博物館のファントム 箕作博士の事件簿

博物館のファントム 箕作博士の事件簿

616円 (税込)

3pt

4.2

自然史博物館で働くことになった女性新人分類学者・池之端環。植物標本の整理を命じられ、未整理の標本や資料が大量に詰め込まれた旧館「赤煉瓦」に足を踏み入れた環が出会ったのは、そこに棲みつくファントムこと変人博物学者の箕作類。「どんなものも絶対に捨ててはならない」が口癖の箕作と、片付け魔の環のでこぼこコンビが、博物館で起こるさまざまな事件の解決に動き出す!

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博物館のファントム 箕作博士の事件簿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月21日

    再読。伊与原新さんらしい科学の蘊蓄満載。癖あり探偵のライトミステリ。事件の真相の陰にドラマ性がありとても好みの作品でした。続編希望です。

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    Posted by ブクログ 2020年11月04日

    お仕事ミステリの中には職業がただの背景になってしまったり、キャラクターの色づけだけでミステリ部分に何ら関与しないものも多いが、これは博物館だからこそのキャラクターと物語とミステリとなっている。
    蘊蓄ミステリとしても面白い。キャラクター小説としても面白い。博物館という空間の魅力も面白い。

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    Posted by ブクログ 2023年05月06日

    鉱石、植物、剥製、化石、昆虫と様々な謎を自称博物学者が紐解いて行き、最終章ではそれまでのエピソードや登場人物がより集まるようにして箕作が離れたはずの人類学の謎へと連れ出されて行く。その流れの中で人離れした雰囲気を醸していたファントムが語る過去の想像図に感情を持って行かれた。

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    Posted by ブクログ 2023年03月08日

    謎解き+蘊蓄、面白かった!
    それも多岐に渡り、意外と深く描かれていて一気読みした。
    表紙がラノベっぽいのが、やや残念…もっと重厚感あっても良かった気がする。

    続きが期待できそうな終わり方だったので、続編に期待したい。

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    Posted by ブクログ 2021年05月24日

    この本でリニューアル版だったんだ。私はかわいいイラスト大好きなので、この表紙は大歓迎です。色使いがとても好き。博物館にまつわる謎はなかなか面白かったので、またこのでこぼこコンビが見れるといいな

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    Posted by ブクログ 2020年12月21日

    読書録「博物館のファントム」4

    著者 伊与原新
    出版 集英社文庫

    p54より引用
    “ 現代の自然科学において、「博物学」と
    いう学問分野はもう存在しない。もちろん、
    「博物学科」を設置している大学もない。あ
    らゆる自然物の収集と分類を目指した博物学
    は、自然科学の発展とともに、動物学、植物
    学、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年11月24日

    文庫本のより単行本の表紙絵の方が本の内容の雰囲気を出していて断然いい。国立自然博物館の博物学者の箕作類とコンピューター技師の池之端環の二人が遭遇する事件を描く連作短編だ。最初は蘊蓄だけが頼りの話かなあと思ったが、だんだんと面白くなる。いろいろないわゆる博物学の知識も面白いし、事件とそれを上手く絡めて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月09日

    ■「どんなものも絶対に捨ててはならない。-これは博物館の第一原則だ」

    国立自然史博物館に預けられていた「呪いのルビー」が狙われた。最近、頻発している鉱物標本盗難事件と関連が?もしや呪いのルビーこそ<幻の宮沢賢治コレクション>なのか?―60年にわたり増改築が繰り返され「迷宮」と化した博物館の旧館に棲...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月31日

    博物館の旧館に住む、自称博物学者すべてのモノには意味がある派の「箕作類」とコンピューター技師で片づけ魔の「池之端環」凸凹コンビが日本最大の博物館を舞台に、考古学、昆虫学、地学などの蘊蓄満載で挑む。ミステリー短編集。

    伊予原新、今の作風はこの本あたりから始まっているのかな?理系、博物系の蘊蓄をトリッ...続きを読む

    0

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