伊与原新のレビュー一覧

  • オオルリ流星群

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    実話をもとにしたというのがまたいいですね。
    青春時代の熱い気持ちが中年になって再燃するところや、知られてなかった物語等が話を分厚くさせてくれて素敵です。

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    2026年06月26日
  • リケジョ!

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    大学院で博士課程に籍を置いている律は、デンマークへの留学が決まったものの、滞在費用を工面するために、お金持ちの家の令嬢である小学校4年生である理緒の家庭教師をすることになる。(律は地味な女子学生)

    この理緒。常にカバンにハンダコテを入れている、リケジョでちょっと変わった女の子。律のことを「教授」と呼び、理緒や律の周りで起こった不思議な出来事を科学的に解明していく科学ミステリー小説。

    最初は小学生相手の、近所で起こる噂話の解明などの話だったが、読み進めるうちに、あらゆる現場に赴く2人+運転手の恵人(けいと)の3人。
    理緒の家には両親はおらず、律の過去も垣間見え、なんとなく「ん?」と思いながら

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    2026年06月26日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    岩手県花巻市の花巻農芸高校(花巻農業高校をモデルにした架空の高校)に東京から転校生、深澤がやってきた。壮多は幼馴染みの七夏(なのか)が深澤と親しくなっていくことに不安と危機感を抱え、怪我により伝統芸能の鹿踊りができなくなったことから、新たに発足した地学部の活動にしばらく身を置くことにする。
    でも、七夏の様子がおかしくなり、忽然と花巻の街から消えてしまう。

    花巻といえば、宮沢賢治。
    地学といえば、宮沢賢治。
    青春時代の貴重な夏休みに、宮沢賢治が過ごした岩手県内を周り、鉱物や天文に触れながら過ごす様子が、宮沢賢治ファンにはたまらないだろう。

    地図もついてるので、彼らが今どの辺りを移動しているの

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    2026年06月26日
  • 翠雨の人

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    猿橋勝子さんの評伝を元にしたフィクション。恥ずかしながら猿橋勝子さんを初めて知った。彼女が道場破りとしてアメリカへ単身乗り込み、セシウム濃度の分析実験を行ったことが、アメリカの核実験の停止に繋がったという偉業をなし遂げた人だとは。「勝子」という名前に負けない人生を送ったひとりの科学者の物語。とても心に響いた。

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    2026年06月25日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    6つの短編が入っていた。
    なかでも「アンモナイトの探し方」が少年時代の記憶を掘り起こしてくれた。
    主人公は頭のいい小学6年生。元館長は無愛想なお爺さんだけど、化石の掘り方を教えてくれる。
    元館長の言葉は、経験に基づいた力強い言葉だった。悩みを解決する糸口になる予感がする。期待してしまう。
    「わかった気になるというのは、危険なことだ」
    「わかるは、わけるだ」
    「わかるとわからないを、きちんとわけるんだ」
    わかっているつもりだから、判断を間違ってしまうんだと気づいた。わかっていることでも、わかる部分とわからない部分が混じっている。

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    2026年06月22日
  • 宙わたる教室

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    定時制高校の生徒 いろいろクセのある生徒たちが 科学の実験で成長する熱い話
    学習障害で字が読みにくい人が 読める字があるなんて知らなかった

    実験の装置作りの発想がおもしろかった 

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    2026年06月21日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    NHKのドラマ「宙わたる教室」を観て著者に興味を持ち、書籍も読んでみようと思い購入。
    読み始めは今まで読んだことのない作風(理系出身の著者ならではの専門的な表現が多く出てくる)で戸惑ったが決して小難しくなく、読み終わるころには気にならなくなった。
    また全編、登場人物がどこにでもいる人たちで、最後には希望とともに清々しい気持ちになった。
    次は「宙わたる教室」も読んでみたい。

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    2026年06月20日
  • 翠雨の人

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    著者の名前は見たことあるな〜と思ったら、以前別の本を読んで京大の科学者!(実際は東大、間違えて覚えてた)と驚いた人。
    でも本の内容はいつものごとく知らないまま読み出しました。

    日本の女性科学者の先駆けという猿橋勝子さんの生涯が書かれていた。
    大正生まれの女性が理系の専門学校(今で言う大学)しかも新設校に進むというのは異例を通り越して異様だったのではと思う。
    許した親もすごい。

