伊与原新のレビュー一覧

  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    数学とプログラミングが専門分野の主人公環が、博物館に勤め始めるところから物語が始まる。
    変わり者のファントムこと博物学者箕作との凸凹コンビが、博物館で起こるちょっとしたミステリーを解決していくのだが、それぞれの話に鉱物、植物、動物、化石、昆虫、地学、人類学とこれでもかと色んな知識を得られる物語が多いこと。参考文献をみ作家の勉強度合いが伝わり文庫本のこの薄さの割には情報量がうまく詰め込まれていて、nhk特集をポップなキャラクターを交えて読んでいる気分になりました。
    特に最後の異人類たちの子守唄は、短いが壮大な話で、もちろんフィクション部分はあるが人類の起源のデニソワ人なる種が存在し、他種を受け入

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    2025年08月22日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    博物学者箕作博士と池之端環が自然史博物館で起こる事件を解く短編集。
    短編それぞれのタイトルの付け方も素敵。中でも昆虫標本がテーマの「死神に愛された甲虫」という話が好き。
    学者の専門的な知識を活かして謎を解くコージーミステリーで博物館が持つ空気感も楽しめた。読み終えたら国立科学博物館に行きたくなった。

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    2025年08月21日
  • ブルーネス

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    面白かった〜!
    3.11の日、私は東京の職場であの地震を体験し、その日からずっとテレビで流れる津波の被害を目にして、その時は大丈夫だと思っていたけど数年後に見た映画インターステラーの津波のシーンで、信じられないほどドキドキして涙が止まらなくなった。全然大丈夫じゃなくて、心には津波への恐怖が植え付けられていたんだよね。
    だからやはり、地震が起きたら津波の心配をするし、津波で亡くなる人や行方不明になる人が出ないように願ってやまないし、津波警報が出た時にも結果小さな波しか来なかったとしても文句言ったりしたらダメだよなと思う。
    この話はフィクションとのことだけど、きっと日本の科学に携わる人たちは今日も

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    2025年08月20日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    短編小説が五編おさまっています。

    特に印象に残ったのは、「アルノーと檸檬」

    広島県の瀬戸内の島で主人公の正樹は生まれた。家はレモン農家。気難しい父親とは合わず、役者を目指して高校を卒業後に上京した。

    今は不動産管理会社の契約社員。
    築三十六年の三階建てのアパート「ニューメゾン塚田」は建て替えのため、年内に全戸の立ち退きの必要があった。正樹は立ち退きを説得をする為に、三〇三号室の加藤寿美江の部屋をを訪ねた。立ち退きの話のほかに下の階の住人から苦情も出ていた。
    下の階の住人から洗濯物に鳥の糞が落ちてきて困る、寿美江が鳥を飼っているのではないかという連絡があったからだ。
    実際に訪ねてみると寿美

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    2025年08月16日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    いろんなお話の短編集。作者は、悩みのある人物を描くのが特徴的だと思う。

    玻璃を拾うより、「単細胞の珪藻が美しいガラスをまとっているように、人間もまた多かれ少なかれ、見栄え良く繕った殻と、それに不釣り合いな中身をか抱えている。それがむしろ、ありのままの姿ではないのか。」

    人間が愛おしくなる1言。自分はこのままで良いんだと、
    周りの人にも優しくなれる言葉。

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    2025年08月14日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    前半ちょっと主人公たちがめんどくさいなと、イマイチ入りきれなかったが、巡検が始まってから面白くなった。この春にイギリス海岸行ったし、なんか嬉しい。銀河鉄道の夜、ちゃんと読んだことあるやろか?

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    2025年08月14日
  • 東大に名探偵はいない

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    伊与原新さんの作品が掲載されているとのことで拝読。

    なんだかんだ学歴社会の世の中において、東大という看板はやはり魅力的ですね。

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    2025年08月13日
  • ルカの方舟

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     科学系は苦手だが、著者の作品は知的好奇心を刺激され、読み進めるのが楽しい。専門外の一般人向けにわかりやすく且つ面白く書かれており、その手腕はお見事。今作は火星の隕石に纏わる物語。ミステリーなのでもちろん人が死ぬのだが、舞台が大学研究室が多く、主人公が刑事ではないので牧歌的な雰囲気。犯行予告やら大事な隕石が方舟の形に変形させられるやら、なかなか一昔前のミステリーっぽいことをする犯人が好き。ロマンを感じることはほぼない私が、珍しく心動かされワクワクした。

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    2025年08月12日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    辛くてもどん底でも、風は吹いていく。
    優しい風でほんの少し明るくなれる一冊。

    自分の中の眼鏡をかけて見ないようにしよう。


    何かが実ると信じること。
    今は伝わらなくても、いつかその意味を感じ取れればいい。

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    2025年08月12日
  • 青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

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    この夏、ハマってしまった伊与原新さん(*´︶`*)
    6冊目になりました。(本屋さんに行っては買い足していて、最新刊も含めあと5冊積んでいます。幸せです。(*´ω`*))

