伊与原新のレビュー一覧

  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    ネタバレ

    博物館の旧館に住む、自称博物学者すべてのモノには意味がある派の「箕作類」とコンピューター技師で片づけ魔の「池之端環」凸凹コンビが日本最大の博物館を舞台に、考古学、昆虫学、地学などの蘊蓄満載で挑む。ミステリー短編集。

    伊予原新、今の作風はこの本あたりから始まっているのかな?理系、博物系の蘊蓄をトリックの味付けにしたミステリーは面白い。この凸凹コンビ活躍の続きも是非読んでみたいものである。

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    2022年07月31日
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

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    爽やか~。新潮文庫の伊与原さんの作品はどれもなんだか爽やか。流体力学オタクの蝶子さんがどうして今の職に就くことになったのか、そこそこ能力はありそうな夏生くんがなんであんなポンコツながら探偵を続けてるのか…本編以外に気になるところはたくさんあったから、いつか、続きが出ることを楽しみにしよう。

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    2022年06月13日
  • コンタミ 科学汚染

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    科学はこの世のすべての人間に等しく同じものを見せる、と言う宇賀神。
    どれだけ教育を受けようとも、
    ほとんどの人間は、自分の見たいものしか見ず、
    信じたいことしか信じないだろう。
    そうでもしなければ、この世はあまりに生きづらい、という圭。
    ある意味、ニセ科学、擬似科学というものは、
    人間の宿命が生み出すものなのかもしれない。
    宇賀神と圭のコンビ、続編が読みたいです。

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    2022年04月29日
  • リケジョ!

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    ★「そう、挑戦です! わたしたちリケジョへの!」(p.35)

    【感想】
    ・続編希望。このキャラクタたちとはまた会いたいものです。

    【一行目】
     やっぱり六等分だろう。

    【内容】
    ・幽霊と量子力学。
    ・地球外知的生命体とFM放送。
    ・チェシャ猫と偽薬。
    ・星の王子さまと赤い月。

    ▼簡単なメモ

    【浅尾朋香/あさお・ともか】律の高校時代の同級生。特に親しくはなかったが大学に残っているうちに交流が増えた。理緒にプリズムをプレゼントしてくれた。認知科学で「幻視」を研究テーマにしている。
    【いじめ】《解決に必要なのは、同情じゃなくてノウハウだ。》p.19
    【エクル】九歳の律が北海道の大学に入院し

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    2022年03月10日
  • コンタミ 科学汚染

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    擬似科学に手を染め失踪した桜井美冬を追う宇賀神准教授と圭…明らかになる真相…詐欺まがいの擬似科学を売り物にするVEDY研究所の鍵山と宇賀神准教授の論争が良かったです。夢と詐欺の境界はどこなのか考えさせられました。

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    2022年02月16日
  • 磁極反転の日(新潮文庫)

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    かなり面白かった。確かに人を選ぶかもしれないけど、研究者の発想をドラマ仕立てに書くと、まさにそう!ミステリと風刺とアカデミア、そのバラバラの話が一つにまとめられていて同時に楽しめた。

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    2022年02月06日
  • リケジョ!

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    科学をロマンチックに語るのが上手だなと思う。
    聞き慣れない科学的な言葉での会話が続く場面に共感のしにくさというか非現実感が現れてくる。けれども、純粋でいて、かつ、ヘンテコな人たちの微笑ましさを感じることのできる作品だなとも思う。

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    2021年11月18日
  • リケジョ!

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    ネタバレ

    天涯孤独な理系女子大学生の主人公。フランスに留学するために必要な数百万円を貯めるために、お金持ちのお嬢様(リケジョ志望)の小学生の家庭教師をやる。

    ・猫の毒殺事件
    ・警備員殺人事件
    ・ストーカー電波事件

    など、数々の事件を理系の力を使って解決。
    最後は、ミステリー定番の自分の秘密に隠された謎を解いてフィナーレ。

    理系物語要素と、ミステリー要素がいい感じに混ざり合っており、またキャラも立ってるので読みやすかった。

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    2021年06月03日
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

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    期待以上に面白かった。蝶子さんの説明は、素人向けではなかったけど、お天気絡みでこんなにいろいろわかるんだなぁと、とても興味深く読んだ。夏生くんもいい味出してる

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    2021年05月24日
  • コンタミ 科学汚染

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    ニセ科学と呼ばれるものは世の中に溢れているし、自分が信じているものもあるだろう。科学的根拠に基づいたものをと思っても、結局は自分が信じたいものを信じている。
    被災者の一縷の望みをも食い物にするような手法は許せないが、人は昔から非科学的なものに拠り所を求めてきた。

    「科学は人のよりどころはならない、科学は人を幸せにするための営みではないのだから。ただ、科学はこの世のすべての人間に等しく同じものを見せる」

    科学者であっても、真摯に真実と向き合うのは難しいかもしれない。感情や解釈が介在して、導き出される結論にも色が付く。ではどのように向き合えばいいのだろう。一般の人々にしたら情報を選別するだけで

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    2021年05月07日
  • リケジョ!