    戦後、核実験の海水への影響の分析方法をめぐり、単身渡米してアメリカと実験対決。
    詳細はもちろんフィクションだが、史実らしい。

    後年は女性科学者を対象とした「猿橋賞」を創設したり様々な要職に就いたが、女性の地位向上の

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    2026年06月19日
  • 翠雨の人

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    女性科学者猿橋勝子を辿る。
    緩急ではなく、落ち着いた筆致が心地よく、
    しとしとと降る雨のようだ。
    単身アメリカに渡り、
    道場破りだと自らを奮い立たせる場面が山場。
    読後感の良い作品だと思う。

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    2026年06月19日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    やっぱり伊予原さんのの作品は好き。
    山を刻むが一番今の自分に響いた。
    エイリアンの食堂も好き。読んでる最中恋愛小説かな?って思ったけど、巻末の対談で逢坂剛さんが同じこと話してらしてやっぱそう感じるよねって嬉しかった。
    とにかくどのお話も頑張ろうって思わせる素敵なお話だった。

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    2026年06月17日
  • 翠雨の人

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    伊予原さんの本は、知らない事を物語の中にわかりやすく織り込んで下さる。

    読み終わって背筋が伸びる思いをした。

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    2026年06月14日
  • 藍を継ぐ海

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    5話収録されている。各話共通して史実から着想されたフィクションとなっている。論理的な展開で説得力があると感じた。地道な仕事や研究、生き方を描いていて良い作品と思う。

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    2026年06月13日
  • 藍を継ぐ海

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    キレイな文章で静かな中に紡いでいく意志が流れている、そんな文章でした。
    どの作品も好きでしたが、私は「夢化けの島」「星隕つ駅逓」「藍を継ぐ海」が良かったかな。

    夢化けの島
    狼犬ダイアリー
    祈りの破片
    星隕つ駅逓
    藍を継ぐ海

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    2026年06月07日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    宇宙という広い世界を知っているからこそ、人の心の機微をこのように優しく、あたたかく描写できるのだろうか。

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    2026年06月07日
  • 翠雨の人

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    猿橋勝子さんの名前は知っていたけれど、どのような研究をした人なのかは知らなかった。女性の科学者に猿橋賞が授与されたと言う新聞記事を見るくらいだったので、すごい人だったんだろうなぐらいの認識だった。そして、彼女の生き方を読んでいたら、思わず引き込まれた。アメリカに単身で出向いてそこで緻密な実験を地道に一人で行って、敗戦国であるとか女性であるとかを乗り越えて、実験結果を認められる所は読んでいて、思わずやった!と思った。
    平和を願い、努力し、人にも恵まれて生き抜いた一人の科学者の生き様がとても清々しかった。

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    2026年06月07日
  • 翠雨の人

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    猿橋賞は耳にしたことがありましたが、その基となった猿橋勝子さんのことは知りませんでした。女性研究者としてはもとより、人として、仕事人として頭が下がる。と同時に核兵器の悲惨さ愚かさ、を認識。これは放っておくと忘れるもの。現代人みたいに。東邦大学の沿革も知った。サイエンスは脈々と続いてきたもの。先人に思いを馳せ、忘れていた事に気づくことが本当に大事だと肝に命じた一冊でした。

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    2026年06月03日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読み途中、しかし読み進めていけばいくほど引っ張られるような話。
    果たしてどうなるのか。
    自殺したい男がタクシードライバーと月まで3キロ場所に行く物語(最初)、その後は40の女性が気象オタクのタクシードライバーと恋する。

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    2026年06月23日
  • ブルーネス

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    ネタバレ

    喪失と再生というテーマに科学を絡めるのは伊与原先生の定番モチーフ。定番だが面白い! 特にこの作品では自分の研究の至らなさで人が死んでしまったという科学者の苦しみがいかほどかというのが伝わってくる。そしてその犠牲の中で研究が進むことがあるという悲しい現実も・・

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    2026年05月17日
  • 磁極反転の日(新潮文庫)

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    設定最高、こういうわんちゃん現実になるかもみたいなSFだーいすき!高校の時地学ガチ勢だったから、るんるんしながら読んでた。なんか勝手にもっと壮大な話なのかなと思っちゃってたから、拍子抜け感があったのも事実。SFというよりは、妊婦失踪にまつわるミステリー要素の方が強め。個人的にはもっとSFみを押し出してくれたら好きだったかも。でも面白かったのは事実だし、とにかく設定が好きすぎた!なんかこれ読んでる間、最近強くなってきた日差しにより敏感になってしまった( ◠‿◠ )

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    2026年05月15日
  • ルカの方舟

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    専門用語が多くて最初は読み進めるのに苦労した。
    でも中盤からは気になってどんどん読めた。読み応えがすごい!

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    2026年05月09日