あらすじ
人生の折り返し地点を過ぎ、将来に漠然とした不安を抱える久志は、天文学者になった同級生・慧子の帰郷の知らせを聞く。手作りで天文台を建てるという彼女の計画に、高校3年の夏、ともに巨大タペストリーを作ったメンバーが集まった。ここにいるはずだったあと1人をのぞいて――。仲間が抱えていた切ない秘密を知ったとき、止まっていた青春が再び動き出す。
喪失の痛みとともに明日への一歩を踏み出す、あたたかな再生の物語。
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45歳となった高校の同級生たちが再び集まり、天文台の手作りに挑戦する物語。
同じことに熱中する仲間がいるのって素敵ですよね。
協力してくれる仲間が増え、地域も巻き込んで動きが広がる様に感動しました。
大人の青春小説。面白かった!
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フォローさせていただいているプッチさんの感想を読んで読む事にした初めての伊与原作品。
泣きました。最後の最後の修の言葉に自然と涙が溢れました。
恩田陸先生の夜のピクニックを読んだ時にも思いましたが、青春時代にちゃんと青春しなきゃだめですよね、うん。
私今49歳。まさにこの主人公達と同じような思いを抱いて暮らしています。サラリーマン。家族あり。仕事に不満はないけれど、理由もなくこのままで本当にいいのかな?なんて思いながら暮らしてます。青春時代を思い出す事はあまりないけれど、近年高校時代の友達と30年ぶりくらいに会うようになりました。おんなじ!オオルリの仲間とおんなじ!とか思いながらの一気読み。
素晴らしい読書体験ありがとう。伊与原先生ありがとう。プッチさんありがとう。
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高校3年生の夏、文化祭で巨大な空き缶タペストリーを作った仲間たち。あれから28年。それぞれに事情を抱えた彼らが再び集まり、今度は手作りで天文台を建てる。
いいなぁ、そんなことあったら。
歳を重ねるにつれて、若い頃のように強い感情を誰かにぶつけることは減っていく気がする。大人だからこそ言えないこともあるし、今さら蒸し返さなくてもと飲み込んでしまうことも増える。
でも、この物語の彼らは、天文台を作りながら少しずつ本心を言葉にしていく。長い間できていた心の溝が埋まり、昔の傷が癒え、止まっていたものがまた動き始める。
天文台作りが仕事を好転させる気づきにつながったり、誰かとの関係を変えたり。45歳になっても、何かを一緒に作ることで人生が少しずつ良い方向へ動いていく。その感じがとても好きだった。
星空、流星群、オオルリ、ミニFM。
物語を彩るものがどれも爽やかで美しく、読んでいるこちらまで澄んだ夜空の下にいるよう。派手な奇跡ではなく、人生は途中からでも少し軌道を変えられると静かに思わせてくれる、大人の青春小説だった。
そして何より、表紙がとても美しい。
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空缶タペストリー昔作ったなぁと思いながら、読み進め、いつの間にか涙が出てきた作品。
登場人物一人一人の45才だからこその心理、様々な境遇の心理が描かれて、一部でも重なる部分があるからこその自然な涙なのかも。
持つべきものは友。そしてどんなものでもいいから何かにこだわれる事はとても幸せ。そんなことを思える本です。元気が出ます。
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高校最後の夏、みんなで作った巨大なオオルリの空き缶タペストリー。天文学者になった彗子(スイ子)が地元・秦野に帰ってきたのをきっかけに、45歳になったメンバーが再び集まる。
彼女が始めようとしていたのは、手作りの天文台づくり。「そんなの無理でしょう」と思いながらも、それぞれの理由を胸に秘めて手伝う同級生たち。
特に刺さったのが「四十五歳定年制」という考え方。若い頃に思い描いていた未来の自分と、今の自分。そのギャップに気づかないふりをして、なんとなくやり過ごしてしまう感覚に、すごく共感した。誰かと比べたり、周りの評価に影響されたりして、しあわせの基準も少しずつ変わっていってしまう。
一度区切りをつけてリスタートする、というのも悪くないのかもしれないなと思った。
終盤は涙腺がゆるみっぱなし。何歳になっても、夢を語っていい。そんな希望を、そっと渡してもらったような読後感だった。
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たまらなく良かった!1971年生まれのワタシなので、この歳で読むとグッと来る。加えて登場人物達もほぼ同年代なのが、さらに迫るものがある。オススメ!
