伊与原新のレビュー一覧

  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    伊予原さん、3作目
    今作は、賢治ファンにはたまらない。
    宮沢賢治と花巻と地学と星と青春と
    見どころたくさん

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    2025年02月22日
  • ブルーネス

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    ガチガチの文系ですが面白かったです。無知すぎて理解が追いつかないところもありましたが、それでも楽しめたのでホンモノです。
    最終章「出航」、感動しっぱなしでした。「危険をかえりみず」って、そう言われたらそうだよな…と納得。

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    2025年02月20日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    宮沢賢治作品を緻密に読みたいな、再読すると印象が変わるだろうな、と感じさせられた作品。高校生だからできることにうらやましさを感じながら読みました。生まれ故郷の郷土の伝統や、先人の残したもの、実際に言葉を交わすことがかなわぬ人への想いもあふれていて、ぐいぐい読みました。人との関係、自分の心の内、納得できないものへの反発、そして、知りたいと思う気持ち、いろんな感情も感じさせてくれます。

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    2024年12月13日
  • オオルリ流星群

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    ネタバレ

    楽しめた。
    あんな高三の夏、こんな45歳の夏があったなら、と思う。(でも、「たぶんそんな時は来ないだろうな」と思った中学のあの日を思い出してしまった)
    確かに「手の届くことから始めないと、やる気は出てこない。手と足を動かしてみないと、いい考えも浮かんでこない(p.316)」と思う。たっぷり汗を流さなくては!
    ただ、恵介と彗子の18才の時の結果は、自分にとっていらなかった。そんなわかりやすい結果で恵介を語ってしまってよかったのか?、と思う。

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    2025年07月29日
  • コンタミ 科学汚染

    購入済み

    思い返せば、ニセ科学を疑うような言葉がちらほら見られる昨今。それに入り込む前に一度立ち止まって、自分なりに納得してから始めよう…と思わせてもらった小説。
    安易に信じるのは、今日のラッキーカラーやラッキーアイテムくらいにしておこう。

    #タメになる #共感する #深い

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    2024年11月16日
  • ブルーネス

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    ネタバレ

    東日本大震災を予測できなかった過去に忸怩たる想いを持つ科学者連中が集まって津波予報システムの構築を目論む科学エンタメ小説。

    はぐれ者たちが集まって完了を含む大きな組織に邪魔されながら目的を遂行するという骨子は、水滸伝的というか判官びいきな日本人好みと言える。ただ池井戸潤なんかが擦りまくっているパターンなので少し食傷気味かなぁ。ドラマ化するには良いと思うが、公的機関と官僚をヒールにしてる分民放好みかな、やとしたらオモロないかも。

    科学的知見と人間ドラマの配合度合いが絶妙なのは、さすが伊予原新。安易に恋愛イベントを突っ込まないのも好感が持てる。

    贅沢を言えば、ストーリーがどこかで何回か読んだ

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    2024年10月30日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    伊与原さんらしい作品で、地学・植物学など、様々な蘊蓄がちりばめられていますが、「事件簿」とあるように、謎を解いていくファントムこと箕作と、環のコンビが良い感じです。

    短編集のように収められているのも、休憩しながら読めて、読みやすかったです。
    感情移入するお話というよりも、へぇ~ほぉ~なるほど~と知識を吸収する感じで、好みは分かれるかもしれませんが、知らないことを読みながら知ることが出来て、私は好きです。

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    2024年09月09日
  • 磁極反転の日(新潮文庫)

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    地球の磁極が反転するなんて、そんな馬鹿な!と思ったけど、数十万年に一回くらいは今までも何回もあったらしい。人類が誕生してからもあったらしい。地球から磁極のバリアが消えたら、太陽フレアとか起きたら、太陽からの放射線をモロに受けて被曝するらしい。初期の人類は生き残ったんだから、絶滅はしないようだが、電子機器なしには生活できない現代文明は様々な影響受けることは確実。ヤノマミ族とかは生き残れるかも。

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    2024年08月23日
  • お台場アイランドベイビー

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    「宙わたる教室」で伊与原新さんを知り、面白そうだったこちらも読んでみました。
    見事に、伊与原ワールドにはまった!