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    ネタバレ

    人見知りで理系大学院研究生女子の主人公と彼女が家庭教師として教えている生徒理緒のコンビが理系にちなむ?日常の謎を解くミステリー連作集。
    謎解きそのものはお手軽ミステリーだが、謎解きに関わる蘊蓄が少々手ごわい理系知識。ガモフが愛読書だったり、シュレディンガーの定理が「基礎」知識だったり、お手軽ミステリーを嗜もうとする文系娯楽小説好きにはハードル高すぎ(笑

    と言っても、その辺は読み流して一切問題無し。ちゃんと人間味も溢れてるし、恋愛要素や人情やらもしっかり楽しめるし、特に最終篇は理系の人が主人公の人情噺です故ご安心を。

    本筋と関係ないのだが、タイトルもうちょっとなんか可愛げあるのにして欲し

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    2021年03月03日
  • コンタミ 科学汚染

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    久しぶりの小説。
    技術科学を信じたくなる気持ちはよく分かる。
    少し?違うけど西洋医学と中医を併用してる私としては

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    2021年02月01日
  • お台場アイランドベイビー

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    ネタバレ

    謎の設定が弱いのだけども、キャラが生き生きしていて序盤は引き込まれるように読んだ。
    が、中盤以降、ちょっと弛んでいる感じで辛い。
    また、ミステリ、謎の要素が少し薄く、知りたいという面では訴求力になっていない。
    2010年の時点で衰退した日本を想定して書いているのだけど、日本が先進国の地位から転落しているにもかかわらず、日本の国籍、パスポートが価値をもっていたり、未来の設定にザラツキを感じた。3等国になったらななったで、もっと徹底的に惨めな日本国を書いて欲しかった。
    ひとりの人間の中にもうひとつの人格を作るというアイデアはSFではよくあるもので、電子技術、バイオ科学などで説明できる設定を作ること

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    2021年01月22日
  • リケジョ!

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    題名と表紙デザインからは予想できませんでしたが、意外にも心温まる良い話でした。カガク的に証明の出来る巡り合わせ…偶然とか運命ではない人為的な心のこもった出会い。素敵な話でした。

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    2020年12月28日
  • コンタミ 科学汚染

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    ニセ科学に対する、静かな怒りを感じさせる。もちろん、大上段に振りかぶって、正義の怒りをたぎらせたところで、共感は得られないし、そもそも間違っているという、冷静な認識もあるようだ。だからこそ正義の味方どころか、善人とさえ言えない科学者が探偵役なんだろう。とは言え、探偵役はクソ野郎すぎるが。

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    2020年11月23日
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

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    気象が謎の解決のキーになる日常の謎もの
    金欠探偵の右田と気象予報士の蝶子は子供の頃の同級生
    職業は探偵だけど、謎の探偵役は気象予報士の方
    ってか、子供の頃のエピソード要るか?


    不機嫌キャラの気象予報士ってのは面白い
    不本意ながらテレビに出させられているらしい

    そんでもって、風場吹けば桶屋が儲かるかのように一見意味不明な予言をする「蝶子のバタフライ効果」
    リアルにそんな気象予報士がいたら面白そう


    依頼が少ない故に依頼を断らないというか断れない探偵
    依頼者の事情を含めて引き受けるというのもなかなかよい
    だからこそ変な依頼で裏の事情があるんだけどね

    キーホルダーを拾ってくれた人を探して欲

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    2020年04月14日
  • 梟のシエスタ

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    某Y大を思い浮かべた。大学の校舎の雰囲気は、母校。移転のため、もうないけど。国立大なんて似たりよったりかも。ちょっと懐かしい。梟の講義、受けたいな。おもしろそう。

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    2015年10月03日
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

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    タイトルと表紙のイメージほどミステリアスなわけではないですが、日常の謎系の話をうまいこと天気に絡めていて、なかなか楽しめました。

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    2015年08月08日
  • 名探偵だって恋をする

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    宮内さん目当てで購入し、やっぱり「空蜘蛛」が一番好みだったし、この短さの中で、物語と人物描写のみならず細かな部分(音楽や服装等々)も「抜かりなし」で満足。
    影響されて、しばらくパッサカリアばかり聴いてしまった。

    アンソロジーゆえ、他4人の、今まで読んだことがないラノベ系作家さんの作品に触れられたことも良かった。失礼ながら、どなたも存じ上げなかったし、好みはあるものの、購入して損はなかった。(アンソロジー集は、半分以上の作品を気に入らないと、失敗したと思う)

    他作品では、椹野さんの軽めの探偵ものが特に気に入った。舞台がイギリスなのも好み。貴族探偵エドワードシリーズを読みたくなった。

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    2014年06月28日
  • 藍を継ぐ海

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    Audiobookで聴いた。直木賞受賞とのことなので、聴いた。
    5編の短編集。そこまで心に刺さるって程でもないが、じんわり良い余韻が残る話だった。

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    2026年08月15日