    こちらの作品は、新潮文庫nexからの出版になりますので、若い方にお薦めしたいですね。高校生の夏休みこの本に出会えたら、記憶に残る読書体験になると思います。ぜひぜひ、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』も側に置いて、愉しまれてください。(読書好きの中学生や小学校高学年の方にもおすすめしたいですね。(*´︶`*))

    タイトルの『青ノ果テ』、
    サブタイトルの『花巻農芸高校地学部の夏』。
    ーわたし、今回は童話の世界じゃなくて、賢治先生が見て

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    2025年08月11日
  • ブルーネス

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    もちろんシステムとか用語とか全く分からなく難しかったけど、自分のやりたい、貫きたいなど突き詰めるひとたちはやはり尊敬するし、見ていてワクワクする。
    はぐれものも必要ですよね。組織にとらわれてばかりでは生み出せないから。

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    2025年08月10日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    5作が収録された短編集。中でも表題作の「8月の銀の雪」と「アルノーと檸檬」が心に突き刺さりました。今の自分自身と状況がよく似ていたり、単純に内容に興味関心があったりと印象深いものでした。全体を通して情報量が多く、自分の知らない世界を垣間見えたような気がします。

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    2025年08月05日
  • ブルーネス

    購入済み

    「地震は予知できないが、津波は予知できる」
    東日本大震災で大きな津波被害を経験したからこその説得力ある小説。

    #ドキドキハラハラ #タメになる

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    2025年08月03日
  • お台場アイランドベイビー

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    なかなかのハードボイルドです。
    今回は出てこないのかな?と思ったところに地震研究の教授登場。
    社会構造の危うさと人の心の繊細さ、人間の優しさと強さ、可能性、理不尽なまでの致し方のない不平等など、日ごろニュースに接するたびに感じてしまう多くのことを物語とともに追体験できてしまいます。

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    2025年07月24日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    面白い。環の目上の人に対する物言いが引っかかるところもあったけれど、短編一つ一つがよい。続編もあれば読みたいと思う。

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    2025年07月23日
  • ブルーネス

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    伊与原新 2冊目

    津波予知に、それぞれの過去と想いを持って、熱く臨むお話。シンプルで分かりやすいストーリーで読みやすいし、読後感も良い。
    こう言うので良いと思う。

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    2025年07月16日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    自然史博物館が舞台で、鉱物、植物、動物、化石、甲虫、人骨と人類の知識がいっぱい詰まったミステリー。「送りオオカミと剥製師」の中のオオカミ犬の話は「愛を継ぐ海」で似た作品があったので既視感を感じつつもやっぱり興味深くて面白く読める。箕作と環のキャラとかけ合いが相性いいのか悪いのか、難しくなりがちな文献の説明も2人の会話などで和み読みやすくしてくれているので知識だけにならず楽しめた。環の言動に若干の幼さは感じるけど、11年前の作品だけど古さを感じることもなかった。事実と架空を交えてリアルでありロマンもある。

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    2025年07月15日
  • 八月の銀の雪(新潮文庫)

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    科学は全然詳しくないし知識もないけど、
    伊与原さんの触れる科学の世界は
    頭の中にすーっと入ってきて
    なんだか心地よく感じる

    地球の中には内核という芯があり、
    日々成長している
    これはきっと人間も同じで
    とっても大事なことなのに
    殺伐とした日常生活の中では
    忘れてしまいがちだ

    物事を表面だけで判断することなく、
    内側の部分にまで耳を澄ませられる
    そんな人に私もなれたらなと
    また私自身の内なる声に耳を傾ける
    そんな時間も大切にしたいと思う

    何かを始める時には
    誰だって真似事から始まる
    そこからどう進んでいくのか
    その自分なりの"過程"が
    きっと大事なことなんだろうな

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    2025年07月09日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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     ひょんなことから自然史博物館で働くことになった片付け魔の分類学者・池之端環と未整理の標本や資料が大量に所蔵された建物『赤煉瓦』に棲みつくファントムこと変人博物学者・箕作類の凸凹コンビが博物館で起こる事件を解決するミステリーで、鉱物、植物、動物、化石、昆虫、人類に関する博物学の蘊蓄が興味深く探偵コンビのキャラも良かった。

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    2025年07月02日
  • 博物館のファントム 箕作博士の事件簿

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    書店で平置きされていたのですが、だいぶ前の作品なんですね。
    博物館と謎は相性が良いな、と思いました。
    鉱物、植物、動物、化石、昆虫、人類。
    それぞれのお話のテーマに対する「蘊蓄」も、とても興味深く読み進めることができ、もっともっと知りたいという気持ちになりました。
    ただ、「博識だけど人間的に難のあるベテラン男性と、それに反発する新入り女性」という図式がちょっと苦手なので、そこだけ少し馴染めなかったです。
    博物館の話がもっと読みたい、と思ったので★4

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    2025年06月26日