伊与原新のレビュー一覧

  • ブルーネス

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    伊与原新さん、5冊目。少し昔の本だが、どなたかのレビューで見かけて「読みたい」に入れていた。

    「東北地方太平洋沖地震」の経験と反省の上に独自の津波監視システムの構築に取り組む人たちの物語。
    先月だけでも震度5強の地震が長野県北部、三陸沖、十勝地方南部と三つ続き、この連休中には私の住む地域でも震度3の地震があったばかり。
    震度3とは言え結構長い間揺れたのには肝を冷やしたこともあり、たまたま予約の順番が回ってきたものとはいえ、タイムリーで臨場感を持って読めた。

    この本を読めば、地震や津波の観測・予知のために膨大な費用と頭脳がかけられていることがよく分かる。そして、それでもなかなか正確な予知に辿

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    2026年05月06日
  • ブルーネス

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    プロジェクトXのような物語。津波監視システムの実現に向かって努力を重ねる研究者たち。どの人物も個性的で魅力に溢れていました。専門的な言葉も出てきますが、それを感じさせないほど読みやすかったです。

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    2026年05月05日
  • 梟のシエスタ

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    表紙の絵がなんとも立派で手に取ってみた

    大学の権力争い、ミステリー要素、主人公のストレートな発言、どれも面白い絡みが良かった

    伊与原新氏の作品は初めて

    また他の作品も読んでみたい

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    2026年04月23日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    科学をテーマに据えて自然を現象学的に捉えるアプローチで描かれたヒューマンドラマ短編集 読みやすい!
    どの話も完璧に美しいハッピーエンドを迎えるわけではなく読者に先を委ねるような余白があり、筆致も軽やかで押し付けがましくないのでとても読みやすかった。科学知識が絡められる際にも衒学的な印象を読者に抱かせない文章力が素敵
    ままならない人たちが自然や人との出会いで心を動かされてままならないなりに前を向いて行く姿に励まされる。「星六花」に登場する奥平さんがメロすぎる

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    2026年04月23日
  • ブルーネス

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    東日本大震災の記憶もあるし、南海トラフには自分も漠然とした不安があるからこそ、フィクションとは思えなかった。グッとくるところが何回かあって少しだけ泣いた。

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    2026年04月16日
  • 磁極反転の日(新潮文庫)

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    磁極反転というめったに起こらない地球科学現象を題材にした作品。世界中がパニックになる壮大な話かと予想していたが、不安を利用してカルトがはびこるという小さめの話だった。

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    2026年04月15日
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

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    科学要素盛りだくさんの伊与原新さんにしては比較的とっつきやすくて読みやすいお話だったヽ(´▽`)/
    続きがあれば読みたい!

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    2026年04月02日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    うーん面白かった!
    東北はまるで土地勘ないけど、大好きな宮沢賢治がモチーフになってて最後まであっという間に読み切ってしまった、、!
    「銀河鉄道の夜」とこんなふうに絡めるのか、、興味深い。
    純粋に宮沢賢治聖地巡りしたいなぁと思わされた一作でした!

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    2026年03月29日
  • オオルリ流星群

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    実家の薬局を継いだものの四十五歳を過ぎ 漠然とした不安を抱えて日々を送っていた久志。
    東京の制作会社を辞め 司法試験に向けて勉強をしている修。
    なんとなく教員を続けている千佳。

    高3の文化祭で巨大空き缶タペストリーを作ったメンバーだ。

    ある日 メンバーの一人でブレーンでもあった慧子が国立天文台を辞めて地元に帰ってきた。個人で天文台を建てるといい その計画に久志たち三人は協力を申し出る。

    久し振りに集まるが その場にいない
    メンバー、恵介と梅ちゃんのことが彼らの間に影を落とす──。



    本来 研究とは孤独な作業だと思う。
    でも 私が読んだ伊予原さんの作品は、ひとつの研究テーマがあって そ

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    2026年03月05日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    とても優しい文体で心に染みるのに加えて、科学的な記述が多く記載されていて、文学と科学双方にとってとても良い作品だった。

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    2026年03月04日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    博物館で起こった謎を博物学者が解き明かしていく物語。凸凹コンビが言い合いをしつつも仲を深めていく…好きな類だなぁ。植物学や、化石、人類学に触れ、久しぶりに博物館に行ってみたくもなりました!(そういう本は、ギフト本というらしい…へぇ〜)続編がこないかなぁと期待してます!

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    2026年03月03日
  • リケジョ!

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    表紙を見た時は、ドタバタ日常ギャグ系かな?と思ってたら、科学的に基づいた推理ものだった。 宇宙人と通信できる確率の論理が個人的に面白かったかなぁ

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    2026年03月03日
  • リケジョ!

