伊与原新のレビュー一覧
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伊与原新、祝直木賞。
初の伊与原新作品。
東日本大地震直後、地震を予知できなかったことに対する圧力に耐えきれず、東都大学地震研究所を退職した行田準平。
そんな準平に、『津波監視システムの実現に手を貸して欲しい』と、学会の異端児・武智が声をかける。
『ダイナモ津波計』、洋上ドローン『UMITSUBAME』…
一癖も二癖もある仲間たちと『津波監視システム』を作り上げていく…
さまざまな妨害に遭いながらも…
八丈島南方の海底火山からできた新島の噴火による津波の規模と到達時刻を計算できるのか⁇
メンバーそれぞれが大きな挫折感を抱きながらも、研究を続ける真摯な姿勢が印象的。
準平、武智、汐理、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ東日本大震災を予測できなかった過去に忸怩たる想いを持つ科学者連中が集まって津波予報システムの構築を目論む科学エンタメ小説。
はぐれ者たちが集まって完了を含む大きな組織に邪魔されながら目的を遂行するという骨子は、水滸伝的というか判官びいきな日本人好みと言える。ただ池井戸潤なんかが擦りまくっているパターンなので少し食傷気味かなぁ。ドラマ化するには良いと思うが、公的機関と官僚をヒールにしてる分民放好みかな、やとしたらオモロないかも。
科学的知見と人間ドラマの配合度合いが絶妙なのは、さすが伊予原新。安易に恋愛イベントを突っ込まないのも好感が持てる。
贅沢を言えば、ストーリーがどこかで何回か読んだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ大きな教授の律(理系大学院生)と小さな教授の理緒(小学生)、2人の「リケジョ」のバディもの。
墓地でカツアゲをする中学生、電波を送るストーカー、野良猫事件、大学内の殺人事件、をカガク的な立場から解決していく。電波を送るとか、気持ち悪かった・・。
ハンダゴテ、FMラジオの電波、ペットボトルのロケット、色覚の話、虹が見える条件など、興味深いエピソードもあって良かった。
個人的には主人公の理緒とビッグママ、ロケットをつくる才田くんのキャラが良いな、と思いました。あとは理緒の家の運転手の恵人。
特に才田くんは、理屈っぽい感じですが、自分の興味にまっすぐなところが良いなと思いました。そこは理緒と同