伊与原新のレビュー一覧

  • 翠雨の人

    Posted by ブクログ

    読んでよかった!伊与原さんの新作ということで読んだが、珍しいノンフィクションに近い伝記。お恥ずかしながら猿橋勝子という研究者のことも知らなかったし原水爆実験の裏にこんな日米の戦いがあったということも、女性研究者のために先駆けとなった女性がいたことも知らなかった。

    朝の連ドラにはしてもらえないんだろうが(なぜなら結婚していないし子供を産んでいないから。怒)、もっと広く知られたら素晴らしい若い女性研究者のロールモデルになりそうだなあ。

    0
    2026年05月23日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    より群像劇的だけどこれもこれでいい。科学の力、他人への思いのようなもの、広がる人の輪、そして未来へ進むロケット。
    今回も定時制を泣かせにきておりあちこちグッとくる。

    どの短編もそれぞれいいんだけどやっぱり前作主人公・岳人君の出だしは興奮してしまった。
    岳人君と長嶺さんのくだり本当にいい。

    0
    2026年05月22日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    前作では、藤竹が顧問となり、東新宿高校・定時制科学部が快挙を成し遂げ、伝説となったのだが、6年経った今では藤竹は去り、科学部は消滅していた。

    だが、進学校を退学して転入してきた飯星佐那は、部員を募り、科学部を再起させる。

    今回は、藤竹のような顧問がいない中で、どうやっていくのだろうと不安だったが、読み進めるうちに杞憂になる。

    やる気のない若手の国語教師の里仲が父子家庭で育つ尾上翔太の父に放ったひと言から、これは先が楽しみになる展開だと感じた。

    前作のメンバーも再登場し、懐かしく感じると同時にここから科学部が誕生したんだなと感慨深くなる。
    皆で一つの目標に向かい、助け合いながら頑張る姿に

    0
    2026年05月22日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    前作『宙わたる教室』で東新宿高校定時制の科学部は全日本高校生サイエンスコンテスト優秀賞に輝いた。しかし今、彼ら「伝説のメンバー」は卒業し、顧問の教師だった藤竹も去り、廃部になっていた。その科学部の再起動と新たな活躍を描いた作品です。
    良いですね~。
    超進学校に通いながら勉強する意味に挫折した女子高校生・佐那が主人公。佐那は子供時代に感動した定時制高校の科学部の研究発表を思い出し、定時制に転校すると同時に科学部を再興に動き回り、やがて固体燃料ロケットを打ち上げるという夢に向かって突っ走り始めます。最初は冷ややかだった周囲の生徒たちも、彼女の圧倒的な熱意に巻き込まれ、次第にそれを自らの夢として共有

    0
    2026年05月22日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    宙わたる教室シリーズは、勇気が与えられる作品です。この作品も前作と同様、したいことを挑戦する大切さを教えてくれました。特に、NASA子の、このままでは何かが抜けたまま大人になる、そのことが怖いという気持ちは、私も大学生の時に強く思っており、大変共感できました。探究心を大切にし、努力を続ける登場人物の姿は読んでいてとても気持ちが良いし、かっこいいです。

    0
    2026年05月21日
  • ブルーネス

    Posted by ブクログ

    地震・津波に屈しない科学者たちの熱い思い

    東日本大震災をきっかけに「津波監視システム」の運用の実現するために動き出す物語。

    東日本大震災が来る予知ができなかった悔しさ。
    その思いが遠ざかる(ある種の諦め)上層部のもどかしさが、物語には滲み出ていた印象があった。

    準平が天木にいった「津波から人々を守るために、やれることがある」は非常に刺さった箇所。
    地震は予知はできないから諦めるのではなく、「事前に防ぐ」事はできる。
    数多ある地震のデータベースは、地層・断層から見えてくること、そして歴史を辿れば周期ごとが見えてくる。
    地震は未知であり、地震が引き金とある津波だって未知。そんな未知なるものか