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伊予原さんの作品を読むのは3冊目。良いペースで読み始めたものの、途中から「これはいつもの『優秀だけど不遇な科学者の冷静だけど思い切った行動に、周囲のもやもやとした感情を抱えた人たちが影響され、やがて喪失から回復し、一歩前に踏み出す物語』というやつか?」と、やや食傷気味に。
と思ったら、最後は胸が熱くなっていっぱいになった。謎がかっていた伏線の回収も見事で本当にやられた。
おそらく自分は、本作のような「理屈とか将来のためとか損得ではなく、目の前にある物事に一生懸命取り組む」というもの全てに感動してしまうのだと思うが、本作はそれに加えて「その姿を必ず誰かが見ていてくれている」という要素が加わっていて、ますます心を動かされた。
伊予原作品、まだまだ読んでみたい。
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初めて読んだ、伊与原さん。
最近、弱いなぁ、こういう中年の活躍もの。
ただ、ストーリー設定だけじゃないでしょ、この描写設定等々、描き方がうますぎる!
もっともっと、読んでみよう、伊与原さん。
途中まで、みんな頑張れ~って気持ちで読んでいたのに、最後の数ページで急に泣かせに来る。いきなりの感動ターンにびっくりした。45歳になっても昔の仲間と集まって何か1つのことに向けて頑張る。いつの間にか知らない人たちも巻き込んでみんなが一つになる。なんてことない日常にも感動が転がっていること、忘れずにいたい。
あと、星空をひたすら眺めたくなる本だった。
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高校の時の友人たちが45歳になって集まり、あの夏のような事をする。思い出は学生の頃のものが一番美化され思い出に残り、歳を取ると昔は良かったと言い出すが、この先45歳になった自分は人生をどう考えて過ごしてるだろう。
ここに出てくる人物はみんなそのようなモヤモヤを抱えて生きているけど、それぞれが自分の考える道を、友人に感化されながら進んでいく成長が見えてとても良かった。特にラストは感動しました。
宇宙はロマンが溢れてて素敵。
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この本を読んでいて、主人公達のように45歳という人生の折り返し地点を過ぎた時、古くから続く縁がどれほど大切か思わされると共に、たとえ友人であっても、その人は他人であり、相手のことを完璧に理解することは不可能に近いと感じた。
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【偶然が導いた、1ミリのチリが放つ輝きと
「幸せの青い鳥」】
先日、ペルセウス座流星群の夜に偶然見上げた一筋の流れ星。✨
その光が私を『オオルリ流星群』という素敵な物語へと導いてくれました。✨
流星群を観たあと、「この星の本体はどこにいるのだろう」と好奇心で調べた天文学の事実。
冥王星の付近にある本体が残した、わずか1mmほどの塵が、地球から100kmの近さで一瞬だけ激しく光り輝いていること。✨
その仕組みを知ってワクワクしながら本を開いたら、まさにその事実がそのまま描かれていて、ゾクゾクと鳥肌が立ちました。
流星が残した過去の光が現代で輝くように、17歳の夏の一瞬の光が、45歳になった登場人物たちの心に
今もなお輝き続けている。✨
著者の『青の果て』は『銀河鉄道の夜』をモチーフにした物語を描いている。
今作にも宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の、あの切なくも美しい星巡りを感じさせます。星や宇宙を背景に大切な友の死、誰かのために心を砕き、「ほんとうの幸い」とは何かを模索する姿が重なりました。
誰もが強く輝いたり、時には弱々しく光ったりする。お互いの人生を横切り、時には影を落とし合いながらも、最終的にはひとつの星座へと繋がっていく。星食(エクリプス)のように陰っていた時間があったからこそ、再び出会った時の光はどこまでも眩しく、愛おしい。✨
そして、オオルリが導いてくれた繋がりは、今も私の心のなかで輝いている。
来年もペルセウス座流星群を見てこの物語に思いを馳せたい。私にとって特別な1冊になりました。
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人生の壁に直面する45歳の同級生たちが再会し、幻の流星群を見るため手作り天文台の建設に挑む中で、かつての情熱を取り戻し再び前を向いて歩き出す。おとなの青春群像劇。
