あらすじ
人生の折り返し地点を過ぎ、将来に漠然とした不安を抱える久志は、天文学者になった同級生・慧子の帰郷の知らせを聞く。手作りで天文台を建てるという彼女の計画に、高校3年の夏、ともに巨大タペストリーを作ったメンバーが集まった。ここにいるはずだったあと1人をのぞいて――。仲間が抱えていた切ない秘密を知ったとき、止まっていた青春が再び動き出す。
喪失の痛みとともに明日への一歩を踏み出す、あたたかな再生の物語。
感情タグBEST3
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大事な本。
悩みを抱える大人たちが(おそらく生きている人は皆そう)何かに心から向き合うことで道が拓けていく。
心を通わせることの難しさ。人のことを表層だけでわかった気になってはいけない。
大人の青春譚と言ってしまうと気恥ずかしいが、歳をとっても一生懸命になることの素敵さが沁み入る物語。
何度でも読み返そう。
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大好きな伊与原新さんの理系小説。
18歳の頃に学園祭で「オオルリ」のタペストリーを作った5人の仲間が、
45歳になって「天文台」建設で繋がっていく。
「平場の月」もそうだったけど、高校生の頃と今の自分との同時進行小説は、淡々としながらも切ない。
18歳のころの自分の思い出とリンクして、ふとした描写に涙が溢れてしまう。
もちろん、ただ天文マニアの人が読んでも面白い。そんな一粒で2度美味しい、伊与原新さんワールドでした。
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今の年齢でこの本を手にして良かったと素直に思う。特にミッドエイジクライシスの渦中にいるんだなと思うだけで何か安心した。”アツい時”は今からでも遅くない。それが読後の感情です。
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大人になった今、
展望台を作るために
高校の同級生が再集結する
大人の青春小説
『展望台づくりをきっかけに
何十年越しに明らかになる、
同級生たちの過去や抱えていた悩み』
『人生の折り返し地点で、
このままの生活でもいいのか?
とつい考えてしまう葛藤』など、
“目を背けたくなるような苦い現実”を
“濁すことなく”描かれています。
こういった普通の青春小説ではなかなか見られない
描写がすごく好きです
また、過ぎた青春をただ取り戻そうとするのではなく、
“あの夏を超えてやろう!と展望台づくりに取り組む姿”にこれが大人の青春小説か!面白いなと感じました
“大人になった今”だからこそ
できることがあるはず!
もう若くないからと
色んなことを諦めるには
まだ早いのかもしれません、、、
途中まで、みんな頑張れ~って気持ちで読んでいたのに、最後の数ページで急に泣かせに来る。いきなりの感動ターンにびっくりした。45歳になっても昔の仲間と集まって何か1つのことに向けて頑張る。いつの間にか知らない人たちも巻き込んでみんなが一つになる。なんてことない日常にも感動が転がっていること、忘れずにいたい。
あと、星空をひたすら眺めたくなる本だった。
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胸がグッと苦しくなるけどほわっとあったかくなる。
恵介がなせ死んじゃったのか、追求はされなかったけどだからこそ各々があの夏を思ったまま大人になって、もう一度青春を味わえたんだと思う。
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45歳になった主人公たちが人生の行き止まり感を感じ、諦めていたところに、高校時代の仲間と協力しあって個人的な天文台を作ることを通して、自分の人生に向き合って、前向きになっていく。
最後静かに胸が熱くなった。
あの青春をもう一度。
文化祭みたいな一つの目標に向かっていろんな課題をクリアしながらわいわいやる感じ、達成感、羨ましい。
大人になってからそんな青春味わってないなぁ。
天文台っていうのもロマンがあっていい!
みんな表面上は大人になって難なく生きてるように見えても、うちには色々抱えてる。完璧な人間なんていない。相手のことを知ろうとしてなかっただけ。
歳をとることも悪くないと思えれば最高だな。
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伊予原新さんの小説を読むのは3冊目になります。
やっぱり、サイエンスの部分がすごく専門的に書かれていて、読書だけでなく勉強にもなります。全部理解できているかは微妙だけど、、。
何かに夢中になって誰かと協力して何かを作り上げることって良いですね!この歳になるとなかなか無い…ジグソーパズルくらい??
登場人物については、なんだか誰も好きにはなれなかったかも…。みんなちょっと僻み嫉みみたいな人間臭い部分が見えていた。あえてそういうふうに書いていたのかも?しれないですね。
でも、楽しかったので他の作品も読みたい!
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高校時代など感じた熱意、青春。
歳を経るにつれ、諦めも多くなった。本の登場人物に自身を重ね、もう一度一生懸命物事に取り組んでみたくなる一著。中年の青春、最高
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高3の文化祭に向けて空き缶で巨大タペストリーを作る⋯多くの生徒が受験勉強に向かう中、夏休みを空き缶制作に費やす主人公たち。
45歳になった彼らが、高3の夏休みや自分の過去を振り返りつつ、新たに人生に向き合っていく第2の青春ストーリー。そして大人になれなかった1人の秘密とは?