    0
    2026年05月19日
  • ブルーネス

    Posted by ブクログ

    いっちょ、みんなをびびらせてやろう
    の一言にチームがそれまで取り組んだことに対する自信が見て取れて、とても興奮しました。

    サイエンスの世界にも、主義主張がそれぞれあって、予算が取れる、協力を募れるというところはとても人間臭いものなんだと改めて認識しました。

    とても面白かったです

    0
    2026年05月17日
  • 藍を継ぐ海

    Posted by ブクログ

    賞もとられたので勝手に長編と思っていたら短編集でした。ひとつひとつが「地域」に根付く何かを大切にしていてとても良かった。勿論小説だし、事実とは違うけど、日本の色んなところを、都会ではなくてもっと隅々までゆっくりみていきたいなと感じる本だった。
    しかし1つずつ題材になるものが全く違うんだけど、なんか凄いなぁ。知識量が幅広いんだろうなぁ。小説家の方の力を感じる…。

    0
    2026年05月16日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    「宙わたる教室」のとき小学生で、メンバーの発表を見て感銘を受けた作那が主人公だけど、連作短編形式で、つぎつぎと加わってくるわけありのメンバーたちのドラマがえがかれる。

    研究材料はペットボトルロケットからデンプンを燃料にして飛ぶロケットへ。実在の研究を元にしているらしくリアリティは高い。話が後半へすすむにつれ、「伝説」の科学部のOBOGたちがアッセンブルしてくるのも胸熱。彼らもまた今の人生でそれぞれ行き詰まりを感じていたりするんだけど、現役の子たちを励ましつつ、自分も励まされて困難を乗り越えていくのがいい。ベタなところもありつつ、それも持ち味というか、素直なきもちで読める秀作。

    そのうち藤竹

    0
    2026年05月14日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    東新宿高校・定時制科学部の栄光の歴史から6年。顧問教師は学校を去り、部もなくなっていたところから始まる続編。
    イッセイ尾形が元気なうちにドラマ化、ぜひ!前作の実験より今作の方が絶対、映像映えするから!

    0
    2026年05月14日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    もっとみんなの活躍を見ていたいし、続きを書いて欲しいと思わずにはいられない本でした。
    早く藤竹先生に会いたいー

    0
    2026年05月13日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    NHKドラマをまず見た  小林虎之介さんという俳優さんに釘付けになった
    毎週TVドラマを観るうちにどうしても読みたくなった 読んでみた
    集めたはずのひとも含めてそれぞれの問題を抱えるひとつひとつの” 孤独な” 星屑が
    ”衝突” や ”周りを巻き込んだ”化学反応”を起こしながら
    自分の北極星を見つけて、枷を越えて一段一段未来が開ける
    TVドラマのほうが細かく描いていた場面もあるが
    何か特別なものがなくても 自らの強みと周りの人たちの強みを束ねて
    自らの殻を破って未来を”一緒に”切り開いていく
    という姿と成長が清々しい

    0
    2026年05月12日
  • 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    つまらない世の中だと感じる。
    誰も彼も余裕がなく、意味のある行動、合理的な正解が求められる。

    この小説に胸を打たれ、心躍ったのは、そうしたことからは程遠い「夢中で全力で突き進み、未来を自ら切り拓いていく姿」が描かれた物語であったからだろう。夢中で、全力でやることは素晴らしく、まぶしく、美しい。

    非常に面白く、読んで良かったですし、なにより、自分の心に火が着きます。

    0
    2026年05月12日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    ああ、胸がいっぱいだ。静の中にある熱い情熱に胸を打たれて序盤からボロボロ泣いた。前作の主人公、岳人が立派な青年になっていて感激だった。科学には疎くても、知識がなくても楽しめる。真っ直ぐに突き進む佐那の姿は清々しいし、科学部の部員たちの様々なバックグラウンドに考えさせられる。それでも、どんな時でも希望を捨てないで前に進む力を人間は持っているということを再認識した一冊だった。

