伊与原新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
母から勧められた本。伊予原氏の著作を読むのは初めて。本書は高校時代に同じプロジェクトで親しくなった男女6人のグループが、45歳になって改めて地元で天体観測所を作ることにしたというストーリー。それぞれ時を経て、家族や仕事など、自分の人生を振り返る。うつ病から引きこもりになってしまった人や、ミッドライフクライシスを経験している人もいる。青春時代に共有した喜びや痛み、いまだに引きずるわだかまり、自分の経験と照らし合わせ、思春期ならではの気恥ずかしさを思い出した。
章ごとに視点が変わるという昨今流行りの方式なのはいいのだが、始めの方はキャラクターがあまり立っていないので、誰が誰だか見分けが難しかった。 -
Posted by ブクログ
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人類史を変える謎。真相の解明は、
一人の天才科学者に託された。
この理系
ミステリがすごい!!
キーワードは「火星」「隕石」「地球外生命体」
そして「論文捏造」
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伊与原さんの作品は何作か読んでいますが、
これはミステリ+理系偏差値低めの私には
ちょっと難しい部分もあり(苦笑)、
それでもゆっくり読め進めました。
火星隕石に生命の痕跡が見つかった。
その発表が捏造だという告発メールが記者に届く。
そして研究室の教授が謎の死を遂げる。
早い段階で事件が -
Posted by ブクログ
短編集の本作
すべて読み終え、表題作の「月まで三キロ」を再読。
タクシー運転手の困ったような表情と、淡々とした語りの行く末に、初読の時も、再読したこの瞬間も胸にずしんと沈み込み、深く目を閉じる時間が必要でした。
運転手と同じように、答えを聞くことができないと分かっていても、繰り返し問いかけてしまいます。
文庫の最後に、逢坂剛さんとの対談が掲載されていて、逢坂さんが「月まで三キロ」の中で、とくに気に入った作品があると話しています。
私も同じ作品をいいなと思っていたので、共感できて嬉しかったです。
「エイリアンの食堂」 「山を刻む」 良かったです!