思い描いていた通りの夢を叶えて人生を歩んでいる人もそうでない人も、またそう見えるだけの人も、それぞれ葛藤を抱えつつ新たに生き直していく。
同年代にこそ刺さる話。
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大人の青春
かつての仲間たちと良い歳の大人になってからた "天文台を作る"という1つの目標に向かっていくのは読んでる方も胸が熱くなった。
若い時にはない大人ならではの悩みで葛藤したり
逆に若い時に悩んだことを"天文台作り"を通して解決していったのが過去と今を交差しながら前へ進んでいくような感じがしてとてもよかった。
最後の天体観測の場面でも過去のわたがまりが解けてその後の夜空や流れ星はとても美しく感じた。
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45歳になった同級生と天文台を作る事に。
高校生時代、一緒に空缶でタペストリーを作った仲間達。
其々に抱える問題はあるし、思いもしなかった事実も明らかになる。
星に関する専門用語も飛び交うが、分かりやすく解説されていて興味深い。
仲間との繋がりが温かい。
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40代、人生の折り返し地点を過ぎてからの青春!そんな一冊だった。
読み終わって、心がじんわり温かくなった。
40代という年齢で出会う「もう一度何か始めたい」「まだ間に合うかもしれない」という気持ちが、静かだけど確かに胸に響く。
大人になってから感じる喪失や後悔、そして小さな希望が丁寧に描かれていていた、
特に、人生の折り返し地点に立ったている自分にとって刺さる作品。
若さだけじゃない、大人だからこそ味わえる青春なのかな
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作者らしい、科学と人生の機微とが融合した小説。ミステリ要素もスパイスにして読ませます。いい話を読んだなという気分にさせてくれる本。(ただし40代だからそう思うのであって若い世代だとあまり刺さらないかも)
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本屋で紹介されていたあらすじに惹かれ購入した作品。
中盤までは登場人物達(主に2人)のそれぞれの悩みや葛藤等が中心に書かれていて、考えが似ている所もあるせいか、モヤモヤするなというような感想でしたが、
後半でそれぞれの秘密が明らかになるに従い、考え方にもこういった考え方が出来ればいいなと思いました。
また、解説を読んでから再度冒頭部分を読んだ後が1番驚きがありました。
はっきりとした感想で言えるのは、天体観測がしたくなるような作品でした。
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そんなにあれもこれも上手くいくわけないだろうと思いながらも、ゴールにたどり着くことを願わずにはいられません。
群像劇とはいえトラブルのてんこ盛り過ぎだけど、自分の周りを改めて見回すと様々な問題に見て見ぬ振りをしてきた事に気付かされます。
そういう意味で主人公の1人街の薬屋のご主人にシンパシーを抱くし、優柔不断なところさえ愛おしく思えます。
ハッピーエンド風に終わるけど多くの課題は未解決なままだし、この先も山あり谷ありな予感がするけどそれでこそリアルだよね。
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★★★★。
まさしく大人の青春と呼ぶべき物語。こういうお話大好きです。読んでるうちに、自分が昔諦めちゃったり、つまづいてしまったことを思い出して、再び挑戦したくなる。
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実家の薬局を継いだものの四十五歳を過ぎ 漠然とした不安を抱えて日々を送っていた久志。
東京の制作会社を辞め 司法試験に向けて勉強をしている修。
なんとなく教員を続けている千佳。
高3の文化祭に出す巨大空き缶タペストリーを作ったメンバーだ。
ある日 メンバーの一人でブレーンでもあった慧子が国立天文台を辞めて地元に帰ってきた。個人で天文台を建てるといい その計画に久志たち三人は協力を申し出る。
久し振りに集まるが その場にいない
メンバー、恵介と梅ちゃんのことが彼らの間に影を落とす──。
本来 研究とは孤独な作業だと思う。
でも 私が読んだ伊予原さんの作品は、ひとつの研究テーマがあって それに携わる独りの研究者がいて その研究者が仲間を得て その仲間からまた外側に段々と波及していき、最後に大勢の人の感動を生む。
といった内容が多い。
研究という 一見、人の感情とはかけ離れたものが 感動に繋がっていくという作りが面白い。正直、若干 パターン化されてるなぁ とも思うのだけれど、読後の爽やかさと文章のうまさで ついつい読んでしまう。
今回は高校三年生の濃密な一時を共に過ごした 今は四十五歳の男女たちの話。 あの時知り得なかったことが時を経て明らかになっていく……。
梅ちゃんという存在が良かった。
迷いのない人間なんていない。
後悔を知らない人間なんていない。
そう思った。
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45歳になった同級生が再会して自分達で天文台を作る事になりで始まる物語。
その歳になると皆がそれぞれの人生、過去、そしてこの先を考えるようになり。