大人になると学生時代の友人と会う機会が減り、同じような毎日の繰り返しになる。
そんな日々の中で、友人と昔のように何か一つのものに打ち込むことはとても羨ましく、輝いて見えた。
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高校の文化祭で仲間たちと必死になって準備した。あの頃の仲間とまた集まって何か一所懸命やってみたい。でもそういう気持ちはあってもなかなかそんなことはできない。多くの人が持っていそうな気持ちを掬い上げてくれるような大人の青春小説というところ。
この小説は実際にあった小型望遠鏡による観測と成果に感銘を受けてことがきっかけとなったとか。しかし学術的な展開だけになりすぎず、登場人物が様々な人生の悩みを抱えながらも前に進もうとする姿を描きながら、人間と科学の繋がりみたいなことも教えてくれる。こういうところがこの作家のいいところだなぁと思って、次の作品も読みたくなる。
地球惑星科学を専門としてきた作者が書くストーリーで天体観測にまつわる話はもちろん専門家の知識によって組み立てられているけど、コミュニティFMとか野鳥観察とか、少し毛色の異なる理科系話も面白いし、限られた人々の夢が地域の人たちの応援を集めていくような展開も楽しかった。実際にそうなっていなくてもそうあって欲しいと思わせる話だ。
この作品の翌年に宙わたる教室が書かれたが、こちらは序章とも言うべき作品なのかもしれない。
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大人の青春。悲しい思い出も、楽しい思い出も、45歳になってみんなで分かち合えるのが素敵。大人になっても、何かを目標にみんなで作り上げていくのは子どもの頃と楽しさは変わらないだろうな。大人になってもわくわくを忘れないでいたい。
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大人が青春を始めるのは難しい。
使える時間は限られ、気力体力の衰え、そして人との距離感にも慎重になる。
現実では特に人間関係がボトルネックとなりそうだが、作中のようにいざ気の置けない仲間が集まると、青春は若者も真っ青な速度で動き始めるのかもしれない。
金銭面の問題や制約にぶち当たっても、大人なら知識と経験で乗り越えられる。
課題を一つ一つクリアしていく描写が、あまりにも楽しそうでならなかった。
本作には過去の青春にまつわる謎もある。
蓋を開けるとあまりに壮絶な内容で、個人的に受け止め切れない部分もあったが、久志がポジティブに捉えているのは、そういう考え方もあるのかと目から鱗だった。
流星群観測シーンで、皆がそれぞれが何を考えていたのか。
本書を通して最高の夏を一緒に過ごしたメンバー達の今後についても、想像が膨らむ。
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青春時代の思い出を心に抱きながら「普通」の大人になった5人の同級生。40代になった彼らが、天文台づくりを通して各々の人生を取り戻していく。
2019年に京都大学と国立天文台などの研究グループが比較的安価な小型望遠鏡を用いた観測で、エッジワース・カイパーベルトの極めて小さな天体を発見したという実際の出来事が基になっているようです。
読んでいて知的好奇心が刺激される、とても好きな作家さんの1人。
静かに心動かされる感覚が心地よい。
読み終わったあとにじんわり残る余韻があって、それが長く続く作品でした。
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自然や科学を題材にしながら、青春時代の思い出と45歳になった登場人物たちのリアルな現在が丁寧に描かれており、さらにミステリ要素も加わって最後まで一気に読み進めた。
物語の結末だけで終わるのではなく、その先も続いていくであろう現実との向き合い方まで描かれていたことが特に印象に残った。過去の出来事は変えられないが、その経験をどう受け止め、これからの人生に生かしていくかは自分次第なのだと感じた。どれだけ時間が過ぎても、人とのつながりや青春時代に得たものは決してなくならない。過去を大切にしながらも前を向いて生きることの意味を考えさせられる一冊だった。
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40代のままならない現実
少しミステリアスで成績優秀だった同級生が天文台を作るために故郷に帰ってきた。継いだ家業がイマイチな久志、それなりの現実を送っている千佳の二人をメインに限られた予算の中、DIYで天文台を作ることになる。
高校時代の空き缶タペストリー制作とシンクロして、それぞれが過去の自分と向き合うことにもなり、いまひとつ煌めいていない現実と折り合いをつけようともがいている。
