伊与原新のレビュー一覧

  • 藍を継ぐ海

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    直木賞受賞作が短編集だったことに驚いた。

    いろんな土地が舞台となっているが、そのどれもが著者の出身地かと思うくらい重厚に描かれていた。

    科学要素が多めでも、人間模様がしっかりメインになっているので、物語としても魅力的。
    どの科学もほどよく、難しすぎず知識としても楽しめた。

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    2026年01月12日
  • 藍を継ぐ海

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    「祈りの破片」が沁みた。
    爆心地の焼けた破片を拾い続けた男の話。
    後世に残したいというより、自分の探究心から出た行動のようで、結局貴重な遺物となる。
    それは、焼けてしまった人々の、焼けずに残った破片に託した祈りでもあったのか。

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    2026年01月10日
  • オオルリ流星群

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    母から勧められた本。伊予原氏の著作を読むのは初めて。本書は高校時代に同じプロジェクトで親しくなった男女6人のグループが、45歳になって改めて地元で天体観測所を作ることにしたというストーリー。それぞれ時を経て、家族や仕事など、自分の人生を振り返る。うつ病から引きこもりになってしまった人や、ミッドライフクライシスを経験している人もいる。青春時代に共有した喜びや痛み、いまだに引きずるわだかまり、自分の経験と照らし合わせ、思春期ならではの気恥ずかしさを思い出した。
    章ごとに視点が変わるという昨今流行りの方式なのはいいのだが、始めの方はキャラクターがあまり立っていないので、誰が誰だか見分けが難しかった。

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    2026年01月08日
  • 翠雨の人

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    伊予原さんの著書はいろいろ勉強になって好きなんだけどその点で言うと今回のはちょっと難しかったし、面白く無かった(じっくり読まない自分の読み方に問題があるんだけど)。自伝メインなのでしょうがないけど前半はそれらの説明がメインで今ひとつ。著者の想いがあまり伝わってこなかった。後半はいつもの伊予原節で面白かった。こういう話を教科書、ドラマ、映画で展開していけばリケジョも増えるのかな?

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    2026年01月08日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    かなり前に読んでたのを読み直したもの。表題作がかなり良い。我が子を自殺で亡くした父親のお話。いつからか、家族の話を読むと、親の立場で読んで、親の気持ちに共感するようになっていた。ずっと子どもでいたいと思っていたし、今でもそう思っているけれど、やっぱりもう私は大人なんだろうなあ。

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    2026年01月07日
  • 藍を継ぐ海

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    audibleにて。
    短編集で、本の題名はウミガメにまつわる最終話のタイトルが付いていていますが、「海」よりも「土」、「岩」、「土地」といったキーワードの話の方が多かったように思います。
    どの話も、煌びやかで惹き込まれる話というよりも、どちらかというと土や岩のように、一見地味で目に留まらない話を、ハンマーで石を割り、顕微鏡越しに成り立ちや変遷を読み解くような、そんな温かみのある話が多く、読んでいて落ち着く本でした。

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    2026年01月04日
  • 宙わたる教室

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    新宿 都立高校の定時制を舞台に、
    さまざまな事情を抱えた生徒たちが通う
    実話に着想を得た胸熱なストーリー

    もう一度、学校に通いたい!
    それぞれの想いを抱き、変わろうとする人々

    定時制で科学部を結成し、
    火星のクレーターを再現すること実験で、
    学会発表を目標に、さまざまな困難を乗り越え、
    仲間と一緒に挑む…

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    2026年01月02日
  • 藍を継ぐ海

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    この本をどう評価するのか?読みやすくはある。物語一つ一つにキーワードとなる専門用語?が出てくる。それが読者には新鮮なのだけれど、ちょっと難しいな?

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    2025年12月31日
  • ルカの方舟

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    ただのミステリではない。
    知的好奇心とロマンをくすぐられる、そんな一冊。

    1通のメールから殺人事件へ、そして火星生物にまで発展してしまうスケールの大きさ。
    生命の起源や火星生物について興味を持つ良いきっかけになった。

    磁場を感知する動物がいることに驚き。

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    2025年12月31日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    どの作品も共通して、少し前向きな気持ちになれるのがいい。それぞれ悩みや辛い過去を抱えてるけど、科学の広い世界からみればそんなのちっぽけに思える。

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    2025年12月27日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    はじめて伊与原新の作品を読んだ
    理系の知識が活かされているのと、それを絡めた物語の展開がよかった
    「アンモナイトの探し方」と「エイリアンの食堂」が特にすき
    SFじゃないけど宇宙や科学が関わっていて面白かった

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    2025年12月26日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    好きな話
    アンモナイトの探し方
    天王寺ハイエイタス

    読んでいくうちに引き寄せられた
    空と宇宙と地質学
    理科系の知識をベースに様々な人の夢が語られていく
    文体が読みやすくて夢中で読んじゃった

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    2025年12月22日
  • リケジョ!