面白かったです。無理やりハッピーエンドでもなく、またこれから日常が始まる、でも人生はこのまま変わらないで終わるわけではないとちょっと希望が持てるそんな終り方でした。
ちょっとだけ私的にはこの人現実に近くにいたら苦手かな…と思う登場人物がいたので星マイナス1で。
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45才定年-おもしろい発想です。高校の同級生が当時のできごとと今になっての取り組みがつながり、靄が晴れていく。この設定で別のストーリーがあってもいいなあと思った。すでに60の定年を迎えているが、今、今から、何かをスタートさせたいと背中を押してもらいました。
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学生時代に戻りたいと思う時は頻繁にある。あの時の悩み事なんて、今考えれば重大な問題ではなく可愛らしい悩みだったなぁと笑える友達や関係者がいるから幸せな社会人生活を送れていると思うようにする。
それでもあの時は必死だったんだ。中学とか高校のあの時は長く感じる3年間は。勉強もそれなりにやった。部活も全力で遂行した。イベントも悔いに残らないように取り組んだ。あの時の一つ一つの選択肢は全て正解だったよと自分を褒めてあげたい。
今はどうでしょう。社会人生活10年目に突入しようとしている。学校卒業のような区切りはない。あったとしても定年?それまで毎年同じように季節を過ごしていくのかな?でもいつでも始めることはできることを教えてくれる本でした。
おそらく、冒頭4月ごろの登場人物にように言い訳じみたことを言って何も動こうとしないのが今の自分です。大掛かりなことはしなくても、最高の2026年だったなと振り返ることができるような一歩を踏み出していきたいですね。
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久志、修、千佳、和也、彗子、そして恵介の高校時代から続く関係性は眩しく感じた。
高校時代の鮮やかな青春の記憶と、その時の仲間数人が近くにいながらも再び取り戻すことは出来ない時間。
私はまだ高校を卒業してから7年程度しか経っていないけれど、もう戻れない時間を思い出して少し苦しくなってしまった。
皆が再び集まって作り上げる「天文台」や、高校時代のタペストリーや天文台でもモチーフとなる「オオルリ」、今や引きこもってしまっている和也と仲間との繋がりである「FMラジオ」など、それぞれの要素が何だか儚げで胸を締め付けられる感じがした。
天文台を作り上げていく描写は正直あまり文章からイメージが湧きにくくて少し苦しかったけど、じんわりと心に広がる話だった。
少し引っかかったのは、主人公達が45歳ということ。「人生の折り返し地点」という意味があるんだろうけど、正直30〜35歳と言われた方が納得な描写な気がする。
それとも、今24歳の私が45歳に「もっと大人な考え」を期待しているだけで、実際は若い頃と対して変わらない、ということなのだろうか。
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高校の文化祭のために作ったオオルリの空き缶タペストリー。かつての仲間たちは、その鮮烈な青春を抱えたまま大人になっていった。ただ、1人を除いて。
オオルリと星と人が紡ぐ、不器用で愛おしい人間のひと夏を描いた物語。
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宇宙つながりで評価が良かったので買った本。「空をこえて〜」とはテイストが違う。昔と今の青春が入ってて内容は壮大で前向きなのにどこか仲間内の閉塞感があり、救いがあるのか疑問。現実的。読んだあとにスッキリしない。疲れた感じ。
カイパーベルトが知れたのは良かった。
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残り1/3まであまり面白くなかった。
途中、重い話がありただ悲しくて涙が出た。
最後はすごく感動した。
天文の話の部分が深く書かれていて良かった!
天文が好きなのもありますが読んでいて楽しかった。
Posted by ブクログ
同世代だが、自分は中高生時代の事をそんなに覚えていないタイプなので、主人公達に感情移入できない部分が多かった。
彗子と恵介との出来事を知って、加奈子が彗子を責めるシーン、18歳の頃の失敗を28年たってそんなに責める?と疑問に思ったし、恵介が受験をするきっかけや亡くなった理由も、何かちょっと浅い気がしてしまった。
とはいえ、引きこもりの梅ちゃんを皆んなで気にかけたり、天文台作りに協力しあう部分は感動したし、羨ましくも感じた。小さな望遠鏡での宇宙研究は実際のものだったとのことで、リアルで面白かった。
Posted by ブクログ
読んでいて、久志に感情移入することが多かった。初動が1番大変だけど、そこからは火がついて気づいたら周りを巻き込んで前に進んでいる姿が素敵。
真剣な人には、それだけ人が寄り添ってくれるものかもしれません。
Posted by ブクログ
絶妙にどのキャラも魅力的ではなく、逆にリアルというか⋯とりあえず、仲間内でこっそり付き合っていた2人にどうにも好感が持てず、自分の好みの題材ではなかったなと思いました。
過去に憧れていた素敵な男の子、の裏側があまり素敵ではなく浅くそしてしっかりと過去の事実が描かれる訳でもなく、表題のオオルリも最後に現れることもなく消化不良感がまたリアルな様な⋯
天文台については詳細に描かれていて興味を持ちました。
消化不良な部分を差し置いて最後綺麗にまとまるのが逆にフィクション味がありバランスが悪かった。なんだか惜しい。