伊与原新のレビュー一覧

  • 藍を継ぐ海

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    徳島県阿須町の海岸のアカウミガメにまつわる物語
    アカウミガメは黒潮に乗ってアメリカ西海岸まで行って、そこで大きくなったらまた帰ってくるそうだ
    そんなことができるのは、砂に埋まって卵の中にいる時に地磁気(地球の磁場)を感じる能力が備わるから
    ウミガメの卵や赤ちゃんははコロコロかわいいからものすごく見たいけど、そっとしておいてあげないといけなかった(放流イベントはよくない)
    黒潮って、海の中を流れる川のようにしっかり目に見えるものらい

    多くの生き物は住む場所を自分で選ぶからかっこいいな
    自分は社会に支えられなければそれができない

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    2026年03月21日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    理系と人情。
    どこか傷を負った人たちが、日常の中で科学的な出会いを経て、前向きに歩き出す話。
    短編6編に、おまけと対談。
    正直、表題作はあまり好きな話ではなかった。次の星六花で少しいいなと思い、あとの4編はとても好きな話だった。
    どれも、負った傷が癒えるわけではないけど、何気ないことから前を向く力を得ていく過程は、どこかほっとする。

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    2026年03月19日
  • オオルリ流星群

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    本屋で紹介されていたあらすじに惹かれ購入した作品。
    中盤までは登場人物達(主に2人)のそれぞれの悩みや葛藤等が中心に書かれていて、考えが似ている所もあるせいか、モヤモヤするなというような感想でしたが、
    後半でそれぞれの秘密が明らかになるに従い、考え方にもこういった考え方が出来ればいいなと思いました。

    また、解説を読んでから再度冒頭部分を読んだ後が1番驚きがありました。

    はっきりとした感想で言えるのは、天体観測がしたくなるような作品でした。

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    2026年03月15日
  • 翠雨の人

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    伊与原さんの科学(今回は化学)を基にした物語はやはり面白い。科学的な情報や知識に人間ドラマが組み合わさると、ある種の化学反応が起こるのだと感じた。勝子さんの人生との向き合い方に、自分の生き方を改めて考える機会をもらえた。

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    2026年03月11日
  • オオルリ流星群

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    そんなにあれもこれも上手くいくわけないだろうと思いながらも、ゴールにたどり着くことを願わずにはいられません。
    群像劇とはいえトラブルのてんこ盛り過ぎだけど、自分の周りを改めて見回すと様々な問題に見て見ぬ振りをしてきた事に気付かされます。
    そういう意味で主人公の1人街の薬屋のご主人にシンパシーを抱くし、優柔不断なところさえ愛おしく思えます。
    ハッピーエンド風に終わるけど多くの課題は未解決なままだし、この先も山あり谷ありな予感がするけどそれでこそリアルだよね。

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    2026年03月10日
  • 藍を継ぐ海

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    1編目「陶芸と地質学」のコラボ。
    伊予原さんの科学と人間関係のケミストリーにいつも魅了される。
    自分の知らない世界の扉をいつも開けてくれる。

    3編目『祈りの破片』
    大坪係長いいこと言う。マニュアルという名の安全な浮き輪でぷかぷか浮いて過ごしている地方公務員が多いことを知っているからこそ、グッときた。
    「ただマニュアルがあっても仕方なか。引き継ぐのはマニュアルやのうて、担当者の思いったい。マニュアルに思いが込められとるなら、それば汲み取ってうまかこと運用するとが、地方公務員の腕の見せ所ぞ。」

    4編目『藍を継ぐ海』
    ウミガメ生態の神秘さに感動。泳ぐ力のない子カメたちは、藻や流木に隠れ、地球の

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    2026年03月09日
  • 藍を継ぐ海

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    短編で読みやすかった。最後のタイトルのやつが一番良かった。
    個人的に最近短編物を読むと最後に物語が絡まる様な話を期待してしまう。

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    2026年03月09日
  • オオルリ流星群

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    ★★★★。
    まさしく大人の青春と呼ぶべき物語。こういうお話大好きです。読んでるうちに、自分が昔諦めちゃったり、つまづいてしまったことを思い出して、再び挑戦したくなる。

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    2026年03月07日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    科学をテーマにした短編集だが、難しい説明は少なくとても読みやすかった。作者が理系出身ということもあり、科学的な話も自然に物語の中に溶け込んでいて、すんなりと理解できて読み進めやすかった。

    どの話も人生につまずいた人や迷いを抱えた人が登場し、科学や自然との出会いをきっかけに少しだけ前を向く姿が描かれている。

    特に「エイリアンの食堂」が一番好きだった。宇宙という遠い存在と、食堂という身近で温かい場所が結びついているところが面白く、人と人とのつながりの大切さを感じられる話だった。

    最後の「対話」でも描かれているように、伏線や会話の運び方などにミステリ作家らしさを感じる文章で、短編ながら読者に考

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    2026年03月06日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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     どの短編も、未来が劇的に変わるような、今抱えている問題が解決するような結末ではない。それにもかかわらず、なんだか少しだけ未来に希望を持てる、この先も大丈夫かもしれないと思えるようなストーリーで好ましかった。