    0
    2026年05月12日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    定時制高校科学部を舞台とした『宙わたる教室』の続編『コズミック・ガール』。

    科学がテーマですが、人との出会いによって人生が救われる物語でもあります。

    人との縁も星の重力ように、引きつけられて集まることで輝くのかもしれません。

    新生科学部メンバーは科学と出会い、どん底から這い上がっていくのですが、それは科学だけじゃなく、人との出会いこそが大事なんです。

    佐那ちゃんに出会ったことで岳人もかつての情熱を取り戻し、宇辰は犯罪を犯さずに済んだんですから。

    0
    2026年05月11日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    前作に続き、数年後の定時制高校の科学部の活動。

    ここではまたとんでもない女子生徒が出てきます。
    仲間が集まれば、発想、アイデアも膨らみ、失敗を繰り返しながら挑戦していく姿は青春というか、気持ちいいですね!

    実験は私も想像したりしながら、難しいところではうたた寝してしまいましたが、愉しく読むことが出来ました。

    謎の人が誰なのか分からないまま終わったので、また続編が出そうな気がします!
    期待しています!

    著者のあとがきも読んでみてください。
    同じような実験をした高校生たちが淡路島にいるそうです。

    『どんな困難に直面しても決してあきらめることなく、夢を代々受け継いできた彼らの活動があったか

    0
    2026年05月11日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    宙わたる教室の続編。
    あの時の発表を見て感動して一緒に写真を撮ってもらった小学生佐那が高校生になりある名門校から訳あって、東新宿高校定時制へ入学する。
    佐那をはじめ、今回も個性的な登場人物で戸惑いの連続だったが、前作よりも困難が大きく無くて、トントンと進んだ印象。でも後半は感動の連続、やっぱり今回も心に沁みました。

    0
    2026年05月10日
  • 翠雨の人

    Posted by ブクログ

    地球科学者であり、女性科学者のパイオニアである猿橋勝子の人生をフィクションを混じえて綴った物語

    彼女の事をネットで調べてみると、限りなく現実に沿っているようで伝記に近い小説なのかもしれない

    『何もない空からなぜ雨が落ちてくるの?』
    幼い勝子はそんな疑問を持つような少女だった
    理系女などほとんどいない昭和初期
    キュリー夫人に憧れた彼女は物理に心をときめかせ科学の道へと進んでいく

    戦争が起こり、原爆が落とされ、科学者たちは憤りと使命を胸に、放射能がどのように地球をむしばむものなのか真実を追求する

    男性社会の中、女性が新しい学問を切り開くには困難しかない時代
    たった1人で日本の代表としてアメ

    0
    2026年05月10日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    ロケットを飛ばすなんてできるのか?とあらすじをみて思ってた。
    読んでみたら
    ロケット飛ばすことになる流れも自然で
    入賞を狙うならこうしないと、とか
    内容がリアルで、
    メンバー個々が持ってるものが発揮されてて
    あぁ素敵だなぁーと。成績だけじゃなくて何か得意なこと、好きなことが目的を果たすためのピースになっていく!
    それぞれがロケットに向かっていく一体感みたいなのが爽快で夢中でページをめくりました。
    「仲間さえいれば、わたっていける」と結構大事なことをナサ子は学んだんでは?

    OBOGとなったメンバーも経った年数の分変化していてそれもなんかリアルでよかった

    0
    2026年05月09日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

    Posted by ブクログ

    前作より泣いたかも。
    伝説の科学部に憧れ、自分を取り戻すために定時制に編入したナサ子の真っ直ぐな一途さが生徒や先生、そして周りの大人達を変わっていく。
    学ぶことの大切さやそれは誰もが平等に与えられるべきものであることを改めて知らされた。
    前作も読んで欲しいし、前作を読んだ人なら必ず今作も読んで欲しい。「宙わたる教室」の完結編とも言える物語だった
    (まだ続きそうな嬉しいラストでもありましたが笑)

    0
    2026年05月07日