やっぱり若いときになにかやっておくというのは大切だなぁと伊与原先生と同年代の私も思います、向き不向きはありますが。多少がんばっていたことはあったけど、多少不登校気味でもあったので人と力を合わせてなにかを成し遂げたことがほぼほぼないのです(汗
思い出があるって素晴らしいな。それは糧となっていつでも立ち上がることができる。
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高校最後の夏、大きなタペストリーを仕上げた仲間たちは、卒業とともに散り散りになった。二十数年後、天文学者になった同級生の「手作りで天文台を建てる」計画が、彼らを再び引き寄せる。
将来への漠然とした不安を抱えるミドルエイジクライシスの姿は誰もが通る道かもしれない。だからこそ、損得抜きで何かに没頭していく過程が眩しい。熱中する気持ちよさを久々に思い出させてくれる一冊。
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昔の青春を取り戻すように、45歳の元同級生が集まって天文台をつくる。目的はそれぞれ違う。けれど、目標は一致している。
「人間は誰しも、一つの星を見つめて歩いている。ある者にとってはそれが叶えたい夢かもしれないし、またある者にとっては到達すべき目標かもしれない」
人生には星が必要だと思う。星が道標になる。なければ、探すしかない。
「理屈だけで、生きていきたかった」
理屈だけで生きていけない。不条理な現実。ほとんどの人が直面する。この作品はいろんな人生の歩き方を見せてくれる。
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45歳、18歳の夏をもう一度。ありがちな設定を陳腐にならずに期待をどんどん膨らませてくれる。最後も期待を裏切らない。どんな関わり方でも仲間と関わっていくこと。自ら動いていこうとすることで助けてもらえるし、変わることもできる。人を助けよう。恩返しをしたい。それらがやがては自分の目標に近づくことになる。いつだって新しいスタートをすることができる。
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実話をもとにしたというのがまたいいですね。
青春時代の熱い気持ちが中年になって再燃するところや、知られてなかった物語等が話を分厚くさせてくれて素敵です。
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実家の薬局を継いだものの四十五歳を過ぎ 漠然とした不安を抱えて日々を送っていた久志。
東京の制作会社を辞め 司法試験に向けて勉強をしている修。
なんとなく教員を続けている千佳。
高3の文化祭で巨大空き缶タペストリーを作ったメンバーだ。
ある日 メンバーの一人でブレーンでもあった慧子が国立天文台を辞めて地元に帰ってきた。個人で天文台を建てるといい その計画に久志たち三人は協力を申し出る。
久し振りに集まるが その場にいない
メンバー、恵介と梅ちゃんのことが彼らの間に影を落とす──。
本来 研究とは孤独な作業だと思う。
でも 私が読んだ伊予原さんの作品は、ひとつの研究テーマがあって それに携わる独りの研究者がいて その研究者が仲間を得て その仲間からまた外側に段々と波及していき、最後に大勢の人の感動を生む。
といった内容が多い。
研究という 一見、人の感情とはかけ離れたものが 感動に繋がっていくという作りが面白い。正直、若干 パターン化されてるなぁ とも思うのだけれど、読後の爽やかさと文章のうまさで ついつい読んでしまう。
今回は高校三年生の濃密な一時を共に過ごした 今は四十五歳の男女たちの話。 あの時知り得なかったことが時を経て明らかになっていく……。
梅ちゃんという存在が良かった。
迷いのない人間なんていない。
後悔を知らない人間なんていない。
そう思った。
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評価、気持ちは3.5
何歳でも、新たに物事を始めていい
何事もやってみないとかわらない
仲間と熱中して1つのものを作り上げる何かがあるっていいな
Posted by ブクログ
読めるけど
面白くはない
早く終わりが来ないか待ち遠しかった
宙わたる教室のドラマがあって
僕にはピンと来ず
なので本を読んでみようと
しかし、まだないので他の作品を2冊読むも
やっぱり好みではない感じか
Posted by ブクログ
途中いい大人達がグズグズ昔の思い出ばかり浸って何やってんだろ、と思ってしまったのは自分が灰色の高校生活だったからか??