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    伊与原さんらしい、科学の知識の入ったミステリ。
    リケジョの律が、科学に興味があって、ハンダゴテを持ち歩く理緒とともに、身近でおきた事件を解決していく。
    最後は、律の子供の時の本にまつわる謎で、家庭教師を始めたことと関わってきて、科学の話も多かったけれど一気に読めました。

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    2025年12月22日
  • 藍を継ぐ海

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    全体的に説明描写が多かった印象。自分には内容が難しかった。前回読んだ「月まで三キロ」は人物の気持ちと説明、それぞれの描写が半々くらいの割合で読みやすく、響いた言葉がいろいろあったけど、今作は難解でした( ・-・̥ )
    でも、難しい科学の話を小説としてここまで緻密に盛り込み、描くことができる伊予原さんの表現力には驚かされるばかり!また他の作品も読んでみよう。

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    2025年12月20日
  • オオルリ流星群

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    高校で青春時代を過ごした5人が40代中盤に再会し、天文台を作る話。
    語り手が章ごとに変わるため、それぞれがどんな悩みを抱えているのか、各登場人物に対してどんな想いを持っているのかわかりやすい。
    私自身は30代後半だが、特に久志に対しては共感出来るし、自分の人生に対して期待をしながら生きてきたのに、平凡な毎日を過ごし、だからといって不幸でもないと思うような人にはわかるかもしれない。
    星の輝きが何光年も昔のものであるように、人の想い出や気持ちも、その本当の大切さに気付くには何年、何十年かかるのかもしれない。

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    2025年12月07日
  • ルカの方舟

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    人類史を変える謎。真相の解明は、
    一人の天才科学者に託された。

    この理系
    ミステリがすごい!!

    キーワードは「火星」「隕石」「地球外生命体」
    そして「論文捏造」
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    伊与原さんの作品は何作か読んでいますが、
    これはミステリ+理系偏差値低めの私には
    ちょっと難しい部分もあり(苦笑)、
    それでもゆっくり読め進めました。

    火星隕石に生命の痕跡が見つかった。
    その発表が捏造だという告発メールが記者に届く。
    そして研究室の教授が謎の死を遂げる。

    早い段階で事件が

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    2025年12月07日
  • 藍を継ぐ海

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    直木賞受賞作、の帯を見て読んでみました。
    私にはあまり刺さらなかったです。でも美しい作品。
    5編の短編集で、いずれも地方の海・山・田舎が舞台で、悩みを抱えた若者が主人公。
    「夢化けの島」は焼き物、「狼犬ダイアリー」はニホンオオカミ、「祈りの破片」は長崎の原爆、「星隕つ駅逓」は隕石とアイヌ、「藍を継ぐ海」はウミガメの産卵がテーマ。日本の古くからの自然や歴史についての描写が細かく、各分野にちょっとだけ見識が深まったような気持ちになったりもします笑。「星隕つ駅逓」が年齢的に一番感情移入したかな。

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    2025年12月02日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    短編集の本作
    すべて読み終え、表題作の「月まで三キロ」を再読。
    タクシー運転手の困ったような表情と、淡々とした語りの行く末に、初読の時も、再読したこの瞬間も胸にずしんと沈み込み、深く目を閉じる時間が必要でした。
    運転手と同じように、答えを聞くことができないと分かっていても、繰り返し問いかけてしまいます。


    文庫の最後に、逢坂剛さんとの対談が掲載されていて、逢坂さんが「月まで三キロ」の中で、とくに気に入った作品があると話しています。
    私も同じ作品をいいなと思っていたので、共感できて嬉しかったです。

    「エイリアンの食堂」 「山を刻む」 良かったです!

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    2025年11月29日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    エイリアンの食堂、山をきざむ、がよかったかな。
    どのお話もその人なりの苦しい時期に焦点をあてていて、でも科学の力だったり、人との出会いだったりで、苦しみが和らいでく様子に胸がスッとしました。

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    2025年11月29日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    何か悩みを抱えている人がいる。それでも誰かと出会うことで乗り越えられるそんな話だった。科学の話を取り入れているのが珍しく感じられた。そして科学の素晴らしさも感じとられた。

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    2025年11月23日