    後半は特にハードボイルドな展開でハラハラ、ある登場人物の潔さにカッコイイ!と心の中でガッツポーズ。

    和達教授の地震調査への熱い思いは、伊与原さんだからこそ書けたのかな?とも思ったり(伊与原さんは、絶対ロマン派の研究者ですよね)

    東日本大震災が起こる前にこの作品が発表されていたことにも驚きました。
    この物語に書かれていたようなことが現実のものとなってもおかしくないな、とリアルに感じる14年後の現在の日本。

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    2024年08月21日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    高校生たちが抱える、将来や家族への思いや不安。何を目印に進めばよいのかもわからない、寄る辺ない感じ。
    そして、顧問の先生や旅先で出会う大人たちが、彼らにそっと差しのべる手の温かさ…
    うまいなぁ…。
    後半は特に引き込まれました。
    宮沢賢治の作品は、好きではないのに、気になって何度も読んでいます。賢治作品の解釈が作中に何度も出てきます。知らなかったこと、共感する部分などもあって、二重で楽しめました。
    地学って以外に幅広い‼️

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    2024年07月07日
  • リケジョ!

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    素直に、楽しいストーリーで、理科の説明もわかりやすくて、好き。
    最近海外の裏切りのひどいドラマばかり観てたせいか、心が洗われる気がした。よい。

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    2024年06月28日
  • リケジョ!

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    ネタバレ

    大きな教授の律(理系大学院生)と小さな教授の理緒(小学生)、2人の「リケジョ」のバディもの。

    墓地でカツアゲをする中学生、電波を送るストーカー、野良猫事件、大学内の殺人事件、をカガク的な立場から解決していく。電波を送るとか、気持ち悪かった・・。

    ハンダゴテ、FMラジオの電波、ペットボトルのロケット、色覚の話、虹が見える条件など、興味深いエピソードもあって良かった。

    個人的には主人公の理緒とビッグママ、ロケットをつくる才田くんのキャラが良いな、と思いました。あとは理緒の家の運転手の恵人。
    特に才田くんは、理屈っぽい感じですが、自分の興味にまっすぐなところが良いなと思いました。そこは理緒と同

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    2024年06月07日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    地学部の生徒から推薦されて読みました。たしかに「地学」の要素が全くないわけではありませんが、むしろ高校生の夏休みの冒険旅行と、その過程での成長を描いた青春小説として楽しむことができる作品だと感じます。

    著者は、少し前に別の生徒から『月まで三キロ』を勧められて、短編集ながらその巧みな心情描写や舞台設定に感心した記憶がありますが、その雰囲気を長編小説でも味わうことができました。

    男三人、夏休みに自転車で巡検の旅行というのはなかなか実現することは難しそうですが、「ザ・青春」という感じがして素直に羨ましく感じました。

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    2024年03月21日
  • 蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)

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    『月まで三キロ』で伊与原新さんのファンになり、過去作、新作を読み進めています。名作や大作という印象はありませんが、著者らしい科学知識を強みとする作品が本当に好きです。こちらの作品もとても面白かったです。

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    2024年01月27日
  • 宙わたる教室

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    科学のもとに集った仲間たち 定時制の高校を舞台に、個性豊かな仲間たち。
    いや、初めは仲間でもなんでもなく、むしろ打ち解け合うことすらあり得なかった生徒たち。
    年齢も生活環境も何もかもが違う彼彼女たちが、ひとりの教師の思わくにまんまと惹き寄せられ、集い、時には衝突し合いながらも、ひとつの目標に向かって何かをやり遂げる。
    そんなサクセスストーリー、楽しくないわけがない。
    ましてや、テーマは科学だったり宇宙だったりなんだから、なおさら笑

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    2025年12月06日
  • リケジョ!

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    そそるね!
    理系脳の俺からすれば、フレーズから痺れたわー
    物語の回収作業もバッチリで余韻の残る感じでクールでした。

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    2023年10月11日
  • ルカの方舟

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    2読目。大学の論文に携わる仕事に転職したので、前回はさらっと読み流していた(著書の得意分野だと思われる)研究者目線のリアルさがとても面白く感じた。

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    2023年06月30日
  • コンタミ 科学汚染

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    こちらも面白くて、帰省中に一気読みした。科学とニセ科学の描き方がこれ以上なく上手に描かれていてプロットも良かった。ただ、宇賀神のスタンスと町村の日和見の酷さは、小説の面白さを減じていて勿体ない。

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    2023年05月06日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    鉱石、植物、剥製、化石、昆虫と様々な謎を自称博物学者が紐解いて行き、最終章ではそれまでのエピソードや登場人物がより集まるようにして箕作が離れたはずの人類学の謎へと連れ出されて行く。その流れの中で人離れした雰囲気を醸していたファントムが語る過去の想像図に感情を持って行かれた。

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    2023年05月06日
  • リケジョ!

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    科学は全く詳しくないため少し難しく感じた部分もあったが、個々のキャラクターが魅力的で最後の手紙でグッと惹き付けられた。

    科学で日常の謎を解決!のイメージで読み始めたが
    人と人との繋がりもあって良かった。
    コペンハーゲンから帰ってきた話も読んでみたい。

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    2023年04月06日