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    2026年03月06日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    面白かった。巻末に書いてあったが、ミステリー?日常の分岐点のストーリーを書いてある感じですが、どこに着地するのか期待を持って読み進めてしまう。ふわっとした余韻が楽しめます。よかったです。「アンモナイトの探し方」が1番好きでしたかね。

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    2026年03月07日
  • オオルリ流星群

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    実家の薬局を継いだものの四十五歳を過ぎ 漠然とした不安を抱えて日々を送っていた久志。
    東京の制作会社を辞め 司法試験に向けて勉強をしている修。
    なんとなく教員を続けている千佳。

    高3の文化祭に出す巨大空き缶タペストリーを作ったメンバーだ。

    ある日 メンバーの一人でブレーンでもあった慧子が国立天文台を辞めて地元に帰ってきた。個人で天文台を建てるといい その計画に久志たち三人は協力を申し出る。

    久し振りに集まるが その場にいない
    メンバー、恵介と梅ちゃんのことが彼らの間に影を落とす──。



    本来 研究とは孤独な作業だと思う。
    でも 私が読んだ伊予原さんの作品は、ひとつの研究テーマがあって

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    2026年03月05日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    とても優しい文体で心に染みるのに加えて、科学的な記述が多く記載されていて、文学と科学双方にとってとても良い作品だった。

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    2026年03月04日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    6編からなる短編集
    〈月まで三キロ〉
    表題作。人生に絶望し、死に場所を求めて
    青木ヶ原に向かおうとタクシーを拾う主人公。
    タクシー運転手は彼を、月に一番近い場所へと
    案内する。
    運転手は二度と息子には会えない。だが、自分の
    父親はまだ生きている、すべてを失ったわけでは
    ない。いきなりじわじわとくる話だった。
    悲しいけれど、月がとても綺麗だ
    〈星六花〉
    後輩の美彩と、知人の紹介で男性二人と
    食事会に行った、主人公の千里。
    そこで気になる男性と出会う。
    気象庁東京管区気象台 気象防災部 技術課
    技術専門官という肩書きを持つ男性、奥平潤
    彼にときめく千里だが、彼には秘密があった。
    二人には、生涯の友

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    2026年03月04日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    博物館で起こった謎を博物学者が解き明かしていく物語。凸凹コンビが言い合いをしつつも仲を深めていく…好きな類だなぁ。植物学や、化石、人類学に触れ、久しぶりに博物館に行ってみたくもなりました!(そういう本は、ギフト本というらしい…へぇ〜)続編がこないかなぁと期待してます!

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    2026年03月03日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    受験生、リストラ(だったかな?)、専業主婦など…の人たちが壁にぶち当たり、絶望してる中で天文学や火山学などの博識な人と出会い、未来に希望をもつ。そんな短編集。名言が多すぎてたくさんメモをしてしまった。
    特に感心したのは、、
    体のほとんどが水素でできていて、それを循環してるから、過去から未来のみんなや、惑星にいるだろう生命体も私たちの兄妹みたいなもの
    こういう考え方が好きだなぁと思った。

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    2026年03月03日
  • リケジョ!

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    表紙を見た時は、ドタバタ日常ギャグ系かな?と思ってたら、科学的に基づいた推理ものだった。 宇宙人と通信できる確率の論理が個人的に面白かったかなぁ

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    2026年03月03日
  • リケジョ!

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    文系の私には言葉が難しく、途中挫折しそうになり、前半を読んでる途中で長期のブレイク。
    が、再び読み始めてから後半は、難しい言葉はサラッと読んでもおもしろく、特に「四〇二号室のプロフェスール」は、途中ブレイクを入れた時には思いもよらなかった展開で、最後まで読んで良かった!と思えた。

    「虹のソノリティ」の、色覚や共感覚についての話は、たまたま仕事で関わってちょっと知ってる分野だったこともあり、おもしろかった。

    チェシャ猫の話は、興味深かった。何を根拠に何を信じるか。人それぞれに判断基準があって、思考は他人に侵されるものではない。
    のだけれども、さて、何が正しいのか。

    私のようにリケジョじゃな

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    2026年03月01日
  • 藍を継ぐ海

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    自然とそれに惹かれる人間の知識とか執念がきれい。
    単なる短編集じゃなくて、知識も得られるし、知っておきたいこと、知らなきゃいけないようなことを教えてくれる。
    長崎の話が本当に良かった。
    ちょっと読みずらいか、、?となる部分もあったけど、あんまり読まないタイプの短編集で読んでよかったと思う。

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    2026年02月28日
  • オオルリ流星群

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    45歳になった同級生が再会して自分達で天文台を作る事になりで始まる物語。
    その歳になると皆がそれぞれの人生、過去、そしてこの先を考えるようになり。
    面白かったです。無理やりハッピーエンドでもなく、またこれから日常が始まる、でも人生はこのまま変わらないで終わるわけではないとちょっと希望が持てるそんな終り方でした。
    ちょっとだけ私的にはこの人現実に近くにいたら苦手かな…と思う登場人物がいたので星マイナス1で。

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    2026年02月28日