伊与原新のレビュー一覧
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ネタバレ定時制に通う生徒には、多かれ少なかれ問題を抱えているものが多い。仲の良かった友達を亡くしたもの、父親にこき使われているもの、日本人が大嫌いなものなど事情はそれぞれ。今回の主役は、進学校をやめて東新宿高校に入った飯干佐那。
佐那は、小学生の頃、藤竹先生率いる東新宿高校科学部の全日本高校生サイエンス大会を観に来ていた。
それが元で、科学部再興を目指す。藤竹なき東新宿高校では、以前の科学部は影も形もないなく、1から部を作り上げなければならない。
努力はすれどなかなか仲間は集まらない。そんな中、副校長の百瀬が佐那の担任里仲に取引を持ちかけ、顧問になるように差し向ける。
同じクラスのみちる、工作が得意な -
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岩手の農芸高校を舞台に、宮沢賢治の世界観と自らのルーツを探っていく一夏を描いた作品です。
物語は、東京から転校生がやってきたところから回り出す。主人公は小さい頃から花巻の伝統芸能である鹿踊りに熱を入れてきた高校二年生の壮多。この夏も八月に行われる全国高校総合文化祭への出場を目指して練習に取り組んでいる最中だった。そんなところにやってきた転校生の深澤は、壮多から見れば妙に鼻につく男で、幼馴染の七夏には近付けたくない。そう思っているのに、イギリス海岸へ深澤を案内することになったところから事態は動き始め、そこで出会った先輩と深澤、七夏は地学部を立ち上げることに。怪我で鹿踊り部の練習に参加できな -
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前作『宙わたる教室』を読み猛烈に感動し、いろいろ検索していたらちょうどのタイミングで続編にあたる本作が出たばかりだと知る、なんたる幸運!
今回の科学部には、藤竹先生がいない。きっかけも壮大な構想も、全てを握っていた藤竹先生の不在……どうなることかと思いながら読み進める。
前作の『レジェンド』たちの登場には「やっと来た〜!!」と胸が高鳴るが、それだけで解決するものでもなく。
さまざまな登場人物の視点で、それぞれの過去や秘密も絡みつつ、いつの間にか関わる人が増えていく。人とのつながりがまた別の人を呼び、協力が生まれたり、些細なことからアイデアが浮かんだりして、実験を繰り返しながら物語は進んでいく。 -
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伊予原さんの作品を読むのは3冊目。良いペースで読み始めたものの、途中から「これはいつもの『優秀だけど不遇な科学者の冷静だけど思い切った行動に、周囲のもやもやとした感情を抱えた人たちが影響され、やがて喪失から回復し、一歩前に踏み出す物語』というやつか?」と、やや食傷気味に。
と思ったら、最後は胸が熱くなっていっぱいになった。謎がかっていた伏線の回収も見事で本当にやられた。
おそらく自分は、本作のような「理屈とか将来のためとか損得ではなく、目の前にある物事に一生懸命取り組む」というもの全てに感動してしまうのだと思うが、本作はそれに加えて「その姿を必ず誰かが見ていてくれている」という要素が加わってい -
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宙わたる教室の続編です(o^^o)
まだ前作が未読の方は
『宙わたる教室』を読んでからこちらを読むことをオススメします(^^)
前作から6年
あの東新宿高校定時制に転入してきた佐那。
しかし、伝説の科学部はなくなり、藤竹もいなくなっていた、、、
どうしても科学部を作りたい佐那
ところが、クラスメイトたちは興味を持ってくれるどころか
話を聞かずに教室を出て行ってしまう。
なんだか空回りばかりしてしまいます、、、
科学部はどうなってしまうのか!
いやぁ、面白かった!
今回も研究を通じてたくさん失敗して、相談して、また失敗して、揉めたりして、でもちょっとずつ道 -
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ネタバレ伊与原さんって
元○○○○だったらしく、
その科学・地学の知識と物語りが
鮮やかに融合して、
心地よく読めました。
地質、生物、天文、地磁気
のことが、下地になっていますが、それが
じょうずに人間ドラマに織り込まれています。
伊与原さんならではの作品だと思います。
装丁のブルーも、タイトルの「藍」とマッチ
していて、綺麗な素敵な仕上がりに
なっています。
五つの物語りは、それぞれ違うモチーフで
一冊にまとまっていますが、
しっくりと まとまっていて、
座りがよい感じです。
私のお気に入は、
表題作でもある【藍を継ぐ海】です。
ウミガメやシャチやクジラなどは、
人間にはわからない磁気を