    2026年04月20日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    死に場所を求めている男と息子と家族を失ったタクシードライバーの不思議な邂逅ほか、何かを失い人生の指標に迷った人を巡る救済と寛解の群像劇。心温まる解決が待っているわけではない、喪失を抱えながらも新たな人生に向かって前向きに進み出すための処方箋がそれとはなく与えられる。

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    2026年04月19日
  • 翠雨の人

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    私、単行本というものが好きでして。
    持ちやすさ読みやすさでいけば断然文庫本なんだけど、この本にかける熱意のようなものを感じられる単行本が非常に好ましくて。

    よく見ると銀の部分がほんの少し凹になっていて。
    そこにできる影がとても素敵なの。
    そしてスピンが表紙にピッタリな水色。
    そうくると見開きも水色かなって思うじゃない。
    それが違うんだなぁ。
    ハッとするような綺麗な黄色…クリーム色?レモンイエロー?
    もうここまでで完璧ですね。
    読まなくても分かります。
    これは面白い。

    期待を込めて読み始めましたとも。
    そして期待を裏切らない面白さ。
    いやぁ良かったです。

    しかし恥ずかしながら私猿橋勝子さん

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    2026年04月19日
  • 翠雨の人

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    猿橋賞という女性科学者対象の表彰があるとのこと。科学者の作者が心からのリスペクトで書かれていた勇気をもらった。

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    2026年04月17日