伊与原新のレビュー一覧
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短編小説が五編おさまっています。
特に印象に残ったのは、「アルノーと檸檬」
広島県の瀬戸内の島で主人公の正樹は生まれた。家はレモン農家。気難しい父親とは合わず、役者を目指して高校を卒業後に上京した。
今は不動産管理会社の契約社員。
築三十六年の三階建てのアパート「ニューメゾン塚田」は建て替えのため、年内に全戸の立ち退きの必要があった。正樹は立ち退きを説得をする為に、三〇三号室の加藤寿美江の部屋をを訪ねた。立ち退きの話のほかに下の階の住人から苦情も出ていた。
下の階の住人から洗濯物に鳥の糞が落ちてきて困る、寿美江が鳥を飼っているのではないかという連絡があったからだ。
実際に訪ねてみると寿美 -
Posted by ブクログ
この夏、ハマってしまった伊与原新さん(*´︶`*)
6冊目になりました。(本屋さんに行っては買い足していて、最新刊も含めあと5冊積んでいます。幸せです。(*´ω`*))
こちらの作品は、新潮文庫nexからの出版になりますので、若い方にお薦めしたいですね。高校生の夏休みこの本に出会えたら、記憶に残る読書体験になると思います。ぜひぜひ、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』も側に置いて、愉しまれてください。(読書好きの中学生や小学校高学年の方にもおすすめしたいですね。(*´︶`*))
タイトルの『青ノ果テ』、
サブタイトルの『花巻農芸高校地学部の夏』。
ーわたし、今回は童話の世界じゃなくて、賢治先生が見て -
Posted by ブクログ
科学は全然詳しくないし知識もないけど、
伊与原さんの触れる科学の世界は
頭の中にすーっと入ってきて
なんだか心地よく感じる
地球の中には内核という芯があり、
日々成長している
これはきっと人間も同じで
とっても大事なことなのに
殺伐とした日常生活の中では
忘れてしまいがちだ
物事を表面だけで判断することなく、
内側の部分にまで耳を澄ませられる
そんな人に私もなれたらなと
また私自身の内なる声に耳を傾ける
そんな時間も大切にしたいと思う
何かを始める時には
誰だって真似事から始まる
そこからどう進んでいくのか
その自分なりの"過程"が
きっと大事なことなんだろうな
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Posted by ブクログ
ネタバレ短編小説集。
上手く生きれない人物の葛藤を描いた小説。自分自身も人生を上手く生きれなかったので、登場人物に共感と希望を抱いているのかもしれないです。
▼八月の銀の雪
就活で苦戦している主人公・堀川。彼は、コンビニで働いている日本語が下手なベトナム人留学生・グエンに会う。当初堀川は、仕事の出来ない彼女に嫌悪感を感じていたが、彼女と会話を通じて表面だけ見ても何も理解できない事に気づく。自分と他者の内面の奥深くを知り、
▼アルノーと檸檬
役者を目指し父親の反対を押しきり上京した主人公・正樹。しかし、現実は甘くなく役者の道は諦め、マンションの立ち退き業務に勤めながら希望のない日々を送る。その中