しかしみんなで協力して何か作るってのはいいもんだよな。
それがロマンの塊の天文台なおさら。
流星のエコー音、聞いてみたいもんだ。
Posted by ブクログ
すいこの対応で、何か違う未来があったんじゃないかとどうしても思ってしまうけど。友達でも知らないことはたくさんあって、あの時にどうして変わってしまったのか問い詰めてでも聞いたらよかったんだよね。できそうでできないだろうな…
Posted by ブクログ
人が抱える悩みや後悔を地球科学と結びつけ希望を見い出していく、著者にしか描けない、大人の青春、そして再生の物語。
高校の文化祭で空き缶でできた大きなオオルリのタペストリーを作り上げた5人は、あれからすでに28年が経っていた。
久志は父親から継いだ店で薬剤師を、修は会社を辞め弁護士を目指し、千佳は中学校の理科教師を、和也は心の病で自宅から出られないでいる。
それぞれに家庭や仕事、今後の人生に悩みを抱えている。
ある日、タペストリー仲間で、現在は国立天文台で働いているはずの彗子が帰郷してきた。この町にとても大きなものを作るために28年ぶりに帰ってきたのだ。
そこから彼らのあの時のような青春が再び始まります。そして5人に今もなお暗い影を落としている出来事の真相も明らかになっていきます。
Posted by ブクログ
高校3年の夏休みに空き缶タペストリーを作ったかつての仲間。薬剤師の久志、教師の千佳、司法試験にチャレンジ中の修。彼らにはそれぞれ抱えるものがある。
天文台作りは、国立天文台を辞めた後に帰郷し、自らの手で天文台を作ろうとした彗子に協力する形で始まる。その活動は彗子が求めたからではない。天文台に何の関わりもなく、それまでは興味もなかったはずの彼らは、やりたいと言うだけの理由で天文台作りに取り組む。何かに打ち込むことの楽しさは、高校生の時と何も変わらない。
彗子が地元に戻った理由、いたはずのもう一人。若さ故と言ってしまうにはシビア過ぎる過去が明らかになり、彼らの関係に波紋を投げかけつつも、作業は続く。完成に近づく頃には、新たなメンバーが加わって一緒に作業したり、引きこもりの梅ちゃんが別の形で参加したりと、胸が熱くなる。
天文台って作れるもの?とまずは思ったが、小型望遠鏡を用いた観測の成果が報告されていることが、今作のきっかけであると知って、さらにワクワクした。
あとはオオルリが天文台にやってきてくれることかな。そして天文台カフェに天文好きが集まるようになるといいな(それで生計が立てられるとも思えないが、慧子の経済基盤がちょっと不安ではある)
NHKドラマ「いつか無重力の宙で」がすごく好きで、そのイメージと重ねながら読んでいた。