伊与原新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
定時制高校の科学部が学会で発表するなんて、あり得ないのでは?と思ったら、実際にあったことを元に作られた話だった。
作者自身が理系の人というだけあって、研究内容がリアルでおもしろかった。
なんといっても、いろいろな環境にいる人が通ってくる定時制高校で、「やりたい」意思を持って集まったわけではない科学部の設定がいい。
部員は、金髪で文字が読めない発達障害を持つ岳人、家族でフィリピン料理の店を切り盛りするアンジェラ、起立性調節障害の病をきっかけに不登校になり定時制高校の保健室で過ごしていた佳純、経営していた町工場を廃業し念願の高校に通う長峰。
4人は、大学で研究をしながら定時制の高校で教師をしてい -
Posted by ブクログ
大人になった今、
展望台を作るために
高校の同級生が再集結する
大人の青春小説
『展望台づくりをきっかけに
何十年越しに明らかになる、
同級生たちの過去や抱えていた悩み』
『人生の折り返し地点で、
このままの生活でもいいのか?
とつい考えてしまう葛藤』など、
“目を背けたくなるような苦い現実”を
“濁すことなく”描かれています。
こういった普通の青春小説ではなかなか見られない
描写がすごく好きです
また、過ぎた青春をただ取り戻そうとするのではなく、
“あの夏を超えてやろう!と展望台づくりに取り組む姿”にこれが大人の青春小説か!面白いなと感じました
“大人になった今”だからこそ
でき