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    文系の私には言葉が難しく、途中挫折しそうになり、前半を読んでる途中で長期のブレイク。
    が、再び読み始めてから後半は、難しい言葉はサラッと読んでもおもしろく、特に「四〇二号室のプロフェスール」は、途中ブレイクを入れた時には思いもよらなかった展開で、最後まで読んで良かった!と思えた。

    「虹のソノリティ」の、色覚や共感覚についての話は、たまたま仕事で関わってちょっと知ってる分野だったこともあり、おもしろかった。

    チェシャ猫の話は、興味深かった。何を根拠に何を信じるか。人それぞれに判断基準があって、思考は他人に侵されるものではない。
    のだけれども、さて、何が正しいのか。

    私のようにリケジョじゃな

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    2026年03月01日
  • コンタミ 科学汚染

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    コンタミとは(コンタミネーション、Contamination)、汚染。
    特に科学実験等の場における不純物や異物の混入を指す。

    ということで、これはこの物語全体に流れるテーマです。
    謎解きミステリーであり、人間ドラマであり、コメディであり、重いテーマあり、もちろん科学的な要素もあり、盛りだくさんだけど読みやすい!
    科学エンタメ小説(違ってたらごめんなさい)という感じで、とても楽しめました。

    途中、ときどき挟まる「ある患者のブログ」が切ない。
    もし重病にかかった人が周りにいたら(今のところいないです)、真剣にその人の気持ちに寄り添ってあげたいなと思います。

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    2026年02月17日
  • ブルーネス

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    土佐の漁師、尾関(父)の粋さに驚愕
    また、テラシミュレーターで「自身」の老後を垣間見てみたい
    汐理の卵焼きを食べたい
    「確かめに行こうぜ、八丈ブルー」

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    2026年02月14日
  • ブルーネス

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    大人の青春小説という感じで爽やかでよかった。
    はみ出し者だけど頑張って何かを成し遂げる、みたいな話をわたしが好きなのもある。
    特に主人公が他のメンバーと違って得意スキルが無いところが読者側からしても共感しやすかった。

    テーマが3.11の津波ということで記憶に新しいセンシティブな事実に対して、「自分のアイデンティティとして社会に対してどういう態度を取り続けるのか」という立場や地位とは違う「自身の在り方」の一例を提示してくれる作品だった。フィクションだからこそ、現実に対して提示できることがあるのだと感じた。

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    2026年02月13日
  • ブルーネス

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    大地震の「前兆すべり」の研究をしていた行田準平。大学院は修了したものの研究者としての就職に行き詰まっていた。
    恩師の推薦もあり不本意ながら地震研究所の広報アウトリーチ室の専任助教に就任したのだが翌年、東日本大震災が起きた。
    鳴り止まない電話。市民からの苦情、罵倒。内部からの吊し上げ……。
    疲れ切っていた準平は ある報道番組のTVカメラの前で とうとう広報担当として言ってはいけない台詞を言ってしまう。
    そして震災の一年半後 彼は地震研究所を辞した──。


    震災から三年。塾の講師のバイトで食いつないでいた準平は 業界の“プリンス”と呼ばれていた地球物理学の研究者 武智から新しいプロジェクトに誘わ

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    2026年01月19日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    作家が伊与原新、軌跡は宮沢賢治、石好きな人にも。

    宮沢賢治の物語に出てくる場所を巡りながら、高校生が地質巡検を行いイーハトーブを探す。
    登場人物は、地学部の部長・3年生の三井寺、2年生の壮多、転校生の深澤、壮多の幼馴染の七夏、など。
    それぞれが、銀河鉄道の旅をしたジョバンニとカンパネルラの生きた証に迫っていく。いつか見つけられるんだろう、夕暮れから夜の空色にかわる瞬間の色、薤露青(かいろせい)が。

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    2026年03月04日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    壮多を中心とした花巻農芸高校の高校生たちの、ひと夏の青春小説であり、宮沢賢治ゆかりの地を巡るロードノベルでもあった。伊予原さんの作品らしく、地学や天文学の知識も使いつつ、「銀河鉄道」を軸に宮沢賢治の作品群についても調査された情報を駆使して描かれていた。こんな解説付きの宮沢賢治本が読みたいっ!

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    2025年12月30日
  • ルカの方舟

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    火星からの隕石に見つかった生命の痕跡。
    “ルカの末裔”からの偽装の告発。
    方舟形に加工された隕石。
    研究室と研究費。

    院卒の著者らしく、
    かなり専門的な部分に深くまで切り込んでいくミステリー。

    それぞれのテーマがどれも興味深い。

    作品としてはどのエピソードの結末もミステリー的で、
    個人的な好みとしてはもう少しエンタメ寄りが好きではある。

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    2025年12月12日